2017.04.08  2020.09.09|店舗デザイン

店舗の内装デザインをする上で押さえておきたい”素材・光・色”の3要素

店舗の内装デザインをする上で押さえておきたい”素材・光・色”の3要素

店舗の内装をデザインをする際に、こだわりを持つことが他店舗との差別化を図るポイントで「木を基調とした店舗にしたい」「暗めの照明でリラックスできる空間を演出したい」などのこだわりは素材や光、色に反映されてきます。

今回は、内装デザインを構成する要素を「素材」「光」「色」の3つに分けて解説していきます。
「この店なんかいいな」と思わせる空間デザインの参考としてお役に立てればと思います!

素材

店舗の内装デザインにおいて素材感を出す上でフェイクとして偽物を使用する場合が多々あります。

これは、本物の石や木と違い施工性に優れ費用も安く、メンテナンスも容易な点から採用されますが、ポイントを押さえて本物の素材を使用することをお勧めします。

それは3要素の中で「素材」が手で触れることのできる大切な要素だからです。

「温泉」を例に挙げると、石のごつごつ感やひんやり感、木の香りが温泉を想像するだけで感じることができると思います。

店舗計画をする際に、「素材の質感を感じる」計画をすることで利用者の記憶に残る空間を演出することができます。

空間デザインは三次元的に計画する必要があり、光をうまく活用することがポイントです。
ここで2つのキーワードについて解説します。

照明は照らす光と照らされる物があって成り立つ

例を挙げると美術館があります。

美術品をより良く魅せるために照明の角度を調整して当てているのを見たことがあるかと思いますが、

店舗計画をする際にも、植栽やテーブル、時には調理場などに特別な照明を当てることで特徴のある店舗になります。

陰影が空間の広がりを演出する

例を挙げると洞窟があります。

明るい空間から暗い空間へ、暗い空間から明るい空間へ行くと雰囲気を一変させることができます。

「明るいところが好き」「暗いところでないと落ち着かない」など「好みの照度」を設けた空間を作ることで、利用者にとってのお気に入り席を提供することができます。

また、照明デザインのことをライティングと言い、他の要素と比較しても低予算で効果をあげることができるので取り入れやすい要素と言えます。

色が与える影響は視覚的にも大きく、壁が無くても空間を仕切ることができます。

フランス人建築家のエマニュエル・ムホーのデザインした空間は、「色切/shikiri」という手法を使って色のトーンや数を組み合わせることで1つの空間の中に多様性を生み出しています。

また、青は「落ち着き」赤は「活発」などの特徴を押えておけば対象年齢、性別、職業などを絞った空間デザインが可能です。

イメージを膨らませるには

「素材」「光」「色」のイメージを膨らませるには、施工業者と綿密な打ち合わせをすることが必要です。

打ち合わせの際にはサンプルを必ず取り寄せ、自分の目で見て、触って、嗅いで確認することで「こだわり」を極めることができます。

また、同規模の他店舗を見学して壁紙の色や照明の明るさなど実際に確認することで、イメージを掴みやすくなると同時に、差別化を図るためのデータ収集にもなるので役立ちます。

雑誌などの2次元的な発想では「この店なんかいいな」と思わせることはできません。ぜひ、ご自分の目で見て感じることをお勧めします。

まとめ

近年では、大型百貨店やスーパーもターゲット・コンセプトを絞っています。それは、競争の激しい都会ほど顕著で、小規模の店舗においてはよりターゲットやコンセプトを絞り込むことが必要です。

今回、解説した3つの要素は組み合わせにより多様なニーズに合わせた空間デザインが可能で、あなたの”こだわり”を実現してくれる大切なキーワードとなります。店舗の内装デザインに悩んでいる方はこの3要素を意識して計画をしていきましょう!

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監修者

IDEAL編集部

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