2017.05.10 2020.08.06|新規開業ノウハウ
眼科開業で集客に効果的な4つの方法
パソコンでのドライアイやスマホが爆発的に普及したことを受けて、寝ながらスマホを操作している人も少なくありません。
視力の低下に悩まされている人や目の病気にかかる人は減ることはありません。
しかしながら、眼科を営む経営者の方は、なぜか集客が鈍いなと感じることもあるでしょう。
ここでは眼科を経営していく上で集客を上げていく方法をご紹介していきます。
目次
1. 眼科もサービス業である
個人で経営されている眼科も立派なサービス業といえます。
これは患者がいて経営が成り立つものであり、多くの集客を上げていかないといけません。多くの眼科開業医は、診療所に医師として診察ができる院長と看護師が数名、事務員が2~3名という感じになるでしょう。
大手の病院だと院長は経営に専念できることもありますが、診療所ではほとんど外来もすべて自分でこなしていき、治療行為もしなければなりません。
このような場合、院長は診察室に入り浸りですので、待合室には顔を出すことがほとんどないでしょう。
2. 待合室の管理が行き届いていない
このことからも分かる通り、待合室の管理は自分で行うことができません。信頼できるスタッフを配置し、患者の対応や書類の管理を任せていきます。
また、医師というのは事務系の仕事をしてこなかった場合が多く見受けられ、高度な医療器具を触ることはできても、簡単なPOSレジを扱うことは苦手だったりします。
眼科を経営する院長は医療事務のスタッフと上手に接し、患者目線で物事を解決できるように教育することが大切です。
たとえ事務作業が素人でも、診療所である以上、患者目線による心構えは諭すことが可能です。
3. 待合室でも患者を不安にさせないことが大事
これはサービス業でいうところの顧客満足度を上げることにつながります。スタッフ同士や院長との連携がギクシャクしていると、患者にもそれが伝わり、不安感が募ります。
患者は病気で不安になって来院しているケースがほとんどですので、診療所内において不協和音があると、患者の印象はどんどん悪くなっていきます。
待合室は暑くなってないか、逆に寒くもないか、湿気でジメジメしていないかなど、患者への応対を一番に考えていけるようにしましょう。
特に眼科は内科や耳鼻科といった体の具合が悪くなって訪れることがあまりなく、患者は目以外では元気であることが多いので、そういう患者を含めた周囲への気配りに関しては忘れがちになりやすいものです。
逆にいえば、気を配れるようなスタッフは患者への気持ちが伝わりやすく、居心地が良い空間が評判となって広まります。
4. コンタクトとメガネの取り扱い
一般消費者からすれば、眼科でコンタクトレンズやメガネを購入することは意外に思われるかもしれません。
コンタクトレンズは初めて装着する場合は、医師の処方が必要ですが、インターネットショッピングの普及で、処方箋なしにコンタクトレンズを簡単に購入することができる昨今において、眼科でコンタクトレンズを購入する人は年々減少しています。
ではメガネはどうでしょうか。
こちらも量販店で格安サービスを展開しているケースがありますので、フレーム込みで2本を5000円以内というお買い得なメガネ店も存在しています。
目の病気を調べられるのは眼科だけ
このメガネ店に売上で勝とうというのは少し無茶なことになりますが、眼科にしかできないことで差別化を図ることができます。
それは度数などを調べることはできても、メガネ店には目の病気について調べることができないためです。
医療行為というのは原則医師にしか認められていません。
目の専門医に直接診てもらうというのは、利用者にとって抜群の安心感があります。そこで処方箋を出すことを考えていきます。
メガネをかけているおよそ7割の人が専門店で視力検査を行い、そのままメガネを購入していることになります。
メガネをかけるために処方箋を受けている人は残りの3割になりますが、この割合を少しでも集客につなげることができれば、通常の患者を含めても、集客率が上がります。
チラシやポスターで周知させていく
メガネをかけている人ほど、目の病気が心配になるものです。
不安を解消するためにも、一度眼科に来院してみることをチラシやポスターで周知させていきましょう。
また、コンタクトレンズを装着している人も、基本的に家ではメガネで生活しているでしょうから、コンタクトを普段長く使用している人へも訴えかけていきます。
これらの掲示にはただ処方箋を勧めるのではなく、どうやれば視力の低下を防げるかといった内容も折り込みましょう。
患者目線で考えるのはこういう掲示物にも浸透させていきます。
ポスターは診療所内はもちろん、スーパーなどの掲示板に貼らせてもらい、チラシは主婦が集まりそうな場所を狙って配布したり、店舗においてもらうようにしましょう。
子供を持つ主婦というのは、目の病気に敏感なケースが多いものです。
特にスマホやタブレットといった目に近づけて操作するものが増えており、子供のころから視力の低下が多くなっています。
まとめ
眼科の集客効果を上げていくには、診療所内の患者目線で物事を考えて行動する意識を強く持ち、またスタッフにも同様に持つよう教育し、視力の低下だけでなく、目の病気について考えるようにメガネの処方箋を広めていきましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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