2022.11.22  2022.11.25|店舗デザイン

店舗をレイアウトするポイント!業種・業態別や狭小店舗の施工事例

店舗をレイアウトするポイント!業種・業態別や狭小店舗の施工事例

本記事で、店舗をレイアウトするポイントを解説します。業種・業態別や狭小店舗のレイアウトと施工事例をご紹介します。

「店舗をレイアウトするポイントは何?」「店舗レイアウトの施工事例を確認したい!」とお悩みではありませんか?店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方はぜひご覧ください。

店舗のレイアウトが重要な理由

店舗のレイアウトが重要な理由

店舗のレイアウトは、フロアの区分けや什器の配置などを決める活動です。店舗レイアウトは店舗の営業にさまざまな影響を及ぼしますので、重要性を確認しましょう。

売上に影響する

まず店舗のレイアウトは、売上に影響します。例えば販売店では顧客の動線を長く取るように店舗をレイアウトすることで、顧客の滞在率を向上させて売上につなげやすいです。顧客は店内を巡回したり商品を比較したりして商品を購入するからです。

一方で従業員の作業効率を向上させるためには、シンプルな動線が理想的です。サロンやクリニックなどにおいては顧客が安全に安心してサービスを受けられるように、無駄な動線を省いてください。つまり従業員と顧客の動線を分けることがポイントです。内装の動線や安全性について解説している次の記事もご覧ください。

顧客満足度に影響する

また店舗のレイアウトは、顧客満足度に影響します。顧客が心地よく過ごせるように店内がレイアウトされていれば、顧客満足度が向上します。動線設計はもちろん座席間隔とフロア面積なども考慮しましょう。

例えば飲食店の売上向上を目指すなら、価格設定だけではなく座席数の見直しが必要です。しかしフロア面積を変えないで座席数だけを増やすと、顧客が圧迫感や窮屈さを感じる恐れがあります。顧客が快適に飲食できるように、フロア面積とのバランスを取ってください。

空調性能に影響する

なお店舗のレイアウトは、空調性能に影響します。店舗のドアや窓を開閉することで外気が入り、店内の温度が影響を受けるからです。建具や空調設備の位置と数などを調整して、店内の温度を快適に保ちましょう。

建具の開閉による外気の影響を避けるために、例えば建具の大きさや空調の風向きを調整したり、エントランスと店内フロアの間に内壁を施工したりしてください。空調設備だけではなく、建具や内壁のレイアウトを検討することも重要です。関連する情報をご紹介している次の記事もご覧ください。

業種・業態別の店舗をレイアウトするポイント

物販店

物販店

店舗レイアウトの重要性を踏まえて、業種・業態別にレイアウトするポイントをご紹介します。まずは物販店をレイアウトするポイントをご覧ください。

エリアごとに陳列する商品を検討する

物販店の売上を向上させるためには、まずエリアごとに陳列する商品を検討しましょう。店舗には顧客がつい手を伸ばして商品を購入したくなるエリアがあるからです。

例えばレジ付近に他の商品よりも低価格な商品(セール品や処分品など)を置くと、「ついで買い」を期待できます。また陳列棚のエンド部分では顧客の歩調が自然とゆっくりになるため、ポップを設置しておすすめの商品を陳列すると購入確率を高めやすいです。

顧客の目線の高さに合わせる

また顧客の目線の高さに合わせるように、商品を陳列する棚やカウンターを選んでください。床面から60〜160㎝程度に商品を陳列すると顧客が見やすいですが、商品の種類や大きさ、ターゲットとする顧客層の平均身長などによって調整が必要です。

例えば目線よりも高い所に大きな商品が陳列されると、豪華さや壮大さを出しやすくなります。やや目線が下がる位置に小さな商品が陳列されていると、手に取りやすいです。絶対的な基準はないので、商品や目的に応じて陳列する高さを検討しましょう。店舗のカウンター席の高さについて解説している次の記事もご覧ください。

死角をつくらない

さらに死角を作らないことも物販店をレイアウトするポイントです。店内を隅々まで見渡すことができれば、顧客の回遊率が向上するからです。入り口から店舗の奥までを見やすいようにレイアウトして、顧客目線から見えづらい商品がないように什器の向きや高さを調節しましょう。

また物販店では、顧客の導線を長くすることが理想です。死角がないか確認しながら、店舗の入口から逆L字に通路を通したり什器を並べて回遊できる通路を配置したりすると、顧客により多くの商品を見てもらえます。物販店の内装をデザインするポイントを紹介していますので、次の記事もご覧ください。

飲食店

飲食店

物販店とは異なり、飲食店にはダイニングフロアや座席がレイアウトされています。顧客の居心地の良さを高めて売上につなげるために、レイアウトするポイントを確認しましょう。

厨房の位置に注意する

まず厨房の位置に注意する点が、飲食店をレイアウトするポイントです。顧客が入店してから注文をして食事するまでの動線を設計したうえで、厨房の位置を決めましょう。

また厨房内の設備配置も重要です。注文を受けてから調理・配膳をして顧客に提供するまでの従業員の動線も設計したうえで、厨房内に各設備を配置します。

なお飲食店をデザインする段階で、必要なダイニングフロアと厨房の面積を検討してください。座席や調理設備の大きさや数を基にして、面積を計算します。飲食店に必要な厨房設備・機器・什器について紹介している次の記事もご覧ください。

バックヤードの用途・位置を考慮する

次に飲食店におけるバックヤードの用途・位置を考慮しましょう。飲食店のバックヤードにはさまざまな用途があるので、営業しやすいようにレイアウトしてください。

具体的な用途として、従業員の休憩スペースや在庫の保管スペース、金庫スペースなどが挙げられます。特に食材や備品をストックする際は、ホールや厨房との位置関係が重要です。食材や備品を持ち出しにくい位置関係にあると、作業効率が低下する可能性があるからです。

ターゲットに合わせて客席を選ぶ

さらにターゲットに合わせて客席を選んでください。飲食店の大半をダイニングフロアが占めるため、客席のタイプと数を慎重に検討しましょう。客席タイプにはカウンター席やテーブル席、個室などあり、カウンター席については次の記事も併せてご覧ください。

また客席の間隔を計算したうえで、座席数を決定しましょう。ゆったり過ごしてもらう高級志向の飲食店であれば1坪に1席を、回転率を上げたいファストフード店であれば1坪に2席をレイアウトします。ターゲットのニーズを満たすことがポイントです。

サロンやクリニック

サロンやクリニック

飲食店と同様に、サロンやクリニックに来店する顧客の滞在時間は、販売店よりも長めです。安心して顧客が施術を受けられるように、店舗をレイアウトしましょう。

設備や什器と空間のバランスを保つ

顧客に居心地の良さを感じてもらえるように、まず設備や什器と空間のバランスを保ちましょう。設備や什器の台数を増やすと施術スペースが狭くなり、動線を確保しにくく圧迫感を感じやすくなるからです。

そこで設備や什器の間隔を適度に空けられるように、施術スペースをレイアウトしてください。それから低い設備や什器を選ぶことで、空間を広く見せやすいです。

プライバシーを確保する

次に顧客のプライバシーを確保するために、サロンやクリニックに完全個室や半個室をレイアウトしましょう。半個室のメリット・デメリットや完全個室との違いを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

また個室を設けずにワンフロアに複数の施術台を設置する際は、施術・カウンセリング中に会話や視線が気にならないように、パーティションやカーテンを設置してください。ただしサロン・クリニックのフロア面積が狭いと間仕切りが顧客に圧迫感を与える恐れがある点にご注意ください。

清潔感を意識する

さらに清潔感を意識する点もサロンやクリニックをレイアウトするポイントです。なぜなら顧客の身体に関係する施術を提供するからです。施術前後に顧客が利用できるシャワー設備や従業員も顧客も頻繁に手を洗えるように手洗い設備のレイアウトが求められます。

また手入れや掃除をしやすい設備や什器を選ぶことも重要です。限られた時間で効率よく手入れや掃除をできるからです。設備や什器などに汚れやホコリが付着しないように、清潔さを保ちましょう。

狭小店舗

狭小店舗

狭小(きょうしょう)店舗とは、小規模なスペースの店舗です。今回は3〜10坪程度の飲食店をレイアウトするポイントを解説します。

客席と厨房のバランスを図る

狭小店舗をレイアウトする際には、客席と厨房のバランスを図ることが求められます。バランスが悪いと回転率が確保されず、売上につながりにくいからです。1坪に2席程度を目安にして、厨房と客席広さを検討しましょう。

もし調理しやすいように厨房を広くレイアウトすると、客席が狭くなり顧客の居心地悪さを招く恐れがあります。反対にダイニングフロアが広すぎると、料理やドリンクをスムーズに提供しづらくなりますのでご注意ください。

オープンキッチンを導入する

狭小店舗の圧迫感や窮屈さを軽減するためには、オープンキッチンの導入をご検討ください。オープンキッチンから客席が見えるため、顧客とコミュニケーションしやすくなります。顧客に調理風景を見せることで、ライブ感を演出できる点もメリットです。

またオープンキッチンにはカウンター席を設けると、料理やドリンクの提供をスムーズに行えます。ただし顧客から厨房内が見えるため、清潔さを保つことが必要です。カウンター席の作り方をご紹介していますので次の記事もご覧ください。

内装空間を広く見せる

狭小店舗では内装や設備、什器の選び方で、内装空間を広く見せることが可能です。顧客に圧迫感を感じさせない工夫をしましょう。例えば入口の天井高を低くして店内の天井を高くすると開放感を演出しやすいです。

また壁紙に白を中心とした明度の高いカラーを選ぶことで、空間の広さを演出できます。さらにガラス張りの出入り口や壁デザインすると、圧迫感を軽減できます。小さなカフェの内装デザインについて紹介していますので、次の記事もご覧ください。

店舗レイアウトの施工事例

ポイントを押さえて店舗をレイアウトできるように、施工事例を参考にしましょう。施工事例を参考にすることで、具体的な店舗のレイアウトをイメージしやすくなります。IDEALの施工事例を取り上げながら、レイアウトのポイントをご紹介します。

複数の客席タイプを提供するレイアウト

複数の客席タイプを提供するレイアウト

「すし将」様は、日本全国の厳選素材を仕入れて割烹料理を提供しています。顧客ごとのニーズに応えられるようリニューアル工事されて、複数の客席タイプを提供するようにレイアウトされました。

まずお座敷席の一部が、テーブル席へ変更されました。顧客がゆったりと過ごせるように、座席ごとの間隔が1ー2m程度空けられています。またオープンキッチンが採用されて、キッチン周りにカウンター席が残されています。

開放感を感じさせるレイアウト

開放感を感じさせるレイアウト

「Chris Bakery」様は白砂糖やマーガリン、バターを使用せず、国産小麦などの厳選素材で製造販売する食パン専門店です。販売スペースに必要最小限の什器を配置することで、開放感を感じさせるレイアウトが採用されました。

また顧客が開放感を感じられるように照明の種類や配置にも工夫が施されており、什器の色合いが白色を基調とした壁や天井と調和しています。

商品の魅力をアピールできるレイアウト

商品の魅力をアピールできるレイアウト

「美術刀剣松本・東京西葛西店」様は、日本刀や刀装具の販売店です。商品の魅力をアピールできるように、ガラス張りの陳列棚がレイアウトされています。また顧客が商品を見ながら店内を1周できるように、店舗の壁面と中央に陳列棚が配置されています。

なお複数の顧客が商品を眺められるように、通路の幅が計算されています。商品の魅力を伝えられるように、顧客の目線に合わせて壁面の陳列棚の高さも計算されました。

顧客が店内を回りやすいレイアウト

顧客が店内を回りやすいレイアウト

「日本堂」様は、東京都新宿区にある免税店です。顧客が店内を回りやすいように、陳列スペースがレイアウトされました。まず顧客がゆっくり商品を見ることができるように、フロア上に余分な間仕切りが施工されていません

また複数の顧客が店内を回れるように、陳列用の棚やカウンターの距離が空けられています。顧客へ商品をアピールするために、レジ付近にガラス張りのショーケースが配置されました。開放感を感じてもらえるように、白色を基調とした内装デザインとなっています。

自然と目線が遮られるレイアウト

自然と目線が遮られるレイアウト

「CREAM」様は、顧客とのカウンセリングを大切にしながら満足していただけるスタイルを創造するプライベートサロンです。自然と視線がさえぎられるように、各ゾーンが木製スリット柱や腰壁でレイアウトされています。

また居心地の良さを感じてもらえるプライベートサロンを演出できるように、白やグレーを基調として内装がデザインされており、座席の間隔が空けられています。

集客と売上を伸ばせる店舗をレイアウトしよう!

集客と売上を伸ばせる店舗をレイアウトしよう!

売上や集客を伸ばせるように、業種・業態の特徴を踏まえたうえで店舗をレイアウトしましょう!自店舗に適する店舗レイアウトを検討するためには、ポイントを押さえた施工事例を参考にしてください。

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監修者

IDEAL編集部

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