2020.09.02  2023.02.10|店舗デザイン

カフェの内装をデザインするポイント!内装のテイストと事例も紹介

カフェの内装をデザインするポイント!内装のテイストと事例も紹介

本記事で、カフェの内装をデザインするポイントを解説します。内装のテイストと事例もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

カフェの内装デザインが重要な理由

カフェの内装デザインが重要な理由

まずカフェの内装デザインが重要な理由を押さえておきましょう。主に以下の3点が挙げられます。

  • お店のコンセプトを伝えるから
  • 居心地や印象を左右するから
  • 集客や売上に影響を与えるから

内装デザインをとおしてカフェのコンセプト(経営の方針やサービスの強みなど)が伝わると、ターゲットにカフェの魅力をアピールできます。また居心地や印象がよいカフェをデザインすることで、顧客満足度の向上を期待できます。

なお内装デザインに居心地や印象の良さを感じてもらえるとリピーター獲得につながり、集客や売上にも好影響を与えます。カフェの内装デザインが重要な理由をさらに詳しく解説していますので、下の記事も併せてご覧ください。

カフェの内装をデザインするポイント

カフェの内装をデザインするポイント

内装デザインが重要な理由を踏まえて、カフェの内装をデザインするポイントを確認しましょう。カフェの内装をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

本記事では、上の記事で触れられていないポイントをご紹介します。

カフェと喫茶店の違いを把握する

カフェの内装をデザインするポイントとして、まずカフェと喫茶店の違いを把握しましょう。主に営業許可や提供できるメニュー、内装の特徴に違いがあります。カフェと喫茶店の開業には、「飲食店営業許可」が必要です。以前は喫茶店の開業に「喫茶店営業許可」が必要でしたが、法改正がされました。

また喫茶店にはフルサービスが採用されて、カフェにはセルフサービス方式が採用される傾向にあります。サービス方式によって従業員と顧客の動線が異なるので、カフェと喫茶店の内装デザインには違いが出ます。以上のカフェと喫茶店の違いについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

業態に合わせて設備・機器・什器を選ぶ

次に業態に合わせて設備・機器・什器を選ぶ点も、カフェの内装をデザインするポイントです。カフェのサービス方式やコンセプトなどによって、必要な設備・機器・什器が異なるからです。例えばセルフサービス方式のカフェには、注文と商品提供のためにカウンターや返却口が必要です。

一方でフルサービス方式のカフェには、従業員が接客しやすいようにテーブルのレイアウトや大きさを検討してください。什器を選ぶポイントについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

またカフェのコンセプトに基づいて、内装の素材や設備の機能を選びましょう。例えば動物カフェの内装には、安全に動物を飼育するためのスペースや柵などが必要です。動物カフェの衛生的で安全な内装デザインについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

適した内装材を選ぶ

そしてカフェに適した内装材を選んでください。カフェのコンセプトを表現するために、壁や床、天井の素材や配色を検討しましょう。

例えば内壁にコンクリートを施工すると、スタイリッシュなカフェの内装をデザインしやすいです。カフェに活用できる壁をデザインするコツをまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

また自然を感じさせるナチュラルテイストのカフェなら、フローリングなどに木材を取り入れます。カフェにも活用できる床材をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

さらに和風の古民家カフェには、屋根の形を活かした傾斜天井が合います。店舗に施工できる天井の形状や天井をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

おしゃれなカウンター席をレイアウトする

おしゃれなカウンター席をレイアウトする

またおしゃれなカウンター席をレイアウトする点も、カフェの内装をデザインするポイントです。入店した顧客の目にまず入るカウンター席は、顧客の印象を左右するからです。形や素材、サイズなどにこだわりましょう。

例えば厨房に面したカウンター席には、顧客が腰掛けやすいイスの高さやドリンクや料理を置きやすいカウンターテーブルの広さが重要になります。また窓際や壁際にカウンターをレイアウトすると、一人でゆっくり寛ぎたい顧客や景色を楽しみたい顧客のニーズに応えることが可能です。

他にもカフェに活用できるカウンターの作り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

限られたフロアを有効活用する

それから限られたフロアを有効活用することも、カフェの内装をデザインするポイントです。賃料の制約から広い物件を借りられなくても、快適に過ごしてもらえるカフェをレイアウトできます。売上目標と収容人数から、ダイニングスペースと厨房をレイアウトしてください。

例えば10坪程度の物件内に必要な数のテーブルを配置できない場合には、テラス席やテイクアウト・デリバリーの導入を検討しましょう。他にも小さなカフェの内装デザインをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

また従業員の数や必要な設備に基づいて、厨房スペースをレイアウトしてください。従業員の動線を確保できるように、設備の大きさも考慮する必要があります。厨房設備・機器・什器の選び方についてまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

店舗物件の特徴を活かす

また店舗物件の特徴を活かすことも、カフェの内装をデザインするポイントです。物件の種類(居抜きかスケルトンか)や立地、規模、外観などの特徴を活かしましょう。

例えば古民家を利用すると、レトロ感のあるカフェをデザインできます。日本の伝統的な建築技法が用いられているため、和の雰囲気を演出しやすく、競合店との差別化が可能です。古民家カフェ内装デザインのポイントをまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

コロナ対策を講じる

なおカフェの内装をデザインするポイントとして、コロナ対策を講じましょう。コロナ禍でも安定した集客と売上を得るために、顧客が安心して来店できる内装デザインが求められます。

例えば抗菌加工の施された壁紙や床材を施工して、清掃や除菌をしやすくします。テイクアウト・デリバリー専用のカウンターをレイアウトすれば、店内飲食する顧客との接触機会を減らせます。他にもコロナ禍における店舗デザイン課題と解決策をまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

カフェ内装デザインのテイストと事例

理想的なカフェの内装をデザインできるように、参考となるカフェ内装デザインのテイストと事例を調査しましょう。各事例ごとに、カフェの内装をデザインするポイントが活かされている部分を解説します。

ナチュラルなカフェ

ナチュラルなカフェ
引用:農民カフェ/味方店「Facebook公式アカウント」

ナチュラルなテイストのカフェの特徴は、自然を感じさせるデザインです。壁や床に木材が施工されたり、インテリアとして観葉植物が配置されたりします。ガラスのドアや天窓から自然光を取り入れると、明るい雰囲気が演出されます。

「農民カフェ 味方店」様は、内装に木材がふんだんに施工されたナチュラルテイストのカフェです。優しい色合いと木目が採用されており、落ち着いた雰囲気が演出されています。天井は、三角屋根を活かして木の梁が見えるようにデザインされています。テーブルやイスなどの什器も、ブラウンで揃えられています。

また内装だけではなく、カフェの外観にも木材が施工されています。周辺地域は自然が豊かな環境のため、カフェの外観が周囲に溶け込んでいます。

スケルトンなカフェ

スケルトンなカフェ
引用:ZHYVAGO COFFEE WORKS OKINAWA「GALLERY」

スケルトンなカフェの特徴は、意図的に内装材が施工されていない状態です。あえて打ちっぱなしのコンクリートや配管を見せることで、スタイリッシュな印象になります。ただし内装の断熱性を確保しづらいため、空調費のかかる恐れがある点にご注意ください。

「ZHYVAGO COFFEE WORKS OKINAWA」様は、スケルトンテイストのカフェです。天井から吊り下げられた照明や壁に施工された飾り棚は、配管でデザインされています。

またカフェの立地が海に近いため、アメリカ西海岸をモチーフとして、おしゃれな什器や設備、機器が配置されています。ネオンサインや軒先テントが施工されており、夕日が見えるウッドデッキのテラス席も特徴的です。

和風のカフェ

和風のカフェ

引用:食べログ「神楽坂 茶寮 本店 」

和風テイストのカフェの特徴は、畳や障子、襖といった日本の伝統的な建築スタイルを取り入れた内装です。「純和風」のデザインもあれば、洋風デザインを融合させた「和モダン」もあります。

「神楽坂 茶寮」様は、純和風テイストのカフェです。梁や襖によって、落ち着いた和の内装空間が演出されています。メイン料理に使用される抹茶の色をイメージさせるイスが配置され、茶道具の釜がディスプレイされています。

またエントランスに店舗ロゴのプリントされた暖簾がかけられており、店舗の存在をアピールしています。提灯のような街灯も施工されており、夜間でも通行人の目に留まりやすいです。

ラグジュアリーなカフェ

ラグジュアリーなカフェ

引用:資生堂パーラー「銀座本店サロン・ド・カフェ」

ラグジュアリーなカフェの特徴は、非日常感を味わえるように高級感のある素材やハイグレードな素材が使用される点です。漆喰や珪藻土で天井や壁が仕上げられたり、床にタイルが施工されたりします。什器や設備、機器などにも、デザイン性の高いブランド品が選定されます。

「資生堂パーラー銀座本店サロン・ド・カフェ」様は、ホテルのようなラグジュアリーテイストのカフェです。床に絨毯が敷かれ、白いテーブルクロスが採用されており、高級感が演出されています。

また壁のオレンジ色とソファやクッションの色が揃えられており、統一感が出ている点も特徴的です。ショーケースを備えたカウンターが施工されており、水滴のような照明がアクセントになっています。

ヨーロピアンなカフェ

ヨーロピアンなカフェ

引用:カナルカフェ「Restaurant side」

ヨーロピアンなカフェの特徴は、洋風のデザインです。レンガやタイル、ガラスといったグレードの高い素材が使用されます。大きな窓やテラス席を設置すると、開放的な雰囲気を演出可能です。

「Canal Cafe」様は、開放的なヨロピアンテイストのカフェです。内装は、天井のホワイトと床のブラウンをベースカラーとしてデザインされています。店内から店外を見渡せる大きな窓は開放できるため、自然換気をしやすいです。

ウッドデッキにはテラス席がレイアウトされており、柵やテントの色味は内装と調和しています。カフェは川沿いに面しているため、テラス席から四季折々の風景を見渡せます。

小さなカフェ

小さなカフェ

引用:SOROR「— NEWS —」

小さなカフェの特徴は、スペースを有効活用した座席配置です。1人用の席やテイクアウト・デリバリー用カウンターがレイアウトされます。ただし限られたフロア内に、顧客や従業員の動線を確保しなくてはなりません。

「SOROR」様は、14席の小さなカフェです。エントランスに続く通路の片側に2人用の席が、反対側にカウンター席がレイアウトされており、スペースが有効活用されています。一段上がった店舗奥には、4人用の席もレイアウトされています。

またテーブルやイス、カウンターにブラウンの木材が選ばれており、落ち着いた雰囲気です。料理を提供するトレーも木製で、内装との統一感が出ています。

レトロなカフェ

レトロなカフェ

引用:パズル浅草橋「カフェラウンジ」

レトロなカフェの特徴は、内装の落ち着いた配色(ダークブラウンなど)です。アンティークな什器や革張りのソファなどが合います。

「パズル浅草橋」様は、フランスやアメリカのアンティークな什器が配置されたレトロなカフェです。テーブルとイスが同じブランドに統一されておらず、顧客の希望や人数によって座席を選べます。またグリーンのランプシェードや絵画なども配置されており、レトロな雰囲気が演出されています。

内装には白い壁やコンクリートの床が施工されており、什器が映えるシンプルなデザインです。リモートワークや打ち合わせにも利用できるように、電源やWi-Fiを利用できます。

集客できるカフェの内装をデザインしよう!

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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