2020.07.16 2020.07.14|店舗運営ノウハウ
店舗経営で悩んでいるならECサイトを作って成功を目指そう
店舗での売り上げが落ち込んでしまっていてどのようにして打開したら良いのかと悩んでいる人もいるでしょう。
経営者として大きな舵を切るのはなかなか大変なのは確かですが、ECサイトを作って運用するのは効果的な方法です。
この記事ではECサイトを作るメリットを売り上げと集客という二つの観点から紹介し、導入方法についても提案します。
ECサイトを作れば売り上げが伸びる
ECサイトを作って運用すれば本当に売り上げが伸びるのかと疑問に思う人もいるでしょう。
ECサイトを作ると販売チャネルが増えるので一般的には売り上げは増えますが、その経費も考えると本当に利益を生み出せるのかが問題になりがちです。
しかし、一般的には売り上げが伸びる可能性が高いので、どういう理由なのかを三つの観点から確認していきましょう。
店舗営業時間外の顧客対応ができる
店舗経営の問題点として24時間営業はコストがかかってしまって対応が難しいという点があります。
昼間はある程度の来客があっても夜から早朝にかけてはほとんど来客がなく、経営者自身が一人で運営をしない限りはアルバイトなどの人件費がかさんでしまいがちです。
光熱費だけでもコストが高く、割に合わないという考え方で営業時間は短くせざるを得ない場合が多いでしょう。ただ、それによって営業時間外に顧客にできる可能性がある人達を見限ってしまっていることになります。
ECサイトの場合には24時間サイトを稼働させても余計なコストがかかるわけではありません。当然のように夜間に利用したい顧客にも対応できるので顧客層が広がります。
店舗の対応エリアを超えるターゲット層を顧客にできる
ECサイトはエリアについても影響を受けないのが特徴です。店舗経営ではその店舗にアクセスしやすい人しかターゲットにすることができません。
広いエリアで顧客を獲得するためには店舗数を増やしていかなければならず、膨大なコストをかけなければならないでしょう。
しかし、ECサイトならインターネットアクセスが可能なところならどこからでも利用してもらうことができます。日本国内だけでなく、海外から利用してもらうことすらできるのです。
そのため、店舗の対応エリアを大きく超えたターゲット層を得ることができます。店舗をそもそも利用しないという人もターゲットにできるので飛躍的に売り上げが伸びる可能性があるのです。
ECサイト独自の送料対策サービスで売り上げを確保できる
ECサイトでは店舗とは異なるサービスを提供することも可能です。
例えば、商品販売の場合には店舗で売れば顧客が商品を持ち帰ってくれますが、ECサイトでの購入の場合には宅配便などで送らなければならないでしょう。
送料負担が気になってしまうユーザーも多いですが、例えば一定金額以上購入すれば送料無料というよくあるサービスをするだけで状況が一転します。
ユーザーが本来買おうとしていなかったものまで探して買おうと思ってくれる可能性があるのです。
利益が減らない程度にボーダーラインの金額を設定すれば、売り上げは増えて商品回転も良くなり、ユーザーの満足度も高まるのでメリットが大きい戦略でしょう。
ECサイトの効果的な運用は店舗集客につながる
ECサイトは運用の仕方次第で店舗集客も行えます。
基本は店舗売り上げを伸ばすことに注力したいというケースでもECサイトを構築する意味があるので、どんな方法があるのかを理解しておきましょう。
ECサイトでクーポンを発行すれば店舗集客に直結する
ECサイトは24時間いつでも閲覧できるのがメリットで、忙しい人でも気が向いたときにさっと様子を見ることができます。
そこでもし店頭限定クーポンがあったら内容をチェックしたいと思ってくれるのは想像できることでしょう。ECサイトで商品販売をするだけでなく、店舗でだけ利用できるクーポンを発行するのは店舗集客につながります。
割引クーポンだけでなく、先行予約品の抽選券、粗品の引換券やガラポンへの挑戦券などでも集客力があるので、色々な方法で集客戦略を考えることができます。
ECサイトの独自サービスで店舗集客もできる
前述のようにECサイトでの購入は送料がかかるのがユーザーにとって悩みになりがちです。
この問題に対する独自サービスとして一定金額以上で送料無料にするのではなく、デメリットを被らないためには店舗に行けば良いという発想をユーザーに持たせると店舗集客につながります。
例えば、店舗で購入をした人にはクーポンを渡してECサイトからの購入を一回送料無料にするといったサービスをすると店舗でも買おうと考えるユーザーが出てくるでしょう。
また、店舗引き取りなら送料がかからないというのも効果的で、予約販売商品を取り扱っているときには予約のために店舗に行かなくて良いというのがユーザーにとってメリットになります。
メルマガの配信なども店舗集客につながる
ECサイトから会員登録を促すというのも効果的な方法です。
注文するときにはメールアドレスの入力が必要という形にして、確認メールと一緒に店舗限定クーポンを送るといったこともできるでしょう。
また、チェックボックスを用意しておいてメルマガへの登録を促すのも良い方法です。メルマガで店舗でのセール情報を発信したり、お得な商品の紹介をしたりすれば集客ができます。
ECサイト上で自由に登録できるようにしておくのは基本ですが、購入してくれたユーザーには登録を促すようにすると、リピーター獲得に直結するでしょう。
ECサイト構築の方法
ECサイトを構築するときにはどうやったらコストパフォーマンスが高いかをよく考える必要があります。
社内で構築できるようなエンジニアがいるのであれば問題ありませんが、ECサイトの構築を悩んできたケースでは自社で作成するのは難しいでしょう。
その際には外部委託で構築するのが効果的です。
外部委託のコストは下がってきている
ECサイトのような高度な技術を必要とするものを作成してもらうにはかなりのコストがかかるのではないかと考えがちです。
しかし、ECサイトが登場した初期とは異なり、市場競争の結果としてコストがかなり下がってきています。方法によって違いはあるものの、初期費用で数万円から数十万円、月額費用で数千円から十数万円くらいが相場になっています。
フリーランスエンジニアに依頼するなどの工夫をすれば費用の調整も利きやすいので前向きに検討してみましょう。
IT導入補助金の活用も検討しよう
日本では政府が企業でのIT導入を推進していて補助金を出しています。
特にコロナウイルスの影響があって店頭での農耕接触を避けるべきという考えが生まれたこともあって、IT導入補助金の臨時対応の公募も行われるようになりました。
ECサイトの構築と運用についてもやり方次第では対象になるので検討してみましょう。補助金を得るためには条件を満たさなければならないため、社外に委託して構築してもらう場合には補助金の事情に詳しい業者を選定することが大切です。
社内で構築する場合にもウェブの機能を生かしてユーザーとのコミュニケーションを取りやすい設計をするなど、条件を満たせるような工夫を凝らして作り上げるようにしましょう。
店舗売り上げの打開にはECサイトを使おう
店舗売り上げで悩んでいるときにはECサイトを運営して打開するのが効果的な方法です。
販売チャネルが増えることで売り上げを伸ばせる可能性が高いだけでなく、店舗集客にも応用できる魅力があるのがECサイトです。
IT導入補助金を得て構築することもできるようになっているので、ECサイトを構築して上手に運用していきましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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