2022.02.08  2022.03.10|内装工事

内装工事の種類や費用を知りたい!流れや注意点も解説します

内装工事の種類や費用を知りたい!流れや注意点も解説します

「お店を開業したいけど、内装工事をどのように進めたらよいのか分からない」とお悩みではないでしょうか?

内装工事は、店舗のコンセプトを実現して、集客を増やすために重要です。しかし施工する物件や内装・設備などによって、工事費用が大きく変動します。

そこで本記事では店舗の内装工事について、種類や費用、流れなどについて分かりやすく解説していきます。ぜひ内装工事を行なう際の参考にしてください。

内装工事とは?

内装工事とは?

内装工事とは、建物の躯体が完成した後に行なう「建物内部の設備や装飾などの工事」です。内装はインテリア(Interior)とも呼ぶので、照明や机、イスなどの装飾品を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし店舗における内装工事では、装飾品も含めた建物内部の設備・備品全てを対象とします。具体的には間仕切り壁の設置や壁紙の張り付け、天井の仕上げなどの工事があり、多岐に渡ります。

なお店舗における内装工事は、水道やガス、電気などの設備を対象とする場合もあります。

主な内装工事の種類

主な内装工事の種類

それでは内装工事には、どのような種類があるのでしょうか?代表的な内装工事8種類の概要を確認していきましょう。

軽鉄工事

軽鉄工事は、店舗の壁や天井などの骨組みとなるLGS(軽量鉄骨、Light Gauge Steel)を組み立てる工事です。鋼製下地組立とも呼ばれます。

店舗の骨組みとして、近年では木材ではなくLGSが使われることが増えています。防火水準を満たすことができる点や工事期間が短い点などのメリットがあるためです。

ボード工事

軽鉄工事で内部空間を区切ったら、石膏ボードなどの下地の板(ボード)を貼り付ける工事を行います。下地のボードは、天井や壁に断熱や防音、耐火などの機能を加えます

ボードの素材として、耐久性の高い強化石膏ボードや防水機能を持ったシージング石膏ボードなどを選択可能です。内装工事する店舗の特性や用途に合わせて、最適な素材を選択しましょう。

壁紙工事

貼り付けしたボードに壁紙を貼る工事です。継ぎ目やビスの跡が出ているボードの上にしわを防止する処理を行いながら、壁紙を綺麗に貼り付けていきます。

壁紙を貼ることで、コストをかけずに内装の雰囲気を演出することができます。エレガントや明るさ、レトロなどの柄から、店舗のコンセプトに合う壁紙を選択しましょう。

塗装工事

壁や天井、建具などに、ローラーやハケを使用して塗装工事を行なう場合もあります。塗装を行なうメリットとして、サビや腐食から内装を守ったり、ホコリの付着を防いだりすることが可能です。

またコストはかかりますが、壁紙では出せない雰囲気を演出できることもメリットです。店舗を開く場合は、コンセプトに基づいて壁紙や塗装を検討しましょう。

左官工事

左官工事

塗装工事と並んで、壁や床を仕上げる作業として左官工事があります。珪藻土や漆喰などの自然素材やアクリル系の塗り壁材をコテで仕上げていく工事です。

内装として人気の高いコンクリート打ち放しは、むき出しの状態であるため劣化が進みやすくなります。そこで壁の上に保護剤であるトップコートを塗る場合がありますが、左官工事の一種といえるでしょう。

床仕上げ工事

床仕上げ工事は、フローリングやタイルなどの床材を敷き詰めて見た目の良い床に仕上げる工事です。床材の素材には、木材やモルタル、セラミック、磁器などがあります。

床仕上げ工事は店舗の雰囲気を演出するだけでなく、床の高さを調整したり、空気の通り道を確保したりするためにも行われます。

建具工事

ドアや引き戸、障子戸、窓などの建具を取り付けていくのが、建具工事です。最近では既製品を持ち込んで取り付けることが増えています。

建具は店舗の第一印象として、顧客の目に飛び込んできます。コンセプトに合った素材(木材・鉄・アルミなど)や種類(開き戸・折れ戸・引き戸など)を選びましょう。

家具工事

家具工事は、工事名の通り家具を設置する工事です。店舗に必要な家具として、受付カウンターやダイニングテーブル等があります。

店舗の家具は現場の寸法に合わせて製作されることもありますし、家具工場で製造された物を持ち込むこともあります。造作家具について下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

他の内装工事

店舗の内装工事においては、上で紹介した工事以外にも、電気・ガス・水道・空調・照明などの設備を取り付けるための工事があります。

内装工事の費用

内装工事の費用

店舗の内装工事を検討していて一番気になるのは、工事費用でしょう。内装工事の費用はスケルトン物件と居抜き物件で大きく異なるので、注意が必要です。

スケルトン物件の内装工事費用

スケルトン物件は、内装や設備・備品が施工されていない建物の躯体のみの状態です。そのためスケルトン物件で店舗を開業する場合には、上で解説した軽鉄工事からの内装工事全てを行なう必要があります。

スケルトン物件の内装工事費用は坪単価30-50万円ほどで、20坪で600-1,000万円ほどかかります。店舗の業種や業態によって、スケルトン物件の内装工事費用は大きく変動しますので、予算内に収まるように検討することが必要です。

ただしスケルトン物件のメリットとして、何もない空間から内装をデザインできます。内装のレイアウトから素材までを細かく選ぶことができるため、設計したコンセプトに沿った店舗を完成させることが可能です。

居抜き物件の内装工事費用

居抜き物件は、前テナントが使用していた内装や設備、造作などが残ったままの物件です。造作の賃借料や譲渡料を支払うことにより、スケルトン物件ほどの大がかりな内装工事を行う必要がありません。

居抜き物件の内装工事の費用は、坪単価15-30万円ほどで、20坪で300-600万円ほどかかります。業種や業態、内装・設備・造作の状態などによって内装工事費用は変動しますが、スケルトン物件より内装工事費用を抑えることができます。

居抜き物件のメリットとして、内装工事の費用はもちろん時間も節約することができます。開業する店舗のコンセプトを実現できる居抜き物件を探すことができれば、幸運ですね。

内装工事の流れ

内装工事の流れ

内装工事の種類と費用を理解したら、実際の流れを確認していきましょう。5ステップに分けて解説していきます。

ステップ1内装工事業者の選定と打ち合わせ

まずは内装工事を依頼する業者を選定しましょう。内装デザインと内装工事を別の業者に依頼する場合もありますが、設計から工事までを総合的に対応してくれる業者に依頼するとスムーズにやり取りでき、時間や費用を削減できます

また複数の業者に相談して相見積もりを出してもらうことで、予算を検討したり、開業する業種や業態に関する内装デザイン・工事実績のある業者を見つけたりすることができます。

なお打ち合わせの前には、イメージしているコンセプトや設備、空間のレイアウトなどについて業者に理解してもらうために、事業計画書などに文書化しておきましょう。

ステップ2内装設計図の作成と確認・修正

内装工事を依頼する業者を決めたら、業者に内装の設計図を作成してもらいます。設計図はコンセプトに基づいた内装を施工するために重要であり、工事費用の見積もりを出すために必要です

開業する店舗の席数や施工したい内装の素材や設備の種類などの希望を詳しく伝えて、業者が平面図を作成します。顧客や従業員の動線設計も考えながら平面図を確認して、必要に応じて修正をしてもらいましょう。

出来上がった平面図を基にして透視図や立面図を作成してもらえば、希望に沿った設計図の完成です。

ステップ3内装工事費用の見積りと契約

内装設計図に基づいて、内装工事費用を見積りしてもらいましょう。見積書には、内装(壁や天井など)の素材から設備機器の費用、人件費、期間などについて詳しく記載されます。

見積内容が予算や希望条件に合わない場合には、変更点を伝えて再見積してもらう必要があります。不明な点があれば質問して不要な内容を削除したり、不足している内容を追加したりしましょう。

納得できる見積書にしてから、契約手続きを行うことが大切です。

ステップ4内装工事の着工

契約をしたら、いよいよ内装工事が始まります。基本的には内装工事業者に作業を一任して、内装工事期間中に他の開業準備を進めることができます。

しかし施工した内装・設備のレイアウトや高さなどを確認するために、各工程ごとに立ち会いさせてもらうことも重要です。設計図と異なる点や不具合について、施工途中に修正できないかを業者と相談しながら、工事を進めてもらいましょう。

なお工事完了後の修正を依頼すると、工事期間が延長してしまうので注意が必要です。

ステップ5工事の完了と引渡し

内装工事が完了したら、現場の最終確認をします。施工を依頼した内装や設備について、「機器の動作に不具合はないか」、「仕上げた壁や床に傷や汚れはないか」、「窓やドアは正常に動くか」などと、業者と一緒に細部まで確認しましょう。

不具合や修正点がある場合には、相談の上で修正してもらわなくてはなりません。開業してから改装工事をする場合には営業の妨げとなるので、納得のいく内装工事を完了させましょう。

なお引渡し後は有償対応となる場合があるので、注意が必要です。

内装工事に関する資格や許可

内装工事に関する資格や許可

店舗の経営者が内装工事に関する資格や許可を取得する必要はありません。しかし内装工事資格・許可の種類を知っておくことで、業者を選定したり打ち合わせをしたりするときに知識を役立てることができます。

それでは内装工事に関する資格の概要について、確認していきましょう。

建築業許可

建設業法では、費用500万円以上の内装工事を請負うためには建築業許可を受けなければならないと定められています。建設業許可を受けるためには、経営管理責任者と専任技術者を配置することが必要です。

したがってスケルトン物件の内装デザインなどのために工事費用が高額になる場合には、建築業許可を得ている業者に依頼しましょう。もちろん少額の改修工事においても、建設業許可を得ている専門業者に依頼すると安心です。

設計士と建築施工管理技士

建設業許可を得るためには、建築士(1級、2級)と建築施工管理技士(1級、2級)の資格が必要です。

建築士は、内装の設計図を作成するための資格です。内装工事依頼者の希望を設計図に表すだけではなく、建築基準法を満たす設計を行ないます。

建築施工管理技士は、主に工事現場の施工管理をするための資格です。現場監督として工事依頼者と打ち合わせをしたり、工事の工程と品質、原価、安全を管理したりします。

内装仕上げ施工士

現場で内装工事作業をするために、法的に必要となる資格はありません。しかし国家資格である検定試験に合格することで、内装仕上げ施工技能士を名乗ることができます。

内装仕上げ施工技能士の資格を保持することで、鋼製下地や床、ボード、天井、建具などの技能や知識を習得していることを工事依頼者に示すことができます。

理想的な内装を計画的に工事しよう

理想的な内装を計画的に工事しよう

今回ご紹介した通り、内装工事についてよく理解した上で、業者を選定して工事を計画的に進めることが大切です。内装は集客や売上に大きく影響してくるので、専門家に相談しながら進めることをおすすめします。

IDEALはお客様に寄り添いながら、コンセプト設計から物件探し、内装工事などをワンストップでお手伝いして、開業に必要なお金・時間・労力を削減することができます。

店舗の開業をご検討の方は、ぜひIDEALへお問い合わせください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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