2021.02.11  2023.05.15|店舗デザイン

おしゃれな美容室の外観をデザインするコツ!工事費用や施工事例も

おしゃれな美容室の外観をデザインするコツ!工事費用や施工事例も

「おしゃれな美容室の外観をデザインしたい!」「外観の工事にいくら必要なの?」とお困りではありませんか?外にいる顧客は美容室の外観から目にするので、周辺を通行する人に対しては内装よりも集客に影響を与える場合があります。

そこでおしゃれな美容室の外観をデザインするコツを解説します。外観の工事費用や施工事例もご紹介しますので、美容室の開業や移転、リニューアルをご検討中の経営者や担当者の方はぜひご覧ください。

美容室の外観とは?

美容室の外観とは?

美容室の外観とは、美容室を開業する店舗物件の外に施工されるエントランスや外壁、看板などです。まずエントランスは美容室の顔ですので、親しみやすさや清潔感を感じさせるエントランスをデザインできると、気軽に顧客が立ち寄りやすくなります。

また外壁は外観の中で面積が大きいので美容室の印象を大きく左右して、物件の耐久性にも影響します。看板は美容室のメニューや魅力を発信するツールです。夜間でもアピールできるように、外観の素材や色、装飾などにこだわると集客効果をアップできます。

美容室外観をデザインする効果

美容室外観をデザインする効果

清潔感とおしゃれさのあるエントランスや外壁、看板などをデザインできれば、さまざまな効果を期待できます。3点に整理してご紹介します。

店舗の存在をアピールできる

一目で美容室だと分かる外観をデザインできれば、店舗の存在をアピールできます。存在感を大きくアピールするには、Web上から情報を発信するだけでは限界があります。外観は、実際に美容室の中に入ってもらうために顧客へ働きかけます。

好印象な外観を目にすることで、美容室への信頼感がグッと上がります。Web上の情報から「おしゃれな内装だな」と思って顧客が予約したのに、外観を見て「予約をキャンセルしよう」などと思われてはいけません。

店内の雰囲気も発信できる

美容室のコンセプトに基づいて外観と内装の統一感を保ちながらデザインすることで、店内の雰囲気も発信できます。外観から雰囲気の良さを感じてもらえれば、顧客が来店予約をしやすくなりますよ。

例えばゆったりリラックスできる内装空間なら、木目や緑を意識したナチュラルテイストな外観をデザインしてください。またクールでスタイリッシュな内装空間なら、シンプルモダンやテクノ風な外観がマッチします。

サービスの魅力も表現できる

美容室の外観デザインを工夫することで、サービスの魅力も表現できます。外観デザインを見た顧客は「流行りに敏感そうだ」「おしゃれにイメチェンしてくれそうだ」とイメージしやすくなります。

顧客の多くはWeb上で事前に調べてから来店予約しますが、最終的には美容院の外観を見て判断します。清潔感やおしゃれさに加えて、ターゲットのニーズにマッチする外観をデザインしましょう。

美容室外観をデザインするコツ

美容室外観をデザインするコツ

美容室外観の定義や効果を踏まえて、デザインするコツをご紹介します。トレンドや必須条件を押さえたうえで、競合との差別化を図りましょう。

コンセプトを明確にする

まずは美容室のコンセプトを明確にしたうえで、外観をデザインしてください。コンセプトを設計するためには、まず美容業界のトレンドや競合美容室を調査してデータを集めましょう

集めたデータを分析したうえでターゲットする顧客層を定めて、美容室のポジションを決めてください。多くの顧客は美容師のスキルだけではなく、おしゃれで清潔な店舗を求めています。

業界調査やコンセプト設計について下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

「親しみやすさ」と「清潔さ」を感じさせる

どんな美容室のコンセプトを設計しても、「親しみやすさ」と「清潔さ」を感じさせる外観をデザインしましょう。例えば外壁に木目やレンガを使うとナチュラルな印象になり、エントランスに明るい色や淡い色を取り入れると綺麗な印象になります。

また外観をいつも清潔な状態に保つために、メンテナンスのしやすい素材や色を選ぶことも重要です。多くの顧客はリフレッシュを目的に来店しますので、外観に汚れや劣化が見えないように注意してください。

店内の様子を効果的に見せる

初めて来店予約する顧客を意識して、店内の様子を効果的に見せる工夫もしてください。店舗が繁盛している様子や働いている美容師の雰囲気を伝えることができるからです。美容室が生き生きと営業している様子は、何よりの宣伝広告材料となります。

具体的には道路側に大きな窓を施工したり、エントランスにガラスのドアを施工したりするデザインが挙げられます。ただし顧客のプライバシーに配慮する必要がありますので、店内の様子を全て見せればいいわけではありません。

なお2階以上の店舗や人通りの多い店舗、外観に制限のある店舗においては、外壁や看板から店舗内の様子を伝える写真や動画を発信することも検討しましょう。

看板や装飾、植栽を設置する

看板は、美容室のコンセプトやメニューを伝える重要な役割を果たします。木製の看板は柔らかな印象を与え、鉄製の看板はシックな雰囲気を演出可能です。看板に店名やロゴを塗装する方法やネオンサインで表現する方法などがあります。

またクリスマスや正月、ハロウィンなどの季節や行事ごとに装飾を変えることで、割引キャンペーンを告知したり、おもてなしの気持ちを表現したりしましょう。装飾によって、おすすめの髪型やカラーを紹介することもできます。

さらに美容室に自然のぬくもりや柔らかさを与えてくれる植栽の設置もおすすめです。シンプルな外観は質素で無機質な印象になってしまいますので、季節の花を飾ることで華やかさも演出できます。夏場の日差しを和らげる「天然のカーテン」としての効果も発揮します。

おしゃれで清潔感のある店舗の外観事例

開業する美容室の外観をデザインするための参考となるように、IDEALが施工したおしゃれで清潔感のある店舗の外観事例をご紹介します。コツを押さえてデザインされた外観は、美容室にも活かすことが可能です。

サロンの魅力をアピールする外観

サロンの魅力をアピールする外観

長崎の中心地にある「RAY+beauty」様は、ヘアサロンにネイルサロンとアイラッシュサロンが併設されたトータルビューティーサロンです。居心地の良さを提供する誰でも気軽に入れるお店をコンセプトにしています。

エントランスにガラスのドアが施工されており、カフェのようにゆったりとくつろげる内装空間の様子がよく分かります。またサービス内容が一目でわかるパネルが設置されていることで、美容室の存在がアピールされています。

親しみやすさを演出する外観

親しみやすさを演出する外観

三重県伊勢市にある美容室「kiitos」様の店名は、フィンランド語で「ありがとう」という意味です。顧客に感謝の気持ちを届けたいという経営者の想いから名づけられました。店舗のカラーとして、ミントグリーンが採用されました。

外観のロゴと内装の壁にミントグリーンを取り入れることで、店舗全体の統一感が出ています。エントランスと床に木材を使用することで、親しみやすさが演出されています。

店舗のロゴとカラーを取り入れた外観

店舗のロゴとカラーを取り入れた外観

「QOL針灸整骨院」様は、健康寿命を延ばして寝たきりを予防するための施術を提供されています。店舗のロゴは生活の質を高めるために顧客と従業員が支え合う様子をモチーフにしており、暖かなカラーが取り入れられています。

外観にも店舗のロゴとカラーがポイントとして散りばめられており、内装とマッチするデザインになっています。また施術中の顧客のプライバシーに配慮するために、ガラス外壁の目線部分にサービスを紹介する写真が貼り付けられています。

プライバシー保護と店舗のアピールを両立させる外観

プライバシー保護と店舗のアピールを両立させる外観

リラクゼーションスペース「ラフィネ」様は、ボディケアやリフレクソロジーなどのリラクゼーションサービスを提供されています。店舗のコンセプトカラーをイエローに統一することで、「ラフィネ」らしさを感じさせる内装と外装がデザインされています。

また顧客のプライバシー保護のために施術スペースにガラスの窓や壁は施工されず、外観から見えないようにデザインされています。しかし外観にサービスを紹介する写真とメニューが掲示されていることで、店舗のアピールがされています。

美容室外観のデザイン・工事費用

美容室外観のデザイン・工事費用

おしゃれで清潔感のある美容室外観をデザインできても、予算が足りなくては工事できません。正確に費用を計算できるように、美容室外観のデザイン・工事費用の相場と内訳をご紹介します。

デザイン・工事費用の相場

美容室外観のデザイン・工事費用の相場は、坪単価2万-5万円程度です。店舗の規模や工事する内容によって変動して、総額30‐100万円程度になります。

外観デザイン・工事費用の内訳

下表に、美容室外観デザイン・工事費用の主な内訳と相場をまとめました。

外観デザイン・工事費用の内訳費用の相場
デザイン費総工費の10%程度
外壁塗装費20万-50万円程度
看板工事費10万-20万円程度
照明工事費3万-10万円程度
植栽工事費2万-10万円程度
フェンス工事費2万円/1㎡程度
合計30万‐100万円程度

デザイン費は、コンセプトを実現するために店舗全体のデザインを依頼すると、内装と外装のデザインに対して請求されます。設計事務所に依頼するとデザイン性の高い外観を実現できますが、工務店や店舗内装業者に依頼するよりも高額になります。

外壁塗装費は、面積だけでなく塗料によっても変動します。効果でも耐久性のある塗料を選ぶことで、長期的な修繕費を抑えることができます。飛散防止ネットや高圧洗浄、養生が必要になると、足場を組む付帯工事費が請求される可能性があります。

照明や植栽の工事費は、数やグレードによって変動します。外観用のエクステリアライトは看板を照らすことで夜間に店舗の存在をアピールしながら、防犯にも役立ちます。植栽には手入れをする費用がかかりますので、長期的なメンテナンスのしやすい種類を選びましょう。

フェンス工事費も面積に応じて変動しますが、外観をおしゃれにするだけでなく、敷地の境界をハッキリさせることで防犯効果を期待できます。素材やカラーにこだわる場合には、自ら調達したフェンス材を使用してくれるように業者と相談してください。

美容室への集客を増やす外観をデザインしよう 

美容室への集客を増やす外観をデザインしよう 

施術をとおして「おしゃれさ」と「清潔感」「リフレッシュ」を提供する美容室。美容室への集客を増やせるように、おしゃれで清潔な外観をデザインしましょう。特にデザイン段階において、コンセプト設計と工事費用の予算化に注意してください。

IDEALは美容室を始めとする店舗全般のコンセプト設計から内装のデザイン・工事、資金調達、Web集客までをワンストップソリューションとしてご提供しています。

豊富な実績を強みとしてご予算とご要望に沿ってご提案いたしますので、店舗の開業や移転、改装などをご検討中の際にはぜひご相談ください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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