2022.06.21|店舗デザイン

店舗内装リフォームのポイント!効果・タイミング・業者選び・施工事例

店舗内装リフォームのポイント!効果・タイミング・業者選び・施工事例

「店舗内装リフォームのタイミングはいつがよい?」「おしゃれな内装にリフォームしたい!」とお悩みではありませんか?店舗の内装を効果的にリフォームできれば、集客や売上げの向上を期待できます。

そこで今回は、店舗内装リフォームのポイントを解説していきます。店舗内装リフォームの効果やタイミング、業者の選び方、施工事例もご紹介しますので、店舗の経営者や担当者の方はぜひご覧ください。

店舗内装のリフォームの効果

店舗内装のリフォームの効果

店舗内装のリフォームを検討するために、まずはリフォームの効果を再確認しましょう。店舗の内装や経営上の課題を解決するために、リフォームの効果を意識することが重要だからです。4点に整理して、効果をご紹介します。

設備や備品を刷新できる

まず店舗内装リフォームにより、設備や備品を刷新できます。どんな設備や備品でも、時間と共に老朽化してきます。型が古いために修繕不可能な場合には、思わぬトラブルを招く危険性もあります。

そこで型の古い備品を新しくすることで、エネルギー効率を上げてランニングコストを削減できます。また使い勝手の悪くなった設備を新しくすることで、従業員の作業効率向上へつながります。

働きやすい職場に改善できる

次に店舗内装リフォームをすることで、従業員のために働きやすい職場に改善できます。設備や備品を新しくするだけではなく、レイアウトを変更するだけでも働きやすさを改善できるのです。

例えば飲食店において厨房設備の配置を変えることで、従業員の動きやすい動線を再設計できます。作業時間を短縮できれば、長時間労働や人件費の削減可能です。結果として従業員の満足度が高まれば、モチベーションの維持・向上も期待できます。

顧客満足度の向上を期待できる

また店舗内装リフォームで顧客ニーズに合致するレイアウトや設備を取り入れれば、顧客満足度の向上も期待できます。例えば壁紙の剥がれや床の汚れを修善すると、内装の清潔感が向上します。

また暖色系の照明を取り入れたり、座り心地の良いソファーを配置したりすれば、リラックスして飲食できる空間を演出可能です。さらに看板や外灯などの外装もリフォームすることで、顧客に店舗の存在をアピールできます。

競合との差別化を図れる

独自性のある店舗の内装をリフォームできれば、競合との差別化を図れます。競合ひしめくエリアで営業している店舗は、差別化を図れないと安定して集客できません。差別化を図るためには、自店舗の強みや個性を活かした内装をデザインすることが必要です。

例えば顧客がSNSに投稿したくなる内装をデザインできれば、広告費を払わなくても店舗の良い評判が拡散されます。知名度を高められれば、新規顧客の獲得を期待できます。

店舗内装リフォームのタイミング

店舗内装リフォームのタイミング

店舗内装リフォームの効果を把握したら、適切なタイミングをご紹介します。タイミングを間違えると、リフォーム効果を十分に発揮できません。計画的に店舗経営を展開しましょう。

設備や備品が老朽化したとき

まず店舗内の設備や備品が老朽化したときが、リフォームの適切なタイミングです内装工事から5年ごとを目安にして、劣化した設備・備品の補修や交換を少しずつ進めてください。少しずつリフォームしていく理由は、大規模な設備不良による長期休業をを回避するためです。

長期休業してしまうと、修繕費用が発生するだけではなく、売上が途絶えてしまいます。不測の事態を防ぐためには、設備や備品の定期点検を実施して、気になる部分のリフォームをしましょう。

集客に行き詰ったとき

次に集客に行き詰ったときも、リフォームを検討するタイミングです。集客が不安定になると売上げも伸び悩むので、内装を一新させることで新たな経営をスタートしましょう。内装のレイアウトやデザインを思い切って変更することで、新規顧客の来店を期待できます。

ただし改装期間が長引くほど、店舗の経営状態を圧迫します。改装にかけられる期間と予算について、リフォーム前に計算しておきましょう。

店舗のターゲットやコンセプトを変えるとき

さらに店舗のターゲットやコンセプトを変えるときも、内装リフォームのタイミングです。ターゲットやコンセプトの変化に応じて、内装のテイストや雰囲気も対応させなくてはなりません。

また新しい商品やサービスを提供するためには、新たな設備や備品が必要になる場合もあります。商品やサービスの魅力をアピールできるように、壁紙や照明、什器などの変更を検討しましょう。

店舗の業種や業態を変更するとき

最後に経営方針の転換から店舗の業種や業態を変更するときも、内装リフォームが必要となります。例えば同じ焼き鳥屋でもイートイン中心からテイクアウト中心へと業態を転換させるなら、カウンター席やテーブル席が不要になります。

またフードデリバリーを拡大させる場合には、仕上がった商品を一時的に保管する保温庫や保冷庫が必要です。さらに思い切って飲食業と異なる業種へ店舗を転換させる場合には、全く異なる内装の設備や備品が必要になります。

店舗内装リフォームのポイント

店舗内装リフォームのポイント

適切なタイミングが来たら、ポイントを押さえて店舗の内装をリフォームしましょう。ポイントを押さえてリフォームすることで、リフォームの目的を達成しやすくなりますよ。4点に整理して、ポイントをご紹介します。

コンセプトを明確にする

店舗内装リフォームのポイントとして、初めにコンセプトを明確にしてください。コンセプトが定まらないままにリフォームしてしまうと、工事後に「想像と違った」とトラブルになりかねません。

理想的な内装デザインを実現させるために、ターゲットとする顧客層や独自のポジションを含めながらコンセプトを言語化しましょう。競合店のリフォーム事例を参考にしながら、内装業者にこだわりを伝えるとスムーズに工事を進められます。

なおコンセプト設計について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

正確な予算を立てる

次に店舗内装リフォーム前には、正確な予算を立てておきましょう。予算を立てておくと、内装リフォーム業者に見積もりを依頼しやすくなります。リフォームの計画をスムーズに立案できると、店舗の営業に対する影響を最小限に抑えられます。

また予算が正確でないと、想定以上の出費が出て店舗経営に悪影響が出る危険性があります。店舗内装リフォームの費用について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

No52のURL

動線を踏まえてレイアウトする

また動線を踏まえてレイアウトすることも、店舗内装リフォームのポイントです。例えば飲食店で従業員が配膳や片づけをする動線は、なるべく顧客の動線と交わらないようにします。食器の洗い場と顧客用トイレの場所を離すことが必要です。

動線を踏まえて内装をレイアウトできれば、従業員の作業効率やサービスの向上を期待できます。リフォーム計画段階で、店舗のサービス内容とレイアウトの関係性について密に検討してください。

配色と照明を工夫する

さらに店舗内装リフォームを失敗しないためには、配色と照明を工夫することもポイントです。配色と照明は、店舗の第一印象や居心地の良さを左右するからです。特に壁や柱の配色が店舗の雰囲気を決めるので、慎重に選びましょう。

例えば色には食欲を左右する働きがあり、寒色は食欲を抑制させて、暖色は増進させます。飲食店で蛍光灯やテーブルに暖色であるオレンジ色を選べば、食事を美味しそうに見せることができます。

参考:カラーセラピーライフ「色彩心理学(色の効果と心身への影響)」

店舗内装リフォームの施工事例

IDEALの施工した施工事例を5つご紹介しますので、店舗内装リフォームのポイントがどのように活かされているかを確認していきましょう。ぜひ店舗内装リフォームをデザインするための参考にしてください。

温かみのある内装へのリフォーム

温かみのある内装へのリフォーム

「鶴ヶ峰自動車学校」様は、昭和43年に開校した神奈川県公安委員会指定の教習所です。運転の楽しさと厳しさを実感できるフレンドリーな教習所をコンセプトとして、配色にこだわりながら待合室をリフォームされました。

約10mもある大きな造作カウンターには自然を感じる木材と大理石調の天板が使用されています。教習所のコンセプトを体現しているように、温かな印象を与える内装が演出されています。

広々とした内装へのリフォーム

広々とした内装へのリフォーム

「CLUB PILATES」様は、アメリカ・カナダで650店舗展開する世界最大のグループピラティススタジオです。日本第3号店の新装工事では、アメリカ本社から図面や資料が提示されてデザイン監修が入りました。

スペースを最大限に活かしてレイアウトされ、多くの顧客に楽しんでもらえるように動線が工夫されています。車椅子の利用者も不自由なく移動できるように、広々とした内装空間がデザインされています。

ナチュラルでオーセンティックな内装へのリフォーム

ナチュラルでオーセンティックな内装へのリフォーム

「IN NATURAL 」様は、植物とファッション、雑貨を併せて販売するライフスタイルショップです。ナチュラルでオーセンティックな雰囲気を希望されたので、内装空間の明度と彩度にこだわりました。

落ち着いたグレイッシュカラーで内装が統一されることで、ナチュラルでアンティーク感のある空間が演出されています。またオーセンティックな雰囲気を演出できるように、古材を使用して仕上げられています。

作品が主役となる内装へのリフォーム

作品が主役となる内装へのリフォーム

「Gallery-01」様は、約200の神社やお寺が点在する歴史ある地に佇むギャラリーです。作品が主役となるシンプルな空間へとリフォームするために、配色にこだわって白を基調とする内装がデザインされました。

内装の白色と対照的にお手洗いに赤色を配色して、インスピレーションを刺激する内装空間が演出されています。また多くの方に集っていただけるように、柔らかく温かい雰囲気のショーケースや鏡などがセレクトされました。

クールでエレガントな内装へのリフォーム

クールでエレガントな内装へのリフォーム

ホストクラブ「CLUBLuXss」様の内装は、ベースカラーをブラックに統一することで、クールで落ち着いた印象を抱かせます。また顧客に周囲を気にせず楽しんでもらえるように、曇りガラスの仕切りを設けました。

さらに壁に間接照明を入れることでクールな雰囲気を残しつつ、顧客や従業員の表情が明るく見えるように工夫されています。ゴールドやシルバーの装飾がある壁紙をセレクトして、エレガントさが演出されています。

店舗内装リフォーム業者の選び方

店舗内装リフォーム業者の選び方

ポイントを押さえて店舗の内装をリフォームするためには、リフォーム業者の選び方が大事です。業者の選び方を間違えると、開業の遅れや予算オーバーなどのリスクが生まれます。そこで基本的な業者の選び方をご紹介します。

業者の種類を把握する

まずは店舗の内装リフォームに対応できる業者の種類を把握しましょう。対応できる業務によって、次の3つ種類に分かれます。

  • 設計事務所
  • 工務店
  • 店舗専門の内装業者

設計事務所は、住宅や店舗の内装リフォームに対して主にデザインを担当できます。ただし施工管理や施工に対応できない場合には、他の業者へ依頼する事が必要です。

工務店は、住宅や店舗の内装リフォームのデザインから施工までに対応可能です。ただしリフォームする店舗の業種や業態に詳しいとは限りません。

店舗専門の内装業者なら、工務店と同様に内装のデザインから施工管理までをワンストップで対応できます。さらに店舗を専門としていることで、幅広い業種と業態に対応できます。

施工実績を調べる

業者の種類を選んだら、候補となるいくつかの業者のWebサイトへアクセスして、施工実績を調べてください。各業者の得意分野や強みを把握して、理想とする内装リフォームに対応できる業者を絞りましょう。

例えば飲食店には給排水設備や厨房設備が必要ですので、販売店やオフィスよりも大型の設備を工事できる専門的な知識とスキルを求められます。施工実績の豊富な業者なら、十分なノウハウを蓄積していて一定の技術力があると判断できます。

複数の業者から見積もりを取る

施工実績の豊富な業者へ同じ条件を提示して、複数の業者から見積りを取りましょう。各業者の料金や提案内容を比較検討してください。総合的な工事費用はもちろん、工事内容ごとの費用まで細かく比較することで、工事費用の相場を把握できます。また納期も比較して、営業再開時期も検討できます。

なお見積もり内容に不明点があれば、納得できるまで確認することをおすすめします。妥協してしまうと、費用や納期、アフターケアについて満足できない結果を招く危険性があるからです。

施工後のアフターサービスも比較検討する

各業者空の見積もりと合わせて、施工後のアフターサービスも比較検討してください。アフターサービスの内容と期間が充実していると、営業再開後のトラブルに迅速に対応してもらえます。

引き渡し後の修繕やメンテナンスに対応してくれる業者ばかりではなく、有償でしか補修工事に対応しない業者も存在します。見積もり内容や契約条件をよく確認して、保証される内容と期間が充実している業者と契約しましょう。

ポイントを押さえてタイミングよくリフォームしよう

ポイントを押さえてタイミングよくリフォームしよう

効果を最大限に発揮できるように、ポイントを押さえてタイミングよく店舗の内装をリフォームしましょう。失敗を防ぐためには、相見積もりを取って豊富な施工実績のある業者を選定してください。

IDEALは店舗の内装デザイン・工事からコンセプト設計、物件探し、資金調達支援、集客支援などをワンストップソリューションとしてご提供しております。

集客と売上を伸ばすために店舗の開業や移転、リフォームなどをご検討中の際には、IDEALへお気軽にご相談ください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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