2020.07.22|店舗デザイン

ブランド戦略と店舗デザインの関係

ブランド戦略と店舗デザインの関係

ブランド戦略は商品やサービスの販売を継続的に促進していく上で重要な意味を持ちますが、店舗販売を実施している場合には店舗デザインはブランディングに大きな影響があります。

店舗デザインは顧客の行動にどのような影響を与えるのか、心にどんな印象を抱かせるのかを左右することも知られています。この記事ではその相互作用について詳しく説明します。

店舗デザインが顧客の心理や行動に与える効果

店舗デザインが顧客の心理や行動に与える効果

店舗デザインは来店する顧客の心理や行動に大きな効果をもたらすことが知られています。どのようなデザインが顧客に対してどんな働きかけになるのでしょうか。

店舗デザインを全体として見るのではなく、デザインを決める要素が与える効果という視点で分析すると理解をしやすくなります。店舗デザインの顧客への効果について5つの例を通して具体的なイメージをつかみましょう。

店内の色調による効果

店舗デザインの中でも顧客の抱くイメージに訴えかける力が強いのが色調です。赤色や黄色を多く取り入れた暖色系のデザインや白色を基調としたシンプルなデザインなど、色々なパターンの店舗が作られてきています。

店内の色調として暖色系を選ぶと顧客は心温まる印象を持つと同時に、活発に活動しようとする本能が動き出すようになるのが一般的です。

飲食店で暖色系がよく選ばれているのは食事に気持ちを集中させることができて食べ物のおいしさを感じやすくなり、よりおいしかったという満足を得られると考えられているからです。

ファーストフードでは特に濃い赤や黄色を使うことが多く、速やかに購入して次へ向かおうという気持ちを奮い立たせる効果があるとされています。

店舗のレイアウトによる効果

店舗のレイアウトによる効果

店舗レイアウトはデザインに欠かせないポイントで、顧客の行動に大きな影響を与えることが知られています。スーパーやコンビニなどの商品販売をする店舗では特に重視されている点です。

コンビニでは入店したら速やかに必要なものを購入して次の行き先に向かいたいという顧客が集まります。

このようなターゲットを考えると入口からあらゆる商品に至る動線を短くし、レジから外へ効率よく向かえるようにすると顧客がまた来たいと思うようになるでしょう。

逆にスーパーでは顧客の滞在時間が顧客単価と比例関係にあることが知られているため、セール商品を互いに遠いところに設置して店内での動線を長くし、顧客の滞在時間を延ばす試みがよく行われています。

店舗のスペースの取り方による効果

店舗のスペースの取り方による効果

店舗デザインではスペースの取り方も肝心で、顧客の心理にも行動にも与える影響が多いことが知られています。サロンの待合室の広さや小売店の陳列棚の通路の広さ、飲食店のテーブルの間隔が代表例です。

待合室が広いと落ち着きやすくてリラックスした気分になれます。狭い場合には長居をしたくないと考えるので回転が早くなり、忙しい人たちから喜ばれることもあるでしょう。

小売店の陳列棚の間隔が広いとゆっくりと商品を見る余裕があるので商品の比較吟味をするようになりますが、狭いと窮屈感があるのでさっと商品を選ぶようになるのが通例です。

また、飲食店のテーブルの間隔が広いと滞在が長くなるので顧客単価が上がりやすいものの、回転は悪くなります。

狭くすると居心地の問題ですぐに出て行く顧客が多くなって回転は良くなりますが、ついでにデザートも食べて行こうといった発想が生まれにくくなるので顧客単価が下がりがちです。

このようにスペースの取り方は常に一長一短な側面があります。

店内の明暗による効果

店内の照明をどのくらいにするかも店舗デザインにおける重要な要素です。照明で明るくしている店舗は夕方以降はよく目立つので顧客が見てくれる可能性が高く、集客力を高める効果があります。

商品も鮮明に見えることから好印象を持ってくれる可能性が高まり、購買意欲が高まることも知られています。

暗い店舗も顧客にポジティブな印象を与えることがあり、居酒屋などでは店内を暗くしていることも珍しくありません。暗い方が本音を話しやすいという心理が働くことが知られているからです。

結果としてゆっくりと話をしたい顧客が長く滞在してくれて、売上がのびると期待できます。

顧客イメージとの店舗デザインの兼ね合いによる効果

顧客イメージとの店舗デザインの兼ね合いによる効果

店舗デザインは顧客がもともと持っているイメージとの兼ね合いによって多岐にわたる効果をもたらすのも特徴です。この業種の店舗はこのようなデザインのはずだという固定観念を持っている顧客は大勢います。

例えば、クリニックは白を基調としたデザインが一般的で、店舗の外から見て白ならクリニックだろうというようなイメージを持ちます。

すると、クリニックを探すときには白い建物を見つけようとする気持ちが強くなるので、他の色の建物にすると見つけてもらいにくくなるでしょう。

この心理を逆手に取って治療院がクリニックと同じデザインの店舗にすると、クリニックを探している人からも店舗を視認してもらいやすくなり、クリニックの代わりに行ってみようと思ってくれる可能性が切り開かれます。

店舗経営におけるブランド戦略と店舗デザインの相互作用

店舗経営におけるブランド戦略と店舗デザインの相互作用

このように店舗デザインは顧客の心理や行動に強く働きかけることができ、顧客の満足度や来店の可能性、そして店舗の売り上げにも影響を与えます。

これをブランド戦略という観点から考えるとどのような意味があるのでしょうか。ブランドと店舗デザインの相互作用について考えてみましょう。

ブランドのイメージやコンセプトに合わせる店舗デザインの効果

ブランドがよく知られているときにはそのイメージやコンセプトに合わせたデザインをすることで顧客の集客力も満足度も向上し、ブランドの価値もさらに高められます。

顧客としてはこのブランドだから品質の高い商品があるはずだ、このくらいの価格帯でサービスを受けられるはずだ、他の同ブランドの店舗で体験したのと同じ満足を得られるはずだと期待して来店しようと考えるでしょう。

そして、リピーターにとっては期待していた環境で予定していた通りの質のサービスを受けられれば満足できます。これによってブランドに対する評価も高まり、また利用したいブランドとして記憶に留めてもらえるのです。

このように顧客を育てる上で重要な役割を果たすのが店舗デザインで、統一感を持たせることがブランド価値を高めることに直結します。

店舗のデザインがもたらすブランディング効果

店舗のデザインがもたらすブランディング効果

ブランドに新しい価値を付与していくのは長期的な成長を目指すブランド戦略として肝心です。店舗デザインはこのような戦略を展開する上で最も消費者に訴えかけやすいことから高い効果を発揮します。

これからのブランドイメージを店舗に盛り込み、今までとの違いがわかるようにデザインを作り上げると顧客の印象が変化します。

この効果を上げるには集客に関わる外装は既存のブランドイメージを重視し、顧客の体験に関わる内装に新しいコンセプトを積極的に盛り込むのが良い方法です。

内装のタイプから大幅にナチュラル系からミニマム系へといった変更をするなど、直感的にわかるようにデザインの工夫をすると新しいブランドイメージを持ってもらえるようになります。

顧客への効果を広くとらえて店舗デザインとブランド戦略を考えよう

店舗デザインは少しの違いで顧客の心理や行動に大きな影響を与え、ブランドに対するイメージにも深い関係があります。

ブランドを生かした店舗デザインによって顧客の集客力や満足度を高めることもできますが、ブランドを育てるために店舗デザインを使うことも可能です。その違いが顧客に与える影響も考慮して、どのようなデザインに仕上げるかを検討しましょう。

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