2021.05.31 2021.05.26|店舗運営ノウハウ
一度は憧れるラーメン屋経営!開業に必要なアレコレを知っておこう!
「ラーメン屋を開業したい。どんな手順で進めていくのですか?
「まったく知識が無いのですが、何から始めたらいいでしょうか」
というお客様への記事です。
この記事でお伝えしていること↓
・ラーメン屋の開業に必要な”モノ”×4
・ラーメン屋の開業で大切な”コト”×3
これまで多くの飲食店開業に携わってきたIDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすく、見やすくお伝えします。
ラーメン屋の規模が大きい、小さいにかかわらず、最低限踏まなければならないモノ、コトを解説していきますね。
この記事を見ていけば「全然分からないよー」という状態をクリアできますよ。
お客様には『ラーメン屋を開業していく流れが、ちゃんと分かっている人』となっていただきますね。
目次
独立先として人気のラーメン屋!開業手順は意外と大変
結論を言うと、ラーメン屋の開業は大変です。
ラーメン屋に限らず、どんな飲食店でもたくさんのエネルギーを使います。
ですから「流行っているからラーメン屋を開こう!」と、安易に考えてはいけません。
「トレンドだから」という理由だけで開業したラーメン屋が、これまでどれだけお店のシャッターを閉じてきたかことか。
「飲食店は、オープンしても2年以内に廃業になる」なんてことも言われています。
ラーメン屋も例外ではありませんよ。
「ラーメン屋として成功したいな……」
であれば、下準備が重要です。
計画をよく練り、ビジネスとしてのビジョンを組み立てながら、開業への道を進んでいきましょう。
成功は味ではない
成功しているラーメン屋が、成功してきたのはナゼでしょう。
答えは「味が美味しいから」というだけではありませんよ。
成功しているラーメン屋は、”入念な市場調査”があったから、成功しているのです。
「人々が求めているモノはなにか」にフォーカスして準備してきた、ということ。
たとえば
・どんなラーメンが流行っているのか
・なんでこのラーメンが流行っているのか
・このラーメンを求めている人はどんな人か
・このラーメンを求めている人はどこに集まるのか
・このラーメンを求めている人は、他にどんなサービスがあると喜ぶのか
などが挙げられます。
つまり『”マーケティング的な視点”を持ちながら、行動してきたから成功できた』と理解してください。
もう一度いいます。
『味が美味しいだけのラーメン屋』では、成功できません。
ラーメン屋開業に必要な”モノ”4つ
ラーメン屋の開業に必要な”モノ”を知っておきましょう。
以下が挙げられます↓
・店舗そのもの
・500万円以上の費用
・『食品衛生責任者』と『防火管理者』
・保健所から『飲食店営業許可』の取得
詳しくお伝えしていきますね。
ラーメン屋の開業に必要なモノ①店舗そのもの
まず、店舗が必要ですよね。
ラーメン屋の店舗物件は、初めての場合『スケルトン物件』か『居抜き物件』から選ぶことになるでしょう。
新しく建物を建設するよりも、資金を抑えられますからね。
スケルトン物件と居抜き物件について詳しい情報は、下記の記事にて解説しています↓
物件を見つけたら、内装(お店の中)と外観(お店の外からの見た目)をデザインし、その通りに工事していく、という流れになります。
ここで、内装と外観を工事するための費用が必要になりますよ。
ラーメン屋の開業に必要なモノ②開業費用は500万から
開業資金として、最低でも500万円は用意しましょう。
おもな内訳はこうです↓
・家賃
・改装費
・道具や設備の維持費
実を言うとラーメン屋は、飲食店の中でも開業資金がそこまでかかりません。
だからこそ、参入する数が多いとも言えます。
ですが、これらはあくまで目安です。
立地によっては、家賃が高くなることもありますし、宣伝方法にこだわるのであれば、その分お金が必要です。
必ずしも、安い資金でできるわけではありません。
ラーメン屋の開業に必要なモノ③食品衛生責任者と防火管理者
ラーメン屋の開業には、この2つの資格取得が必須です↓
・食品衛生責任者
・防火管理者
それぞれ簡単に説明します↓
[食品衛生責任者]
✓ラーメン屋に必ず1人いないといけない
✓「食品の衛生管理、スタッフへの衛生指導ができる人」として証明された資格
✓この資格を取らないと、保健所から『飲食店営業許可』をもらえない
=ラーメン屋として開店、営業できない
[防火管理者]
✓ラーメン屋の収容人数が、30人以上(顧客+スタッフ)なら必須
✓「火災防止、火災時の避難について、ちゃんと知っている人」として証明された資格
それぞれの資格については、下記の記事にて詳しく解説してます↓
(『カフェ、喫茶店』と書いてますが、ラーメン屋にも当てはまる内容です)
「お店と道具を揃えれば、すぐにラーメン屋をオープンできる!」というわけではありませんからね。
ラーメン屋の開業に必要なモノ④保健所への飲食店営業許可
保健所から『飲食店営業許可』をもらいましょう。
『飲食店営業許可』をもらうには
・『食品衛生責任者』の資格を取る
・保健所の審査にクリアする
といったステップを踏まなければなりません。
審査をクリアするには、事前に保健所と相談しましょう。
「こんな設備が必要ですよ」
「客席はこんな風にしてくださいね」
「厨房はこんな風にしてくださいね」
と、より具体的にアドバイスをくれますよ。
早めに保健所へ行って、相談しながら進めていきましょう。
ラーメン屋開業に必要な”コト”3つ
ラーメン屋の開業に必要な”コト”を把握しておきましょう↓
・立地の選び方
・最低限必要なお店の規模
・ライバル店との差別化ポイント
それぞれ分かりやすくお伝えしていきますね。
ラーメン屋の開業に必要なコト①立地は集客にとても重要!
ラーメン屋の店舗は、どこでも良いわけではありません。
「集客ができるか」を考えながら、商圏(顧客が集まるエリア)を決めて行かなければなりません。
たとえば
・大きな国道沿いに構えたいなら、駐車場が確保できるか
・気軽に徒歩で来店してほしいなら、ビジネス街や駅周辺
など。
でなければ、たとえラーメン屋そのものが良くても「全然お客さんが来てくれない……」と、集客できなくなりますからね。
商圏を意識した物件の選び方については、下記にて詳しくお伝えしています↓
ラーメン屋の開業に必要なコト②店舗規模は10坪で充分!
結論を言いますと、10坪ほどの広さを確保できれば、ラーメン屋は開業できます。
「狭いんじゃないの?」と感じるかもしれませんが、メリットも大きいのですよ。
たとえば
・低家賃
・人件費コスト削減
・光熱費コスト削減
など。
10坪ほどの広さであれば、1人〜2人でオペレーションが可能です。
冷房設備やエアコン代の節約にもつながります。
経営が軌道に乗るまでは、小規模からスタートするのが賢い選択でしょう。
ラーメン屋の開業に必要なコト③他店舗との差別化ポイント
他のラーメン店との差別化ポイントを考えましょう。
ラーメン屋開業ステップの中でも、一番むずかしいと感じるパートです。
たとえば
・ヘルシー思考な女性向けラーメン
・海外の調味料を使った珍しいラーメン
・仕事疲れを吹き飛ばすスタミナラーメン
など。
ラーメン屋として成功するためには、いかにして”オリジナリティ”を極めるか。
オリジナリティを考えるなんて、簡単なことではありませんね。
ヒントを得るには、ライバル店をよく調査すること。
他店のメニューを参考にし、そこにオリジナリティを加える、というやり方が近道です。
今、人気のラーメン屋のレシピを参考にし、自分だけのメニューを考えましょう。
まとめ:ラーメン屋の開業は手順を知って下準備から始めよう
「ラーメン屋ってどうやって開業するの」というお客様へ、開業に必要なモノ、コト、手順をお伝えしてきました。
改めまして、ラーメン屋開業までのステップはこうです↓
①必要なモノを知る
・店舗そのもの
・100万円以上の費用
・『食品衛生責任者』と『防火管理者』
・保健所から『飲食店営業許可』の取得
②必要なコトを知る
・立地の選び方
・最低限必要なお店の規模
・ライバル店との差別化ポイント
ラーメン屋に限らず、飲食店を初めてオープンするのって、不安ですよね。
大切なのは、不安なままにしないこと、です。
何がわからないのか。
何を知らないといけないのか。
ラーメン屋の開業は、分からないことをそのままにせず、1つずつ解決しながら進めていくことが大切です。
分からないことがあれば
・情報収集をする
・経験者に聞いてみる
・その道のプロに聞く
といったように、都度クリアにしていくクセを身につけていきましょう。
「ラーメン屋を開業するまでの流れについては理解しました。ただ、開業準備がスムーズにいくか不安です」
であれば、ぜひIDEALにご相談ください。
多くの飲食店開業に携わってきたIDEALであれば、そのようなお客様の不安を減らせるかもしれません。
IDEALでは
・デザイン設計
・内装工事の施工
・お店のWEBサイト作り
・お店のパンフレット作り
を、お受けいたします。
理想的なラーメン屋が出来上がるよう、悩みや疑問点に一つ一つ対応いたします。
まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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