2021.10.13 2021.10.07|新規開業ノウハウ
はじめてカフェを開業する方へ押さえてほしいポイントを解説
「カフェ開業って、何から始めたら良い?」
「はじめて飲食店を開業するのに、知っておいた方が良いことってなんでしょう?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・カフェ開業の流れ
・失敗を避けるためのポイント
これまで数多くのお店作りに携わった、IDEAL(の中の人)が、分かりやすくお伝えしていきますね。
極論ですが、たとえ初めてカフェを開業するとしても、しっかり情報を集め必要なアクションを取れば、スムーズに開業できます。
そのためには、まずは『カフェ開業に必要な情報とはなにか』を知っておくことです。
ここから先は『カフェ開業において押さえるべきポイント』について解説していきますね。
目次
カフェ開業を成功させるためには準備段階がカギ
カフェ開業は、資金集め、必要な許可がなにかを知る、物件探しなど、やることが多くて何から始めたら良いか分からなくなる人も少なくありません。
一方で、初めてでもカフェオープンまで問題なく進められる人もいます。
その違いは、”情報集めができているか”、です。
開業までに必要な情報を集め、何を、どのくらい、いつまでに、必要かを見極め、計画を立てられるからスムーズな開業が実現できるのです。
そのため、開業まで滞りなく進めていきたいのであれば、まずは”カフェ開業の流れ”を知りましょう。
カフェ開業までの流れを知ろう
結論、大きく3ステップに分かれます↓
・準備段階ですること
・オープンまでにやること
・オープン前にやること
それぞれ分かりやすく見ていきましょう。
カフェ開業の流れ①:準備段階でやること
カフェ開業のステップに入る前に、準備段階として以下を行いましょう↓
・資金集め
・5W2Hを決める
・メニューを決める
・事業計画書を作る
・ライバルリサーチ
・商圏、物件を選ぶ
それぞれお伝えしていきます。
[資金集め]
まずは資金集めです。
カフェの資金の相場としては600万円〜1000万円ほどと言われています。
規模、物件の状態、内装、設備などで左右されるため「これだけの資金があれば大丈夫」とは言えません。
カフェ開業資金の内訳や細かい内容については、以下の記事で詳しくお伝えしています。
良かったら参考にしてみてください↓
[5W2Hを決める]
カフェの軸となるコンセプトを決めていきましょう。
コンセプトは、5W2Hに沿うとスムーズに決められます。
◇5W2Hとは
What…何を売るのか
Who…どんな人に売るのか
Where…どこで売るのか
When…いつ営業するのか
Why…どうしてこのお店なのか
How…どのようにして売るのか
How much…いくらで提供するのか
コンセプトについてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しています↓
[メニューを決める]
メニューは、カフェのコンセプトに合わせるよう開発していくのが基本です。
なぜなら、顧客が商品とカフェの世界観の間に、違和感を抱くことが無いようにするためです。
そのため、まずはしっかりとコンセプトを定めた上でメニューを決めましょう。
[事業計画書を作る]
事業計画書は、カフェをオープンさせるための”羅針盤”になり得るものです。
オープンさせてから、どのくらいの期間で、どれほどの売上を目指し、具体的にどのような行動を取るのか。
目標と行動内容を分かりやすく書いていきましょう。
また以下に備えて必要な書類にもなります↓
・融資を申請するとき
・補助金、助成金を申請するとき
事業計画書は、融資や補助金、助成金を申請するのに、重要な役目を果たします。
融資を受けるのであれば、返済能力に問題がないか。
あるいは補助金、助成金を受けるのであれば、返済の必要性がないお金を与えて問題がないか。
を、見極めるための材料となるからです。
「事業計画書 見本」と、ネット検索すると参考になる見本が多く見られます。
よかったら検索してみると良いですよ。
[ライバルリサーチ]
ライバルカフェをリサーチしましょう。
中でも集客に成功しているカフェをリサーチするのがポイントです。
リサーチするポイントは、以下のとおり↓
・接客スタイルはどうか
・コンセプトが伝わるか
・商品とお店の世界観に一貫性があるか
・内装とカフェ店内のコンセプトに一貫性があるか
・外観、店内の導線、客席の配置、厨房の位置、装飾
など
リサーチする内容は、メニューや食器だけではありません。
カフェ全体で「集客のためにどんな工夫をしているのか」を分析する姿勢が大切です。
[商圏、物件を選ぶ]
商圏を選ぶ際は、コンセプトに沿って決めていきましょう。
たとえば、ターゲットが主婦層なのであれば、住宅街が商圏であることが望ましいでしょう。
あるいは、会社員をターゲットにするのであれば、駅前か、ビジネス街が望ましいですね。
そのため、コンセプトを決めた上で、商圏を絞り込んでいくことが大切です。
物件選びについては、多くの場合、居抜き物件かスケルトン物件を選ぶことになります。
物件選びについて詳しくは、以下の記事にて解説しています↓
カフェ開業の流れ②:開業までの具体的な流れ
カフェをオープンさせるまでの流れは以下のとおりです↓
・必要な資格を知り、取得しておく
・内装、外装デザインを決め、内装施工業者を選定する
・設備、什器、食器、備品選定、購入
・各種手続き、届出
それぞれお伝えしていきますね。
[必要な資格を知り、取得しておく]
カフェ開業に必須な資格は、以下の2点です↓
・食品衛生責任者
・防火管理者
これらの資格がなければ、保健所からの許可がおりず、カフェをオープンさせることができません。
それぞれの資格がどういう内容のものか、取得方法などについては、以下の記事で解説しています↓
また、必須ではありませんが、持っておけば経営上アピールになる資格もあります。詳しくは、下記の記事で解説しています↓
[内装、外装デザインを決め、内装施工業者を選定する]
内装、外装のデザインをざっくりで良いので決めましょう。
考えがまとまったら、内装施工をお願いする業者を選定していきます。
「こんなカフェにしたい」と、希望や理想を決めておくと、業者への相談もスムーズになります。
内装、外装のデザインについては、以下の記事で↓
また、内装施工業者の種類や選び方については、以下の記事で解説しています↓
[設備、什器、食器、備品選定、購入]
必要な設備、什器、食器、備品などを選び、購入する準備をしましょう。
設備については、リース契約する、という手段もあります。
詳しくは、以下の記事で解説しているので参考になさってみてください↓
[各種手続き、届出]
役所に必要な手続きを済ませておきましょう。
内外装や備品集めよりも前に行うか、あるいはほぼ同時に行うことになります。
保健所、税務署、労働基準監督署など、それぞれに必要な書類を集め、手続きを滞りなく進めていかなくてはいけません。
詳しくは、下記の記事にて解説しています↓
カフェ開業の流れ③:カフェオープン前にやること
カフェ作りが着々と進む中で、オープン直前までにやることは、以下のとおりです↓
・スタッフ募集
・宣伝、告知
それぞれ詳しくみていきましょう。
[スタッフ募集]
スタッフの募集をかけていきましょう。
オープン時に万全な体制であるには、遅くともオープン1ヶ月前にはスタッフが集まっていることが望ましいです。
オープンまでの間に、
・研修、教育
・備品などの管理体制
・接客、調理マニュアル把握
などを確立させておかなくてはいけません。
募集をかけたからと言って、すぐにスタッフが集まるとも限りません。
スケジュールに余裕を持って、採用活動を始めましょう。
[宣伝、告知]
内装、外観ができあがった段階で、宣伝、告知活動を行っていきましょう。
たとえば、
・チラシを配る
・SNSで発信する
・MEOを活用する
・公式サイトを作る
など。
始めのうちは、できる限りアナログ、デジタルともに宣伝していくと良いでしょう。
たとえおしゃれで美味しい料理を提供できるお店であったとしても、人々に認知されなければ、そもそもお店に来てくれません。
カフェ運営をできるだけ長く続けていくためにやること
開業=成功ではありません。
むしろ、開業=スタート地点に立った状態に過ぎないという意識が大切です。
カフェ開業後、なるべく失敗しないためのポイントは下記のとおり↓
・ターゲットに合わせて宣伝、情報発信を続けていく
・集客力UPのための検討、分析、改善を行う
それぞれ詳しくお伝えしていきましょう。
①:ターゲットに合わせてカフェを宣伝、情報発信していく
宣伝は続けていきましょう。
長期的に集客力をUPさせるために必要なことだからです。
具体的には、
[オフラインの場合]
・街看板
・ポスター
・折込チラシ
[オンライン]
・MEO
・WEBサイト
・ポータルサイト
・SNS(Twitter、Instagram、LINE、Pinterest、Tik tok)
オープンするまでの間と、オープン以降に渡ってカフェの存在をアピールし続けていきましょう。
②:集客力UPのための仮説、分析、改善を怠らない
日頃の運営を通して、検討、分析、改善を続けていきましょう。
特に効果のある集客方法は、日々のやりくりを通して分かることがほとんどです。
たとえば、
・発信内容はどうか
・宣伝方法は適切か
など。
たとえ小さなことだと感じたとしても、都度、改善していく姿勢が大切です。
まとめ:はじめてでもカフェ開業はスムーズにできる
これからはじめてカフェを開業しようとお考えのお客様へ、知っておいてほしいポイントを分かりやすくお伝えしてきました。
流れを把握していく中で、特にコンセプトをよく練られることをオススメいたします。
お客様の理想のカフェを実現させるには、コンセプトという基盤がないと確立できないからです。
その上でもし「どうしてもレイアウトや内装が決められない!」ということであれば、カフェ作りに強いデザイン施工会社に相談する、というのも一つの手です。
中でもIDEALであれば、お客様の「こんなカフェにしたい」という考えを、ひとつひとつ汲み取ってデザインに落とし込むことができます。
お客様の考えを汲み取れる理由は、これまで多くのカフェオープンに携わってきたからです。
これから初めてカフェを作り上げるのに、しっかりとデザインを考えるのは簡単なことではありません。
ですが「こんな風にしたい」というお考えがあるのは理解できます。
IDEALは、その「こんな風にしたい」を、再現できるのです。
ぜひ一度、相談されてはいかがでしょう。
監修者
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IDEAL編集部
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