2021.02.16 2021.02.12|新規開業ノウハウ
個室のスポーツジムを開業するにはどうしたらいい?【コンセプトとメリットを理解しよう】
「スポーツジムを作りたい。個室タイプのジムってアリなの?」というお客様への記事です。
当記事では、個室型スポーツジムにおける
・コンセプトの決め方
・開業するメリット
をお伝えいたします。
結論から言いますと、個人ジム開業の方が、大衆向けのスポーツジム開業よりも、運営におけるメリットが大きいと言えます。
スポーツジムを利用する人々のニーズが『パーソナライズ化』しているからです。
大衆向けのポーツジムの場合、複数の人が同じ時間帯に利用するスタイルが一般的です。
一方で『パーソナルジム』または『プライベートジム』は”個人”を対象としている分「自分に合ったプログラム」を提供できます。
個室ジムの需要が今後も高くなることが見込まれ”大衆向け”よりも”個人向け”のジムを開業することが、時代のニーズに沿っていると言えます。
”個人”を相手に運営していくわけですから、ターゲットは細かいくらいに設定しなければなりません。
ターゲットを決めるには、個室ジムの”コンセプト”を細かく決めましょう。
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目次
ジムを開業する前に”個室ジム”というコンセプトを考える
コンセプトをスムーズに設定していくには、次の手順を意識してみてください。
・5W2Hの穴埋めをする
・顧客の心の底の欲求に訴えてみる
それぞれお伝えします。
個室ジムのコンセプトを決める①5W2Hを決める
[5W2Hとは]
◇What…何を売るのか
⇒例:トータル筋トレ、部分痩せ、ダイエット、下半身引き締め、姿勢矯正など
◇Whom…どんな人に売るのか
⇒例:20代男性会社員、30代子育て主婦、20代女性会社員など
◇Where…どこで売るのか
⇒例:住宅街、住宅地帯付近の駅近、オフィス街など
◇When…いつ営業するのか
⇒例:平日夕方(18:00~23:00)、土日祝日昼間すぎ(13:00~16:00)など
◇Why…どうしてこの個室ジムなのか
⇒例:筋肉を付けて彼女を作りたい、産後の体を引き締めて夫をドキドキさせたい、など
◇How…どのようにして売るのか
⇒例:キャッシュレス決済、WEB、SNSで集客。食事管理付きなど+αのプランなど
◇How much…いくらで売るのか
⇒例:1時間5000円~など
コンセプトは、ベネフィットの提示がカギです。
ベネフィットとは、”顧客の心の底にある欲求”を指します。
ベネフィットは最も分かりやすく伝えることを意識して下さい。
個室ジムのコンセプトを決める②顧客の心の底の欲求に訴える
顧客の心の底の欲求へ訴えるには、Whyの部分が重要です。
分かりやすくお伝えしますと…
◆会社員男性はどうして、鍛えたいの?
⇒程よく筋肉を付けて、彼女いない歴=年齢から卒業したいから
◆小学生ママはどうしてダイエットしたいの?
⇒娘が「OOちゃんのママ、キレイで良いな」とボソって言っていたのを聞いたから
このように、顧客がこの個室ジムを利用することで、
・どんな風に変わるのか
・どんな明るい未来があるのか
・今までの生活とどう変化するのか
を、分かりやすく、伝わりやすく設定するのがコツ。
「人に会いたくないから、効果的に鍛えたいから、短期間で鍛えたいから」などの欲求は、個室ジム、パーソナルジムを利用する顧客全員が持っている、”目に見えるニーズ”です。
必要なのは、目に見えるニーズだけでなく、”心の底にあるニーズに訴えかけること”だと理解しましょう。
個室ジムのメリットは何か
個室ジムを開業、運営していく上でのメリットは以下が挙げられます。
・ローコストで始められる
・広いスペースが必要ない
・ターゲットを絞り込みやすくなる
それぞれ詳しくお伝えします。
個室ジムのメリット①ローコストで始められる
1つ目のメリットは、ローコストで始められる点です。
具体的には、
・光熱費
・人件費
・物件取得費
・スポーツ器具
など、開業時だけでなく、月々における固定費が、大衆向けのスポーツジムよりも抑えられるのは大きなメリットと言えるでしょう。
個室ジムのメリット②広々としたスペースが必要ない
2つ目のメリットは、スペースが最小限で運営可能だという点です。
大衆向けジムほどのスペースは必要ありません。
ターゲットに合わせたスポーツ器具や備品を置き、かつトレーニングを指示するのに問題ないスペースがあれば可能です。
ジムとしてのスペースがミニマムになればなるほど、内装工事費が抑えられ、結果、初期費用を抑えることにも繋がりますね。
また、床の耐荷重が充分にあれば、自宅やマンション一室を借りて個室ジムとして開業できます。
自宅やマンションの一室であれば、内装工事の必要性もなくなる、という点も大きなメリットと言えるでしょう。
個室ジムのメリット③ターゲットを絞り込みやすくなる
3つ目のメリットは、ターゲットを絞り込みやすくなる、という点です。
ターゲットをある程度絞られれば、ターゲットに合わせたスポーツ器具や備品を用意するだけで済みます。
大衆向けスポーツジムのように、あれもこれもと用意する必要はありません。
スポーツ器具や備品の数が少なくて済む分、費用も抑えられますしね。
また、個室ジムは、週2回×約2ヶ月程の短期間で結果を出すトレーニングメニューが主な特徴です。
ジムとしての回転率も高くなるのも大きなメリットと言えるでしょう。
個室ジムを開業するにはWebを利用したシステムの導入が欠かせない
お客様個人で運営していくのに、経営上の管理をWEB無しで行うのは、非常に非効率だからです。
個室ジムの運営は、顧客に対してトレーニングを指示するだけが仕事ではありません。
実際には、
・個室ジムを宣伝する
・個室ジムに顧客が集まるよう集客する
・顧客のトレーニングメニューを考え、管理する
・経理管理を徹底する
など、経営者、事業主としてやることは沢山あります。
であれば、
・宣伝→WEBサイトを作る
・集客→SNSやブログでアプローチする
・トレーニングメニューの管理→WEBツールを使って顧客と進捗状況をシェアする
・経理管理→クラウドツールなどを使って効率よく管理する
など、WEBシステムを取り入れてみましょう。
時間、労力共に効率よくこなしていけます。
個人で経営、運営していくわけですから、こうした事務的な部分は”効率化”を目指しましょう。
その分、顧客に向き合ったトレーニングが実現できます。
まとめ:個室ジムは顧客だけでなく経営者にもメリットが大きい
スポーツジムの開業を目指しているお客様へ、コンセプトを決めるヒントと個室ジムのメリットをお伝えしてきました。
個室ジムのコンセプトは、5W2Hを穴埋めするように決めていきましょう。
特に、顧客に”ベネフィット”を分かりやすく伝えることを意識してみて下さい。
また、
・ローコストで始められる
・広いスペースが必要ない
・ターゲットを絞り込みやすくなる
という3点が、個室ジムを開業する上でのメリットです。
大衆向けのスポーツジムには無いような
「ここだけのサービス」
「ここだけが提供しているもの」
「このジムで提供できるベネフィット」
を、明確にし、差別化するよう心得ましょう。
「個室ジムのコンセプトの決め方、メリットについては理解できました。ですがやることが多すぎて開店準備がスムーズに進められるか不安です」
このような悩みを抱くのであれば、ぜひIdealにご相談ください。
パーソナルジム開業に携わってきたIdealであれば、そのようなお客様の不安や負担を減らせるかもしれません。
Idealでは、
・デザイン設計
・内装工事の施工
・お店のパンフレット作り
・お店のWEBサイト作り
を、お受けいたします。
お客様の理想とする、顧客のベネフィットにアプローチできるような個室ジムが出来上がるよう、悩みや疑問点に一つ一つ対応いたします。
まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。
監修者
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IDEAL編集部
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