2021.06.11|新規開業ノウハウ

動物カフェの開業に必要な申請と資格とは

動物カフェの開業に必要な申請と資格とは

「動物カフェを開業したい。必要な許可や資格ってなに?」
「動物カフェの内装って、どんなことに気をつければいいの?」
というお客様への記事です。

この記事で伝えていること↓
・動物カフェの種類
・動物カフェの開業に必要な申請と資格
・動物カフェの内装、デザイン決めでの注意点

これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきますね。

先に冒頭の質問にお答えしましょう。

動物カフェを開業するなら、下記が必要です↓
・消防署、税務署への届出
・営業許可を得るための申請
・第一種動物取扱業の登録申請
・必ず1人、動物取扱責任者を選定する

これら↑に加えて、お店の内装作りにも一工夫が必要なんですよ。

正直なところ、動物カフェの開業は、一般的なカフェと比べると、タスクが多いです。
「こんなにやることがあるの?」と、負担に感じてしまうこともあるでしょう。

ですが、ルールが多いのは”動物の安全を確保するため”ですからね。
しっかり必要な手続きを踏み、然るべき資格を取得してから開業手続きに臨みましょう。

ここから先は『動物カフェの種類と、開業に必要な許可、資格』そして『内装作りの注意点』を解説していきますよ。

お客様には「動物カフェの開業ノウハウが、ちゃんと分かっている人」と、なっていただきますね。

動物カフェとは

動物カフェとは

動物カフェとは、動物を見て、触って、楽しめるカフェを指します。

『ペットが同伴できるカフェ』とは、ちょっと違いますね。

具体的には、
◇動物カフェ:お店にいる動物との触れ合いを楽しめるカフェ
◆ペット同伴可能なカフェ:ペットと一緒に食事が楽しめるカフェ
と、理解していただくと分かりやすいでしょうか。

動物カフェは、店内に動物が”常にいる状態”です。

かと言って、1つのカフェに、さまざまな動物がいるわけではありません。

動物カフェの種類はおもに4タイプ

動物カフェの種類はおもに4タイプ

動物カフェは、おもに4つのタイプに分かれます。

以下のとおりです↓

・猫カフェ
・犬カフェ
・鳥カフェ
・爬虫類カフェ

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

動物カフェの種類①猫カフェ

動物カフェの種類①猫カフェ

1つ目は、猫カフェ、です。

動物カフェの中でも、特に人気が高いタイプ。
店内に複数の猫が飼われており、自由気ままに過ごしていることが多いです。

猫カフェに訪れる顧客は、
・眺めて楽しむ
・一緒に遊んで楽しむ
・おやつを与えて楽しむ
といった形で、店内を過ごすことになります。

猫カフェの多くは、滞在時間に合わせて料金設定をしています。

中には、
・ドリンクは別料金
・フリードリンク制
・ワンオーダー制
などのシステムを設けている猫カフェもありますよ。

動物カフェの種類②犬カフェ

動物カフェの種類②犬カフェ

2つ目は、犬カフェ、です。

ここで言う犬カフェとは『ペットの犬を連れて利用できるカフェ』ということではありません。

お店にもともといる犬の様子を見て、食事やドリンクを楽しむカフェを指します。

先ほどの猫カフェ同様に、
・眺めるだけ
・おやつを与えてみる
・ボールやおもちゃで一緒に遊ぶ
といったように楽しめます。

中には、広いスペースを作って”ドッグラン”を設けているカフェも。

犬と一緒に走って、ストレス発散できるのも魅力の1つでしょう。

動物カフェの種類③鳥カフェ

動物カフェの種類③鳥カフェ

3つ目は、鳥カフェ、です。

鳥カフェは、おもに2タイプに分かれています↓

[小鳥カフェ]
・文鳥
・インコ
・カナリア
など。

[猛禽類(もうきんるい)カフェ]
・ワシ
・タカ
・フクロウ
など。

猛禽類カフェでは、フクロウやタカの足を『リーシュ』という短い紐でつないでおかないといけません。

勝手に飛んでいってしまわないようにするためです。
お店によっては、腕に乗せて楽しむこともできるようです。

動物カフェの種類④爬虫類カフェ

動物カフェの種類④爬虫類カフェ

4つ目は、爬虫類カフェ、です。

爬虫類カフェは、爬虫類が入ったガラスケージをあちこちに展示している場合が多いですね。

・ヘビ
・かめ
・トカゲ
・ヤモリ
・イグアナ
などを眺めながら、食事やドリンクを楽しめます。

爬虫類って、目にする機会があまりないですよね。
テレビや図鑑でしか見た事がない人もいるでしょう。

「爬虫類をペットとして飼うには、ハードルが高い」
そんな人にとって、普段味わえない感覚を楽しめる空間でもあります。

動物カフェの開業に必要な許可とは

動物カフェの開業に必要な許可とは

動物カフェ開業に必要な申請、許可を把握しておきましょう。

4タイプともに共通しています↓

・消防署、税務署への届出
・営業許可を得るための申請
・第一種動物取扱業の登録申請
・必ず1人、動物取扱責任者を選定する

それぞれお伝えしていきますね。

動物カフェの開業に必須なこと①消防署、税務署への届出

1つ目は、消防署と税務署への届出について。

[消防署への届出とは]
・防火対象設備使用届
・火を使用する設備等の設置届
・防火管理者責任届(店内の収容人数が30人以上の場合)

動物カフェは、不特定多数の顧客が利用しますよね。
そのため、消防法上の届出が必要です。

[税務署への届出とは]
・開業届
・青色申告承認申請書
・給与支払事務所等の開設届出書(スタッフを雇う場合)

税務署への届出が必要なのは「動物カフェとしてビジネスをはじめます」と申告するために行います。

スタッフを雇うことになれば、給与に関する手続きも必要ですね。

動物カフェの開業に必須なこと②営業許可を得るための申請

動物カフェの開業に必須なこと②営業許可を得るための申請

続いて、営業許可の申請について。

営業許可は、各自治体の保健所からもらうことになります。

動物カフェの営業許可とは、おもに以下が挙げられます↓

・飲食店営業許可
・喫茶店営業許可
・食品製造業許可
など。

”など”と書いた理由は、自治体によって”動物カフェ作りのルール”が違うからです。

食事の提供があるので、一般のカフェ開業と同じように営業許可を取らなければなりません。

ただし「動物が常に店内にいる」状態なので、その点については保健所と相談する必要があります。

たとえば
「猫がいるなら客席はこうして」
「鳥がいるなら厨房はこのようにして」
など、一般のカフェよりも厳しく審査されることがあるからです。

お店の安全性と衛生面について「一般的なカフェよりも厳しく見られるのか」と心得ておきましょう。

動物カフェの開業に必須なこと③第一種動物取扱業の登録申請

続いては、第一種動物取扱業の登録申請、について。

[第一種動物取扱業ってなに?]
有償、無償に関わらず、営利を目的として動物の取り扱いを行う、あるいは社会通念上、業(なりわい)と認められる行為。

要するに「動物たちもカフェのスタッフとして扱いますよ」ということです。

第一種動物取扱業の申請は「動物たちの安全性を”守る”、”約束する”ために行うのだ」と理解しましょう。

第一種動物取扱業の申請は、おもに哺乳類、鳥類、爬虫類から選ぶことになります。

また、業種として
・販売
・保管
・貸出
・訓練
・展示
・その他(オークション/老犬老猫ホーム)
から選ぶことになります。

動物カフェでしたら『展示』になるでしょう。

手続きとしては、
1:登録申請書類を提出する
2:カフェとしての施設チェック、視察が入る
3:動物取扱責任者を選定する
といった流れになります。

動物カフェの開業に必須なこと④必ず1人、動物取扱責任者を選定する

動物カフェの開業に必須なこと④必ず1人、動物取扱責任者を選定する

最後に、動物取扱責任者を選定する、についてです。

第一種動物取扱業を申請するときは『動物取扱責任者』を、必ず選定することになります。

動物取扱責任者は、以下の3つを満たしていなければなりません↓

1:以下のどれかに該当しているか↓
 ✓動物取扱責任者の実務経験が半年以上ある
 

 ✓畜産学や、動物の生理生態についての教育機関を卒業している
 

 ✓以下のいずれかの資格を1つ持っている
  ・動物看護士
  ・動物取扱士
  ・愛犬飼育管理士
  ・家庭動物管理士
  ・愛護動物取扱管理士
  ・愛玩動物飼養管理士(1級、2級)

2:『動物取扱責任者』の受講歴があるか
 ✓受講したことがないなら、新規で動物取扱責任者の研修を受講すること 

3:以下に該当していないこと
 ✓青年被後見人や被保佐人、または破産者で復権を得ないもの

 ✓動物愛護および管理に関する法律により、動物取扱責任者の登録を取り消されている
  または処分日から2年経過しない場合

 ✓法第19条第1項の規定により業務停止を命ぜられ、停止期間が2年を経過していない

常勤スタッフの中から、これら↑の条件を満たしている人を、1人だけ選ばなければなりません。

動物カフェ開業の注意点:営業時間の制限について

動物カフェ開業の注意点:営業時間の制限について

動物カフェは、営業時間についても気にしなければなりませんよ。

動物カフェの営業時間は、20時まで、とされています。

『動物の愛護および管理に関する法律』によって、決められています。

ただし猫カフェについては、以下の条件であれば、22時まで営業が認められているんですよ↓

・生後1年以上であること
・猫自身が、カフェ内を自由に動き回れること
・猫自身が、休憩場所に自由に移動できること
・猫を展示している時間の合計が12時間を超えないこと

猫カフェとして20時以降も営業するなら、これら↑を踏まえたレイアウト作りが必要ですね。

動物カフェ開業の注意点:内装デザイン設計について

動物カフェ開業の注意点:内装デザイン設計について

動物カフェの内装は、以下を踏まえて設計していきましょう↓

・厨房に動物がいない
・動物は、客席スペースにいる
・動物が、勝手に厨房に入ってこないようにする

まずは、動物がいるスペースと、厨房とをきちんと分けた内装であることが必須です。

ですので、客席と厨房は、縁や壁などで区切りましょう。
また、客席を歩いた履物で厨房に入らないよう注意が必要ですよ。

カフェとしての衛生面に配慮するためです。

動物カフェは、カフェとしての衛生面に気をつけつつ、動物にストレスがかからない内装が求められます。
ですから、動物が快適に過ごせるデザイン設計に強い、施工会社や業者を選びましょう。

まとめ:動物カフェの開業は一般のカフェよりも求められるレベルが高い

まとめ:動物カフェの開業は一般のカフェよりも求められるレベルが高い

「動物カフェを開業したいけど、何から始めたら良いの?」というお客様へ、動物カフェの種類と、必要な許可や手続き、内装作りのポイントについてお伝えしてきました。

動物カフェの開業は、一般的なカフェ開業よりも難しいとされています。

動物を扱うことになるので、保健所の審査が厳しくなるからですね。

ですが、資格取得や設備など、求められるタスクをクリアしていかなければ、動物カフェを開業できません。

だからこそ「何が必要なのか、どんな設備でないといけないのか」などの情報収集が必要です。

もし「どうしても動物カフェのレイアウトが決められない!」ということであれば、カフェ作りに強い施工会社に相談する、というのも一つの手です。

中でもIDEALであれば、お客様の「こんなカフェにしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。

お客様の考えを汲みとれる理由は、これまで多くのカフェオープンに携わってきたからです。

これから動物カフェを作り上げるのに、動物のことを考えながら、デザインを設計していくのは、簡単なことではありません。

ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。

ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
新規開業、店舗運営のお悩みや知りたい情報をわかりやすくお届けいたします。

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

店舗作り、集客の
無料見積もり・相談をする