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2021.06.01 2022.09.10|店舗デザイン
パン屋外観のデザインと工事!おしゃれな施工事例やコンセプト設計も
本記事で、パン屋外観のデザインと工事について解説していきます。パン屋のコンセプト設計や外観の要素、デザインのポイント、施工事例、工事費用などについてご紹介していきます。
「パン屋の外観をどうデザインしたらいい?」「外観工事の費用を知りたい!」とお悩みではありませんか?パン屋の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方はぜひご覧ください。
目次
パン屋のコンセプト設計
パン屋を開業するにあたって、コンセプト設計は重要です。なぜなら集客と売上を伸ばすためには、ターゲットを設定し店舗独自の強みを明確にすることが重要だからです。
設計したコンセプトに基づいて主力商品や販売方法はもちろん、内装や外観までデザインしてください。例えば「高級食パン」をメインにしたパン屋なら、内装と外観のベースカラーを白色に統一して高級感を演出します。
なおターゲットや競合パン屋について市場調査を行ったうえで、コンセプトを設計してください。コンセプト設計を含むパン屋の開業準備の流れについて下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
パン屋外観の要素とデザインポイント
設計したコンセプトに基づいて、集客と売上につながるパン屋の外観をデザインしましょう。スムーズにデザインできるように、まずはパン屋外観の要素とデザインポイントをご紹介します。
看板
まずパン屋の看板は、顧客に店舗の存在を知らせるために重要です。例えば看板の色を茶色やクリーム色にすることで、焼き上がった美味しいパンをイメージさせることができます。
加えて看板の形も検討してください。店舗名を大きく表示させる「壁面看板」を始め、個性的な形にできる「突き出し看板」や「吊り下げ看板」があります。さらに「路上看板」を使用すれば限定パンをアピールしたり、人気商品の焼き上がりの時間を書いておいたりすることが可能です。
なおパン屋にも活用できる看板デザインのコツをまとめてありますので、下の記事もご覧ください。
外壁
次にパン屋の外壁は、顧客の第一印象を左右します。例えば木材やレンガを使用すれば、温かみのある落ち着いた雰囲気を演出できます。また黒や白などで統一することで、高級感やインパクトのある外壁をデザインすることも可能です。
ただし顧客の目に留まりやすいため、破損や汚れのないよう定期的にメンテナンスしてください。掃除がしやすいように、雨水や汚れに強い塗装を施す方法もあります。
なお店舗の内壁をデザインするコツも解説していますので、下の記事をご覧ください。
エントランス
またエントランスは、パン屋への入店経路になります。外壁の色と合わせながら、顧客が入店したくなるようにデザインしてください。例えば店内に陳列されている商品が見えるように、ガラス扉を施工したり、間口を広くデザインしたりします。
開業後には店舗周辺を通行する人の流れを観察して、看板などがエントランスを妨げないように注意してください。ゴミが落ちていたり汚れが目立ったりすると、顧客の好感度が下がる恐れがあるため、定期的に掃除をして清潔さを保つことも重要です。
照明
さらにパン屋外観に施工される照明は、明け方や日没後でも顧客にアピールできるように、店舗の看板や外観を照らします。照明をオンオフすることで、顧客に営業中であることを示す合図としても使用可能です。
看板やエントランスが目立つように、外観に施工する照明の色温度を高くして、施工場所によってスポットライトや間接照明を使い分けましょう。ただし周辺環境の景観と調和させることも忘れないでください。
装飾
なお外観に装飾を施工することでも、通行人に注目してもらえる可能性を高められます。例えば看板商品の模型を屋根に施工したり、店舗のロゴを窓ガラスに描いたりすると、店舗のコンセプトを表現できます。
加えて季節感を出すために期間限定でクリスマスや七夕の飾りなどを付けたり、花や植木などの植物を置いて自然な風合いを演出することもできます。キャンペーンやセールに合わせながら、外壁や看板と組み合わせて外観をデザインしてください。
パン屋外観デザインの施工事例
外観の要素とデザインポイントを把握できたところで、パン屋外観デザインの施工事例をご紹介します。パン屋外観デザインに活用できるように、上記のデザインポイントが活かされている部分を主に解説します。
路面店のパン屋外観
「Chris Bakery」様は住宅街にある路面店で、外観が白色を基調としてデザインされています。一目で食パン専門店であると分かるように、「食パンのロゴ」が吊り看板とポールサインにも描かれています。
また素材にこだわった食パンのように、優しい色合いのエントランスです。歩道から店内の様子が見えるようにガラス窓が施工されており、「食パンのロゴ」が可愛らしくデザインされています。
雑居ビル2階のパン屋外観
「AFFIDAMENTO BAGEL」様は、雑居ビルの2階にあるパン屋です。通行人に店舗の存在感をアピールできるように、壁看板に商品画像が掲載されたり、可愛らしいベーグルの絵がのぼり旗に描かれたりしています。
加えて落ち着いた雰囲気を出せるように内装が木材でデザインされているため、路上看板にもヴィンテージ感のある木材が使用されています。エントランスは、大きな窓ガラスから店内の様子が分かるようにデザインされています。
商業施設内のパン屋外観
「クリスベーカリー 吉祥寺」様は商業施設内のパン屋ですが、店外の顧客を意識してデザインされています。
例えば通行客に焼き上がったパンの美味しさと衛生面の安心感を届けられるように、工房部分が通路側にレイアウトされてガラス窓が施工されています。また食パン専門店であることが分かるように、ガラス窓には店舗ロゴが大きくプリント。
さらに店舗の存在をアピールする看板の役割を果たせるように、店名ロゴを表す照明が施工。コンセプトカラーの白色で統一された内装空間には、温かみのある木目の床材や壁材が施工されています。
緑があふれるパン屋外観
「PAN AU SOURIRE」様のエントランスには観葉植物が置かれており、自然の優しさを感じさせます。ファサード看板には木の枝が使用されて、通行人の注目を得られるようにスポットライトが当てられています。
通りに面したガラス張りの窓から店内の様子が見えるので、来店しやすいです。また店内の顧客がイートインで使用するテーブルと接しているため、目線の高さに店舗のこだわりを記した装飾をデザインしています。
参照:PAN AU SOURIREのfacebookアカウント
太陽光パネルのパン屋外観
「パン屋SUN to F」様は、「屋根に施工された太陽光パネル」で発電した電力によってパンを焼いています。路上看板には、太陽とパンをイメージした店舗ロゴが描かれています。遠くからパン屋であると分かるように、白と茶色の落ち着いた雰囲気の外壁がデザインされています。
エントランスは広く開放感があり、外で飲食したい顧客のニーズに応えるベンチが設置されています。窓が多方面に施工されているため、店外から店内の様子が分かりやすいです。
参照:PR TIMES「太陽の力で焼く、焼き立てパンをお届け。いつでも焼き立てパンが並ぶ「パン屋SUNtoF」が4/22(金)に愛知県名古屋市港区にオープンします。
食パン専門店の外観
「CHIGASAKI BAKERY」様の白いファサード看板には商品画像が描かれており、一目で食パン専門店であると分かります。また外観に照明が複数取り付けられており、夜間も店舗を美しく照らしています。
なおエントランスには黒い窓枠に大きな窓ガラスが施工されており、店内の雰囲気を伝えています。
参照:CHIGASAKI BAKERYのインスタグラム公式アカウント
店頭販売できる外観
「タカダノバル DELI」様の外観は、パンや惣菜などを店頭販売できるようにデザインされています。白い外壁に木材が敷き詰められたエントランスは、優しくも洗練された雰囲気。窓側に黒板が設けられ、おすすめ商品が紹介されています。
店内の「店名が印字されたコルクボード」が店外から見えるため、看板の役割を果たしています。通行人にパン屋の存在をアピールするように、「食パン工房」と記された仕切りが突き出すように施工されています。
参照:高田馬場新聞「タカダノバルが高田馬場に戻ってきました。」
ログハウスのようなパン屋外観
「PAINPATI ANTHOLOGY」様は、大きなログハウスのような外観のパン屋です。グレーや茶色の木材が組み合わせられたシックでおしゃれな外壁が印象的です。店舗ロゴがデザインされたイギリス国旗を模した袖看板が、店舗のコンセプトを伝えています。
エントランスは黒色をベースにデザインされて、顧客が出入りしやすいように間口が広く取られています。イートインスペースとして設置されたテラス席には、店外からの目線が気にならないように木材の柵が取り付けられています。
清潔感のあるパン屋外観
「月のパン屋さん」様の外観は、清潔さを感じさせる白色を基調にデザインされています。ファサード看板やドア枠、柱に淡いベージュが配色されることで、全体的に柔らかく優しい印象を与えています。出入りする顧客がすれ違えるように、両開きの自動ドアが施工されています。
道路に面したポールサインには、「月をイメージした店舗名」が目立つピンク色で表記されています。入口側の表札には、おしゃれなランプシェードが取り付けられています。
パンとビールを製造する工房の外観
「グッドエイジングストア〜Good Aging Store〜」様の外観は、まるで海外のおしゃれなお店のような印象です。「パンとビールを製造する工房」と「ハムや総菜と楽しめるレストラン」をアピールできるように、路上看板が設置されています。
外壁は黒く、エントランスは白く塗り分けられています。丸いおしゃれな袖看板が通行人にも店舗の位置を示しつつ、日没後には照明が外装をほどよく照らしています。
パン屋外観の工事費用
外観をデザインできても、費用が足りなければ工事できません。そこでパン屋にも活用できる外観工事費用の相場をご紹介します。異なる業種・業態でも、基本的に外観工事費用に違いはありません。
看板
パン屋の看板工事費用は、種類によって異なります。メニューなどを書き込める路上看板は1万円前後ですが、袖看板は10万~45万円と大型になるほど費用がかかります。
例えば奥まった住宅地にあるパン屋の視認性を高めるために、袖看板と路上看板などの複数の種類を組み合わせる方法もあります。看板の種類と工事費用について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
外壁
パン屋の外壁工事費用も、使用する素材や規模によって変わります。例えば30坪のパン屋の外壁に木材の壁を施工する費用は、150万‐250万円程度です。またコンクリートの壁に塗装する費用は、60万‐180万円程度になります。
外壁の施工・塗装費用は、耐用年数の違いに加えて撥水や防カビの加工などによっても違いが生まれます。壁材の役割や種類について下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。
照明
照明の工事費用は種類や設置数によって変わりますが、1か所につき5万円前後が相場です。外灯(外観の照明)には、門灯タイプやポールタイプ、スポットライトタイプなどがあります。ポールタイプの場合には、支柱を設置するのに1万円程の追加費用が必要です。
なお照明には、電球交換などの定期メンテナンスが必要です。点灯している間には電気代もかかるため、工事前に設置する数や点灯する時間帯を計算してください。
装飾
装飾の工事費用も、種類やサイズによって幅があります。例えば植栽の相場は、5千‐2万円程度です。見た目を美しく保つために、水やりや剪定の頻度などについて造園業者と相談が必要になります。
他にもエントランスの窓にステンドグラスを施したり、パン屋のロゴやキャッチコピーなどの入ったシートを貼ったりする場合には、2万‐10万円程度かかります。ロゴやキャッチコピーなどのデザインも依頼すると、さらに費用がかかります。
パン屋のおしゃれな内装をデザインするコツ
パン屋の外観をデザインするうえでは、内装との統一感をもたせる点も重要です。顧客が入店した時に違和感を覚えないようにするためです。統一感あるおしゃれな内装をデザインするコツとして、例えば次のような点を押さえてください。
- 動線設計を踏まえてレイアウトする
- 適切な通路幅を確保する
- イートインと販売のスペースを区切る
- 配色でパンの魅力を引き出す
- 木材の質感を生かす
- 照明でパンの魅力を引き出す
上記の点について次の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。
おしゃれなパン屋の外観をデザインしよう!
おしゃれなパン屋の外観をデザインするためには、店舗のコンセプトに基づく点が重要で、内装と統一感をもたせる点も忘れてはなりません。集客と売上を伸ばせるように、予算内におしゃれな看板や外壁、エントランス、装飾などをデザインしましょう。
IDEALはパン屋を含む店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内装のデザインと工事、集客までをワンストップソリューションとしてご提供しています。
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監修者
-
IDEAL編集部
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