2020.12.11|新規開業ノウハウ

美容院、美容室を開業するためには?準備しておきたいこととは?

美容院、美容室を開業するためには?準備しておきたいこととは?

「美容院を開業するのに準備しなきゃいけないことってなに?」という疑問にお答えする記事です。

結論から言いますと、

①美容院、美容室を開業するために必要な”もの”
②美容院、美容室を開業するために必要な”資格”と”知識”

があります。

ご自身の美容院、美容室を持ちたい人の多くは「最低限のスキルがあれば良いよね」と考えがち。

ですが、開業までのステップを進めていくうちに「あれも必要?これも必要だったの?」と後から焦ることになるケースが多いです。

無駄な焦燥感を避けるには、予備知識を身につけておくことで解決します。

「できるだけスムーズに開業を進めたい」と感じているお客様へ、
・オープンまでに準備しておくべきこと
・知っておくべきこと

をお伝えしていきますね。

美容院、美容室を開業するために必要な”もの”は5タイプある

美容院、美容室を開業するために必要な”もの”は5タイプある

美容院、美容室を開業するために、必要なものは以下の通りです。

タイプ1:開業資金
タイプ2:運営資金
タイプ3:お店そのもの
タイプ4:各種手続き
タイプ5:スタッフ(必要に応じて)

タイプ1~5についてそれぞれ詳しくお伝えします。

美容院の開業に必要なものタイプ1:開業資金

美容院の開業資金は、以下を指します。

(約20坪の美容院の場合。以下相場です)
・物件取得費用:200~300万
・内装工事費用:500~700万
・備品、薬剤費用:40~60万
・設備、機材費用:200~300万

これらの開業資金は、エリアやお店の大きさなどによって変わります。

[開業資金を調達、カバーする方法]
・ご自身の貯金
・銀行などの融資を受ける
・助成金や補助金を活用する

[開業資金を抑える方法]
・居抜き物件を選ぶ
・イスや鏡、シャンプー台などの設備や機材を中古にする

物件は、一度決めたら簡単には変えられません。
重要なのは、お客様のコンセプト、ターゲットに合わせた物件や設備を用意するのだと心得ましょう。

美容院の開業に必要なものタイプ2:運営資金

美容院の開業に必要なものタイプ2:運営資金

美容院の運営資金は、以下を指します。

(売り上げが月180~200万の場合。以下相場です)
・賃貸料:15~20万
・人件費:90~100万
・水光熱費:8~10万
・広告宣伝費:10~20万
・薬剤、備品維持費:15~20万

お客様の美容院が小規模でかつ、ご自身のみで営業するのでしたら人件費はかかりません。

もし、スタッフを雇う場合の人件費の目安は、売上の40~50%ほど(/1ヶ月)
になります。

また、運営費用として望ましい割合目安は以下の通りになります。

(「1ヶ月あたりの売り上げの~%以内だったら望ましい」という考え方です)
・賃貸:5~10%ほど
・水道光熱費:5%ほど
・薬剤、備品費:10%ほど
・広告宣伝費:5~10%ほど

売り上げの目安ですが、個人経営の美容院(他にスタッフがいない)の場合、ひと月あたり100人の利用客がいたとすると、約100万円の売上になります。

美容院の開業に必要なものタイプ3:お店そのもの

美容院の開業には、当然”店舗そのもの”が必要ですね。

店舗になる物件は、
・居抜き物件
・スケルトン物件

から選ぶことが多いでしょう。
同時に「どんな設備が要るのか」と、物件の規模に応じて必要な数や機能が変わります。

設備については後ほど詳しくお伝えしますね。

美容院の開業に必要なものタイプ4:各種手続き

美容院の開業に必要なものタイプ4:各種手続き

美容院、美容室の開業で、行政や役所で必要な手続きは以下の通りです。

・開業届の提出
・保健所の手続き
・雇用保険、労災関係の書類提出(スタッフを雇う場合)

[開業届の提出]
税務署にて『開業届』を提出します。

もし、お客様が個人事業主として美容院を運営していくのであれば『青色申告承認申請書』の提出もしておきましょう。確定申告時に節税効果xがあるからです。

[保健所の手続き]
『開設届』を提出します。
『開業届』とは別の書類です。(提出先が違います)

内装工事などを全て終えた後、美容室としての施設の構造、設備の検査を受けることになります。
問題なければ認可されますが、認可されなければ美容院としてオープンできません。

[雇用保険、労災関係の書類提出]
スタッフを一人でも雇うのでしたら必要な手続きです。
バイトやパートでも加入が必須です。保険料は全額事業主が負担することになります。

美容院の開業に必要なものタイプ5:スタッフ(必要に応じて)

スタッフを雇う場合、必要なものは以下の通りです。

・採用費
・教育費
・教育する時間と労力
・できるだけ柔軟な希望に応える姿勢

大規模の美容院を開業する場合やお客様自身が「経営面をメインに見たい」となった場合、スタッフを雇うことになりますね。

スタッフを雇えば、採用や教育に時間と労力がかかります。
また、スタッフが気持ちよく勤務できるような配慮をすることが望まれます。

美容院、美容室の開業に必要な資格や知識は2タイプある

美容院、美容室の開業に必要な資格や知識は2タイプある

美容院、美容室を開業するために、必要な資格や知識は以下の通りです。

タイプ1:美容師としての必須な資格
・美容師免許
・管理美容師免許

タイプ2:経営上必須な知識
・コンセプト決め
・集客方法、ノウハウ
・企業形態に関する知識
・労務的な知識、ノウハウ
・税金や会計業務に関する知識
・融資や助成金が活用できるかの調査力
・生命保険や損害保険の必要かどうかの判断力

順に詳しくお伝えしますね。

タイプ1:美容師としての必須な資格:美容師免許、管理美容師免許

美容師として必須な資格は以下の通りです。

・美容師免許
・管理美容師免許

[美容師免許]
お客様自身が直接美容師として活躍されるのでしたら必須な資格です。

もともと美容師として働いていたのでしたら問題ありません。
すでに持っているはずですからね。

これから取得するという場合は、養成施設(専門学校など)に通わなければなりません。

[管理美容師免許]
他にスタッフを雇う予定でしたら必要な資格です。

資格取得のためには、3年以上の美容師経験と、講習の受講が必須になります。

タイプ2:経営上必須な知識

タイプ2:経営上必須な知識

美容院の経営上、必須な知識は以下が挙げられます。

・コンセプト決め
・集客方法、ノウハウ
・企業形態に関する知識
・労務的な知識、ノウハウ
・税金や会計業務に関する知識
・融資や助成金が活用できるかの調査力
・生命保険や損害保険の必要かどうかの判断力

[コンセプト決め]
コンセプト決めは、ターゲットや商圏選びを含みます。

「どんな美容院にしたいか、どんな人をターゲットにしたいか、どんな場所がいいか」といった、美容院の企画を考えるようなイメージです。

この『コンセプト決め』が、開業プロセスの基盤になります。

[集客方法、ノウハウ]
「どうやったら自分の美容院を人々に知ってもらうか」とイメージして貰えると分かりやすいでしょう。

コンセプトから決めたターゲットをどのようにして集めるかを考えることです。

集客方法は”オンライン集客”と”オフライン集客”があります。
これらについては後ほど詳しくお伝えしますね。

[企業形態に関する知識]
企業形態とは『個人事業主』か『法人』として運営していくかを決めるということです。
初めての開業だと『個人事業主』のケースが多いです。

売り上げがアップし「税金を抑えたいな」「地方にも展開したいな」などと思ったタイミングで『法人化』するケースがよく見られます。

[労務的な知識、ノウハウ]
労務的な知識、ノウハウとは、スタッフに関することです。
・スタッフを雇った時
・スタッフが辞めた時
・スタッフが業務中にケガや事故に巻き込まれた時

など、それぞれ必要な手続きがあることを把握しておきましょう。

[税金や会計業務に関する知識]
税金や会計に関する知識も必須です。
・給与計算
・年末調整
・所得税の計算
・保険料の計算

など、経営者として避けては通れない業務です。
「こういうのは難しいから詳しい人を雇えばいいか」と思いつくかもしれませんね。

ですがそのパターンも、新たに人を雇うことになります。
なのでお客様自身も、ある程度は知識として身につけておくことをオススメします。

[融資や助成金、補助金が活用できるかの調査力]
融資や助成金、補助金に関しての知識も持っておくと良いでしょう。
ご自身の美容院が「融資や助成金の受給対象かを調べられるか」ということです。

インターネットで「助成金 対象」のように調べれば、情報は見つけられます。
重要なのは、条件と受給対象期間を把握しておくことです。

「あの時申請していたら、実は貰えてたのか…」と後から損しないよう、常に最新情報をチェックすることを強くオススメします。

[生命保険や損害保険の必要かどうかの判断力]
予期しない災害や事故に備えて『保険に入っておくべきかどうかを決める』ということです。

お客様ご自身にもしものことがあった場合、
・お店の運営はどうしたらいいか…
・残された家族へ何か残せないか…
・融資への返済はどうしたらいいか…
・美容院を続けてくれる人はいるのか…

そんな時のための保険活用です。
生命保険や損害保険を上手に活用することで、経営のための財源にもなるのです。

美容院に必要な設備、備品も揃えよう!

美容院に必要な設備、備品も揃えよう!

美容室、美容院では設備、備品を揃える必要がありますね。
必要な設備、備品は3タイプに分けられます。

タイプ1:大型の設備
タイプ2:美容系備品
タイプ3:その他消耗品

順にお伝えいたします。

タイプ1:大型の設備

大型の設備は主に、
・ドライヤー
・カット椅子
・セット椅子
・シャンプー台
・パーマ用機器
・ヘアアイロン
・縮毛矯正アイロン

などが挙げられます。
電気を多く使用することになるので、施設上、充分な電気容量が求められます。

タイプ2:美容系備品

タイプ2:美容系備品

美容系備品としては主に、
・タオル
・コットン
・イヤーキャップ
・シャンプー/トリートメント
・アルミホイル
・パーマゴム
・パーマ液
・カラー剤
・ゴム手袋

などが挙げられます。
カラー剤やパーマ液のニオイが店内にこもらないよう、換気や空調設備の機能性が高いことが求められます。

タイプ3:その他消耗品

その他消耗品としては、
・ティッシュ
・トイレットペーパー
・ハンドソープ
・雑誌類

などが挙げられますね。
必要に応じて揃えるようにしましょう。

美容院、美容室の宣伝方法も考えよう!

美容院、美容室の宣伝方法も考えよう!

美容院、美容室の開業において忘れては行けないのが宣伝方法です。

宣伝するということはお客様の美容院を人々に知ってもらうということ。
お客様の美容院を人々に知ってもらい、実際にお店にきてもらうことを『集客』と呼びます。

宣伝方法を考えるということは「集客方法をどのようにしていくか」を考えて行くことです。

集客方法は、
・オフライン集客(紙で宣伝、集客する方法)
・オンライン集客(Web上で集客する方法)

と、2通りあります。

オフライン集客

美容院のオフライン集客では以下の手段が一般的です。
・チラシ
・メンバーズカード
・スタンプカード
・パンフレット

などが挙げられますね。

紙媒体だと印刷代や紙代がかかってコストがかかる印象があります。
ですが、ターゲットや地域によってはオンラインよりも集客効果が見込まれますよ。

オンライン集客

オンライン集客

美容院のオンライン集客では、
・ホームページ
・ポータルサイト
・SNS経由で電子クーポンを発券するなど

で、新規顧客を一気に獲得することが可能です。
スマホ使用者が増えたことで集客力は非常に高く期待できます。

美容院の開業をスムーズにしたいなら予備知識は身につけましょう

美容院の開業をスムーズにしたいなら予備知識は身につけましょう

「できるだけスムーズに開業を進めたい」と感じているお客様へ、オープンまでに準備しておくべきことと、知っておくべきことをお伝えしてきました。

美容院、美容室の開業、運営は、
・美容師としての知識
・経営者としてのノウハウ
・雇い主としてやらなきゃいけないこと

など、様々な面からアプローチすることが求められてきます。

「大変だな…」と感じるかもしれませんね。
ですが、こうした経験は、知恵となりお客様自身の専門性を高める糧となります。

諦めずに、美容院の開業を目指していきましょう。

「美容院の開業で必要なことはわかった。だが上手く進められるか不安だ」

そのように感じられるのであれば、ぜひIdealにご相談ください。
少しでもお客様の不安を減らすことができるかもしれません。

美容院、美容室の開業に強いIdealであれば、
・必要な手続き
・内装デザインの設計、施工
・広告やWebサイト作成

を代行することが可能だからです。
お客様が目指す美容室が出来上がるよう、悩みや疑問点を一つ一つ丁寧に対応致します。

まずは一度、ご相談してみて下さい。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
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