2020.09.02|店舗デザイン
カフェの内装デザインで知っておきたいこと

「カフェの内装をどうやって決めて行けばいいのかわからない」という疑問を解決する記事です。
結論、カフェの内装デザインで知っておくべきこととは、大きく分けて2つだけ。
・内装そのものが集客に直結するということを理解する
・コンセプト=デザインタイプだと理解する
この2点を抑えておきましょう。
カフェの存在が、ただ単にコーヒーを飲みに行く場では無くなってきている中「内装に力を入れたい」と考える新規開業者は増えてきています。
ですが一方で、参考になる写真や資料を見ても、何となく雰囲気をイメージするだけ。
実際は「どういう流れで決めていけばいいのか、本当は良く分かっていない」という開業者が多いのです。
そこで今回は、カフェの内装デザインで知っておくべきことを、以下の通りお伝えします。
・内装が集客に関わる理由
・カフェの内装デザインタイプ5つ
カフェを新しく開業するあなたへ。
内装デザインについて正しく学べるよう解説していきます。
目次
カフェの内装が集客に関わる理由

カフェの内装デザインが、集客に大きく関わることを理解しましょう。
その理由は、内装デザインが商品の一部だからです。
提供している食べ物・飲み物の味だけではなく、カフェの雰囲気・環境をひと目見て「このお店に入ろう」と決められます。
人が求めているもの(味・雰囲気・環境)を提供出来なければ、集客が成り立たないことをきちんと理解しましょう。
また、集客が成り立つための内装デザインを決めるには手順があります。
①コンセプトを決める
②コンセプトに合わせたデザインタイプを決める
順に解説します。
コンセプト・ターゲットを決めてから内装デザイン
まずはカフェのコンセプト・ターゲットを決めましょう。
コンセプトはカフェの概要、ターゲットとはカフェを誰に提供したいか、ということです。
・どのようなカフェにしたいのか(ゆったり過ごしやすい、仕事しやすい、子連れでも安心など)
・どんな人がターゲットか(主婦、子育て世代、会社員、学生など)
また、合わせてカフェの商圏をきちんと調査しておくこともオススメします。
住宅地が多い、学校がある、会社、駅が近いなど。
商圏内にコンセプトに合ったターゲットがいるのかを抑えておくべきです。
いないのであればコンセプト・ターゲットを変えなければ集客に繋がらなくなります。
内装デザインを決めるのはコンセプトを決めてからです。
コンセプトに合わせた内装デザインは集客力を生む
コンセプト・ターゲットが決まれば次は内装デザインを決められます。
内装デザインも商品の一部とお伝えしましたが、その役割は以下の通りです。
・コンセプトを内装デザインで表現する
・ここでしか体感できない雰囲気・環境を提供する
「このカフェだから良い」というファンを作り、ファンがリピーターになり、リピート率が高くなることで集客力が上がります。
パレートの法則(8:2の法則とも)にも、売上の8割は、2割のお客様によって成り立つというマーケティングの考え方があります。
リピート率が高いことは、すなわち売上が高くなることへと繋がっていきます。
コンセプトに合わせた内装デザインが集客にいかに大きく関わっているのか、抑えることができたはずです。
カフェの内装デザインをタイプ別に紹介

カフェのコンセプト・ターゲットが決まれば、次は具体的にどのようなデザインにしていくか。
まず、内装デザインにはタイプがあることを抑えておきましょう。
以下の通り、5つに分けられます。
・ナチュラル系カフェ
・スケルトン系カフェ
・和風系カフェ
・高級感のあるカフェ
・ヨーロッパ系カフェ
タイプ別に詳しくお伝えしていきますね。
ナチュラル系カフェ
1つ目はナチュラル系カフェです。
「自然派」が特徴。
床はフローリング、壁はレンガや石調のタイプを使用。
プランターや生花、鉢植を飾り【木・緑】をアピールし、自然を演出しています。
食器や家具等も自然を意識して木目を利用している場合が多いです。
<代表例>
・SOROR SOROR公式ホームページ
・Cozy Cafe Cozy Cafe公式ホームページ
・農民カフェ 農民カフェ公式ホームページ
・ヤワタ+コーヒー ヤワタ+コーヒー公式ホームページ
<概要・コンセプト>
・自然を感じられる環境を提供したい
・心から穏やかに過ごせる空間を提供したい
スケルトン系カフェ
2つ目はスケルトン系カフェです。
スケルトン系というのは壁や天井が塗装されていないむき出しの状態を指します。
打ちっぱなしのコンクリートや、配管等をあえて見せることでインダストリアルな雰囲気を演出。
ただし、空調が効きにくいことで設備上コストがかかるというデメリットがあります。
<代表例>
・スケルトン・カフェ スケルトン・カフェ公式Facebook
・STAND by bookstandbedtokyo STAND公式ホームページ
<概要・コンセプト>
・開放感がありストレスを感じない空間を提供したい
・長時間でも過ごしやすい環境を提供したい
和風系カフェ
3つ目は和風系カフェです。
畳や障子、襖、和家具を取り入れた和風スタイルが特徴のカフェ。
純和風スタイルもあれば、「和モダンスタイル」という現代的なデザインを取り入れているカフェも多くあります。
具体的には、建物、内装を純和風にし、家具や食器を現代風にするなどの一部を現代風にするスタイルです。
<代表例>
・茶寮 茶寮公式ホームページ
・ひみつ堂 ひみつ堂公式ホームページ
・トラヤカフェ トラヤカフェ公式ホームページ
・和カフェyusoshi chano-ma上野 和カフェ公式ホームページ
<概要・コンセプト>
・日々の疲れを癒やせる空間を提供したい
・落ち着いて過ごせる空間を提供したい
高級感のあるカフェ
4つ目は高級感のあるカフェです。
高級感というと、具体的には、色調を黒や濃い茶色などの暗い色をベースにし、家具や食器をハイグレードなものにするスタイルです。
床をフローリングやタイルにし、壁や天井を漆喰などを利用するケースが多いです。
<代表例>
・資生堂パーラー 資生堂パーラー公式ホームページ
・丸福珈琲店 銀座喫茶室 丸福珈琲店公式ホームページ
・カフェーパウリスタ銀座店 カフェーパウリスタ公式ホームページ
<概要・コンセプト>
・いつもと違う雰囲気を提供したい
・リラックスしながらも高級感を味わえる環境を提供したい
ヨーロッパ系カフェ
5つ目はヨーロッパ系のカフェです。
日本にいながら外国にいるかの如く感じられるスタイルのカフェ。
心穏やかに過ごせる雰囲気でありながら、どこか非日常的な空間を楽しめられるのも特徴ですね。
<代表例>
・ガレットリア ガレットリア公式ホームページ
・カナルカフェ カナルカフェ公式ホームページ
・La Fee Delice La Fee Delice 公式ホームページ
<概要・コンセプト>
・異国の雰囲気を感じられる場を提供したい
・気分転換できる環境を提供したい
カフェの内装デザインは他にもたくさん

上記てお伝えした5つのタイプはあくまで例として捉えて下さいね。
とにかく明るい場を提供するのであれば、ポップなデザインタイプにもできますし、子連れでも安心してゆったり過ごせる場を提供するのであれば子どもやママに優しいデザインにもできます。
提供したいコンセプトの数だけ内装デザインはたくさんあるのです。
一例ですが、スターバックスは各店舗で内装が違うという話は有名ですよね。
その理由は、それぞれの店舗で提供しているコンセプトが違うからです。
また、ここ最近ではテレワークの普及もあり男性の利用者も増えてきています。
仕事がしやすい雰囲気、環境を提供できるカフェが今後はより注目されていくことでしょう。
・仕切りがあるなどのプライベート空間がある
・テレビ会議が出来るなどのスペースがあるカフェ
・コード付きテーブルが多いカフェ
など、コンセプト決めの参考にしてみるのも良いでしょう。
カフェの内装デザインは集客力への影響が最も大きい

カフェの内装デザインは、集客のための重要な要素の一つです。
”内装デザイン=商品の一部”という認識を持ち、コンセプト・ターゲットを決めて行きましょう。
その後の集客に大きく影響する分、コンセプト・ターゲットに合わせた内装デザインを決めるのは簡単なことではありません。
タイプ別に写真や資料を参考にするだけでは不十分なのです。
本来、内装デザインを決めていくことは、あなたの「お金・時間・労力」を大きく消費することになります。
かと言って全てを業者任せにするのは間違っています。
あなた自身が主体性を持って取り組み、納得いくものを作り上げて行くことが大切なのです。
Idealは、そんなあなたが主体になることを前提に、あなたの提供したいものを形にすることができます。
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