2018.10.15  2020.08.12|新規開業ノウハウ

お酒と食事ができるダイニングバー!コンセプトを決めて開業しよう

お酒と食事ができるダイニングバー!コンセプトを決めて開業しよう

ダイニングバーはお酒と料理を楽しめる特徴があります。そのため、コンセプトの設定項目が多く、開業前の入念なプランニングが成功のキーといえるでしょう。

メニュー数を増やせばお店は繁盛する、と考えている人もいるのではないでしょうか。たしかに、男女問わず集客するためにはメニュー数も大切ですが、それ以外にもお店のオリジナリティを出すことも重要です。

今回は、ダイニングバー開業前のコンセプトや物件選びなどのポイントをご紹介します。

ダイニングバーのコンセプトとは?

ダイニングバーとは、文字どおり食事を楽しみながらバーとしての雰囲気も兼ね備えた店舗のことです。

ダイニングバーを成功させるためには食事とアルコールメニューを充実させるだけでなく、店舗の雰囲気も大切でしょう。

たとえば、カップルが楽しめるムードある内装にする、仕事仲間と軽く飲めるゆったりできるスペースを用意する、などの内装アレンジも必要です。

食事としては、イタリアンや和風、フレンチなどの個性を打ち出した店舗もあり、アルコールは定番のビールや、焼酎、ワインの品揃えもポイントとなります。

ダイニングバーで固定客をつかむためには、オープン前のチラシの配布やDMなどの事前PRを積極的に行いましょう。

また、お店の看板メニューや季節限定メニューを用意し、お客様により良いサービスを提供することも顧客の固定客化には欠かせません。(※1)

物件選びのポイントは?

物件を選ぶ際には店舗のコンセプトや予算を考えた上で決める必要があります。物件で最も多いのが、前に使用していた店舗の内装などがそのまま残った「居抜き物件」です。

居抜きのメリットは、カウンターがある店舗なら設置工事が必要ないため費用削減できる点でしょう。デメリットは、店舗の内装がある程度決まっているのでレイアウトの自由度が低いことです。

もう1つ、「スケルトン物件」という設備を完全に撤去してある物件(もしくは新築)もあります。スケルトンはイメージ通りの店舗レイアウトを実現しやすいことがメリットでしょう。

デメリットは居抜きよりも初期費用がかかることです。

ダイニングバーの物件としては駅近や繁華街、オフィス街が人気ですが、それぞれの立地条件を考慮することも重要です。駅近や繁華街のメリットは、人通りが多く通勤帰りの集客が見込めることでしょう。

一方で、デメリットとして家賃が高いことがあげられます。オフィス街のメリットは、飲み会後の2次会で利用しやすいことですが、デメリットとして価格競争に巻き込まれる可能性があります。

お酒や料理のポイントは?

お客様が楽しめるダイニングバーにするためにはターゲットに合ったメニュー選定も重要です。

女性をターゲットにした店舗なら、サラダ、パスタ、季節のフルーツなどのメニューを取り入れたり、アルコールならカクテルメニューを充実させるのも良いでしょう。

また、男性ならローストビーフ、スペアリブ、生ハム、アルコールは日本酒やウイスキーも人気があります。

さらに、メニューにバリエーションを付けることもポイントです。たとえば、ビールやカクテルのメニュー数が多いお店の場合は、「バー」のイメージが強い店舗となるでしょう。

それ以外にも、立地によってお店のコンセプトやターゲットをしぼり、メニューにバリエーションをつけることも有効です。

たとえば、駅近の男性が仕事帰りにフラッと立ち寄る店舗なら、男性向けのフードやアルコールメニューを充実させると良いかもしれません。

開業に必要な資金はどれくらい?

ダイニングバーの開業に必要な資金は「設備工事費」や「什器備品費」「開業費」など合計約3570万円が目安です。

具体的には、40坪60席のダイニングバーの場合、設備工事費は「内外装工事費」「厨房設備工事費」「機械設備費」など計約2500万円、什器備品費は約700万円の資金を検討しましょう。

また、開業費の初期費用として「広告宣伝費」「アルバイト募集費」「開業前人件費」など計約370万円が目安となります。初期費用として人件費を削減するためには家族に協力してもらうのも1つの方法です。

ビジネスプランの収支例を、客数1日80人・年間営業日数340日の店舗で見てみると、初年度売上計画として、平均日商が約24万円、年商は約8160万円が目安です。

なお、これらの資金額やビジネスプランは出店状況などにより異なりますので注意しましょう。(※2)

個性を演出して繁盛するダイニングバーへ!

ダイニングバーの固定客をつかむためには、開業の段階からコンセプトや個性を打ち出すことがとても重要です。

「味だけでなくコスパも良い」「会社の2次会にも使いやすい」などといった、さまざまなお客様のニーズに応えられるためにも、お店の雰囲気作りや資金のビジネスプランをしっかりと考えていかなければなりません。

そして、ターゲットに合った料理やアルコールメニューを充実させて、繁盛するダイニングバーを目指しましょう。

※1.【RED Sally】CONCEPT

※2.【岐阜 創業サポートセンター】創業支援コラム 資金調達とビジネスプランの策定その2

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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