2018.12.10 2020.09.09|店舗デザイン
運営するバーを人気店するには?内装デザインの決め方と工事費用
これからバーを経営しようと思っている人は、バーのコンセプトに応じて内装デザインを考えなくてはなりません。そのためには、まずバーの定義を知ることが重要です。
なぜなら、バーといってもなかにはクラブやパブなどを思い浮かべている人もいるからです。また、それにもとづきどのようなバーにするかコンセプトを決めたら、実際にデザインプランニングをはじめてみましょう。
この記事では、バーを経営するためにかかるおおよその費用と、安く仕上げる方法について解説します。
目次
そもそもバーとはどういうもの?定義を知っておこう
バーは、日本では明治のはじめごろに登場し、その後大正時代に普及しました。起源は、16世紀にイギリスでお酒や軽食を出すカウンターをバーと呼んだことに由来します。
ちなみに、バーと関連してパブやクラブ、スナックなどがありますが、それぞれに意味が異なるのです。まず、パブとはpublic houseの略で、イギリスの大衆酒場のことを指します。
もちろん、日本にもパブはありますが、比較的イギリスよりのメニューのところが多いでしょう。次にクラブですが、こちらは女性のホステスがつき、飲み物を作ったり話相手をしてくれたりします。
ボックス席が多いのも特徴でしょう。スナックは、手軽に飲食ができるバーといったところです。カウンター越しの接客は、主にママと呼ばれる女性が行います。(※1)
内装デザインをしぼる前にコンセプトを考える
内装デザインを決める前に、「どのようなイメージのバーにするのか」についてあらかじめコンセプトを決めておくことが重要です。
なぜなら、コンセプトが決まっていればデザイン会社への発注がしやすく、工事までスムーズになるからです。
コンセプトが決まっていないと、デザイン会社へもうまく説明することができず、結果として工事が長引くことになってしまうでしょう。
コンセプトのまとめ方としては、ターゲットにする客層で決めたり、立地に合わせてイメージを決めたりする方法があります。
人気のバーを参考に内装デザインを決める
コンセプトを決めるのが難しい場合には、人気店の内装を参考にするという方法もあります。アジアンスタイルのバーやヨーロッパ系のバー、ポップスタイルのバーなど、バーにはさまざまな種類があるのです。
一度そういったお店に自らが足を運び、「どのような特徴を持っているのか」について偵察してくるとよいでしょう。
「インテリアにはどういったこだわりがあるのか」「照明はどの程度の明るさにすると雰囲気が出るのか」など、参考にすべきところはたくさんあります。
特に、人気店にはそれだけ人が集まる秘訣があるわけですから、しっかりとリサーチしてくることが大切です。
内装工事の費用は?安く抑えるなら居抜きを選ぶ
バーの内装工事の費用の目安は、50万~150万円程度です。工期は、一般的に1カ月程度かかると考えましょう。
ただし、これはあくまで平均的な広さのバーで考えた場合の費用と工期ですので、広めのお店や特殊な内装工事を行う場合は、この場限りではありません。
内装デザインから施工までは、一式を同じデザイン会社に任せるほうが、発注や打ち合わせがスムーズにいくでしょう。
また、費用を安く抑えたい場合は、居抜き物件を借りるのがおすすめです。居抜き物件とは、以前の内装や備品などが残った状態の物件のことを指します。
以前もバーで使用されていた物件の場合には、そのまま使える設備が残されていることもあり、費用を安く抑えることができるのです。
このほかにも、中古のインテリアや厨房機器を購入することによって、開店費用を抑えることができます。(※2)(※3)
ターゲットやコンセプトにあったバーをデザインしよう!
人気のバーを経営するためには、しっかりとしたコンセプトを考えることが重要です。
これがぶれてしまっていると、お店自体もまとまりのないものとなってしまうでしょう。コンセプトを考えるときには、立地調査や客層の見極めが重要です。
また、人気店にするためには、それに沿った内装デザインを手がけることも大切です。お金をかけるだけがよい店とは限りません。
居抜き物件や中古品などを上手に活用することで、予算内でコンセプトに合ったバーを作ることも可能です。
見積もりをとって、自分の理想のバーにはいくら必要なのかをしっかりと把握し、コンセプトに合ったバーの経営を目指しましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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