2021.02.15 2021.02.12|新規開業ノウハウ
美容院とカフェの併設はあり?互いの利点を考えてみた!
「美容院を開業したい。何かと併設するのってどうなの?」というお客様への記事です。
当記事では美容院とカフェを併設するメリットをお伝えいたします。
コンセプトを決める段階でつまづく開業者は少なくありません。
コンセプトを決めるためのヒントをお伝えしますと、美容院と何か別の業種を融合させるのも一つのアイデアです。
実際に、
・美容院×ネイルサロン
・美容院×フィットネス
など、異業種とコラボレーションさせている美容院が誕生しはじめています。
「美容院だけだと経営が成り立つか不安」
「他の美容院と差別化したいけど、どうしたらいいか分からない」
このような不安が消えないのであれば、別業種との併設を検討してみましょう。
無難なのは、カフェとの併設です。
美容院として集客できなかったとしても、カフェとしてなら顧客が集まる、のであれば逆もしかり…と言えます。
カフェで集客が成功すれば、美容院も利用してもらえるようサービスを工夫すればいいのです。
まずは、カフェそのものを併設するために必要な資格と許可を理解しておきましょう。
目次
カフェと美容院を併設するために必要な資格
結論から言いますと、
・飲食営業許可
・『食品衛生責任者』の資格
が必須です。
カフェとしてのサービスも取り入れるために、これら2点の許可と資格は必ず取得しなければなりません。
『飲食営業許可』を得るには、保健所が定めるルール、監査をクリアしなければなりません。
保健所のルールの中に『食品衛生責任者を最低一人は設けること』と決まっています。
ですので『食品衛生責任者』になるべく、指定の講座を受ける必要があります。
また、保健所の監査をクリアするには、カフェとしての設備(水回り、キッチンなど)や換気扇の位置などを、保健所が定めるルールに従って設置しなければなりません。
カフェ併設の美容院を開業するのであれば、事前に保健所と確認しましょう。
参考サイト:食品衛生責任者 東京都福祉保健局
美容院とカフェが共存できる理由とは
美容院とカフェが共存できる理由は次が挙げられます。
・ヘアーケアの待ち時間中にカフェタイムを楽しめる
・ヘアーケアを受けている間にもカフェタイムが楽しめる
・美容院の帰り際に、テイクアウトで商品を提供できる
それぞれ詳しくお伝えいたします。
美容院×カフェが成り立つな理由①予約前にカフェでコーヒーや紅茶を楽しめる
1つ目は、待ち時間をカフェでゆったり待っていただける、という点です。
カフェが併設されていれば、コーヒーや紅茶などのドリンクや軽食などのサービスを提供できます。
顧客の中には、早めにいらっしゃる方もいますし、あるいは前の顧客の施術に時間がかかってしまい長くお待ち頂く方もいます。
カフェがあれば、美容院を利用するまでの時間を上手に過ごせることになります。
ですので、カフェを併設することは、意外にも美容院と相性が良いとされています。
美容院×カフェが成り立つな理由②施術の合間にもティータイムを楽しめる
2つ目は、ヘアーケアの施術中にもカフェタイムが楽しめるようになる、という点です。
待ち時間の長いパーマやカラーリング中に、用意された雑誌はというと、サッと目を通すだけで終わることがほとんど。
なんとも言えない時間を過ごすことになる顧客に対して
「当美容院に併設された、カフェで提供しているお飲み物はいかがですか?」
と、一声かければ顧客の美容院への関心度もUPします。
カフェで提供しているドリンクや軽食を、パーマ中(カラーリング中)に楽しめる、という点は顧客にとってメリットです。
同時に、美容院としての売り上げがプラスになりますね。
美容院×カフェが成り立つな理由③美容院の帰りにテイクアウトでドリンクを買うこともできる
3つ目は、美容院の帰りに、テイクアウトしてもらえる可能性がある、という点です。
帰りにケーキや焼き菓子を買ってもらえることも考えられますね。
また、美容院の雰囲気に合ったワークショップやイベントを開催することも可能です。
売り上げUPに繋がるのはもちろんのこと、他にも美容院のアピールにも繋がります。
ワークショップやイベントを通して、お客様の美容院に興味を持ってくれる新規顧客が増えるかもしれませんね。
美容院×カフェの掛け合わせも悪くない
はじめの内は、カフェだけを利用してもらうのもアリです。
カフェって割と気軽に入店できますからね。
カフェの利用がキッカケで、美容院への敷居が下がってくることも見込まれます。
カフェであればカップルや家族、友人を連れてでも利用できるので、自然と顧客層が広がるのも魅力の1つと言えるでしょう。
営業時間も検討してみるのも戦略の一つです。
せっかくカフェを併設するのですから、夜の時間帯の営業も視野に入れて、利益の最大化を図ってみましょう。
具体的には、大学帰りの学生や仕事帰りの会社員などをターゲットにし、勉強や残った仕事をするために場所を提供する、という考え方です。
お客様に余力があれば、新しい美容院としての形として、作り上げることも検討してみて下さい。
まとめ:美容院×カフェで、顧客へのアプローチ方法を広げよう
美容院の開業を目指しているお客様へ、カフェと併設することで得られるメリットをお伝えしてきました。
美容院を開業するにも、カフェを併設するのであれば、保健所の監査をクリアする必要があります。
保健所の監査をクリアするには、
・飲食営業許可
・食品衛生責任者の資格
の取得が必須です。
ドリンクや軽食などのサービスを提供するための許可と資格なので、美容院とカフェを併設するのであれば、開業手続き中に取得しておきましょう。
また、美容院とカフェは相互効果が高いと見込まれています。
理由として
・ヘアーケアの待ち時間中にカフェタイムを楽しめる
・ヘアーケアを受けている間にもカフェタイムが楽しめる
・美容院の帰り際に、テイクアウトで商品を提供できる
以上の3点が挙げられるからです。
他の美容院との差別化やコンセプト決めが上手く進められないのであれば、カフェとの併設を前向きに検討してみると良いでしょう。
「美容院とカフェの併設については理解できました。ですがやることが多すぎて開店準備がスムーズに進められるか不安です」
このような悩みを抱くのであれば、ぜひIdealにご相談ください。
多くの美容院開業に携わってきたIdealであれば、そのようなお客様の不安や負担を減らせるかもしれません。
Idealでは、
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を、お受けいたします。
お客様の理想とする、新しい形の美容院が出来上がるよう、悩みや疑問点に一つ一つ対応いたします。
まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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