2020.10.30|店舗デザイン
一般的なカフェダイニングではダメ?テーマを持った内装デザインにしよう
「カフェダイニングの内装にコンセプトやテーマって必要?」という疑問にお答えする記事です。
結論から言いますと、カフェダイニングの内装はテーマやコンセプトを上手に表現した空間を演出するべき。
なぜなら、テーマ性や世界観を感じられないカフェダイニングは、家にいる時のようなつまらない印象を与えてしまい兼ねないからです。
コーヒーを添えて読書をしたりノートパソコンを開いて仕事をするだけならお家でもできます。
それを「わざわざ外に出向いて、カフェダイニングで時間を過ごす理由は何か」とイメージすると内装デザイン設計のヒントが思い浮かびます。
他のカフェダイニングよりも上手く差別化され、より魅力的なお店に出来上がるようなデザインを作り上げましょう。
そこで今回の記事では、
・一般的なカフェダイニングを避けるべき理由
・テーマを形にした内装デザイン案3つ
についてお伝えしていきますね。
また、当記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。
テーマ性を持ったカフェダイニングの内装案について、知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
是非ご参考下さい。
目次
なぜ一般的なカフェダイニングではダメなのか?
結論ですが、リピート率を上げたいのであれば、いわゆる一般的なカフェダイニングの内装にするのは避けるべきです。
一般的な内装とは言うなれば、誰にでも受け入れられるような内装のこと。
飾り気の無い、シンプルな作りの内装は誰にでも利用されるような無難な印象です。
ですがそれは、言い換えれば『誰にも刺さらないカフェダイニング』であることと同じなのです。
人はなぜ、カフェダイニングを利用するのでしょう。
その答えと、一般的なカフェダイニングにするべきではない理由をお伝えしていきます。
理由とは以下の通りです。
・非日常感を味わえないから
・集中力が維持できないから
詳しくお伝えしますね。
非日常感を味わえないから
1つ目の理由として、一般的な内装ですと非日常感を味わえないからです。
カフェダイニングを利用する人々の多くは『日頃と違う空間で各々の時間を過ごしたい』と思い訪れています。
一般的なデザインの内装では、面白みを感じること無く「つまらない」という印象を与えてしまいます。
『ここでしか味わえない、堪能できない空間』を提供することを意識してデザインを決めていくことが重要です。
集中力が維持できないから
2つ目の理由は、集中力が維持できないからです。
カフェダイニングを利用する人の目的は、くつろぎや癒しの時間を求めているだけでは無いからです。
仕事や課題など、集中して取り組みたいものがある場合、カフェダイニングを利用することは珍しくありません。
「家だと集中できない」と感じてカフェダイニングを訪れるのに、家のような印象を抱くことで集中できない可能性があります。
家とは違う、世界観を演出することで集中力を手助けしてくれるものだと心得ましょう。
”テーマ”を明確に持った内装デザイン
より魅力的なカフェダイニングを作り上げるためにも、テーマや世界観を分かりやすくした内装デザインを設計しましょう。
具体的に以下のようなテーマを挙げてみました。
[テーマ別内装案]
・”癒し”がテーマの内装
・”ワーカー”がテーマの内装
・”海外のような雰囲気”がテーマの内装
順にお伝えしていきますね。
癒しを与える空間を演出した内装
癒しを与える空間を演出するには以下の要素を取り入れるといいでしょう。
[癒しの空間、世界観デザイン案]
・北欧風なデザイン
・ピアノやクラシック系のBGM
・緑や花を取り入れたナチュラルデザイン
・木の温もりを取り入れたカントリーデザイン
癒しの空間を作り上げるには、自然素材や配色を工夫することで叶えられます。
[参考カフェダイニング例]
NEZUCAFENEZUCAFE 公式HP
FOREST Cafe&DiningFOREST Cafe&Dining 公式HP
青山フラワーマーケット ティーハウス青山フラワーマーケット ティーハウス 南青山本店 公式HP
ワーカーに適した通信環境万全でシックなデザインの内装
仕事や作業をしたいワーカー向けには以下の要素を取り入れるといいでしょう。
[ワーカー向けシックなデザイン案]
・洋楽やジャズ系のBGM
・目に優しい少し暗めの照明
・WiFi設備が整っている環境
・インダストリアル風なデザイン
・多くのテーブルにコンセント配線を設ける
ワーカーにとって重要なのは集中力が維持できる空間であるかどうか。
ポップな印象よりも、シンプルかつダークカラーで配色されたシックな空間を作り上げましょう。
[参考カフェダイニング例]
SUZU CAFESUZU CAFE ‐jingumae 公式HP
FabCafe TokyoFabCafe Tokyo 公式HP
海外の雰囲気を味わえるようなデザインの内装
海外の雰囲気がテーマなのであれば以下の様な案で設計していくといいです。
[海外の雰囲気を味わえるデザイン案]
・ブルックリン風なデザイン
・ブリティッシュスタイル風なデザイン
・ヨーロッパの田舎町にあるお家のような雰囲気
海外といっても様々なスタイルがあります。
ヨーロピアンなのかアメリカンなのか、など。
お客様が提供したい世界観に合わせて表現することを意識しましょう。
ちなみに、海外風だからといって、色々な地方の要素を混ぜ込むようなことは避けるべきです。
統一感のないコンセプトは人々に受け入れられなくなります。
[参考カフェダイニング例]
Cafe La Boheme 白金Cafe La Boheme 白金 公式HP
World Break Fast ALLDAYWorld Break Fast Allday公式HP
Factory & Labo 神乃珈琲Factory & Labo 神乃珈琲 公式HP
カフェダイニングは明確なテーマを持たないと他店に淘汰されてしまう
カフェダイニングは、テーマや世界観を上手に演出、表現した内装デザインを設計していきましょう。
そうでなければ、他の、より世界観を感じられるカフェダイニングの方が魅力的に感じてしまい、利用客が流れてしまいます。
利用客の心に刺さるような、強い印象を与える内装作りにすれば、リピーターも増え、その後の経営に大きくプラスになります。
世界観が伝わるカフェダイニングはそれだけで魅力的
カフェダイニングを開業したいお客様へ、テーマ性や世界観を持つべき理由と内装デザイン案について伝えしました。
「他のカフェダイニングとは違うな」「おもしろいカフェダイニングだな」と感じさせるデザイン設計を、ぜひ意識しながら作り上げていきましょう。
ここで、Idealが施行を担当しました事例をご紹介します。
お見せした事例では、独創的で面白みあふれる空間に仕上げました。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、お客様の提供したいものを丁寧に形にしていきます。
お客様の希望や理想を根本から理解した上で、必要な手続きを含め内装デザインから施行までを代行します。
コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIdealの強みです。
お客様の思い描くカフェダイニングが出来上がるよう、悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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