2021.08.23  2022.08.01|店舗デザイン

店舗におしゃれな壁をデザインするコツ!役割や壁材の種類、施工事例まで

店舗におしゃれな壁をデザインするコツ!役割や壁材の種類、施工事例まで

「どうやって壁をおしゃれにデザインしたらいい?」「壁材の種類を知りたい!」とお悩みではないでしょうか。素材や色合い、模様などによって壁の与える印象は変わるので、集客や売上げに影響します。

そこで今回は、壁をおしゃれにデザインするコツを解説します。また店舗における壁の役割や壁材の種類、ウッドタイルの種類、施工事例などもご紹介しますので、店舗デザインを検討している方はぜひご覧ください。

店舗の内装における壁の役割

店舗の内装における壁の役割

店舗内装において、壁はさまざまな役割を果たします。3点に整理して解説しますので、壁をデザインするための基本知識としてご確認ください。

内装の防音性や耐火性を上げる

まず壁材の選び方によって、内装の防音性や耐火性を上げることができます。壁材は、床材や天井材と共に内装を囲う素材です。開業後には壁材を変更しにくいので、開業前に防音性や耐火性を検討しましょう。

壁の防音性が上がると、店内の音や声が店外へ漏れにくくなりますので、近隣の住宅や施設などとのトラブル防止を期待できます。また壁の耐火性が上がると、顧客や従業員を災害から守ることにつながります。

内装の雰囲気を演出する

次に壁の素材や色、柄などによって、内装の雰囲気を演出できます。例えば大理石などの石壁には重厚感があり、上品な雰囲気を演出しやすいです。日本の伝統技法といえる漆喰は、和を演出できます。

また壁の色を黒やグレーにすることで、クールな印象を与えやすいです。白色の壁なら、空間を広く見せたり清潔感を与えたりできます。さらに壁に什器(棚やカウンターなど)を造作すると、オブジェのようなデザインに仕上がります。

集客や売上に作用する

さらに店舗の壁は、集客や売上に作用します。特に飲食店やサロンでは、壁に掲示される情報は座席に座る顧客の目に留まりやすいです。

例えば「おすすめメニュー」や「特別キャンペーン」などの情報が掲示されていれば、顧客の注文を促して売上げ向上につながります。壁に黒板やコルクボードを設置すると、さらに顧客の視線を集めやすいです。

なお店舗の内装デザインによって顧客に居心地の良さを感じてもらえれば、リピート率の上昇を期待できます。SNS映えする壁をデザインできれば、Web集客の効果(顧客による店舗情報の拡散)も期待できます。

店舗内装に使用できる壁材の種類

店舗内装に使用できる壁材の種類

店舗の内装に使用できる壁材には、いくつかの種類があります。代表的な5種類を取り上げて、各壁材の特徴をご紹介します。壁材ごとの特徴を把握したうえで、デザインする店舗内装に適した壁材をお選びください。

壁紙

「クロス」とも呼ばれ、店舗だけではなく住宅にも使われています。壁紙には、ビニールクロスや紙クロス、繊維クロスといった種類があります。壁面全体をシンプルに同じデザインにしたり、部分的に異なるデザインを組み合わせたりすることが可能です。

他の壁材より安価で施工期間が短い点も、壁紙の特徴です。近年では消臭や傷防止などの機能性が高い種類が開発されています。ただし機能性やデザイン性などにこだわると割高になる危険性があります。

塗り壁

塗り壁は珪藻土や漆喰などの天然素材を使った壁材であり、左官職人によって手作業で仕上げられます。自然で柔らかな印象を与えやすく、和を演出したい場合に適した壁材です。

また塗り替えができること、調湿性、断熱性、防火性など多岐にわたる機能性が特徴です。ただし左官職人による手作業であることや天然素材を使うことから、コストが割高になりやすく、施工時間がかかる点に注意が必要です。

コンクリート

コンクリートは、スタイリッシュな雰囲気の店舗(メンズ向けのアパレル店や雑貨店など)に向いている壁材です。防音性や防火性などの機能性とデザイン性を両立できます。

ただし配線を隠す工事を要する場合には、想定以上のコストになる場合があります。またコンクリートは熱伝導率が高いので、内装空間が夏に暑く冬に寒くなりやすく、空調費用への注意が必要です。さらに吸水性の低さによりカビや汚れが発生しやすく、こまめな手入れも必要となります。

なお店舗内装の打ちっぱなしコンクリートについて下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

木材

木材には天然素材や合板、化粧板などの種類があり、予算に応じて選べます。また断熱性や調湿性に優れる点や見栄えの良さ、素材の温もりなどが特徴です。

ただし素材によっては湿気を吸いすぎると割れや反りを起こすので、注意が必要です。経年劣化に弱い素材には定期メンテナンスが必要になります。

天然木は高価ですので、予算を抑える場合にはウッドタイルなどの代用を検討しましょう。

タイル

タイルは、耐久性や耐水性に優れている壁材です。汚れを落としやすい機能的なタイルは、水回りの壁に使われます。色や模様、質感などによって幅広いバリエーションが販売されています。

タイルの価格は素材によって変わりますが、壁紙よりも割高です。また壁を平らにするための下地補修工事とタイル貼り、目地詰め、洗い・乾燥などの工程が必要になるので、施工期間に余裕をもつ必要があります。

おしゃれな内装が叶うウッドタイルの種類

おしゃれな内装をデザインしたいときは、上記の壁材の中からウッドタイルを選ぶことをおすすめします。ウッドタイルの種類は豊富で、幅広いコンセプトに対応できるからです。代表的な3種類をご紹介します。

古材タイル

古材タイル

1つ目は、古材タイルです。古材を使ったビンテージ素材であり、一枚一枚に味わいを感じる素材です。古き良き時代の高級感や懐かしさ、ユーズド感などを演出しやすく、インダストリアルやブルックリンといったテイストを表現できます。

また施工しやすい実加工(さねかこう)タイプであれば、継ぎ目の美しい壁に仕上がります。ただし古材タイルを集めて加工するには時間がかかるので、ご注意ください。

OSBボード

OSBボード

2つ目は、OSBボードです。OSBボードは、短冊状に切られた木片がプレスされ接着剤で固められて製造されます。基本的に内装の下地として使われる素材であり、安価で強度と断熱性に優れています

他にも、防虫性や気密性、環境負荷の低さなどのメリットもあります。壁の仕上げ材としてOSBボードを施工すると、ランダムに散りばめられた木片がおしゃれに見えます。

カラフルタイル

カラフルタイル

3つ目のカラフルスタイルは、カラフルな板を並べたウッドタイルです。1枚ずつ色合いが違うため、単色タイルと比べて表情が豊かになります。空間にメリハリを出したいときに適しています。

ただしカラフルであるだけに、内装空間全体のバランスを考える必要があります。色のトーンを揃える配慮などが必要です。デザインを依頼する業者と相談しましょう。

店舗の壁をデザインするコツ

店舗の壁をデザインするコツ

店舗内装における壁の役割と種類を把握できたら、コンセプトに基づいてデザインしましょう。法令遵守を求められるため、事前に把握しておく必要もあります。店舗の壁をデザインするコツを4点に整理してご紹介しますので、ご覧ください。

コンセプトに基づいて統一感を出す

1つ目のコツは、コンセプトに基づいて統一感を出すことです。壁を含めた内装空間全体の統一感を出すことで、店舗のブランディングにつながるからです。配色や質感、模様などを考慮しながら、内装(床や天井など)や什器(家具や照明器具など)とマッチした壁材を取り入れてください。

コンセプトが決まっていない場合には、コンセプト設計が急務です。コンセプトに基づかいないと、壁だけではなく内装全体をデザインできません。不安な場合には、内装業者にコンセプト設計から相談することが可能です。

なお壁を含む店舗内装のデザイン・工事について下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

素材の味わいを活かす

2つ目のコツは、素材の味わいを活かすことです。素材の味わいを活かすことで、店舗全体の雰囲気を演出できます。採用したい壁材と周りの内装材とのコントラストを意識しましょう。壁の印象は、商品やサービスの魅せ方にも影響します。

例えば落ち着いた雰囲気を演出したいときは、木材や塗り壁、タイルなどが適しています。コンクリートを選ぶと高級感の演出効果を期待でき、部分的にウッドタイルを貼ることで映える空間をデザインできます。

防火性のある素材を選ぶ

3つ目のコツは、防火性のある素材を選ぶことです。特に火を使う店舗(飲食店やパン屋など)の壁には、防火性のある素材を選んでください。

また業態に限らず、消防法や建築基準法の内装制限を遵守して壁をデザインする必要があります。使用できる壁材が限られる場合があるので、ご注意ください。壁のデザインや素材について、内装業者と相談して決めましょう。

なお内装制限に関して下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

壁材の機能性を選ぶ

4つ目のコツは、壁材の機能性を選ぶことです。店舗の業態や形態を踏まえて、壁材の機能性を検討してください。具体的には、先ほどご紹介した防火性や防音性、吸湿性などを検討します。

厨房などの火や水を使う部屋の壁には、メンテナンスしやすい壁紙が適します。また顧客が集まるフロアの壁には、顧客の会話やBGMなどが店外に漏れない防音性の高い壁材を選んでください。部屋やエリアの用途をイメージして、壁材を選びましょう。

店舗におしゃれな壁を施工した事例

店舗のおしゃれな壁のデザインを把握したところで、実店舗の施工事例を確認しましょう。IDEALの施工事例を5つご紹介しますので、おしゃれな壁をデザインするポイントをご覧ください。

心を落ち着かせるブラックの壁

心を落ち着かせるブラックの壁

ヘッドコンシェルジュ 麻布十番店様は、深層筋アプローチと呼ばれる頭のツボ押し技術によるヘッドスパを提供する専門店です。ビルの雰囲気に合うように「木とブラックのイメージで店内をデザインしたい」とご希望されました。

ヘッドスパを受ける顧客の心を落ち着かせられるように、施術室の壁はブラックで統一されています。一方で、お手洗いの壁は清潔感を感じさせる白色をベースにデザインされています。スペースごとにテイストを変える工夫がなされています。

顧客の入店を促すR壁

顧客の入店を促すR壁

小田急不動産 鶴川店様は、「不動産をつなぐ場」から「人や土地のストーリーをつなぐ場へ」という同社仲介営業部のコンセプト基づいて内装をデザインされました。入り口にレイアウトされた物件情報を乗せる壁は、顧客を自然に店内へと誘導できるようにR壁にデザインされています。

また壁面の写真やイラストによって、コンセプトが表現されています。内装全体の基調色はホワイトですが、会議室の壁の一面には鮮やかなブルーが配色されています。

店舗のサービスを紹介する壁

店舗のサービスを紹介する壁

株式会社幸和様は、外壁や屋根の塗装工事を専門に行う会社です。外壁塗装専門ショールームの内装は、「塗装工程や屋根構造などを感じてもらいたい」という希望が込められてデザインされました。

アイキャッチとなる壁には素材(モルタルやベニヤ、鉄板など)の違いが分かるように外装見本が施工されており、サービスを紹介しています。顧客が外装に触れたり色合いを見比べたりすることが可能です。

子どもが活動できる壁

子どもが活動できる壁

ほほえみ保育園様は、株式会社ライブフィールドピースが母体の企業主導型保育園です。0~2歳児までを保育対象にしていることから、安全を第一に考えて内装がデザインされています。

安全第一としながらも、子どもが活動(ボルダリングやお絵描きなど)できる壁が施工されています。内装空間の明るさやポップさを表現しながら、楽しい活動を促しています。木の温もりを感じさせるように、壁の下部に木目が採用されています。

売上げに貢献できるおしゃれな壁をデザインしよう!

売上げに貢献できるおしゃれな壁をデザインしよう!

店舗の内装は集客や売上げを左右しますので、コンセプトに基づいておしゃれな壁をデザインしましょう。壁材の種類や機能を考慮して、法令を遵守することも忘れてはなりません。施工事例を参考にすることで、具体的にデザインできます。

IDEALは店舗の壁を含む内装のコンセプト設計からデザイン・工事、物件探し、集客、資金調達までをワンストップソリューションとしてご提供しています。

店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の際には、お気軽にご相談ください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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