2019.07.04 2020.09.09|店舗デザイン
店舗・内装をアンティーク調にデザインするには?
飲食店等の開業や内装工事等を検討している人の中には、落ち着いたデザインの店舗にしたいと考える人も多いでしょう。大人にぴったりな味わい深い雰囲気を演出できるデザインとして挙げられるのが、アンティーク調の店舗デザインです。
実際、アンティーク調の店舗デザインは落ち着いた雰囲気が漂うので、さまざまなジャンルの店舗で非常に人気があります。そこで今回は、店舗のデザインをアンティーク調に仕上げる場合のポイントを紹介します。
そもそもアンティークとは?
家具や調度品などで耳にすることが多いアンティークですが、もともとは骨董品を表すフランス語に由来しています。ただし、アンティークにはっきりした定義はありません。通説としては、「100年以上の時間が経過したものを正式なアンティークとする」という説があります。
アンティークと似た言葉に、ヴィンテージというものがあります。ヴィンテージは、そもそも当たり年に作られたワインを表す言葉でした。現在は、10年以上前に制作された品物、特に価値のある古い品物を示す言葉として使用される場合が多いです。
アンティークはいわゆる骨董品、ヴィンテージは希少価値のある古い品物と理解すると良いでしょう。
内装は壁と床の素材決めが重要
内装デザインと一口にいっても、天上や壁、床や扉などさまざまな要素があります。そのうち、アンティークな雰囲気の店内を作る上で重要な要素になるのが壁と床です。
なぜなら、店内の空間を構成するのは壁および床であり、この2つの要素は面積が広いため、店舗全体の印象を決める要素になるからです。いくら家具にアンティーク調のものを選んだとしても、壁と床の素材が現代的なものだった場合、店舗全体の雰囲気はアンティーク調にはなりません。
そのため、壁と床の素材は慎重に選ぶことが大切です。
アンティークな雰囲気を出すために、壁にはレンガや古材、ブリックタイルなどを使うところもあります。また、床に幾何学模様の寄木細工を使用したり、オーク材を使用したりすると、アンティークな雰囲気を出すことが可能です。
トイレもアンティーク調な店舗デザインに
先程触れた通り、壁と床の素材は内装の雰囲気を左右する重要な要素ですが、あわせて気を配りたい要素がトイレです。店内はアンティークな雰囲気なのに、トイレが現代的なデザインになっていては統一感がありません。
トイレも店内にあわせてアンティーク調にした方が違和感がなく、店全体がまとまります。例えば、陶器の便座とも相性が良いブラウンのアンティークカラーをトイレ空間に取り入れると、便座の白を適度に引き立てて上品な印象を与えることができます。
また、トイレの設備にもこだわりたいものです。アンティーク調のトイレを作るポイントの一つが、洗いボウルと水栓の蛇口をアンティーク調にする方法です。洗いボウルも蛇口も細かい部分ですが、これらを吟味するとトイレの印象が変わります。
実際にはいろいろな種類が存在しますが、例えば、レバーハンドルやクロスハンドルタイプの蛇口と英国調の洗いボウルを組み合わせると、優雅で清潔感ある印象を生み出せます。さらに、ペーパーホルダーやタオルフックに真鍮や木製の製品を取り入れると、アンティーク調を強調できるでしょう。
工事費を抑えるならアンティークな家具を
内装デザインを検討する際に気になるのが工事費用ですが、工事費を抑えるにはアンティーク家具を配置する方法も有効です。アンティーク家具を購入して店内に設置したほうが、通常の内装工事費が安上がりになるケースが多いのです。
アンティーク調の家具といっても、高価な品物だけでなく手頃な価格で購入できるものも少なくありません。理想の店内に相応しい雰囲気を持っていて、かつ手頃な価格のアンティーク家具が見つかるはずです。
ただし、アンティーク家具探しで気を付けたいのが、一点ものの家具です。アンティーク家具には一点ものが多く出回っているため、店内に必要な数が手に入らない場合があります。
その場合には、カラーやデザインなどの雰囲気が似ている家具を選んで並べると、比較的まとまりやすくなります。
イメージ通りの店舗デザインにするために
アンティーク調の店舗デザインにしたいという希望があっても、素人ではなかなか難しい面もあります。施工実績が豊富なIDEALなら、アンティーク調の店舗デザインを提案できます。イメージ通りの店舗に仕上がりやすく、期待が持てるでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
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