2021.07.09 2021.06.25|店舗運営ノウハウ
スポーツジム、フィットネスクラブの経営は”差別化”がポイント
「ジムを経営していくのに、パーソナルトレーナーとして必要な知識はありますか?」
「スポーツジムとフィットネスクラブって、どう違うのでしょう?」
というお客様への記事です。
この記事で伝えていること↓
・スポーツジムとフィットネスクラブの違い
・スポーツジム、フィットネスクラブを運営していく上での考え方
これまで多くのジム開業に携わった、IDEAL(の中の人)が、どこよりも分かりやすくお伝えしていきます。
先に冒頭の質問にお答えしましょう。
これからジムを開業、経営していくのであれば、まずはスポーツジムとフィットネスクラブの違いをしっかり把握することをおすすめします。
なぜなら、スポーツジムとフィットネスクラブとでは、ユーザーの目的が異なるからです。
「ジムを利用する目的が異なる」ということは、ターゲットとなる客層も変わる、ということです。
となると、ジムのコンセプトを練り直す必要が出てくるかもしれません。
ここから先は、スポーツジムとフィットネスクラブそれぞれのニーズの違いについて解説していきます。
お客様には「ジム経営していく上で、必要な知識をしっかり身につけている人」と、なっていただきますね。
目次
コロナ禍による健康意識への変革
コロナの不安がまだ続く中、多くの人の中で健康への関心が高まってきています。
「コロナに感染しないように、免疫力を上げたい」と、体のことを考える人が増えてきたということです。
そうした世の中の流れから、ジムの利用者も増えているとのこと。
これからジムを開業するとなると、感染対策を徹底した上で運営することになります。
スポーツジムとフィットネスクラブの違い
ジムには2種類あることをご存知でしょうか。
これからジムを開業していくのであれば、把握しておきたい部分でもあります。
なぜなら、ジムの種類によっては客層がまったく違ってくるからです。
きちんと把握した上でコンセプトを決めないと、集客しにくくなります。
具体的に、以下の2種類に分かれます↓
・スポーツジム
・フィットネスクラブ
それぞれ詳しくお伝えしていきますね。
ジムの種類①スポーツジム
スポーツジムは、おもに筋肉トレーニング(筋トレ)を行う施設を指します。
一般的に「ジム」と呼ばれるものは、スポーツジムを指すことが多いでしょう。
スポーツジムには、筋力を鍛えるためのトレーニング器具が揃っています。
たとえば
・ダンベル
・チェストプレス
・ランニングマシーン
・レッグエクステンション
などを設けていることが多いですね。
個人で好きなようにトレーニングできますし、専門トレーナーの指示のもとで運動できるようにもなっています。
小規模であれば、パーソナルジムとしての運営も可能ですね。
ジムの種類②フィットネスクラブ
フィットネスクラブは、さまざまな目的で使われる運動施設を指します。
具体的には
・ヨガ
・筋トレ
・プール
・ダンス
・シェイプアップ
・リラクゼーション
などが挙げられます。
利用目的が多岐にわたるので、子どもからお年寄りの方まで幅広い年齢層に利用されます。
このように、スポーツジムとフィットネスクラブとでは、使用用途もターゲット層も変わるのだと理解できますね。
となれば「どの種類のジムを開業するのか」を決めるのが前提にある、ということです。
なぜスポーツジムが利用されるのか
ジムの種類を理解したところで、次のステップはターゲット選定です。
ジムのターゲットを決めるときは「なぜ、このジムが利用されるのか」を理解する必要があります。
ということで、まずはスポーツジムの場合をみていきましょう↓
・筋トレに特化しているから利用される
・筋トレに集中しやすい環境だから利用される
それぞれについてお伝えしていきますね。
スポーツジムが選ばれる理由①筋トレに特化しているから
なぜ、スポーツジムが使われるのか。
おもな理由は「筋トレに特化しているから」だと言えます。
ただ単に運動不足を解消したいのであれば、フィットネスクラブでも問題ないはず。
ですが、筋肉を鍛えることを目的としているのであれば、筋トレ器具が充実したジムを利用したいと考えるでしょう。
筋トレを専門とするジムを利用することで、効率よく鍛えられることが期待できる。
だから、スポーツジムを利用するのです。
スポーツジムが選ばれる理由②筋トレに集中できる環境だから
「筋トレに集中しやすい」という点も、スポーツジムが選ばれる理由の1つです。
一般的にフィットネスクラブよりも、スポーツジムの方が”筋トレに集中しやすい”と言われています。
その理由は、筋トレ中に気が散るような余計なものがないからです。
また、筋トレに集中しやすい内装だ、という点も挙げられるでしょう。
たとえば、
・色彩効果が意識された内装(ダークカラーが多い)
・明暗効果が意識された内装(明るすぎない照明)
・集中力が保てるようなBGMが流れている
といったことが挙げられます。
なぜフィットネスクラブが利用されるのか
フィットネスクラブを利用する目的についても理解しておきましょう。
冒頭にもお伝えしたように、フィットネスクラブはさまざまな使い方が可能です。
具体的にはこうです↓
・運動不足を解消したいから
・スタジオを利用したいから
・プールを利用したいから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フィットネスクラブが選ばれる理由①運動不足を解消したいから
1つ目の理由としては、シンプルに運動不足を解消したいから、という点が挙げられます。
フィットネスクラブは、どちらかというと大衆向けなイメージが強いです。
そのため、筋トレに特化したスポーツジムよりも、気軽に利用できる傾向があります。
フィットネスクラブ=気軽に運動不足が解消できる、というイメージです。
フィットネスクラブが選ばれる理由②スタジオを利用したいから
2つ目の理由は、スタジオを利用したいから、という点です。
スタジオでは、
・ヨガ
・ダンス
・ストレッチ
・エアロビクス
といったように、バリエーション豊かなメニューを楽しみながら運動できます。
ジムに寄りますが、スポーツジムの場合、ほぼスタジオを設けていません。
筋トレに特化しているためです。
一方で、フィットネスクラブですと、ほとんどの場合スタジオを設けています。
「楽しみながら運動したい」というターゲットには、フィットネスクラブが良いでしょう。
フィットネスクラブが選ばれる理由③プールを利用したいから
3つ目は、プールで運動したいからフィットネスクラブを利用する、という点です。
プールであれば、身体への負担が少ないまま運動できます。
「激しい運動は苦手。でも運動したい」というターゲットにはピッタリでしょう。
プールならではのトレーニングメニューを設定することもできますね。
スポーツジムもフィットネスクラブもターゲットに合わせた運営が必要
繰り返しますが、これからジムを経営していくのであれば、スポーツジムにするのか、あるいはフィットネスクラブにするのか、を決めるのが先です。
それぞれ利用目的が異なるため、コンセプトやターゲットが変わってきます。
ジム経営を維持していくには、集客が欠かせません。
集客していくには、適切なコンセプト決めとターゲット選定が必須になります。
いずれにしても、ジム経営は、ターゲットに合わせた運営が欠かせない、と理解しましょう。
まとめ:ジム経営は種類に合わせたコンセプト決めが必須
「スポーツジムとフィットネスクラブってどっちが良いの?」というお客様へ、ジム経営に必要な知識と考え方についてお伝えしてきました。
ジム経営を成功させるためには、ビジネスモデルをしっかりと決めていかなければなりません。
そのためには、コンセプトとターゲットを明確にしておきましょう。
コンセプトとターゲットが明確になれば、それに合わせて
・立地
・施設
・料金設定
ができるようになります。
そのためには、しっかり情報収集していくことがカギです。
情報収集していく中で、やることが多く負担に感じるかもしれませんね。
ですが、難しいと感じる部分は、その分野に詳しいプロに聞くことで、改めて整理されスッキリしますよ。
『わからなければ、調べる、確認する、聞く』これが大切です。
心身ともに余裕を持って、計画的にジム開業に取り組んで行きましょう。
「ジムの開業、経営で何が必要なのかはわかりました。ですがすべてを自分だけで進めていくのは不安です」
そのように感じられるのであれば、ぜひIDEALにご相談ください。
IDEALは「どうしよう…」というお客様の助けになります。
「こんなに沢山のことを進めるのは不安だ…」と感じるお客様の負担を減らすことができるかもしれません。
ジムを含む店舗作りに強いIDEALであれば『必要な手続き、内装デザイン設計、施工』までを代行することが可能だからです。
お客様の理想とするジムが出来上がるよう、悩みや疑問点を一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
監修者
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IDEAL編集部
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