2024.02.12  2024.01.09|店舗運営ノウハウ

ポップアップストアとは?目的・メリット・注意点・事例・費用を紹介

ポップアップストアとは?目的・メリット・注意点・事例・費用を紹介

本記事で、「ポップアップストアとは?」という疑問にお答えするために、ポップアップストアの目的・メリット・注意点・事例・出店費用を解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

ポップアップストアとは?基本情報を紹介

ポップアップストアとは?基本情報を紹介

そもそもポップアップストアとは、どういった店舗でしょうか?そこでポップアップストアの基本情報(目的とメリット・デメリット、適した業種・業態、立地)をご紹介します。基本情報を把握してから、出店準備を計画しましょう。

定義と目的

まずポップアップストアの定義は、「期間限定の店舗」です。数日~数週間の間、駅構内やイベント会場、レンタルスペースなどに開設されます。例えば以下のページでは、酒販売のオンラインストアによるポップアップストアが紹介されています。

参照元:号外NET 墨田区「【墨田区】東京ソラマチでリアルに酒ガチャを体験できるポップアップストアが期間限定でOPEN 」

そしてポップアップストアの目的は、商品・サービスのPRやテスト販売、ブランディング、消費者とのコミュニケーションなどです。目的に応じて、ポップアップストアの立地や期間を検討しなければなりません。

メリット・デメリット

次にポップアップストアを出店するメリットは、出店コストの低さや対面でのコミュニケーションなどです。常設の店舗に比べると、物件や設備・機器・什器などにかかる費用が安く、オンラインストアとは異なり、消費者と直接やり取りができます。

ただし物件探しや在庫・配送管理などのコストは、ポップアップストアを出店するデメリットです。希望する時期に適したイベント会場を確保できるとは限らず、常設の店舗に比べると、在庫・配送に手間がかかります。

適した業種・業態

それからポップアップストアに適した業種・業態には、情報通信業・小売業・飲食サービス業・生活関連サービス業などがあります。

またポップアップストアをオープンできる業態について、業種ごとにまとめました。

  • 情報通信業(スマホの機種販売やインターネットのプロバイダ契約など)
  • 小売業(衣料品や飲食料品、医薬品、化粧品のPRや販売など)
  • 飲食サービス業(レストランやカフェなど)
  • 生活関連サービス業(サロンやブライダル関連サービスなど)

立地

なおポップアップストアの出店に適した立地は、幅広い顧客層が集まる場所やターゲット層の集まる場所などです。具体的には、商業施設や駅構内、イベント会場、レンタルスペースなどがあります。

例えば同じ化粧品販売のポップアップストアをオープンする場合でも、目的(既存顧客へのPRや新規顧客の発掘など)に応じて、適した立地が異なります。ポップアップを出店する際の市場調査については、後ほどご紹介します。

ポップアップストアを出店する際の注意点

ポップアップストアを出店する際の注意点

基本情報だけではなく、ポップアップストアを出店する際の注意点もご確認ください。8点(目的と目標、市場調査、マーケティング、ブランディング、集客方法、オンラインストア、データ収集、効果測定)をご紹介します。

目的と目標の設定

まず目的と目標の設定が、ポップアップストアを出店する際の注意点として挙げられます。目的(商品・サービスのPRやテスト販売、ブランディング、消費者とのコミュニケーションなど)によって、ポップアップストアに適した立地や集客方法が異なるからです。

また目的の達成状況を評価(効果測定)するためには、目標の設定も重要です。目的に応じて、適切な指標(来店数や販売数、ブランド認知度など)を選び、目標を立てましょう。

入念な市場調査

次に入念な市場調査も、ポップアップストアを出店する際の注意点です。設定した目標をクリアして、目的を達成するために、入念な市場調査を行いましょう。具体的には、ターゲットとする顧客層の興味・関心や競合店の商品・サービスなどのデータを集めます。

集めたデータを分析することで、出店するポップアップストアの立地や商品・サービスのコンセプト、集客と販売の方法などを決めやすくなります。社会情勢の変化や地域性などに影響も考慮しましょう。

マーケティングの仕組み

またマーケティングの仕組みも、ポップアップストアを出店する際の注意点です。マーケティングを展開して、「市場調査から商品・サービスの企画・開発、営業、販売促進までの一連の仕組み」をつくりましょう。

ポップアップストアに設定した目標の達成率を挙げられないときには、マーケティング施策の改善が必要です。マーケティングの流れと方法についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ブランディングの展開

それからブランディングの展開も、ポップアップストアを出店する際の注意点です。ブランディングを展開することで、消費者からの認知度や信頼感が高まれば、売上を安定させながら、集客コストを下げられます

ブランディングを展開する際のポイントとして、商品・サービスに独自性や付加価値を与えましょう。店舗をブランディングする流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

集客方法

続いて集客方法も、ポップアップストアを出店する際の注意点です。店舗へ集客する方法は、大まかにオンライン集客(SNSやMEOなど)とオフライン集客(雑誌広告や交通広告など)に分かれます。

そこでポップアップストアの目的や立地、ターゲット層などに応じて、適した集客方法を選びましょう。店舗の業種・業態ごとの集客アイデアをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

オンラインストアとの連携

さらにオンラインストアとの連携も、ポップアップストアを出店する際の注意点です。オンラインストアとの連携を図ることで、商品・サービスの認知度向上やブランディング効果を期待できます。

例えばオンラインストアの商品を注文して、駅構内のポップアップストアで受け取れる仕組みがあります。またポップアップストアで試着や試食をしてから、オンラインストアで注文する仕組みの構築も可能です。

参照元:ECzine(イーシージン)「JR、エキュート品川と連携しネット通販連動型のポップアップショップを展開」

データ収集の方法

そしてデータ収集の方法も、ポップアップストアを出店する際の注意点です。データ収集の方法には、来店者へのアンケートやSNSアカウントのフォロー数、Web検索数などがあります。

設定した目標の達成率を評価できるように、必要なデータ(来店数や販売数、ブランド認知度など)を収集しましょう。ポップアップストアの出店前後に同じデータを収集しておくと、達成状況を評価しやすいです。

効果測定

なおポップアップストアを出店する際の注意点には、効果測定もあります。ポップアップストア出店の効果(設定した目標の達成状況)を測定することで、費用対効果を評価したうえで、次の施策を計画できるからです。

例えばポップアップストアでエリアと期間を限定して、商品やサービスをテスト販売した後には、効果測定に基づいて拡大するエリアや販売方法などを検討します。消費者からのアンケートを収集した場合には、ニーズを分析したうえで、商品・サービスの改善や開発に役立てましょう。

ポップアップストアの成功事例

ポップアップストアを出店する際の注意点に加えて、成功事例を調査しましょう。本記事では5点を取り上げて、各事例の特徴(コラボ・オンラインストア・再生素材・夏フェス・ファンへの感謝)をご紹介します。

異業種とコラボした化粧品製造販売店

異業種とコラボした化粧品製造販売店

まず「SENN」は、化粧品製造販売会社です。異業種とコラボしたポップアップストアを出店して、SENNの商品販売や芸術作品の展示、調香・瞑想体験などを展開しました。

「SENN」は、コンセプト(Less is beauty)に共感する異業種の専門家と、コラボレーションを展開。今回のポップアップストアでは、特別コラボレーション商品も販売されています。

参照元:PR TIMES「SENN2周年記念『SENN GALLERY -EN-』を7月1日(金)~7月3日(日)に代々木上原にて開催」

オンラインストアと連携した食品製造販売店

オンラインストアと連携した食品製造販売店

次に「味の素株式会社」は、食品製造販売会社です。オンラインストアと連携したポップアップストアを出店して、Z世代をターゲットにした食品を販売しました。マーケティング支援会社と共同開発した商品です。

ポップアップストアでは、今回の商品を試食したり、ライフスタイル関連商品を購入したりできます。ポップアップストアでデータ(アンケートやテスト販売結果など)を収集して、商品開発に活用しています。

参照元:PR TIMES「味の素㈱、Z世代をターゲットにしたカップお粥『粥粥好日(カユカユコウジツ)』を新発売2022年6月24日(金)よりECサイトなどで期間限定販売開始」

再生利用できる素材のポップアップストア

再生利用できる素材のポップアップストア

また「イオンタウン」は、全国展開しているショッピングセンターです。再生利用できる素材のポップアップストアを設置して、貸し出しています。骨組みが強化段ボールで構成されており、90%以上を再生可能です。

今回のポップアップストアは、小売業(雑貨や衣類の販売)だけではなく、生活関連サービス(ネイルやリラクゼーションサロンなど)にも対応しています。公式サイトにて、出店方法が紹介されています。

参照元:イオンタウン「イオンタウンではじめる、新しい店舗運営/Pop-Upストア」

夏フェス会場に出店されたコンビニ

夏フェス会場に出店されたコンビニ

さらに「ファミリーマート」は、全国展開しているコンビニチェーンです。夏フェス会場にポップアップストアを出店して、タオルやソックスレインパーカーなどを販売しました。夏フェスで役立つアイテムです。

今回の商品は、「いい素材、いい技術、いいデザイン。」をコンセプトに、ファッションデザイナーとコラボレーションして開発。夏フェス会場だけではなく、全国のコンビニでも販売されました。

参照元:ファミリーマート「コンビニエンスウェアと『FUJI ROCK FESTIVAL ’23』とのコラボレーションが実現!」

ファンへの感謝を伝えるアパレルショップ

ファンへの感謝を伝えるアパレルショップ

そして「COHINA」は、ネット通販のアパレルショップを運営する企業です。ファンへの感謝を伝えるポップアップストアを企画して、全国の地方都市へ出店。スタッフが、対面でファンの顧客と会話ができました。

2023年には、全国の10か所にポップアップストアが出店されました。ファンへの感謝だけではなく、既存顧客のデータ収集や新規顧客の認知度向上なども期待されています。

参照元:COHINA「5th Anniversary THANKS」

ポップアップストアの出店費用

ポップアップストアの出店費用

成功事例のようなポップアップストアを出店するためには、費用が必要です。そこでポップアップストア出店費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、節約法も確認しましょう。

相場

まずポップアップストア出店費用の相場は、坪単価2千~5千円程度/1日です。例えば10坪のレンタルスペースで10日間営業するなら、20万~50万円程度/10日間かかります。ただし物件の立地や規模、従業員数、設備・機器・什器の台数などによって、出店費用は変動します。

内訳

次にポップアップストア出店費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、10坪のレンタルスペースで10日間営業するための費用を試算してあります。

費用の内訳費用の目安費用の試算
物件取得費
(敷金や礼金、前賃料など)
30%程度
(賃料の数日~数週間分程度)
10万円程度
(賃料10日間10万円で
10坪のレンタルスペース)
店舗デザイン・工事
(外観や内装、設備・
機器・什器など)
20%程度5万円程度
諸経費
(開業前の集客や採用・
研修など)
20%程度5万円程度
運転資金
(光熱水費や人件費など)
30%程度
(賃料の数日~数週間分程度)
10万円程度
合計100%
(坪単価2千~5千円程度/1日)
30万円程度/10日間

上表のとおり、ポップアップストアの出店費用においては、物件取得費と運転資金が大半を占めます。

節約法

そしてポップアップストア出店費用の節約法には、相見積もりや中古品・レンタル品などがあります。相見積もりを取って、物件や設備・機器・什器などの費用を比較することで、無駄な経費の削減が可能です。

また設備・機器・什器の中古品・レンタル品を選べば、新品を購入するよりも、ポップアップストアの出店費用を節約できます。厨房機器のリースと中古のメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ポップアップストアの出店を計画しよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

下のキーワードをクリックして、店舗デザインや開業準備などの関連記事もぜひご覧ください。また店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討の際は、ぜひご相談ください。

キーワード :

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
店舗づくりをプロデュースする「IDEAL(イデアル)」が運営。
新規開業、店舗運営のお悩みや知りたい情報をわかりやすくお届けいたします。

> IDEALの編集者ポリシー

店舗工事のご相談・お問い合わせはこちら

店舗作り、集客の
無料見積もり・相談をする