「おしゃれな美容室の外観をデザ…
2022.09.21 2022.09.22|店舗デザイン
おしゃれな居酒屋の外観デザイン!重要性・施工事例・工事費用もご紹介
本記事で、おしゃれな居酒屋の外観デザインについて解説します。居酒屋における外観の重要性や施工事例、工事費用などについてご紹介します。
「居酒屋の外観をおしゃれにしたい!」「外観工事費用の相場が知りたい!」とお悩みではありませんか?居酒屋の外観デザインをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
居酒屋における外観の重要性
居酒屋の外観は、集客に重要な役割を果たします。デザインを検討する際に活かせるように、まずは居酒屋外観の重要性を確認しましょう。以下の3点に整理して、居酒屋における外観の重要性を解説します。
店舗の第一印象を決める
まず居酒屋の外観は、通行者やネットユーザーから店舗の第一印象を決める要素となります。つまり外観はお店の広告塔としての役割を担っているのです。顧客に入店したいと思ってもらえるように、照明や外壁などに工夫を凝らしてデザインしましょう。
特にエントランスはお店の顔といえるため、顧客の印象に残る外観をデザインすることで、集客効果が期待できます。内装だけでなく外装にもこだわりを反映させることで、顧客へ良い印象をもってもらいましょう。
店内の様子を店外へアピールできる
次に居酒屋外観によって、店内の様子を店外へアピールできます。店内の様子が見えることで、顧客が入店前に店内の雰囲気をつかみやすいです。壁や窓にガラスを施す工夫などで、店内の様子をアピールしましょう。
また内装と外観の統一感を出すことで、より店内の雰囲気が伝わります。例えば「温もり」や「落ち着き」のある居酒屋であれば、木目調や緑などを取り入れてナチュラルテイストの外観をデザインすることで、店内の様子が想像しやすくなります。
なお女性が入店しやすい居酒屋の内装デザインについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
コンセプトやメニューを表現できる
店舗の外観によって、居酒屋としてのコンセプトや取り扱うメニューを表現できます。「高級志向」や「大衆志向」などのコンセプトを外観デザインから伝えられると、顧客は価格帯を想像しやすくなります。
また「沖縄料理」「和食(割烹)」などの取り扱うメニューを連想させる外観をデザインすることでも、顧客に店舗の特徴を伝達可能です。他の居酒屋とは一線を画す外観をデザインできれば、店舗の独自性や魅力をアピールしやすくなります。
なお居酒屋のコンセプト設計とメニュー開発についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
おしゃれな居酒屋の外観デザインの特徴
居酒屋における外観の重要性を把握したうえで、おしゃれな居酒屋の外観デザインの特徴も確認しましょう。顧客がおしゃれだと感じる外観デザインの特徴を理解することで、より深くデザインに落とし込むことができます。
見た目のインパクトがある
まずおしゃれな居酒屋の外観デザインには、見た目のインパクトがあります。例えば穏やかな配色の外壁に鮮やかな看板や装飾などを施工すると、アイキャッチとなりインパクトを出せます。通行者やネットユーザーなどに好印象を与えやすいです。
また外壁や照明の色合いに濃淡や明暗を付けることでも、インパクトを出すことができます。単に外壁や照明を派手にするだけではなく、扉や看板、装飾などと調和させることで外観全体をおしゃれにデザインしましょう。
コンセプトを感じさせる
またコンセプトを感じさせる居酒屋の外観デザインは、おしゃれに見えます。例えば開放的でスタイリッシュなエントランスをデザインできれば、新規顧客や訪日外国人を呼び込みやすいです。つまり外観をとおしてコンセプトを表現できると、おしゃれなうえに集客効果が期待できるわけです。
また高級志向の居酒屋であれば、外観の文字情報を極力減らすことで洗練された印象を演出しやすいです。一方の大衆居酒屋であれば、照明を多めに使いおすすめメニューをアピールすると明るさやにぎやかさを表現できます。
清潔感がある
さらに居酒屋外観デザインに清潔感があると、洗練された印象を演出しやすいです。白を基調として外壁を配色したり、顧客の入退店を邪魔しないように看板や装飾を配置したりしましょう。
また清潔感を感じる居酒屋は、顧客に「入店したい」と思ってもらいやすいです。外壁の一部が剥がれていたり、エントランスにごみが散乱したりしていると、集客に悪影響を及ぼす危険性があるためご注意ください。
親近感がある
なお清潔感に加えて親近感を感じる外観だと、さらに顧客が居酒屋に入店しやすいです。親近感をもてる外観デザインは、温もりや明るさ、落ち着きなどの特徴があります。例えば店舗の木目調のドアや明るい照明、自然を感じさせる植栽などを施工することで、親近感を演出しやすくなります。
また外観から親近感を感じてもらうためには、青などの寒色ではなくオレンジ色などの暖色を取り入れてください。店外から店内の様子を伺うことができるようにガラスの窓や扉をデザインする場合には、店内で飲食する顧客のプライバシーへの配慮も必要です。
居酒屋の外観をデザインするコツ
おしゃれな外観デザインの特徴を踏まえて、居酒屋の外観をデザインするコツを解説します。外観デザインがもたらす効果をより高めるために、コツを押さえてデザインしましょう。
市場調査をしてターゲットやポジションを決める
まずは市場調査をして、ターゲットやポジションを決めてください。ターゲットやポジションを明確にすれば、競合店との差別化を図って独自性を外観デザインに反映させやすくなります。
市場調査をするときには、店舗周辺の調査も忘れないでください。顧客が辿ってくる経路やシチュエーションまで細かくイメージして、顧客からの外観の見え方を分析してください。また競合店の外観も分析すると、差別化を図るヒントを得やすくなります。
なお居酒屋開業前の市場調査についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
外壁の配色や素材を検討する
次は、外壁の配色や素材をご検討ください。外壁の配色や素材によって演出できる外観の雰囲気が異なるため、居酒屋のコンセプトを明確にする必要があります。内装の配色とのバランスも検討してください。
また外壁の素材には金属系や窯業(ようぎょう)系、木質系、モルタル、レンガなどがあります。素材ごとにデザインの豊富さや耐久性などが異なります。外壁材ごとに費用も異なるため、コンセプトだけではなく予算も検討してください。
なお店舗内装のおしゃれな壁についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
エントランスや看板を工夫する
またエントランスや看板を工夫することも大切です。居酒屋のコンセプトやメニューを顧客が理解しやすいようにデザインしましょう。特徴的なエントランスや看板をデザインできれば、外観のおしゃれさをアピール可能です。
例えばエントランスをガラス戸にしてメニューを表示すると、店内の様子に加えて価格帯を把握できます。店舗名を知らせるメイン看板はもちろんのこと、おすすめや期間限定のメニューを表示する補助看板も工夫すべきです。
なお飲食店看板デザインのコツについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
照明の色味や光量、場所を調節する
それから看板や外壁、エントランスなどに設置する照明が暗すぎたり明るすぎたりしないように、照明の色味や光量を調節してください。照明には、顧客の注意を引き付ける効果が期待できます。
ただし照明の色味や光量を決める際には、店舗の周辺環境と調和させる点も重要です。例えば住宅街にある居酒屋に明るすぎる照明を照らすと、近隣住民の迷惑になる危険性があります。照明の場所を含めて、周辺環境になじむ色味や光量をご検討ください。
なお店舗の照明についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンテナンスしやすい素材を選ぶ
さらに外観の清潔さを保つために、メンテナンスしやすい素材を選びましょう。特に居酒屋外観全体に占める割合の高い外壁の素材については、メンテナンスの頻度とコストを計算する必要があります。
またエントランスにタイルやレンガを施工すると、掃除をしやすいです。ただし居酒屋のコンセプトごとに適する素材が変わりますので、外装工事業者と相談しながら外壁や看板などの素材をご検討ください。
おしゃれな居酒屋外観デザインの施工事例
居酒屋の外観をデザインするコツを踏まえて、施工事例を確認しましょう。施工事例を集めることで、理想的な外観をデザインしやすくなります。IDEALの施工した外観をいくつかご紹介しながら、デザインの特徴を解説していきます。
和モダンを演出する外観
「いぶり 有楽町店」様は、A4ランクにこだわった和牛や契約農家直送の新鮮野菜を提供している居酒屋です。「有楽町でいい酒いい肴」をコンセプトに、和モダンを演出する外観がデザインされています。
顧客をお出迎えする入口には、日本の伝統工芸である組子がデザインされています。組子は内装にも取り入れられており、内外装の統一感につながっています。また酒蔵の軒先で見かける杉玉が配置されている点も特徴的です。
いぶり 有楽町店
A4ランクにこだわった和牛や契約農家直送の新鮮野菜などを提供している「いぶり有楽町店」は、”有楽町でいい酒いい肴” をコンセプトにオープンを迎えました。 お客様をお迎えするアプローチ…
カジュアルさを演出する外観
「Clandestino Italian Bar」様は、本場から輸入したチーズやワインなどを使用したメニューを提供するバーです。「イタリアの田舎の雰囲気を感じていただきたい」との想いに基づいて、内外装がデザインされました。
カジュアルさを演出するように、ガラス張りの入り口に店舗ロゴがデザインされました。また店外からお店の存在が分かるように、ガラス窓にも店舗ロゴがデザインされています。
女性でも入りやすい外観
「和牛ブロス 神楽坂店」様は、焼肉とワインがコンセプトの焼肉バルです。女性でも入りやすい店舗になるように、内外装がデザインされました。
エントランスと内装に、木目調のデザインが取り入れられています。また店内の雰囲気がわかるように、出入口はガラス張りです。店舗の特徴が一目で分かるように、出入口の壁に店舗ロゴがデザインされています。
落ち着いた雰囲気を演出する外観
「倭」様は、「美と観光を内側から整えるヘルスケア創作料理」が自慢のお店です。和モダンの内装に合わせて、落ち着いた雰囲気を演出する外観がデザインされました。明るくなりすぎないように、入口周辺は優しい照明で照らされています。
店内の落ち着いた雰囲気が伝わりやすいように文字情報を少なくして、壁面には店舗名だけがシンプルにデザイン。コンセプトを実現できるように、壁面の色味や壁の素材、照明の色味が検討されています。
看板でメニューをアピールする外観
「吉田チキン」様は、オーブンで焼き上げる丸鶏や新鮮野菜、ワインなどが楽しめる居酒屋です。店舗の存在をアピールできるように、袖看板には印象的な赤色とお店のロゴが取り入れられました。
また店外を通行する人たちにお店の特徴を把握してもらえるように、メニューをアピールする置き看板が設置されています。メニューの価格帯が分かるように、置き看板には各料理・ドリンクの価格が表示されています。
居酒屋外観の工事費用
おしゃれで清潔感と親近感を感じさせる外観をデザインするためには、予算内に工事できなくては理想の店舗を実現させられません。工事費用を正確に計算してなるべく抑えられるように、居酒屋外観の工事費用をご紹介します。
費用の相場
居酒屋外観の工事費用の相場は、30万〜200万円程度です。店舗の規模や工事の内容、使用する素材などによって、工事費用は変わります。外観は集客に影響をもたらすため、特にファサード(店舗正面の外観)を重視して、予算配分をご検討ください。
費用の内訳
一般的な居酒屋外観工事費用の内訳を計算して、以下の表にまとめました。
外観工事費用の内訳 | 工事費用の相場 |
デザイン費 | 総工事費用の10%程度 |
外壁塗装費 | 2千~5千円/㎡程度 |
看板工事費 | 15万~35万程度 |
照明工事費 | 3万~10万円程度 |
植栽工事費 | 2万~10万円程度 |
フェンス工事費 | 5千~3万円/m程度 |
合計 | 30万~200万円程度 |
上記の各費用相場には、ある程度の幅があります。例えば外観だけではなく内装を含めた店舗全体のデザインを依頼すると、両方に対してデザイン費が請求されます。また設計事務所に依頼することでデザイン性の高い外観を目指せますが、工務店や店舗内装業者などに依頼するよりも費用がかかります。
他にも看板や照明、植栽の工事費は、種類や数、グレードによって変動します。フェンス工事費用は、施工する範囲(長さや面積など)によって変動します。ただし空中店舗などの場合は、フェンス工事が不要です。
費用の節約方法
外観工事費用を予算内に収めるためには、費用の節約方法も確認しましょう。まずは工事内容ごとに業者を選ばず、できるだけ一括で工事を依頼できる業者を選んでください。依頼する業者が増えるほど、コスト(諸経費や相談時間など)がかさむからです。
業者へ依頼する前に複数業者から見積もりを取って工事の内容や費用を比較すると、適正な内容で施工できる業者を選べます。また工事内容に優先順位を付けて、使用する素材のグレードを下げたり、次回へ見送ったりすることも検討してください。
おしゃれな居酒屋の外観をデザインしよう!
集客と売上を伸ばせるように、コンセプトを表現するおしゃれな居酒屋外観をデザインしましょう。理想的な外観を実現させるためには、工事費用を節約したうえで信頼できる業者に依頼する点が重要です。
IDEALは居酒屋を含む店舗全般のコンセプト設計や物件探し、内外装のデザイン・工事、資金調達、集客などをワンストップソリューションとしてご提供しております。
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監修者
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IDEAL編集部
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