2019.03.25 2020.09.09|店舗デザイン
店舗内装のデザインで押さえたい”重要ポイント”と注意点
店舗デザインの変更を考えているのであれば、同時に集客力を高めることについても考慮しておくと効率的です。
「いかにして集客力の向上につなげていくか」をあらかじめ考えておくことで、内装の変更が大きな効果をもたらすこともあるのです。
また、実際に施行を始める前に集客における内装変更の意義や注意点などについて精通しておくことも重要でしょう。
今回は、店舗デザインを変更するときの基本的な流れや注意すべきポイントについて解説します。
集客における店舗デザインの意味
集客効果という観点から店舗デザインの意味について考えるとき、重要となるのは内装をどのように整えるかという点です。
また、SNSなど、Web上で発信されている情報やトレンドを参考にしながら店舗デザインを考えていくということも大切です。
ただし、トレンドだけを重視して店舗デザインを設計すると、人気が一過性で終わってしまう恐れがあります。
そこで、店作りの軸となるコンセプトをデザインに反映させ、顧客に店の個性をアピールしていくことも意識するのが賢明だといえます。
このように、世間のトレンドや店舗のコンセプトを反映させながら内装を整えれば、効果的に集客力を向上させることができるでしょう。
店舗デザインを変更するときの3つのポイント
店舗デザインを変更するときは、仕事を任せる業者やデザイナーと情報共有するということが何よりも大切だといえます。
このことを踏まえて、店舗デザインを変更するときに押さえておきたい3つのポイントをみていきましょう。
1つ目のポイントは、店舗のコンセプトを明確にするということです。なるべく具体的に、どのような客層に何の料理を提供するのか、どのような過ごし方をしてもらうのかといったことを決めておくことが大切です。
2つ目のポイントとしては、図面と資料を用意するということが挙げられます。借りる物件の図面をまずは用意したうえで、店舗デザインに反映させたい、自分のイメージに合った写真などの資料を探しておくとよいでしょう。
3つ目のポイントは、できるだけ予算を多めに組んでおくということです。予算に余裕がないと、業者やデザイナーから良いアイディアを提案されてもコストの問題で実現できない場合があります。
しかし、予算の上限額に幅を持たせておけば、そうした柔軟な提案も受け入れることができるようになります。
設計料の費用の目安と予算の組み方
設計料の費用の目安は算出方法によって数字が変わってきます。まず、設備工事費と造作工事費を併せた総工費から設計料を算出する場合、総工費の10~15%が一般的な設計料の目安となります。
内装工事の坪単価から計算する場合、工事費用を含んだ金額で坪単価30~50万円程度が目安となるでしょう。
また、工事に携わる人の技術料や人件費をもとにして設計料を算出する方法もあります。予算を組む際は、テーブル席かカウンターかなどの違いによっても設計料が異なってくるため、まずは店舗の業態を決めておく必要があるでしょう。
業者を選ぶ際の注意点とデザインコンペ
内装工事を依頼する業者を選ぶときには、それぞれの業者が得意としている専門領域をしっかりと見極めておく必要があります。
飲食店の店舗デザインを依頼するときは飲食店の設計に強い業者を選ぶなど、自分が求めるスキルを持った業者に頼むことが大切なのです。
また、最初から1社に絞って依頼するのではなく、複数の業者を選んだうえでデザインコンペを開催するという選択肢もあります。デザインコンペを行う場合は、まず各業者にデザイン案と見積書を提出してもらいます。
そして、これらの書類を比較しながら最終的な依頼先を絞っていくという流れになるでしょう。
円滑なコミュニケーションが成功の鍵
店舗を経営するうえで、店舗デザインは集客に大きな影響を及ぼす重要な因子だといえます。また、納得のいく店舗デザインを実現するためには、業者やデザイナーと計画についてしっかりと話し合う必要があります。
店舗デザインの変更で集客力を高めるためにも、円滑なコミュニケーションで思い通りのデザインを実現させましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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