2018.11.07　 2020.12.04|新規開業ノウハウ

【小料理屋を開業するなら？】店舗の経営に欠かせないノウハウまとめ

雰囲気のいい小料理屋を開いて、お客さんに楽しいひと時を提供したい。そんな夢が実現できたら素敵ですよね。

でも小料理屋を開くとなると、どんな手続きが必要なのか、どんな知識や資格を持っていたほうがいいのかなど、準備段階でいろいろな疑問を解決しなければなりません。

せっかく夢だった小料理屋を開いたのに、経営がうまくいかずにすぐに閉店することになってしまったら元も子もありません。

そうならないためにも、小料理屋を開く際に必要となる手続きの方法や成功のポイントを紹介します。

小料理屋を開業する流れは？
小料理屋経営に必要な手続き
小料理屋を開業する場合のコツは？
失敗を避けるために意識すべきこと
真心のある小料理屋を経営しよう

小料理屋を開業する流れは？

小料理屋を開業するにあたってまず初めに考えるべきことは、コンセプトを定めることです。

お客さんにどんなサービスを提供したいのか、自分の開きたい店はどのような特徴を売りにするのかを明確に決めることが重要です。コンセプトが決まったら、次は資金調達です。

規模や立地によってかかる費用は変わってきます。資金不足が予想される場合は居抜き物件を検討しましょう。その後、内外装工事を施工業者に依頼します。

風情のある外観と落ち着いた雰囲気は小料理屋に欠かせません。工事完了までの間に、備品の手配や宣伝広告の立案、手続きや資格の取得など、やるべきことを確実に消化していきましょう。

お店を開きたいと思っている人は世の中にたくさんいます。その中で成功を収めるには、やはり差別化が必要となります。

メニューの内容にこだわったりお店の内装を独特なデザインに統一したりするなど、工夫を凝らす必要があるでしょう。

小料理屋経営に必要な手続き

小料理屋を開く際はいろいろと届出が必要となります。飲食店を経営する際には、税務署に開業届を提出しなくてはなりません。開業届は事業を始めてから1カ月以内に提出する必要があります。

また、飲食店には食品衛生責任者の資格を持った人が必要です。特に難しい試験があるわけではなく、各都道府県の保健所で実施している講習を受ければ取得することができます。

そして保健所にはもうひとつ、営業許可申請書を提出する必要があります。飲食店を運営するうえで必要な設備が整っているかを保健所に検査してもらい、合格すれば営業許可書が交付されます。

小料理屋を経営するには調理師免許が必要なように思えますが、実は必須ではありません。ただ、調理師免許を持っていると、食品衛生責任者の資格を自動的に取得することができるので、その点は便利でしょう。

ほかにも、料理屋を経営するわけですから、料理の知識は多いに越したことはありません。食材やその調理法の知識はメニューの幅に直結しますので、他店との差別化を図るという意味でも有利になるでしょう。

小料理屋を開業する場合のコツは？

小料理屋といえば、落ち着いた和やかな雰囲気の中で料理やお酒を楽しめるのが持ち味です。日々の喧騒を忘れられる空間作りが重要となるでしょう。それに加えて、お客さんへの細かな気配りも必要です。

小料理屋はお客さんとのコミュニケーションをとる機会が多く、その対応によってリピーターを得ることが成功へのカギとなります。

お客さんに心地良い時間を過ごしてもらい、自分のお店にまた来てもらえる喜びは小料理屋経営の大きな魅力のひとつです。小料理屋を開業する場合は、お客さんの心をつかむようなサービスを心がけるのを忘れてはなりません。

失敗を避けるために意識すべきこと

どんな分野で起業するにしても、同業他者との差別化は絶対に必要です。小料理屋を開業するなら、外観や内装、メニューの内容を工夫すること、お客さんを第一に考えたきめ細やかなサービスに力を入れることが重要となるでしょう。

開業してからも料理のアイデアを考えインテリアなどに工夫を施すことで、サービスの幅が広がります。しかし、そういった経営面での心労やストレスで体調を崩してしまうことも十分考えられます。

自分の体と上手く折り合いをつけていきましょう。体と心がしんどい状態ではお客さんを満足させるサービスはできませんし、ほかの従業員にも迷惑をかけてしまいます。自分と周りの人のことを大切に考え、余裕を持って経営を行いましょう。

真心のある小料理屋を経営しよう

小料理屋を開業するには、手続きだけでなく経営に欠かせない工夫や心配りが思った以上に多く、大変なエネルギーが必要になります。同業他者との差別化やお客さんの心をつかむサービスに心血を注がなければ勝ち抜けません。

しかし、自分の感性を表現でき、お客さんとの温かいコミュニケーションが取れる魅力ある仕事です。自分と周りの人のことを大切にして誠心誠意努力すれば、それが認められて徐々に理想のお店を実現させることができるでしょう。