2023.09.15  2023.09.27|内装工事

ガレージを店舗に改装するポイント!基本情報や施工事例・工事費用も紹介!

ガレージを店舗に改装するポイント!基本情報や施工事例・工事費用も紹介!

本記事で、ガレージを店舗に改装するポイントを解説します。ガレージを改装した店舗の基本情報や施工事例、工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

ガレージ店舗とは?基本情報

ガレージ店舗とは?基本情報

そもそもガレージから改装された店舗には、どういった特徴があるのでしょうか?そこで改装する前の基本情報として、ガレージ店舗の定義と適した業態、メリット・デメリットをご紹介します。

定義

まずガレージ店舗の定義とは、使われなくなった倉庫が改装された店舗です。倉庫特有の天井の高さやフロアの広さを活かして、おしゃれな外観と開放的な内装を自由にデザインできます。

なお店舗だけではなく、倉庫から改装されたオフィスや住宅などもあります。また住宅やオフィスの使用されてない倉庫スペースを店舗に改装することも可能です。倉庫の立地や規模が適切であれば、独自性のある店舗をデザインできます。

適した業種・業態

次にガレージ店舗は、倉庫の特徴(天井の高さとフロアの広さ)に合う業種・業態に適しています。ガレージ店舗に適した業種・業態の一例をご覧ください。

  • 飲食業のレストランやカフェなど
  • 生活サービス業のサロンや美容室など
  • 小売業のパン屋やアパレルショップなど

ただし電気設備が施工されていても、ガスと水道が未施工の倉庫があります。物件を探す際には、倉庫の立地や広さだけではなく、設備の状態を確認しましょう。店舗の業種・業態を決める際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

メリット

そしてガレージ店舗のメリットとして、コストの低さや倉庫特有の開放的な空間、デザイン自由度の高さなどが挙げられます。活用されていないガレージ物件を探せば、通常の店舗物件よりも、購入や賃借の費用を抑えられます。余分な内装材が施工されていないガレージなら、解体費用も不要です。

また倉庫の天井の高さとフロアの広さを活かせば、開放的な空間に間取りを自由にデザイン可能です。そして鉄筋の柱やレンガの壁を活かすと、レトロやスタイリッシュなどのテイストを表現できます。個性的な独自性のある店舗をデザイン可能です。

デメリット

一方で断熱性・防音性の低さや設備の不足などは、ガレージ店舗のデメリットです。断熱性や防音性の低い倉庫物件では、店舗空間の快適性を保てません。来店する顧客の満足度を高めるためには、断熱材や防音材の施工が必要です。

また店舗経営には、基本的に電気やガス、水道などの設備が使用されます。設備に不足のある倉庫物件には、設備工事費用がかかります。そして高い天井と広いフロアの倉庫を明るく照らすためには、通常の店舗物件よりも多くの照明器具が必要です。

ガレージを店舗に改装する際のポイント

ガレージを店舗に改装する際のポイント

基本情報を押さえたところで、ガレージを店舗に改装する際のポイントも確認しましょう。改装のポイント8点(コンセプトとレイアウト、断熱材、特有の質感、開放感、色彩効果、照明や装飾、外観)を取り上げます。

コンセプトに基づく

まずコンセプトに基づく点が、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。コンセプトは店舗経営の基本方針として、商品やサービスだけではなく、内装や外観のデザインにも反映されなくてはなりません。

そこでガレージ店舗のターゲットや商品・サービスの魅力などを踏まえて、内装と外観をデザインしましょう。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

レイアウトを検討する

次にレイアウトを検討する点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。店内フロアの区分けや設備・機器・什器の配置などを決めるレイアウトは、売上や顧客満足度、空調性能に影響します。

ただし店舗の業種・業態によってレイアウトのポイントは異なります。例えば小売店のフロアをレイアウトする際には、従業員の動線や顧客の目線を意識しましょう。業種・業態別の店舗をレイアウトするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

断熱材や防音材を入れる

また断熱材や防音材を入れる点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。断熱材の施工されていない倉庫では、夏の暑さと冬の寒さを防ぐことができません。そのため天然素材(セルロースファイバーや炭化コルクなど)や人工素材(グラスウールやポリスチレンフォームなど)の断熱材を入れましょう。

またガレージ店舗に防音材が施工されていないと、「店内から店外への騒音」や「店外から店内への騒音」を防止できません。店舗を防音対策する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

特有の質感を活かす

それから特有の質感を活かす点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。ガレージに施工された金属やレンガなどの質感を生かすことで、ガレージ店舗のデザイン性を高めましょう。

ただし通気性や耐久性の低い倉庫では、カビや汚れが発生しやすいです。換気設備の増設やメンテナンスしやすい内装材の施工を検討しましょう。店舗内を換気する方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

開放感を演出する

そして開放感を演出する点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。倉庫の天井高とフロアの広さを活かすことで、店内の開放感を演出できます。大きな窓やドアを増設すると、さらに開放感が増します。

特に飲食業や小売業の店舗においては、開放的な雰囲気を演出することで、顧客の満足度や購買意欲を高めやすいです。ただし生活サービス業のサロンや美容室などにおいては、顧客のプライバシー保護にも注意しましょう。

色彩効果を意識して配色する

さらに色彩効果を意識して配色する点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。集客と売上を伸ばすために、店舗デザインにおける色彩効果を意識して配色し、顧客の心理や行動に好影響を与えましょう。

例えば飲食店には料理を引き立てる暖色が、サロンには清潔感のある白やベージュが、バーにはシックな色合いが合います。店舗デザインに活用できる配色のパターンをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

装飾と照明を工夫する

続いて装飾と照明を工夫する点も、ガレージを店舗に改装する際のポイントです。倉庫は無機質なイメージを与えやすいため、季節やキャンペーンなどに応じて装飾(フェイクグリーンや植栽、季節をイメージさせる飾りなど)を取り入れましょう。

また店舗の照明には、「内外装の雰囲気を演出する」「商品やサービスの魅力を引き立てる」「集客や売上の向上につながる」などの効果が期待されます。店舗に施工できる照明の種類や事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外観を工夫する

なおガレージを店舗に改装する際のポイントとして、外観を工夫しましょう。店舗の外観は、コンセプトの実現や店舗の第一印象、ブランディングなどにとって重要です。内装空間と調和させるように、外観のデザインを工夫しましょう。

そこでガレージ店舗の外観には、店名やメニューを示す看板や顧客を出迎えるエントランスをデザインしましょう。店舗のおしゃれな外観施工事例や工事費用などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ガレージ店舗の改装事例

ポイントを押さえたガレージ店舗を開業できるように、改装事例を調査しましょう。事例5点(シェアスペースと美容室、パン屋、レストラン、カフェ)を取り上げて、デザインの特徴をご紹介します。

空き倉庫が活用されたシェアスペース

空き倉庫が活用されたシェアスペース

栃木県宇都宮市で営業している「HOTTAN(ホッタン)」様は、空き倉庫が活用されたシェアスペースです。倉庫の外観には店名の看板が付いているだけで、派手な装飾は付けられていません。

ただし倉庫内は、白をベースにした清潔感のある内装に改装されています。フリーランスやクリエイター向けに、リモートワークに必要な設備・機器・什器(デスク・チェアやWiFi、コンセントなど)が備え付けられています。

参照元:HOTTAN「栃木県宇都宮市のコワーキングスペース」

特有の質感が活かされた美容室

特有の質感が活かされた美容室

栃木県宇都宮市大谷石の「NEAT」様は、特有の質感が活かされた美容院です。倉庫の壁(宇都宮市原産の大谷石)と天井の高さが、内装空間にレトロ感と開放感を演出しています。

また外観にも大谷石の壁が見えるため、内装と調和したデザインです。そしてスレート波板が施工されて倉庫の質感が活かされていますが、塗装によってデザイン性が保たれています。

参照元:ホットペッパービューティー「NEAT」

自宅ガレージが改装されたパン屋

自宅ガレージが改装されたパン屋

香川県加賀市で事業展開している「かもめのパン」様は、自宅ガレージが改装されたパン屋です。パンの製造・販売だけではなく、地元住民を招いたパン教室も開催されています。

外観には日本瓦や木材が施工されており、温かみを感じさせる和風のテイストです。内装の壁には窓が施工されて、白く塗装されています。ドライフラワーで装飾されたナチュラルテイストの内装空間です。

参照元:かもめのパン「石川県加賀市」

開放感のあるレストラン

開放感のあるレストラン

静岡県富士市の「オールド ソーコ」様は、開放感のあるレストランです。「遊・食・住」をコンセプトに、イタリアンのメニューが提供されています。外観デザインには、倉庫に元から施工されていた壁材と屋根が活かされています。

内装空間は2階に分かれており、天井は高くありませんので、スケルトン天井で仕上げられています。白とベージュをベースカラーに、茶やグレーなどが配色。顧客同士が通行しやすいように、間隔を開けてテーブルが配置されています。

参照元:食べログ「オールド ソーコ」

古倉庫が改装されたカフェ

古倉庫が改装されたカフェ

奈良県高市の「Matsuyama Cafe」様は、古倉庫が改装されたカフェです。外観の特徴は日本瓦の屋根で、外壁は白く塗装されています。エントランスには盆栽が配置された和テイストの外観デザインです。

そして天井や壁、床だけではなく、カウンターなどの什器も木材で施工されており、温かみを感じさせる内装デザインです。穏やかで温かい色味のペンダントライトに照らされています。

参照元:Matsuyama Cafe「季節の食材を使った食事とカフェタイムが楽しめる隠れ家」

ガレージ店舗の改装工事費用

ガレージ店舗の改装工事費用

ガレージを店舗に改装するためには、予算が必要です。そこでガレージ店舗の改装工事費用の相場と内訳をご紹介します。開業資金の予算内に収められるように、工事費用の節約法も確認しましょう。

相場

まずガレージ店舗の改装工事費用の相場は、坪単価10万円〜70万円程度です。ただし倉庫の規模や状態、施工する設備・機器・什器、店舗の業種・業態などに応じて、改装工事費用は変動します。

内訳

次にガレージ店舗の改装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の倉庫にかかる費用を試算してあります。

費用の内訳費用の目安費用の試算
20坪の倉庫
デザインと施工管理全体の20%程度40万円〜280万円程度
内装工事
(天井・壁・床・建具など)
全体の30%程度60万円〜420万円程度
設備・機器・什器工事
(電気・ガス・水道・厨房・空調
・換気・照明・什器の造作など)
全体の30%程度60万円〜420万円程度
外観工事
(屋根・看板・エントランス・
照明・装飾など)
全体の20%程度40万円〜280万円程度
合計100%坪単価
10万円〜70万円程度
200〜1400万円程度

上表のとおり、改装工事費用において、内装・設備・機器・什器工事の割合が半分以上を占めます。内装・設備・機器・什器にこだわるほど工事費用が増えますので、ご注意ください。

節約法

そしてガレージ店舗の改装工事費用の節約法として、相見積もりや設備・機器・什器の中古品・リース品、小規模倉庫などがあります。

相見積もりを取ることで、複数の業者から提案された工事の内容と費用を比較できます。適正な費用で工事を請け負ってくれる業者を選びましょう。

設備・機器・什器の中古品・リース品を選ぶことで、新品購入よりも本体価格を節約できます。ただし中古品・リース品の状態を確認して、劣化や故障のない設備・機器・什器を施工しましょう。

小規模倉庫を購入・賃借することで、工事費用の合計金額を節約できます。ただし在庫量や従業員数、一度に来店する顧客数などを想定したうえで、店舗フロアとバックヤードに必要なスペースを計算しましょう。

なお店舗をリノベーションするポイントや工事費用もまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ガレージ店舗の改装を検討しよう!

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監修者

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