2020.09.18|店舗デザイン

保育園は安全性とデザインを兼ね備えた内装に

保育園は安全性とデザインを兼ね備えた内装に

「保育園の内装デザインはどう決めればいい? 子ども受けする『明るくてかわいいデザイン』であれば良いのでないのか」
というあなたの疑問にお答えする記事です。

結論から言うと、保育園を新たに開業あるいはリノベーションするのであれば
安全性とデザイン性を兼ね備えた内装にしましょう。

その理由は、普段過ごす子どもたちの
・”安全”と”安心”を守るため
・頭、体、心の成長に良い影響を与えるため

だからです。
成長期の子どもたちに、体も心も良い影響を与えられるような、安心できる環境を提供するのが大切なのだと理解しましょう。

また、専門的な知識が無いからと言って、全てを内装工事業者にお任せするのは避けるべきです。
あなた自身が、少しも知識を持っていない中で設計を進めるのは、
・あなたが求めているイメージと差が出てくる
・決めていたコンセプトと違ってくる
・その後の経営に響くことがある

という影響が出てくるかもしれないからです。

それらを避けるためにも、実例写真を参考にするだけでなく、正しい知識を身に着けながら進めて下さい。
子どもたちに少しでも良い環境を提供できるよう、理解を深めていきましょう。

そこで今回の記事では、
・保育園だからこそ気をつけるべきこと
・内装の雰囲気が与える子ども達への影響
・安全性とデザインを兼ね備えた内装の具体案

についてお伝えしていきます。

また、本記事の最後にIdealが施工を担当した、事例をご紹介しております。
保育園の内装デザインについて、正しい知識を身に着けられた後に事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
ぜひ参考してみて下さい。

保育園だからこそ気をつけたいこと

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保育園の内装デザインを設計するの上で気をつけるべきポイントをお伝えします。

以下の3つの通りです。
・ゾーンをきちんと理解する
・子どもたちの目線、発達心理に合わせる
・隅々まで大人の目が行き届くレイアウト

順に詳しく解説します。

ゾーンをきちんと理解する

1つ目のポイントは、内装デザインを設計する前に各ゾーンを理解することです。

ゾーンとは、
・乳児、ほふく室
・保育、遊戯室
・幼児用トイレ

の通り、子ども達が過ごす部屋などのこと。
各ゾーンの概要と注意点は以下の通りです。

[乳児、ほふく室]
・沐浴、調乳設備を設置
・必ずベビーベッドを設置
・保育、遊戯室と兼用しない
・乳児たちがハイハイしやすい様、カーペット仕様が望ましい
・広さは1人当たりの面積を1.65㎡以上とし、ほふく室は3.3㎡以上が望ましい

*調乳設備は、給食などを作る調理室とは別に設けなくてはいけません。(児童福祉施設最低基準より)

[保育、遊戯室]
・乳児、ほふく室と兼用しない
・幼児トイレはなるべく近くに設置
・遊戯室は保育室の2倍程度の広さが望ましい
・広さは一人あたりの面積が1.98㎡以上が望ましい

*乳児室と保育室を兼用してはいけない理由は、乳児と幼児は身体能力が異なり、同じ空間で遊ばせるとケガなどのトラブルが発生する可能性が高いためです

[幼児トイレ、手洗い場]
・床の段差はなるべく無くす
・便器の間には仕切りが必要
・便器数は幼児10人あたり1つが目安
・保育、遊戯室の近くに設置するのが望ましい
・トイレの出入り口は格子やのれんのようなものに(安全面を考慮して外から見渡せるようにするため)
・大便器ブースの仕切りや扉の高さは1m〜1.3m程度にするのが望ましい(保育士が中を見渡せるため)

これらのゾーン以外でも以下の設備も必要です。
・調理室
・管理、執務室
・職員用トイレ
・保育士、職員用休憩室

これらのゾーンにはそれぞれ設置基準が設けられています。
基準をクリアしていることをまずは確認、把握しましょう。

子どもたちの目線、発達心理に合わせる

2つ目のポイントは、『子どもたちの目線と発達心理に合わせたデザインにする』という点です。
どのゾーンでも、子どもたちの感性に良い刺激を与えられるような内装デザインにしましょう。

内装デザインは
・家庭的な雰囲気
・温かみを感じさせる
・活き活きと遊び回れる

などを踏まえて、
・パステルカラーやビビットカラーで知的好奇心を刺激する配色
・動物や木、花など子どもたちが関心ある装飾
・子どもたちの背丈や目線に合わせた装飾
・指先、手に触れても危険ではない素材
・回遊性のある広々とした室内

を抑えてデザインを設計していくと良いでしょう。

隅々まで大人の目が行き届くレイアウトに

3つ目のポイントは室内のレイアウトです。

保育園の内装は、隅々まで大人の目が行き届くレイアウトであることが重要。
子ども達が過ごす時間が長い環境だからこそ、回遊性を意識しましょう。

回遊性のある室内であれば
・雨天時でものびのび遊べる
・外でなくても思い切り遊べる

といった子ども達の運動量確保、ストレス発散という大きなメリットがあります。
一方で、子どもは狭い場所を好む場合があり、遊んでいる内に出方が分からなくなるという問題回避にも繋がります。

いずれのゾーンも開放感を感じられかつ、回遊性の高いレイアウトになるよう心がけましょう。
より具体的なレイアウト方法は後ほどお伝えします。

子どもが喜ぶ内装とは

子供が喜ぶ内装とは

子ども達が喜ぶ内装デザインとは、すなわち発達に合ったデザインでもあります。
具体的には以下のような雰囲気を感じれられる内装デザインのことです。
・やさしい
・かわいい
・かっこいい

それぞれの印象が子ども達に与える影響をお伝えしていきます。

やさしい印象の内装デザイン

やさしい印象が子ども達に与える影響は以下の通りです。
・安心感がある
・感受性豊かになる
・心穏やかに過ごせる
・温かみを感じられる

などが挙げられます。

[内装デザイン具体案]
・配色はパステルカラーで統一
・木のぬくもりが感じられる壁や床
・お花や植物をモチーフにした装飾

かわいい印象の内装デザイン

かわいい印象が子ども達に与える影響は以下の通りです。
・創造力を養う
・好奇心が高くなる
・楽しい気持ちになる
・愛おしい気持ちが生まれる

などが挙げられます。

[内装デザイン具体案]
・配色はビビットカラーを用いる
・木のぬくもりが感じられる壁や床
・ハートや星などをモチーフにした装飾

かっこいい印象の内装デザイン

かっこいい印象が子ども達に与える影響は以下の通りです。
・創造力を養う
・元気をもらえる
・好奇心が高くなる
・楽しい気持ちになる

などが挙げられます。

[内装デザイン具体案]
・配色はビビットカラーを用いる
・木のぬくもりが感じられる壁や床
・乗り物や動物などをモチーフにした装飾

あなたのコンセプトに合わせたデザイン

それぞれのデザイン印象についてお伝えしました。
また、あなたが保育園運営をする上で、大切にしたい方針やコンセプトを表現することも可能です。

例えば、
・本に沢山触れることを大切にしたい→”森の中の図書館”をイメージしたようなデザイン
・英語やリトミックを大切にしたい→壁やドアにアルファベット、音符などの装飾
・自然な環境を大切にしたい→壁や床などを全面的に木材で統一されたデザイン

など、あなたのこだわりで子ども達の想像力や好奇心を高めるような環境作りが出来ると良いですね。
子ども達自身が楽しめるのはもちろん、保護者や保育士たちも関心を持つことができます。

子どもも部屋で遊べて安全な内装

子どもも部屋で遊べて安全な内装

内装デザインが与える子ども達への影響をお伝えしましたが、安全第一が重要なのは変わりません。
子どもたちが安全に部屋で遊べるよう、配慮すべき点は以下の通りです。
・装飾物
・床、壁
・収納場所
・ドア、窓などの建具

順に詳しくお伝えします。

装飾物への配慮

1つ目の配慮すべき点は装飾物です。

子ども達が楽しくて心安らげる時間を過ごせるよう、壁や天井に装飾を施すことがあると思います。
その時はぜひ、
・装飾物の配置
・使用素材
・形

以上3点を考慮しましょう。
子ども達の背丈に合わせて、壁に手で触れられる装飾物を飾る場合は、クッション性の高い柔らかな素材、角は丸めてケガの無いように考慮しましょう。

床、壁への配慮

2つ目の配慮すべき点は室内の床、壁です。

お外遊びで付いた砂や泥、食べこぼし、おトイレの失敗などの汚れは避けられません。
ササッと簡単にお掃除できるような素材選びをしましょう。

[好ましい床]
・継ぎが少ない
・水分が浸透しにくい
・クッション性のある床材(転倒時の衝撃、足音などの音などを吸収できるため)

[好ましい壁]
・防音性のある素材
・クッション性の高い素材

壁には、子ども達の絵や作品を飾れるようにピクチャーレールやコルクボードなども設置すると良いです。

収納場所への配慮

3つ目の配慮すべき点は収納場所です。

先程、保育室や遊具室は回遊性の高いレイアウトにするべきだとお伝えしました。
回遊性を高めつつ、収納場所を設けるには、
・棚やロッカーなどはなるべく設けない
・壁内収納、扉のないオープン棚にする

ことが望ましいです。
オープン棚にするべき理由は、大人の目が届かない内に子ども達が棚の中に入ってしまったり、棚扉の隙間でケガをするなどの危険を排除するためです。

ドア、窓などの建具への配慮

4つ目に配慮すべき点はドア、窓などの建具です。

手や指を挟んでしまったり、子ども自身がドアを開けたことで他の子どもにぶつかってしまう場合もあります、
・鍵は子どもの手が届かない位置に
・子どもの手が届く高さにクッション材などを付ける
・引き戸であれば上部にストッパーを付け、隙間を確保する

など、細やかな配慮が必要であることを理解しましょう。

保育園は内装だけではなく園庭も大事

保育園は内装だけではなく園庭も大事

保育園は内装だけではなく園庭も大切です。

もし、園庭を設けられるほどの広さがあるならぜひ取り入れて下さい。
保育園での園庭の役割は、
・感性を育む
・運動能力を高める
・自然に触れ合う機会を設ける
・挑戦したいという好奇心を高める
・子ども達同士で学び合い、助け合える機会を設ける

など、子ども達の頭、心、体の成長に大きく関わる重要な箇所でもあります。
砂場や魅力的な遊具を設けるのはもちろん、木や花などの植物をきれいに設けて見た目も楽しい園庭ができるようデザインしましょう。

保育園の内装デザインは子どもたちの安全性と発達心理に合わせた設計にしましょう

保育園の内装デザインは子どもたちの安全性と発達心理に合わせた設計にしましょう

新しく保育園を開業したいあなたへ、安全性を兼ね備えた内装デザインにするべき理由と具体案についてお伝えしました。
今回の記事で、保育園の内装デザインについて理解が深まったのではないでしょうか。

保育園にいくつか種類があるように規模によって雰囲気作りの仕方は様々です。
だからこそ、あなた自身が決めたコンセプトやターゲットを明確に決めていくことが重要なのです。

そしてコンセプトに基づいたあなたのイメージするデザインを、きちんと内装工事業者に伝えて下さい。
「配色はこうしたい」「レイアウトはこのようにしたい」など、あなたのイメージをきちんと意思表示して、積極的に伝えていくことが大切です。

ここで、Idealが施行を担当しました保育園の内装デザイン事例を2つご紹介します。

Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、あなたの”こだわり”を細かく丁寧に形にしていきます。
今回の事例の様に、あなたの希望を根本から理解した上で、必要な手続きを含め、内装デザインから施行までを代行します。

あなたが提供したいものを汲み取ることはもちろん、悩みや急な提案に臨機応変に対応することがIdealの強みです。

まずは一度、ご相談してみて下さい。
あなたの悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決してくれることでしょう。

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