2018.02.07  2023.05.30|店舗運営ノウハウ

店舗におしゃれな外観をデザインするコツ!外観の重要性や要素、施工事例、費用

店舗におしゃれな外観をデザインするコツ!外観の重要性や要素、施工事例、費用

本記事で、店舗におしゃれな外観をデザインするコツをご紹介します。外観の重要性や要素、施工事例、工事費用なども解説します。

「店舗におしゃれな外観をデザインするコツを知りたい?」「外観工事費用はいくら?」とお悩みではありませんか?店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

店舗外観デザインの重要性

店舗外観デザインの重要性

店舗のおしゃれな外観は、集客や売上を上げるために重要です。外観デザインがもたらす重要性を3点に整理してご紹介します。

コンセプトを実現できるから

まずコンセプトを実現できるから、店舗外観デザインが重要です。例えば大理石やガラスを外観に施工することで、高級志向の店舗を表現できます。

また親近感があり入店しやすい店舗を目指すなら、開放的なエントランスやメッセージ性のある看板を施工します。つまり外観デザインは、店舗のコンセプトを表現する手段です。 

店舗の第一印象につながるから

また店舗の顔として機能するため、外観デザインは店舗の第一印象につながります。デザインを工夫することで、通行人から注目を集めたり、顧客に好印象を与えたりできます。

コンセプトを表現した魅力ある外観デザインは、店舗の集客効果を高めます。通行人の足を止めて「入ってみたい」と思わせる外観をデザインしましょう。

店舗をブランディングできるから

さらに店舗外観デザインからコンセプトが浸透して集客数を増やせたら、店舗をブランディングできます。競合店にない商品・サービスの付加価値を提供することが前提となりますが、外観の独自性を出すことでさらに競合店との差別化が可能になります。

競合店との差別化を図れば、商品・サービスの価格競争から脱却して、ブランド価値を向上させられます。

店舗外観を構成する要素

店舗外観を構成する要素

店舗外観デザインの重要性を把握したうえで、店舗外観を構成する要素をご紹介します。おしゃれな店舗の外観をデザインできるように、各構成要素の機能や役割を確認しましょう。

外壁と屋根

まず店舗外観の大半を占める要素は、外壁と屋根です。店舗の内装を風雨から守ったり、店舗外観の雰囲気を表現したりする機能をもちます。コンセプトに基づいて、外壁・屋根の配色や素材を選びましょう。

またオリジナリティのある外壁と屋根をデザインすると、顧客の注目を引くきっかけとなり、集客に良い影響をもたらします。店舗内装においても壁のデザインは重要ですので、下の記事も併せてご覧ください。

エントランス

次にエントランスは、顧客を店外から店内へと迎え入れる役割を担っています。視認しやすく入店を促せるエントランスが必要です。そのためには店舗の業種や業態、コンセプトを踏まえたデザインを心がけてください。

またエントランスは店舗の出入り口ですから、常に清潔に保ちましょう。清潔感は店舗の第一印象を大きく左右します。掃除をしやすい素材とデザインを選んでください。

看板

また看板は店舗の目印であり集客を促すツールでもあります。店舗の業種や業態、コンセプトなどが伝わるように看板をデザインすることが大切です。また遠方や車内からも顧客が店舗の存在を視認できるように、アイキャッチの要素も取り入れてください。

なお看板のデザインのコツや役割・種類についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

照明

また照明が店舗の外観を効果的に照らしていると、自然と顧客の目が引き寄せられます。つまり照明の役割は明るさを灯して安全性を確保するだけではなく、集客や売上を向上させる役割も担っています。

また店舗外観のイメージは、照明の色や強さで変わります。照明の役割・種類についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

装飾

さらに店舗の外観に装飾を施せば、おしゃれな雰囲気を演出したり、宣伝効果を期待したりできます。例えば店頭にPOPが飾られていると、販売されている商品やサービスが一目で分かり、顧客の購買意欲を刺激します。

また幟(のぼり)を設置して店舗をPRすれば、遠方や車内の人から視認してもらえるので、集客や売上のアップを期待できます。より多くの人に興味をもってもらうために、POPや幟などの装飾を利用して外観をデザインすることも大切です。

店舗におしゃれな外観をデザインするコツ

店舗におしゃれな外観をデザインするコツ

外観の重要性と構成要素を把握したら、店舗の外観デザインを開始しましょう。店舗におしゃれな外観をデザインするコツをいくつかご紹介します。

市場調査をしてターゲットを絞る

まず市場調査をしてターゲットを絞ってください。絞り込んだ特定層のニーズに応えることで他店舗との差別化を図りながら、独自性のあるおしゃれな店舗の外観をデザインしやすくなります。

市場調査をする際は、店舗の周辺環境とターゲットの行動に注目してください。道路に対する店舗の位置や通行人・走行車の進行方向によって、店舗外観の見え方が変わるからです。人の流れが多い場所に看板や装飾を設置しないと、店舗の目印として機能しません。

また競合店の外観も調査して、外観のテイストや魅力を分析してください。人気店の長所を参考にしながらも、独自性のあるおしゃれな外観をデザインすることで、競合店との差別化を図りやすくなります。

店舗のコンセプトを表現する

次に外観に店舗のコンセプトを表現すると、ターゲットの集客と売上の向上に繋がります。例えば「大人の隠れ家となる高級志向の店舗」を目指すなら、壁や照明に使用する素材のグレードを高くして、看板や装飾の数や配色を抑えます。

反対に「学生に人気な大衆店」を開店するなら、開放的なエントランスや派手な装飾をデザインします。カジュアルで入店しやすい雰囲気を演出できれば、ターゲットとする若者から支持されやすいです。

上記のとおり、顧客は外観から店舗のコンセプトを捉えて、入店を判断します。店舗のコンセプト設計についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

注目を集めるデザインを取り入れる

また遠くにいる顧客に店舗の存在を知らせるために、外観に注目を集めるデザインを取り入れましょう。

例えば店舗のロゴやブランドカラーを入れた看板を外壁や屋根の高い位置に施工すれば、遠方からでも店舗の存在を視認してもらいやすくなります。一方で店舗近くを通行する人へ向けて、一押し商品・サービスのメニューボードを設置することで、店舗の魅力をアピールできます。

また外壁の素材や色、形なども、顧客から注目されるデザインにとって大切です。スタイリッシュさを演出できる金属から温かみを感じさせる木材まで幅広いので、店舗のコンセプトに合わせて選んでください。

店内の様子を効果的に見せる

さらに店内の様子を効果的に見せることで、集客や売上に差が出てきます。基本的に顧客は店外やWebサイトから店内の様子を確認したうえで、入店するか否かを決めます。つまり店内の様子が見えると、入店前に安心感や期待感を抱きやすいです。

そこで路面に位置する店舗なら、壁やドアをガラス張りにデザインしましょう。もしくは開放感を感じさせるオープンテラスをレイアウトすれば、顧客の表情や従業員の働きぶりなどが伝わりやすくなります。

また地下に位置する店舗でも、顧客が安心して入店できるように店内の様子を伝える工夫が必要です。店内の写真や営業中の動画などを発信する看板やディスプレイなどを地上部分(エントランスや階段など)に取り入れましょう。

店舗のおしゃれな外観の施工事例

店舗におしゃれな外観をデザインするコツを踏まえて、施工事例を調べましょう。IDEALの施工した事例を取り上げながら、上記のコツが活かされている点をご紹介します。

入口の組子で顧客を出迎える外観

入口の組子で顧客を出迎える外観

A4ランクにこだわった和牛や契約農家直送の新鮮野菜などを提供している「いぶり有楽町店」様。日本の伝統工芸である「組子」を使用した華やかな造りの玄関とアプローチがお客様を出迎えます。

入口右手には、木目を活かした看板が施工されています。内外装のコンセプトと調和するように、筆文字で店名が書かれています。かしこまりすぎない和モダンな落ち着きのある雰囲気を演出できるように、内装には木材や左官壁が施工されています。

オープンスペースで親しみやすさのある外観

オープンスペースで親しみやすさのある外観

「不動産をつなぐ場から人や土地のストーリーをつなぐ場へ」の理念に基づき営業されている「小田急不動産 鶴川店」様。顧客に親しみを感じて入店してもらえるように、オープンスペースのエントランスがデザインされています。

入口右側のR壁(曲がっている壁)に物件情報を掲載することで、自然と店内へ誘導されるようなデザインです。店舗サインが顧客の目に入りやすいように、入口上部に角度をつけて施工されています。

店内の雰囲気を感じさせる外観

店内の雰囲気を感じさせる外観

「タコスショップのニュースタンダード」をコンセプトに営業されているタコス専門店「GOOD TACO TOKYO」様。オーナー様から「スタイリッシュな空間」とリクエストされて、木と白色、グリーンを取り入れた内外装がデザインされました。

道路に面した出入口には、店内の雰囲気を感じてもらえるようにテラス席がレイアウトされています。一方で店内で落ち着いて飲食できるように、カウンター席もレイアウトされています。

店舗ロゴでサービスをアピールする外観

店舗ロゴでサービスをアピールする外観

地下街にあるブランド品出張買取サービスを提供されている「バイセル(BUYSELL)新宿サブナード店」様。店舗の業種や業態が分かるように、店舗ロゴや商品イラストが壁面にデザインされています。通行している人が認識しやすい外装デザインです。

また入口中央には、店名の入った看板とアイキャッチになるゴールドの照明がセレクトされました。若年層も入りやすいように、オープンでカジュアルな外観がデザインされています。

店舗のコンセプトが表現された外観

店舗のコンセプトが表現された外観

「都市と自然の共存」をコンセプトにライフスタイルショップを運営されている「PLUS YU」様。都会的な「Apple製品」と自然を感じるアウトドア用品「Snow Peak」の魅力が融合されるように、空間がデザインされました。

デザインコンセプトはオレゴン州の最大都市ポートランドで、内外装に自然と都市が融合した街並みが再現されています。店内から店外への繋がりを感じさせるように、壁一面にガラスを施工されています。

店舗外観工事の費用

店舗外観工事の費用

店舗におしゃれな外観をデザインできるように、工事費用の相場や内訳を確認しましょう。予算内に収まるように、工事費用の節約方法もご紹介します。

工事費用の相場

店舗外観工事費用の相場は、坪単価2万~4万円程度です。10坪の店舗物件なら20ー40万円程度かかる計算ですが、位置(路面店か空中店か)やコンセプト、工事内容などによって費用は変動します。

工事費用の内訳

店舗外観の構成要素に基づいて、工事費用の内訳を一覧表にまとめました。

費用の内訳費用の相場
外壁坪単価2万~3万円程度(素材や施工方法により変動)
看板1枚5-50万程度(種類や大きさにより変動)
照明1個1万-5万円程度(種類や大きさにより変動)
装飾フェンス2万円程度(高さ50cm×幅100cm程度) 

外壁工事費用には材料費や工賃だけではなく、足場代や養生代、高圧洗浄代などが含まれます。別料金として請求される場合もありますので、工事業者にご確認ください。

また看板工事費用については、別の記事にまとめてありますので併せてご覧ください。

なお照明や装飾、看板などの外観は、エクステリアとも呼ばれます。照明にLEDを使ったり、フェンスにステンレスを用いたりして、耐久性に考慮してください。しかし機能性の高いエクステリアを選ぶと、工事費用も割高となります。

工事費用の節約方法

店舗外観工事費用の節約方法として、まずは相見積もりを取りましょう。相見積もりを取ることで、希望する工事内容を適正費用で提供できる業者を選びやすくなります。

次に外装材のグレードを検討しましょう。例えば外壁の塗料には安価なアクリルやウレタンから、高価な断熱塗料や無機塗料などがあり、価格に幅があります。

そしてデザインから施工までにワンストップで対応できる業者を選びましょう。理由としては看板や塗装などの工事を別々の業者に依頼すると、諸経費や相談時間がかかるからです。

店舗におしゃれな外観をデザインして集客を伸ばそう!

店舗におしゃれな外観をデザインして集客を伸ばそう!

店舗の外観は、顧客からの第一印象を左右します。コツを押さえておしゃれな外観をデザインして、予算内に工事することで集客を伸ばしましょう。

IDEALは店舗のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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