2021.10.19 2023.10.24|店舗運営ノウハウ
カフェ開業に必要な資金と資格について
「カフェ開業の軍資金っていくらでしょうか?」
「カフェ開業に必要な資格はなんでしょうか?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・カフェ開業に必要な軍資金
・カフェ開業に必要な資格とあった方が良い資格
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。
これからカフェを開業していく上で、大きな疑問となるのが「カフェっていくらで開業できるの」といった、お金の部分ではないでしょうか。
カフェの規模によるとは言え、どのくらいの資金があれば良いのか、知っておきたいですよね。
同時に、軍資金以外にも必要なものがなにかを知っておきましょう。
開業までの流れをより、スムーズにしていくためです。
そこで今回は『カフェ開業に必要な軍資金、資格、内装に必要なこと』について解説していきますね。
目次
カフェ開業に必要な軍資金は最低でも500万〜600万
カフェ開業の軍資金の目安として、以下が挙げられます↓
[カフェ開業の軍資金 目安]
カフェの広さ:10坪
家賃:10万円
物件取得費:120万円(家賃の約12ヶ月分ー内訳:保証金、敷金礼金、仲介手数料など)
内装費:40万円〜50万
設備費:150万〜200万円
備品費:20万〜30万円
宣伝費:30万〜50万円
運営資金:100万円〜150万
合計:540万円
物件取得費は、家賃約10ヶ月分の保証金に加え、敷金、礼金、仲介手数料なども含みます。
また軍資金は、物件取得費や内装費だけではありません。
開店直後の赤字期間を考慮し、運営資金を用意しておきましょう。
物件取得費をできるだけ抑える方法は、”居抜き物件”を選ぶことです。
居抜き物件であれば、カフェだったときの設備を使えることがあるため、資金コストを抑えることが可能です。
居抜き物件の状態が良ければ、100〜200万円程度で開業できることもあります。
資金調達方法
自己資金以外でカフェ資金を集めるのは、容易なことではありません。
資金の集め方は、以下が挙げられます↓
・金融機関から融資を借りる
・家族、親族、知人から借りる
[金融機関から融資を受ける場合]
日本政策金融公庫を選びましょう。
政府が100%出資する政策金融機関だからです。
条件に寄りますが、無保証人、無担保で軍資金の融資を受けられます。
返済期間は13年以内。
年利は1~3%以内(返済期間などによって異なる)とされています。
[家族、親族、知人から借りる場合]
金融機関を利用する前に、まず家族や親族に相談する人は少なくありません。
ですが、始めから心地よく出資してもらう人は、実はそこまで多くありません。
そのため、家族や親族、知人から借りる場合は、ゆっくり時間をかけて賛同してもらえるよう話し合いましょう。
カフェとしてどういう事業をしていくのか、理解を得る必要があります。
もし、家族や知人に出資してもらった場合は、名前と金額を記録しておきましょう。
自己資金用の通帳に入れておき、返金に備えることが大切です。
カフェ開業に必須な資格と有利な資格
カフェ開業には、必ず取得するべき資格と、持っておくと有利な資格があります。
ここから先は、
・取得必須な資格
・あると有利な資格
について解説していきますね。
取得必須な資格
カフェを開業する上で取得しなければならない資格は、以下が挙げられます↓
・食品衛生責任者
・防火管理者
食品衛生責任者の資格は飲食店開業に必ず必要な資格です。
必ずお店に1名配置する必要があり、基本的には、お店に常駐する人が取得することになります。
防火管理者は、収容人数(顧客+スタッフ)が30名以上の飲食店を開業する場合に取得必須です。
カフェの規模、広さによって受講する内容が異なります。
食品衛生責任者と防火管理者について、下記の記事で詳しく解説しています↓
あった方が有利な資格
以下の資格は、カフェ開業に必ず取得しないといけない資格ではありません。
ですが、カフェのしてのアピールポイントを増やす、あるいは経営者としてのスキルUPに大いに役立てます。
・栄養士
・調理師免許
・バリスタ系の資格
栄養士、調理免許は国家資格ですが、バリスタ系の資格は民間資格です。
たとえば「栄養士が考えたカフェランチメニュー」あるいは「〇〇の資格を持つバリスタが淹れたコーヒー」など、資格を上手く活用してカフェとしてのアピールポイントを増やしていくのも良いでしょう。
他カフェよりもアピールできるポイントがあれば、集客力UPが期待できます。
栄養士やバリスタ系の資格、その他カフェ経営に有利な資格については、下記の記事で詳しく解説しています。
良かったら参考になさってみてください↓
カフェの雰囲気づくりにもこだわろう
カフェ開業で考慮するべきは、軍資金や資格だけではありません。
内装、カフェの雰囲気づくりについても、考慮していく必要があります。
結論、カフェの内装は、
・世界観が伝わる内装であること
・ターゲット層が明確であること
を、意識して考えていきましょう。
それぞれ解説していきますね。
カフェの雰囲気を良くするために①:世界観が伝わる内装であること
世界観が伝わる内装を目指しましょう。
デザイン、装飾、雰囲気を通して一貫性のある世界観を演出できれば、顧客に快適な空間を提供できます。
たとえば、
・長時間座っても疲れないイスやソファ
・目にやさしい配色、照明の色
・聞き心地の良いBGM
など、意識していくと良いでしょう。
顧客は、BGMや食器、インテリアなど、カフェ店内の細かい部分へのこだわりを感じると、そのカフェのファンになってくれます。
ファンになってくれる顧客は、リピーターになる確率がUPするのです。
そのため「このカフェでしか味わえない」くらい、こだわりを感じさせる世界観を演出しましょう。
カフェの雰囲気を良くするために②:ターゲット層が明確であること
カフェの内装は、ターゲットの好みになるよう作り上げることが求められています。
なぜなら、顧客にとって居心地の良い空間を提供するためです。
テレワーカーをターゲットにしているのであれば、電源や通信環境が整い、かつ程よい音量のBGMが流れている内装が適しています。
あるいは、主婦をターゲットにしているのであれば、普段の疲れを癒やすべく自然を感じさせる空間にするなど。
これらを演出していくには、コンセプトがきちんと決められていなければ実現できません。
コンセプトを決め、ターゲットを絞り、それらに合った内装や外装を作り上げるのが基本です。
結果、顧客の好みとマッチし「ここだったら〇〇な時間を過ごしたい」と感じさせることができます。
そのためカフェの内装は、コンセプトから考えたターゲットが好むような空間に作り上げましょう。
まとめ:カフェ開業はポイントを押さえてから取り組もう
「カフェ開業に必要な軍資金や資格って何?他にどんなポイントがある?」というお客様へ、カフェ開業における平均的な軍資金と、資格、内装についてお伝えしてきました。
カフェ開業の軍資金は、規模にもよりますがおおよそ開業資金は500〜600万円とされています。
できるだけコストを抑えたいのであれば、居抜き物件に絞って物件を選定していくと良いでしょう。
また、カフェ開業に必須な資格は、
・食品衛生責任者
・防火管理者
が挙げられます。
これら以外にも、
・栄養士
・調理師免許
・バリスタ系の資格
を取得して、カフェとしてのアピールポイントを増やしていくと良いでしょう。
また、カフェ開業で特にこだわるべきは内装です。
内装は、ターゲットの好みに合うような空間作りを心がけると良いでしょう。
そのためには、まずはよくコンセプトを練られることをオススメいたします。
その上でもし「どうしてもカフェのレイアウトが決められない!」ということであれば、カフェに強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなカフェにしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くのカフェオープンに携わってきたからです。
これから初めてお店を作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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