2020.11.19|店舗デザイン

店舗内装をデザインする意味は?ヒント→商品を作るのに妥協はしませんよね?

店舗内装をデザインする意味は?ヒント→商品を作るのに妥協はしませんよね?

「お店を開きたいけど、内装デザイン設計をちゃんとする必要ってある?商品が売れればいいんじゃないの?」という疑問にお答えする記事です。

結論、店舗の内装デザインは、きちんと専門業者に設計をお願いしましょう。

お客様がするべきなのは「こんな雰囲気にしたい」「こんな空間にしたい」と『より具体的に伝えられるようにまとめること』です。

その上で、
・店舗の内装デザインの意味
・店舗の内装デザインが与える効果
・プラスになる店舗の内装デザインへの考え方

を当記事でお伝えしていきます。

お店の内装は、そのお店の雰囲気、空間を成り立たせるためのキモ。

例えば、カフェを利用したいと思ったとき、
カフェA:コーヒーは美味しいらしいけど、殺風景な雰囲気
カフェB:コーヒーは普通だけど、気分が上がるようなオシャレな雰囲気

上記のようなカフェがあった場合、多くの人が利用するのはBです。

内装デザインを設計するということは、人々の感情を動かすような”雰囲気、空間、時間”という商品を作るのと同じこと。

商品作りは妥協しませんよね?

今一度、店舗デザインについて理解を深められるようお伝えしていきます。

そもそも”店舗内装デザイン”とは

そもそも”店舗内装デザイン”とは

結論、店舗の内装デザインとは、”空間と時間”を提供する商品なのだと心得ましょう。

したがって、内装デザインは「シンプルなものでいいや」と妥協するべきではありません。

具体的には、お店の内装デザインに強い専門業者にデザイン設計をお願いすること。

なぜなら、内装デザイン設計は、
・お店の広さを計算する
・図面に落とし込む作業がある
・壁の色、素材、照明の明るさの調達、調整をする
・電気の配線や配管などレイアウトを細かく決める

など、細やかでテクニカルな要素をクリアしなければならないからです。

スマートに内装デザインを決めるためには、プロの手がどうしても必要なのだと念頭においておいて下さい。

店舗の内装デザインが与える効果

店舗の内装デザインが与える効果

お店をオープンしてから出来る限りプラスの運営にしていきたければ、内装デザインは妥協してはいけません。

なぜなら、人とお店に与える内装デザインの効果は想像以上に大きいからです。

お店の内装デザインが与える効果とは以下の通り。
・顧客に与える効果が大きい
・経営への影響に繋がる

順に詳しくお伝えしていきますね。

顧客に与える効果が大きい

内装デザインが顧客に与える効果とは『リピーターに繋がるか、そうでないか』ということです。

上記カフェABの例でもお伝えしたように、お店の見た目そのものが『利用するかしないか』に結びつきます。

多くのリピーターを獲得/維持するためも、内装デザインを妥協するべきではありません。

顧客への影響が結果的に経営への影響に繋がる

上記のように、リピーターの獲得/維持に繋がらなければ、経営上プラスになることは難しくなります。

なぜなら、売上の8割とは、2割のリピーターから成り立つから。

これは、パレートの法則というマーケティングの考え方です。

ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行うほうが効率的である。

パレートの法則wikipediaより

経営上プラスな店舗の多くは、リピーターがいるからこそプラスになるというカラクリがあることを理解しておきましょう。

店舗の内装デザインを決る3ステップ

店舗の内装デザインを決る3ステップ

内装デザインを設計するために、お客様がするべき具体的な動きは以下の通りです。

[内装デザインを決める3ステップ]
①マーケティング調査をする
②雰囲気、世界観を決める
③レイアウトを決める

お店の内装デザインは「プロにお願いするべきだ」とお伝えしましたが、任せっぱなしではいけません。

デザイン設計士とのコミュニケーションが無くては、お客様の理想とする内装にならないからです。

お客様が「こんな雰囲気にしたい」と具体的に伝えられるよう、3ステップについて解説します。

ステップ①マーケティング調査をする

ステップ①マーケティング調査をする

ステップ①はマーケティング調査です。

具体的には、
・コンセプトを決める
・ターゲットを決める
・商圏を決める

です。コンセプト、ターゲット、商圏は、
・何を売るのか(What)
・何のために(Why)
・誰に(Who)
・いつ(When)
・どこで(Where)
・どのように(How)
・いくらで(How much)

の5W2Hをもとに決めていきましょう。

なぜ『マーケティング調査をする=内装デザインを決めるステップ』かと言うと、
『ニーズが何か』を見極められることに繋がるからです。

ターゲットとする人が求めているもの(場所)と、お客様が提供できるもの(場所)がマッチングできてこそ利益へと繋がるのです。

ステップ②雰囲気、世界観を決める

ステップ②は、お店の雰囲気、世界観を決めること。

ステップ①でニーズが求めるものが分かれば、それに応えられるもの(場所)を提供するだけです。

「どんな雰囲気がイイだろう」と疑問に思うでしょう。
ヒントは、ターゲットになりきって”見える化”することです。

例えば
【テレワークになって自宅で仕事をするようになったけど家だと集中力が続かないサラリーマン】

がターゲットだとします。それならば、

・コーヒーの種類豊富なカフェ
・仕事がしやすいような雰囲気
・ゴチャゴチャしてない空間
・目にやさしい色合い
・聞き心地のイイBGM
・ネット環境バッチリ
・電源アリ
   
と、このように書き出してみましょう。

上記の場合、どのようなデザインスタイルが適しているでしょう。

[デザインの雰囲気 例]
・モダン風
・シンプル風
・ナチュラル風
・スタイリッシュ風

などが挙げられます。が、どのスタイルにするかはお客様のコンセプト次第です。

お客様のコンセプトが『ゆったり過ごせるカフェ』なら”ナチュラル風”や”シンプル風”が好ましいでしょう。

あるいは『読書がしやすいカフェ』なら”森のようなカフェ”や”図書館のようなカフェ”など個性的な世界観にしても良いですね。

今の時代に求められるのは【ターゲットの”感性”や”心”に訴えかけるような空間作りが出来るか】です。

ステップ③レイアウトを決める

ステップ③レイアウトを決める

お店の内装デザインのイメージが固まったら、具体的なレイアウトを決めていけるようになります。

レイアウトはデザイン設計士と相談しながら進めていきましょう。

例えば飲食店の場合、
・厨房
・客席

を決めなければなりません。

内装デザインとお店の機能面は”背中合わせのような密接な関係”です。

顧客とスタッフの両方が、不快に感じないような動線や機能性を意識しながら設計していきましょう。

内装デザインは店舗の印象に直結する

内装デザインは店舗の印象に直結する

結論、内装デザインがイイと感じられる=お店そのものもイイへと直結します。

お店の印象へと直結しているからこそ、内装デザインは妥協するべきではないのです。

では、なぜ内装デザインがお店の印象へ直結しているか。
理由は以下の通りです。

[”内装デザインがイイ=お店もイイ”の理由]
①80対20の法則を満たすから
②美的ユーザビリティ効果があるから
③バックオブザドレッサーの原則を満たしているから

順に解説しますね。

理由①80対20の法則を満たすから

1つ目の理由は、80対20の法則を満たすからです。

『80対20の法則』とは、結果の80%は20%の行動によるものだという考え方のこと。

こだわった内装デザインだった場合、その日10人の顧客が訪れたとき、8人に「雰囲気良かったな」と好印象を与えるということです。

内装デザインは、
・床、壁、天井、建具
・家具、雑貨インテリア、照明
・厨房機器

など多くの要素から成り立っています。
が、顧客の記憶に残るポイントは意外と少ないもの。

何度か訪れた飲食店でも、細かい部分まで記憶していませんよね。

それでも「オシャレな雰囲気だな」と印象を与えるデザインにすることで、80%の人に伝わリ、結果的に「良いお店だな」と繋がるのです。

理由②美的ユーザビリティ効果があるから

理由②美的ユーザビリティ効果があるから

2つ目の理由は、美的ユーザビリティ効果があるからです。

『美的ユーザビリティ効果』とは「オシャレでキレイだからきっと良いモノ(場所)だ」と思わせる効果のこと。

[例]
食事中にサービスが行き届いてなかった。
でも「気にしない」「ま、いっか」と感じるときがある。
なぜならワクワクするような楽しい雰囲気だから。

見た目が美しいと感じるものは、マイナスなことがあっても”使いやすい””良いものだと無意識に感じられるという心理的効果が働きます。

なので、オシャレでいい雰囲気の内装デザインであれば『ここは良いお店なんだ』と繋がるのです。

理由③バックオブザドレッサーの原則を満たすから

3つ目の理由は、バック・オブ・ザ・ドレッサーの原則を満たすからです。

『バック・オブ・ザ・ドレッサーの原則』とは「ひとつのデザインを構成するあらゆる部分は、同一の品質基準を満たすべきだ」という考え方です。

アップルの創始者、スティーブ・ジョブズの考えで「普段目に見えない部分にもこだわりましょう」ということです。

例えば、パッと見オシャレなのにテーブルの裏側がザラついていたり、テーブルの汚れが目立っていたり…

良い内装デザインとは、細かい部分にもこだわりを見せているということ。

小さな部分にも、いかに不快感を与えられないよう配慮するか。
それができて初めて『良いお店』なのだと心得ましょう。

内装デザインは将来に向けた大きな投資と考える

内装デザインは将来に向けた大きな投資と考える

結論、内装デザインを設計するということは、そのお店がプラスになるための投資することと同じことです。

内装デザインが顧客に与える効果をきちんと理解すれば、自ずと「ちゃんとデザインを考えなくては…」と危機感を持てるようになります。

ですが難しく考えなくていいのです。

『ターゲットが好きそうな空間、雰囲気に仕上げる』

たったこれだけ。

内装が良ければ、それだけでまた訪れたくなります。

同時に、友人や家族にも教えたくなりますね。
そして自然と口コミやSNSで広がるようになり、ファンが増えて多くの人に愛されるお店になるのです。

店舗の内装デザインはファンに愛されるような空間に仕上げよう

店舗の内装デザインはファンに愛されるような空間に仕上げよう

自分のお店を開きたいお客様へ、内装デザインの重要性についてお伝えしてきました。

内装デザインは、
・「シンプルで良いや」と妥協してはいけません。
・プロに任せきりにするのもいけません。

お客様の理想的な内装に仕上げるには、設計士とのコミュニケーションが必須です。

理想的なお店にするためにも、当記事でお伝えした、
①お店のコンセプト、ターゲットを決める
②具体的な世界観、空間をイメージしておく
③デザイン設計士に細かく伝えられるように、書きまとめておく

の3ステップをお客様自身で行えるようにした上で、プロにお願いしましょう。

「内装デザインをちゃんと考える理由はわかった。次はどう動けばいいか…」

そのような疑問がさらに浮かぶのであれば、ぜひIdealにご相談ください。

Idealは「何から始めたらいいかわからない」というお客様の助けになります。

同時に、お客様のタスクを最小限に抑えることが可能かもしれません。
『必要な手続き、内装デザイン設計、施工』までを代行することが可能だからです。

与えられた空間を存分に活かすのはもちろん、お客様の希望や願いを根本から理解するのを前提に進めます。

コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIdealの強みです。

お客様の理想とするお店が出来上がるよう、悩みや疑問点を一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。

まずは一度、ご相談してみて下さい。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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