2022.10.01  2022.10.14|お知らせ

スナックとは?バー・キャバクラとの違いや開業・経営のメリット・注意点

スナックとは?バー・キャバクラとの違いや開業・経営のメリット・注意点

本記事で、スナックとバー・キャバクラとの違いを解説します。スナックの開業・経営のメリットや注意点もご紹介します。

「スナックは、バー・キャバクラと違うの?」「スナックを開業するときの注意点を知りたい!」とお悩みではありませんか?スナックの開業や移転、リニューアルを検討している方はぜひご覧ください。

スナックとは?

スナックとは?

スナックとは、「ママ」との会話を楽しみながら飲食・飲酒できるバーの業態です。スナックの正式名称は「snack bar」で、軽食を意味する「snack」が由来です。

「ママ」は、スナックの経営者またはマネージャーを努める女性です。顧客はママや他の女性従業員たちと会話やカラオケをしながら、飲酒・飲食を楽しむことができます。

スナックの前身である「バー」が、日本に輸入されたのは明治時代です。日本国内にバーが開業されてスナックバーが登場した経緯についてまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

スナックとバー・キャバクラとの違い

スナックとバー・キャバクラとの違い

スナックの業態をさらに理解するために、バー・キャバクラとの違いを確認しましょう。営業時間や接待・サービス、料金設定などに違いがありますので、ご覧ください。

営業時間の違い

営業時間の違いとして、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)において接待飲食等営業に該当するスナックやキャバクラは、午前0時以降までに閉店しなければなりません。キャバクラの法規制についてまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

一方のバー(バーテンダーの作るお酒を楽しむオーセンティックバー)は、深夜酒類提供飲食店営業に該当するため、深夜(午前0時から午前6時)に営業することができます。バーの業態と営業時間についてまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

接客・サービスの違い

接客やサービスの違いとして、スナックやキャバクラでは顧客が飲酒・飲食を楽しみながら、従業員と会話やカラオケを楽しんだり、顧客同士で交流したりできる場所が提供されます。明確な決まりはありませんが、スナックではママがカウンター越しに接客して、キャバクラでは席ごとに従業員が配置されます。

一方のバーにもバーテンダーの作るお酒を楽しむオーセンティックバーだけではなく、食事も楽しめるダイニングバーや特化型バー(ミュージックやスポーツ、マジック、ダーツなど)が存在します。バーのサービスにおける共通点は、顧客自身がお酒や趣味を楽しむ場所が提供される点です。

なおスナックの接客やサービスを企画するために重要なポイントは、風営法で規制されている風俗営業や深夜酒類提供飲食店営業の内容を把握する点です。法律に違反する接客やサービスを提供しないようにご注意ください。

参考:警視庁「風俗営業等業種一覧」

料金設定の違い

料金設定の違いとして、スナックやキャバクラでは一般的にテーブルチャージ(時間単位の席料)やセット料金(お酒と軽食)が設けられています。他にもボトル代や女性従業員のドリンク代、カラオケ代などがかかります。注文する量や滞在時間によって、顧客は数万~数十万円程度を支払います。

一方のバーにも、テーブルチャージやセット料金、ドリンク代などの料金が設定されています。社交飲食店とは異なり、接客が少ない分だけ料金が安く済む傾向にあります。ただし注文するお酒の値段や数によって、顧客は数千円から数万円ほどを支払います。

スナックを開業する場合には、売上目標や顧客単価、来店数などを計算したうえで料金を設定することが重要です。

スナックを開業するメリット

スナックを開業するメリット

スナックの業態を踏まえて、開業するメリットも把握しておきましょう。集客と売上を伸ばすためには、スナックを開業するメリットを活かす必要があるからです。

初期費用が比較的に安い

まず初期費用が比較的に安い点が、スナックを開業するメリットです。キャバクラやオーセンティックバーを開業する場合には、高級感や特別感を出した内装を工事する費用がかかります。

しかしスナックの居抜き物件を賃貸借すれば、内装工事費を抑えることができます。居抜き物件の特徴やスケルトン物件との違いをまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

客単価と利益率が高い

次に客単価と利益率が高い点も、スナックを開業するメリットです。スナックでは軽食に加えてお酒も提供できますので、他の飲食店に比べると客単価と利益率を確保しやすくなります。

お酒は原価が低いだけでなく、食材のように痛みやすくありません。スナック菓子やナッツ類などの乾物も保管しやすいです。また顧客にボトルキープをしてもらうことで、リピート率を高めやすくなります。

幅広い人脈を作れる

また幅広い人脈を作れるメリットもあります。カウンター越しに近い距離で会話をできるため、顧客と親しくなりさまざまな情報を得やすいです。顧客に信頼されることで仕入れ先や顧客などを紹介してもらえば、スナック経営の利益につながります。

また顧客同士の情報交換の場を提供することで、集客を期待できます。異業種の経営者らと交流できれば、スナック経営だけではなく人生も豊かになります。好きなお酒や軽食を顧客と楽しめる点が魅力的です。

日中の時間を自由に使える

さらにスナックを開業すると、日中の時間を自由に使えます。スナックの営業時間は、基本的に夕方から夜間です。会社員のように朝早く起きることや満員電車に揺られることがないため、昼間に好きなように活動できます。

自分のペースで仕込みや営業のスケジュールを組めれば、ストレスを溜めにくく、ゆとりをもって過ごしやすくなります。もちろんスナック営業や従業員の雇用などについては、経営者として責任をもたなくてはなりません。

スナック開業前の注意点

スナック開業前の注意点

スナックを開業するメリットを活かすだけではなく、注意点を対策しておきましょう。開業準備を問題なく進めるために、特に資金計画を綿密に立案してください。

必要な開業資金を調達する

まずスナックの開業準備を問題なく進めるために、必要な開業資金を調達しましょう。例えば10坪のスナックの内装を工事するためには、300万~500万円程度かかります。スナック内装工事費用を抑えるコツについてまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

また飲食店を開業するためには、内装工事費だけではなく物件取得費や採用費、広告宣伝費などがかかります。飲食店の開業資金の計算と調達方法についてまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

計画的に届出・許可を申請する

次にスナックの開業予定日までに、計画的に許可・届出を申請しましょう。まず店内で軽食や接待を提供するためには、接待飲食等営業許可の申請が必要です。また食品を調理して店内での飲食を提供する場合には、食品営業許可も申請します。

他にも賃貸借する物件の収容人数によっては、防火管理者選任の届出が必要になります。スナックを含めたバーの開業に必要な許可・届出についてまとめてありますので、次の記事もご覧ください。

開業予定エリア内の用途地域を確認する

また開業予定エリア内の用途地域を確認するように、ご注意ください。例えば東京都では、低層住宅専用地域や中高層住宅専用地域、住居地域、準住居地域などで風俗営業が許可されていません。また保護対象施設(学校や病院など)から一定の距離内でも許可されません。

参照:警視庁「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例」第3条

ただし東京都では商業地域や工業地域などにスナックを開業できます。スナックを開業したい物件を見つけたら、賃貸借契約を結ぶ前に用途地域について物件を取り扱う不動産屋や自治体に問い合わせましょう。

防音性と視認性の適切な物件を選ぶ

さらに防音性と視認性の適切な物件を選ぶように、ご注意ください。特にカラオケ設備を施工する場合には、路面店舗よりも地下階店舗が適しています。地下階のほうが防音性に優れており、近隣への騒音被害を減らせるからです。

ただし店舗が店舗の存在を認識して入店しやすいように、看板や入口が見えやすく視認性の高い場所を選びましょう。スナックを含む店舗物件の探し方についてまとめてありますので、下の記事も併せてご覧ください。

スナック経営のポイント

スナック経営のポイント

開業前の注意点を対策したうえで、スナック経営のポイントをいくつかご紹介します。ポイントを押さえることで効果的に固定客を増やして、集客や売上アップにつなげましょう。

適切に経営を管理する

1つ目のポイントは、適切に経営を管理することです。小さな物件のスナックなら、ママひとりで経営も営業もできます。運転資金(月々の売上や賃料、仕入れなど)を管理して、収益が上がるまでやり繰りを徹底しましょう。

経営が軌道に乗って従業員を雇う場合には、人件費がかかります。顧客がいなくても従業員の給料が発生しますので、集客を安定させる必要があります。Web集客についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

社交性や接客スキルを身につける

2つ目のポイントは、社交性や接客スキルを身につけることです。顧客は、基本的に明るい雰囲気のスナックに足を運びます。明るく接客してもらえるスナックを営業できれば、顧客から良い評判が広まりやすくなります。

また顧客ごとの興味・関心に応じて会話を発展させられるように、新聞や雑誌に必ず目を通して、知識や情報を増やすことを心がけることも大切です。さらに従業員の悩みを解決できるように、相談や研修の機会を設けましょう

常連客を増やす

3つ目のポイントは、常連客を増やすことです。集客全体における固定客の割合を高めることが、売上や利益を安定させる経営の秘訣になります。スナックへ初めて訪れた顧客がリピートしたくなるサービスを提供しましょう。

また固定客に知り合いを連れてきてもらえるように、アットホームな雰囲気や料金システムもつくりましょう。例えばカラオケやダーツなどのイベントを企画することで、お酒と会話を楽しめる地域のコミュニティを提供できます。

体調を健康に保つ

4つ目のポイントは、体調を健康に保つことです。お酒に関連する仕事のため、ストレスやトラブルを抱えやすいです。酔った顧客から執拗に迫られたり、暴言を吐かれたりすることも想定されます。ストレスやトラブルを解決できないとと、心身の支障をきたす恐れが高まります。

そこで深夜遅くまで勤務を続けたり、アルコール摂取が重なったりしないように、全従業員が適度に睡眠と休息を取れる営業体制を整えましょう。健康であればこそ経営と営業を続けられますので、定期的に健康診断や健康相談を受けるように配慮してください。

接客トラブルを防ぐ

5つ目のポイントは、接客トラブルを防ぐことです。スナックには、風営法や社交マナーを守らない顧客が来店する危険性があります。例えば未成年にも関わらずアルコールを飲もうとする顧客や従業員に執拗に接触したがる顧客、酔っぱらって暴力を振るう顧客などです。

トラブルを巻き起こす顧客には厳正に対処して、他の顧客が安心できるスナックを営業しましょう。目の届かないところでトラブルが起きないように、防犯カメラによるセキュリティ対策や警察への相談も検討してください。

近隣トラブルを防ぐ

6つ目のポイントは、近隣トラブルを防ぐことです。特にカラオケ設備を提供する場合には、近隣からの苦情を招かないように配慮しなくてはなりません。具体的には対策は、次のとおりです。

  • 防音性の高い内装を施工する
  • カラオケ装置の音量を上げすぎない
  • 排気口・換気扇・出入り口からの音漏れを減らす
  • 店外で見送りや立ち話をしない
  • 来店前後の社交マナーを顧客へ呼びかける

近隣トラブルによる休業や営業縮小を避けるために、経営者から従業員へ明確な営業方針を示しましょう

利益を出しながら理想的なスナックを経営しよう

利益を出しながら理想的なスナックを経営しよう

スナックを開業するためには、法律に基づいて物件工事や届出・許可申請を行う必要があります。集客を安定させて利益を出せるように、ポイントを押さえたうえで理想的なスナックを経営しましょう。

IDEALはスナックを含む店舗のコンセプト設計から資金調達支援、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客支援までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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