2021.05.03  2023.11.24|新規開業ノウハウ

カフェ経営に必須の資格・免許・届出・許可!調理やコーヒー製造に役立つ資格・免許も紹介

カフェ経営に必須の資格・免許・届出・許可!調理やコーヒー製造に役立つ資格・免許も紹介

本記事で、カフェ経営に必須の資格・免許・届出・許可を解説します。調理やコーヒー製造に役立つ資格・免許もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

カフェ経営に必須の資格・免許・届出・許可

カフェ経営に必須の資格・免許・届出・許可

カフェの経営には、必須となる資格・免許・届出・許可があります。そこで7点(食品衛生責任者と防火管理者、食品営業、開業届または法人設立届、税務、社会保険、労働保険)に整理してご紹介します。

食品衛生責任者資格

まず食品衛生責任者資格は、カフェ経営に必須の資格です。食品衛生法に基づいて、店舗内で製造・販売する食品の衛生管理を行うために、食品衛生責任者の資格が求められます。資格を取得してからも、最新情報を把握するために定期的な更新が必要です。

参考:e-Gov法令検索「食品衛生法施行規則」別表第17

食品衛生責任者の資格を取得する方法には、食品衛生責任者養成講習会の受講や食品関連資格保持による講習免除があります。食品衛生責任者の資格を取得する方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

防火管理者資格

次に防火管理者資格は、基準を満たすカフェの経営に必須の資格です。建物火災の予防と対応に必要な業務を統括するために、防火対象物には防火管理者の選任が求められます。例えば収容人員30人以上の特定用途の建築物に該当する場合には、防火管理者の選任が必要です。

参照元:東京都消防庁「防火管理者が必要な防火対象物と資格」

防火管理者の資格を取得する方法には、防火管理講習の受講や学識経験者の講習免除があります。防火管理者講習の受講方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

食品営業許可

また食品営業許可は、カフェ経営に必須の許可です。製造する食品の種類によって、飲食店営業や菓子製造業、アイスクリーム類製造業などがあります。また2021年の食品衛生法改正で「喫茶店営業許可」が廃止され、喫茶店の経営にも「飲食店営業許可」が必要です。

参照元:厚生労働省「営業許可業種の見直しの考え方」(P.2)

なおカフェと喫茶店の違いについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

開業届または法人設立届

そして開業届または法人設立届は、カフェ経営に必須の届出です。個人事業主としてカフェを経営するなら、開業の日から1か月以内に、納税地の所轄税務署へ開業届を提出しなければなりません。

一方で法人なら、法人設立の日以後2か月以内に、納税地の所轄税務署へ法人設立届を提出しなければなりません。経営する店舗数や雇用する従業員数などに応じて、カフェの事業形態(個人事業主と法人)を検討しましょう。

参照元:国税庁「個人で事業を始めたとき/法人を設立したとき」

税務に関する届出・許可

続いて税務に関する届出・許可も、カフェ経営には必須です。事業形態(個人事業主と法人)に関わらず必要な税務の届出・許可をご確認ください。

  • 棚卸資産の評価方法の届出書
  • 減価償却資産の償却方法の届出書
  • 青色申告承認申請書
  • 青色事業専従者給与に関する届出書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
  • 適格請求書発行事業者の登録申請書

ただし上記の全ての届出・許可が必須ではなく、希望する税務処理方法に応じて、必要な届出・許可を選ばなくてはなりません。

参照元:国税庁「個人で事業を始めたとき/法人を設立したとき」

社会保険の加入

さらに社会保険の加入は、従業員を雇用するカフェの経営に必須です。以下の条件に当てはまる場合に、健康保険と厚生年金保険への加入を求められます。

  • 常時従業員を使用する法人のカフェ(事業主のみの場合を含む)
  • 常時5人以上の従業員が働いている個人事業主のカフェ

社会保険の加入義務が生じてから5日以内に、カフェの所在地を管轄する年金事務所へ、必要書類を提出しなければなりません。事業形態(個人事業主と法人)によって、添付書類が異なります。

参照元:日本年金機構「事業所が健康保険・厚生年金保険の適用を受けようとするとき」

労働保険の加入

なお労働保険の加入も、従業員を雇用するカフェの経営に必須です。従業員を一人でも雇用している場合に、事業形態(個人事業主と法人)を問わず、労災保険と雇用保険への加入が求められます。

労働保険の加入義務が生じたら、10日以内に、カフェの所在地を管轄する労働基準監督署と公共職業安定所へ、必要書類を提出しなければなりません。なお一元適用事業である飲食業においては、労災保険と雇用保険の保険料を一元的に申告・納付できます。

参照元:厚生労働省「労働保険制度」

カフェの経営に役立つ資格・免許

カフェの経営に役立つ資格・免許

必須の資格・免許だけではなく、カフェの経営に役立つ資格・免許も確認しましょう。4点(カフェオーナー経営士・ビジネス実務法務検定・簿記・社会保険労務士)に整理してご紹介します。

カフェオーナー経営士

まずカフェオーナー経営士は、カフェ経営に役立つ資格です。カフェ経営の知識・技能(マーケティングやコミュニケーション戦略、コーヒー豆の種類・淹れ方、営業許可など)を認定する試験で、資格取得後にはカフェ経営の講師として活動できます。

カフェオーナー経営士の認定試験を受けるためには、公式Webサイトから申し込みます。受験料は税込1万円で、在宅受験できます。合格基準は、70%以上です。公式サイトで、試験の日程などをご確認ください。

参照元:日本安全食料料理協会「カフェオーナー経営士®資格認定試験」

ビジネス実務法務検定

次にビジネス実務法務検定も、カフェ経営に役立つ資格です。企業の法務部に限らず、営業や販売、人事などの職種に必要な法律知識(民法・商法・会社法など)を習得できます。例えば取引先との契約手続きなどに活用できます。

ビジネス実務法務検定を受けるためには、公式Webサイトから申し込みます。1~3の級ごとに受験料が異なり、IBTとCBTにより受験できます。合格基準も、級ごとに異なります。公式サイトで、試験の日程などをご確認ください。

参照元:東京商工会議所「ビジネス実務法務検定試験®とは」

簿記

また簿記も、カフェ経営に役立つ資格です。簿記を習得することで、経営管理や財務諸表を読む力などを習得できます。カフェの経営活動を記録・計算・整理して、財政状態の把握が可能です。

簿記の検定試験を受験するためには、各地の商工会議所または公式サイトにて申し込みます。受験料は、試験会場ごとに異なります。合格基準は、70%以上です。公式サイトで、試験日程などをご確認ください。

参照元:日本商工会議所「簿記とは」

社会保険労務士

そして社会保険労務士も、カフェ経営に役立つ資格です。社会保険労務士法に基づいて、労働社会保険の書類作成や個別労働関係紛争のあっせん手続きの代理、労務管理などの相談・指導などを行えます。

社会保険労務士試験を受けるためには、公式サイトまたは郵送にて申し込みます。受験料は、15,000円です。合格基準は、科目ごとに定められています。公式サイトで、試験日程などをご確認ください。

参照元:全国社会保険労務士連合会試験センター「社会保険労務士及び社会保険労務士法人の業務」

カフェの調理・コーヒー製造に役立つ資格・免許

カフェの調理・コーヒー製造に役立つ資格・免許

カフェ経営の集客と売上を伸ばすためには、調理・コーヒー製造に役立つ資格・免許も検討しましょう。11の資格・免許(調理師や栄養士など)を取り上げて、目的や取得方法などをご紹介します。

調理師免許

まず調理師免許は、カフェの調理に役立つ資格です。調理に関する知識・技能(公衆衛生学や食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論など)を習得できます。受験するためには、条件を満たしてから調理技術技能センターへ必要書類を提出します。

参照元:調理技術技能センター「調理師試験について」

栄養士

次に栄養士も、カフェの調理に役立つ資格です。栄養士法に基づいて、健康な方に対する栄養指導や給食運営を行えます。管理栄養士養成課程を卒業することで、栄養士の資格を取得できます。

参照元:日本栄養士会「管理栄養士・栄養士とは」

マクロビオティックマイスター

またマクロビオティックマイスターも、カフェの調理に役立つ資格です。マクロビオティック(玄米を主食に豆類・野菜・海藻類を中心とした食事法)の実践的な知識を習得できます。公式サイトから、受験の申し込みができます。

参照元:日本安全食料料理協会「マクロビオティックマイスター®資格認定試験」

食育インストラクター

それから食育インストラクターも、カフェの調理に役立つ資格です。食育の基礎を学び、指導者として活動できます。級ごとに通信講座の受講や研修会への参加などが必要で、公式サイトに申し込みに関する情報が掲載されます。

参照元:日本食育インストラクター協会「食育インストラクターとは」

フードコーディネーター

続いてフードコーディネーターも、カフェの調理に役立つ資格です。食に関する知識(文化や科学、経済・経営、デザイン・アートなど)を習得できます。公式サイトから、各級の申込方法(公式サイトや郵送など)を確認できます。

参照元:日本フードコーディネーター協会「資格試験制度」

スポーツフードアドバイザー

さらにスポーツフードアドバイザーも、カフェの調理に役立つ資格です。アスリートの栄養管理に必要な知識(栄養素と運動の関係や食事指導、種目別のレシピなど)を習得できます。検定試験の申し込みは、公式サイトから可能です。

参照元:日本能力開発推進協会「スポーツフードアドバイザー®」

コーヒーソムリエ

そしてコーヒーソムリエは、カフェのコーヒー製造に役立つ資格です。コーヒー製造に必要な知識(コーヒー豆の種類や見分け方、焙煎、コーヒーの味や淹れ方、ラテアートなど)を習得できます。認定試験の申し込みは、公式サイトから可能です。

参照元:日本安全食料料理協会「コーヒーソムリエ資格認定試験」

バリスタライセンス

またバリスタライセンスも、カフェのコーヒー製造に役立つ資格です。バリスタとしての知識・技能(コーヒーの抽出やエスプレッソマシンの調整、接客など)を習得できます。講座と試験の申し込みは、公式サイトから可能です。

参照元:日本バリスタ協会「JBAバリスタライセンス」

コーヒーインストラクター

加えてコーヒーインストラクターも、カフェのコーヒー製造に役立つ資格です。コーヒーの知識・技能(コーヒーの製造や対面販売など)を習得できます。公式サイト・メール・FAXにて、受験の申し込みが可能です。

参照元:全日本コーヒー商工組合連合会「コーヒーインストラクター検定について」

コーヒースペシャリスト

さらにコーヒースペシャリストも、カフェのコーヒー製造に役立つ資格です。コーヒーの知識・技能(コーヒーの焙煎やブレンディング、ラテアート、スイーツ・フードとのペアリングなど)を習得できます。講座と試験の申し込みは、公式サイトから可能です。

参照元:日本能力教育促進協会「コーヒースペシャリスト」

Qアラビカグレーダー

なおQアラビカグレーダーも、カフェのコーヒー製造に役立つ資格です。基準に沿って、コーヒー豆を評価できます。講座と試験の申し込みは、公式サイトから可能です。

参照元:日本スペシャルティコーヒー協会「Qグレーダーコース 概要」

資格以外のカフェ経営に関する注意点

資格以外のカフェ経営に関する注意点

以上の資格以外にも、カフェ経営に関する注意点があります。そこで本記事では、5点(コンセプト・店舗物件・外観デザイン・内装デザイン・カウンター)を取り上げて、ご紹介します。

独自性のあるコンセプト

まず独自性のあるコンセプトが、カフェ経営に関する注意点として挙げられます。独自性のあるコンセプトは、店舗経営の基本方針となり、事業計画書に活用したり、競合店との差別化を図ったりするために重要です。

例えば古民家を再利用・リノベーションしたカフェ(古民家カフェ)なら、古い街並みの観光地に合い、中高年層の消費者をターゲットにできます。古民家カフェ内装の特徴についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗物件

次に店舗物件も、カフェ経営に関する注意点です。店舗物件は、コンセプトを実現させる手段であり、立地や賃料は集客や売上に影響します。店舗物件の探し方やコツなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

カフェの居抜き物件なら、前店舗の施工した内装や設備・機器・什器を利用でき、工事費用・期間の削減や集客効果を期待できます。ただしデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外観デザイン

また外観デザインも、カフェ経営に関する注意点です。カフェの外観デザインは、コンセプトの実現や競合店との差別化、集客に影響します。おしゃれなカフェの外観をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

特にファサード(店舗正面の外観)は、カフェの顔となり、顧客が店舗に対して抱く第一印象を左右します。店舗のファサードをデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装デザイン

そして内装デザインも、カフェ経営に関する注意点です。外観と同様に、内装デザインもカフェのコンセプトを伝えるために重要で、顧客の居心地や集客、売上を左右します。外観デザインとかけ離れていては、顧客の満足度を下げてしまいます。

そこでカフェのコンセプトに合わせて、適したテイストや内装材、設備・機器・什器などを選びましょう。カフェの内装をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

カウンター

なおカフェ経営に関する注意点として、カウンターもあります。カフェの内装空間において、特にカウンターが重要な役割を果たします

  • カフェの第一印象を決める
  • 顧客の回転率を上げる
  • アットホームな雰囲気を演出する
  • 従業員の作業効率を上げる
  • コーヒーへのこだわりをアピールできる

カフェカウンターの高さとレイアウトを決めるポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

カフェ経営の資格・免許・届出・許可を検討しよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外観のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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