2022.05.26  2022.05.25|内装工事

店舗内装デザイン・工事の流れ!注意点・事例・費用・業者選びも紹介

店舗内装デザイン・工事の流れ!注意点・事例・費用・業者選びも紹介

「店舗の内装をデザインできない!」「内装工事費用の相場はいくら?」とお悩みではありませんか?内装工事を業者に任せきりだと、予算内に理想とする店舗をデザインできない危険性があります。

そこで今回は店舗内装デザイン・工事の流れと注意点を解説します。おしゃれな施工事例、工事費用、業者選の選び方も紹介しますので、店舗の開業や内装デザインをご検討中の経営者や担当者の方は、ぜひご覧ください。

店舗内装のデザインと工事とは? 

店舗内装のデザインと工事とは? 

そもそも店舗内装のデザインと工事とは、どのような作業でしょうか?具体的な作業を始める前に、各作業の目的を理解しておきましょう。

店舗内装のデザインとは、店舗のコンセプトに基づいて内装を設計する作業です。店舗における内装は建物内部の設備・什器を指しており、具体的には床や天井、壁、建具、照明、水道などが含まれます。店舗内装のデザインは理想とする店舗経営や商品・サービスの魅力などを具体的に表現していく作業です。

一方で店舗内装の工事とは、デザインした内装設備や什器を店舗内部に施工する作業です。工事費用を予算内に収めるために業者の選び方が重要になりますので、後ほど詳しく解説します。

店舗内装のデザイン・工事の流れ

店舗内装のデザイン・工事の流れ

店舗内装のデザイン・工事の作業目的を理解したら、具体的な作業の流れを確認していきましょう。店舗の開業や移転、リニューアルにさまざまな準備が必要ですので、限られた時間に計画的に店舗内装を準備することが求められます。

業者探しと問い合わせ

まず始めにWeb検索をして店舗内装デザイン・工事を依頼できる業者を探して、問い合わせましょう。業者の種類によって対応できる作業が異なりますので、希望や条件などを伝えてください。業者の種類と選び方を後ほど詳しく解説します。

相見積もりと契約

次に問合せをした複数の業者から、内装工事費用の見積りを出してもらってください。相見積もりを取ることで工事費用の相場を把握したり、工事内容を比較検討したりできるからです。工事の費用と内容に納得したうえで、契約手続きをしましょう。

業者との打ち合わせ

契約した業者との打ち合わせにおいて、経営方針や商品・サービスの魅力を説明して店舗内装のコンセプトを設計します。また物件探しに対する助言を得るために、内装工事費用の予算や施工したい設備・什器を伝えておきましょう。

店舗物件探しと現場調査

設計したコンセプトや予算に基づいて、店舗物件探しと現場調査を行いましょう。店舗物件の内部だけでなく、外装や周辺環境、立地も調査することで、各物件の強みや問題点を検討することができます。

特に居抜きかスケルトンかによって工事費用が大きく変動しますので、店舗物件探しの前に下の記事も併せてご覧ください。

店舗内装デザインの完成

店舗物件を賃貸契約できたら、上記の打ち合わせを踏まえて業者に店舗内装デザインを完成させてもらいましょう。予算やデザイン性、機能性などについて総合的に検討しながら、着工前に設計図を細かく修正してください。

店舗の内装工事

完成したデザインに基づいて、店舗の内装工事が始まります。契約した業者に基本的な作業を任せますが、工事の途中で立ち合いながら内装の仕上がり具合や工期について確認することが可能です。

店舗の引き渡し

現場に立ち会い最終確認すると、店舗の引き渡しが行われます。施工した設備(壁紙やドア、照明、水道など)や什器(造作家具やカウンターなど)について、手で直接触れながらデザイン性と機能性の仕上がり具合をチェックしてください。引き渡し後には有償対応になる場合もあるので、契約内容に注意しましょう。

店舗内装デザイン・工事の注意点

店舗内装デザイン・工事の注意点

計画的にデザイン・工事の流れが進むように、店舗内装デザイン・工事の注意点を確認しておきましょう。法的制限や節約方法を事前に把握しておくことで、店舗内装・工事の失敗を防ぐことができます。

内装制限を理解する

内装制限とは「災害時の火災防止や消火、避難経路確保」などに必要となる建物内部に対する制約や指定で、消防法や建築基準法に定められています。建物の用途や規模に応じて、内装制限の内容が定められています。

内装制限を守って工事しないと法律違反に問われる点に注意してください。顧客と従業員の安全や健康を保障しながら店舗を経営するためには、業者頼みにするのではなく経営者として内装制限の基本を理解することが必要です。

なお消防法と建築基準法の内装制限について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

店舗内装の耐用年数を理解する

適切な税務処理と節税のために、店舗内装の耐用年数を理解しましょう。所得税法や法人税法において、内装の設備や工事費用は「減価償却資産」(10万円以上の耐久性のある事業用資産)に分類されます。

参考:国税庁「No.2100 減価償却のあらまし」

参考:e-Gov法令検索「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」

建物の耐用年数を指標にして、内装工事費用の減価償却を行います。固定資産ではないので、工事費用を一括計上できない点にご注意ください。店舗内装費用の耐用年数について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。

予算内に工事費用を収める

予算内に工事費用を収めるために、店舗内装デザイン・工事にかかる経費を正確に計上しましょう。店舗に必要な内装の種類や数を正確に計算していないと、予算が足りなくなったり、必要な設備を施工できなくなったりしてしまいます。

また予算内に工事費用を収めることができないと、店舗開業日が遅れる問題も発生します。工事の見積もり段階で予算と希望条件を正確に伝えることで工事の停滞を防いで、予定通りに竣工させましょう。

完成までこまめに現場に行く

着工して工事業者に任せきりにするのではなく、完成までこまめに現場に行くようにしましょう。頻繁に現場を訪れることで、希望条件と異なる店舗内装の仕上がりに気づいて早めに修正依頼することが可能です。

完成間近や引き渡し時になってから修正すると、費用と時間が余分に失われる危険性があります。店舗開業前は準備で忙しいですが、工事現場を管理する責任者と定期的にコミュニケーションすることが重要です。

施工された内装を細かくチェックする

店舗引き渡し前には、ごく小さい傷であっても見落とさないように施工された内装を細かくチェックするようにしましょう。明らかな施工不良に対しては、基本的に無償対応してもらえます。

引き渡し後に手厚いアフターサービスを提供する内装業者ばかりではなく、補修工事に有償対応しかしない業者も存在します。付き合いが長く信頼している業者に工事を依頼した場合でも、後々のトラブルを防ぐために仕上がりの様子を写真や動画に記録しておいてください。

おしゃれな店舗内装デザインの施工事例

店舗内装デザイン・工事への理解が深まると、実際に施工された店舗内装を見てみたくなりませんか?IDEALが施工したおしゃれな店舗内装デザインの施工事例をご紹介しますので、ぜひデザインの参考にしてください。

シンプルかつ本物の素材を施工した店舗内装 

シンプルかつ本物の素材を施工した店舗内装 

完全プライベートのパーソナルジム「PLUS ME」様の内装には、シンプルかつ本物の素材が施工されました。最上の空間で理想の身体をつくる「プラス」の喜びを提供するためです。

クロスなどの内装材を一切使用せず、タイルやモルタル、革などの天然素材が職人の手により装飾されている点がポイント。さらにシンプルな空間の中に光源の見えない間接照明がアクセントとして加えられています。

黒を基調に高級感を演出した店舗内装

黒を基調に高級感を演出した店舗内装

会員制バー「THE LONER」様。内装のベースカラーに黒を選択して高級感のある印象を与えるとともに、リラックスして過ごせる空間をデザインされました。ソファーやカウンター席にツヤ感のある素材を使用することで、高級感がさらに増しています。

演出のこだわりが店舗の顔であるボトル棚にも見られ、「間接照明の当てられたアルコール瓶」が黒い内装をバックにゴールドに輝いています

自然と共存する店舗内装

自然と共存する店舗内装

都市を感じる「Apple」製品と自然を感じるアウトドア用品「Snow Peak」を取り扱うライフスタイルショップ「PLUS YU」様。「都市と自然の共存」をコンセプトに、本物の素材感を楽しめる内装空間をデザインされました。

オレゴン州の都市ポートランドの街並みや歴史的建造物をモチーフにして、コンセプトカラーの赤を内装に取り入れながら、オールドレンガの壁や赤さび塗装の鉄骨什器を配置してあります。

安らぎを意識した店舗内装

安らぎを意識した店舗内装

札幌に店舗を初オープンしたコンディショニングスタジオ「 SHIBUYA SANKAK」様。筋力トレーニングだけでなく、食や栄養の専門知識に基づいて、ヘルスケアサービス事業を展開されています。都内では複数のパーソナルジムを経営されています。

ブラウンを基調とした内装をデザインすることで、安らぎを感じる空間に仕上がっています。受付や壁などに部分的に木材を使用している点もポイントです。顧客が落ち着いて施術を受けられるように、カーテン式の半個室を設置しました。

ノスタルジックな雰囲気の店舗内装

ノスタルジックな雰囲気の店舗内装

「栗歩 -KURIHO- 」様は、最高級和栗を使用した和栗モンブラン専門店です。和栗を顧客の前で絞りだす調理法が、「搾りたてモンブラン」としてSNSで人気を博して、全国展開されています。

内装の魅力は、印象的な赤色の什器がセレクトされてノスタルジックな雰囲気を演出している点です。壁に施されているホワイトを基調とした「梁や柱のような装飾」もポイントです。テイクアウト利用客も多いため、スタンドの机を設置して広々と寛げる空間がデザインされています。

店舗内装デザイン・工事の費用

店舗内装デザイン・工事の費用

相見積もりを取って店舗内装デザイン・工事を依頼する業者を決めるためには、費用の相場と内訳を把握している必要があります。施工したい設備や什器に優先順位を付けて、経費を計算してください。

費用の相場

店舗内装デザイン・工事の費用相場は一般的に坪単価で示され、30万~50万円程度です。例えば10坪の物件に内装をデザイン・工事する費用は、次のように計算できます。

・坪単価30万~50万円×10坪=300-500万円程度

ただし坪単価はあくまで目安の金額ですので、店舗の業種や業態、規模、種類(居抜きかスケルトンか)などによって変動します。販売店などのように特別な設備や什器を必要としない場合には、費用を抑えられる傾向にあります。

一方で高額な設備やたくさんの席数が必要な場合には、店舗内装デザイン・工事費用が高くなります。例えば高額な医療機器が必要になるクリニックや厨房設備が必要なレストランなどが該当します。また物件の状態によっては改装や修繕の費用がかかります。

費用の内訳

店舗内装デザイン・工事費用の内訳は大きく3点(デザイン費と工事費、購入費)に分けられ、金額の目安は下表のとおりです。10坪のスケルトン物件に飲食店の内装をデザイン・工事する費用を試算しました。

内装費用の内訳金額の目安飲食店の内装費用
スケルトン物件10坪
店舗内装のデザイン費費用全体の10~15%程度50万円程度
設備・什器の購入費業種や業態により異なる300万円程度
設備・什器の工事費
(工賃)
設備や規模により異なる150万円程度
合計坪単価30~50万円程度500万円程度

居抜き物件に店舗を開業する場合には、造作譲渡料を支払うことで前借主が施工した設備や什器を利用できます。スケルトン物件に比べて、購入費と工事費を大幅に削減することが可能です。ただし譲渡される設備・什器の状態や数などが開業する店舗に適していることをよく確認してください。

店舗内装デザイン・工事を依頼できる業者

店舗内装デザイン・工事を依頼できる業者

店舗内装デザイン・工事成功の鍵を依頼する業者が握っています。業者によって依頼できる業務や得意分野が異なりますので、信頼できる業者の選び方を確認しましょう。

業者の種類

店舗内装デザイン・工事を依頼できる業者の種類は、次のとおりです。

  • 設計事務所
  • 店舗内装専門業者
  • 工務店

設計事務所は主に店舗の内装デザインを受注できますが、施工管理まで対応できる事務所もあります。内装デザインに強くこだわる場合や特定のデザイナーを希望する場合に依頼しましょう。ただし基本的に工事を別の業者へ依頼することになりますので、余分に時間と費用がかかります。

店舗内装専門業者は、デザインから施工管理までを一括して受注してくれます。総合的に対応してくれるのでスムーズに話を進めることができますので、デザインと施工を別々の業者へ依頼する時間や費用が不要になります。

工務店は住宅や店舗のデザインや工事、リフォームなどを受注できますが、店舗を専門に扱うわけではありません。地域に密着して営業している業者が多く、幅広い工事を迅速に引き受けてくれます。

業者の選び方

業者の選び方のポイントは、次のとおりです。

  • 施工実績とサービス内容
  • デザイン・工事の専門性
  • アフターフォロー
  • 接客の質
  • 適正な費用

まず施工実績が豊富な業者は顧客満足度の高いサービス内容を提供していると期待できます。ただし業者のWebサイトに掲載されている施工実績を分析して、依頼したい内装のコンセプトや店舗の業態に対応できることを確認しましょう。

また各業者のデザイン・工事に関する専門性を把握したうえで、依頼する業者を選定しましょう。例えばイタリアンのカジュアルレストランを開業するなら、飲食店だけではなくイタリアンレストランやカジュアルダイニングをデザイン・工事できる業者を探すことが好ましいです。

次に工事後の無償保証やアフターフォローの内容と期間を事前に確認してください。工事に失敗しない業者を選ぶことが大前提ですが、引き渡し後の修繕やメンテナンスなどに対応してくれる業者と契約することも大切です。

さらに営業や工事の担当者と対面するときに、接客の質(説明の丁寧さや顧客目線の対応など)を評価しましょう。顧客の要望や予算を踏まえてデザインや工事について細かい提案をしてくれる業者を選ぶと、納得のいく店舗の内装を実現しやすくなります。

最後に複数の業者から見積りを出してもらうことで、適正な費用であるかを検討してください。例えば設計事務所と店舗内装専門業者に同じ希望条件を伝えて見積りしてもらえば、デザイン性と費用、工期などの違いを比較できます。

予算内で理想的な店舗内装を計画的に実現しよう

予算内で理想的な店舗内装を計画的に実現しよう

法的要件に合致する理想的な店舗内装を予算内に収まるようにデザインして、計画的に工事を進めてください。適正な費用を見積り、豊富な施工実績のある業者を選定することがポイントです。 

IDEALは店舗内装のデザイン・工事からコンセプト設計、資金調達、Web集客などをワンストップソリューションとしてご提供しております。一括して依頼することで時間と費用、労力を抑えることが可能です。

集客と売上を伸ばすために店舗の開業や改装、移転などをご検討中の際には、IDEALへお気軽にご相談ください。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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