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2017.11.13 2022.07.06|店舗デザイン
おしゃれなアパレルショップの内装デザイン!物件選び・施工事例・工事費用節約
「おしゃれなアパレルショップの内装をデザインしたい!」「物件選びや工事費用節約のコツはある?とお悩みではないでしょうか?アパレルショップの内装デザインや物件選びは、集客を伸ばすために重要な要素です。
そこで本記事ではおしゃれなアパレルショップの内装デザインについて、役割や注意点、物件選びのコツを解説します。施工事例や工事費用の相場と節約方法もご紹介しますので、アパレルショップの開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
アパレルショップにおける内装の役割
アパレルショップの内装は、単に店内の雰囲気をおしゃれに演出するだけではありません。内装にはさまざまな役割がありますので、デザインを始める前に基本的な知識として身につけておきましょう。
アパレルショップのコンセプトを表現する
店舗の内装によって、アパレルショップのコンセプトを目に見える形で表現できます。販売する商品のデザイン性や価格帯に合わせて、内装の素材や配色などを選びましょう。アパレルショップの内装空間をとおして、店舗経営の方針や商品の魅力などを伝えましょう。
顧客の購買意欲を高める
店舗の内装によって、顧客の購買意欲を高めることも期待できます。販売する商品と調和したデザインはもちろん、顧客の動線を踏まえたデザインによって、顧客の購買意欲を刺激できるからです。陳列棚や会計のデザインやレイアウトを具体的にデザインしていきましょう。
従業員のモチベーションも喚起する
おしゃれで魅力的な内装をデザインすることで、店舗で働く従業員のモチベーションも喚起できます。「楽しく働きやすい職場だ」「おしゃれで接客しやすい内装空間だ」と従業員に感じさせることができれば、従業員の生産性を上げることで集客や売上の向上を期待できます。
アパレルショップ内装デザインの特徴と注意点
役割を果たせるアパレルショップの内装をデザインするためには、店舗物件の種類ごとの特徴を把握する必要があります。種類に応じた内装デザインの注意点もご紹介しますので、ご確認ください。
テナントビル物件の場合
テナントビル物件(ショッピングセンターや商業ビルなど)には店舗ごとに外壁や出入り口を施工する必要がないので、外装工事費を省くことができます。外装がない分だけ店舗外からアパレルショップ内部を見渡しやすくなり、内装デザインが集客にとって重要になります。
またテナントビル物件の注意点は、ビル全体の集客力が各店舗の売上に影響を与える点です。施設を訪れる顧客全般を意識するだけではなく、フロアを訪れる顧客層を細かく分析して内装をデザインしましょう。
路面物件の場合
路面物件には、外装を施工する必要があります。アパレルショップの外装をガラス張りにすることで、店舗内のディスプレイを店舗外へアピールできます。内装がショーウインドウの一部を構成するわけです。
また通行客へアパレルショップのコンセプトを伝えるために、内装と同じコンセプトに基づいて外装(看板や照明、出入り口のドアなど)をデザインしましょう。ただし周辺の住民や店舗とのトラブルを避けるために、景観を損ねるような外装をデザインしないようにご注意ください。
アパレルショップ物件選びのコツ
テナントビル物件と路面物件による内装デザインの特徴や注意点を踏まえて、アパレルショップを開業する物件をコツを押さえて選びましょう。物件選びに失敗すると、理想とする内装を実現できずに、集客と売上を伸ばすことができません。
ターゲットに適した立地を選ぶ
アパレルショップ物件を選ぶコツとして、まずターゲットに適した立地を選びましょう。例えば30-40代女性をターゲットとしているのに、男子学生が出入りするエリアの物件を選んでしまっては、集客を見込めません。ターゲット層が出入りするエリアを絞りましょう。
顧客が見つけやすい物件を探す
出店エリアを絞ったら、顧客が見つけやすい物件を探してください。路面店は1階にありますので、顧客の目に触れやすいです。しかしターゲット層が出入りするテナントビルを選べば、上階の物件を選んでも集客可能です。
物件の種類を検討する
物件の階数だけではなく、種類(スケルトンか居抜き)も検討しましょう。両者に良さや魅力がありますので、居抜き物件とスケルトン物件の違いについてまとめた下の記事を併せてご覧ください。
売上目標から賃料を計算する
候補となる物件を選ぶためには、売上目標から賃料を計算しておきましょう。集客に有利な店舗であっても、賃料が予算に見合わなければ経営を圧迫するからです。賃料の目安は月間売上げの10%以内として物件を選んでください。
なおアパレルショップを含む店舗物件の探し方について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
おしゃれなアパレルショップの内装デザイン
アパレルショップを開業する物件を賃貸できたら、内装をデザインしましょう。おしゃれな内装をデザインするポイントをいくつかご紹介します。商品の陳列方法や従業員の働きやすさなどを考慮しながらデザインすることで、売上アップにつなげていきましょう。
店舗のコンセプトに基づく
おしゃれなアパレルショップの内装をデザインするために、店舗のコンセプトに基づいてください。一瞬で顧客にコンセプトを伝えることが理想です。例えばカジュアルな店舗なら内装を明るく配色して、上品な商品をアピールするなら高級感のある内装材を取り入れてください。アパレルショップにも活用できるコンセプト設計について、下の記事をご覧ください。
購買意欲を高めるレイアウトにする
見た目のおしゃれさだけではなく洗練されたデザイン性を追求して、顧客の購買意欲を高めるようにレイアウトしましょう。顧客が求める商品へ早く近づけるように、カテゴリーごとに商品を陳列したり、全ての商品を見渡せるように通路を設計したりする工夫が必要です。
従業員と顧客の動線を確保する
アパレルショップの洗練されたおしゃれさを保つためには、従業員と顧客の動線を確保する必要もあります。「商品を陳列する従業員」と「陳列された商品を見て回る顧客」が交差しない動線設計が理想的です。また従業員の視線を気にしないで入店できるように会計場所やエントランスをレイアウトしましょう。
店外からの視認性を適度にする
店外からの視認性を適度にすることも重要です。道路から内装空間に陳列された商品の見えやすさを意識しましょう。ただし全ての商品を店外へ見せるのではなく、商品を見るために入店したくなるように内装空間の一部を隠すデザインも取り入れてください。
バックスペースを確保する
内装デザインの段階で、ジム作業や在庫保管、休憩などに必要なバックスペースを確保してください。バックスペースが不十分で在庫や備品などがフロアに散乱してしまうと、おしゃれな内装空間を担保できなくなります。
アパレルショップに活用できる販売店の内装施工事例
おしゃれなアパレルショップをデザインするための参考として、コンセプトの似ている内装施工事例を見つけましょう。IDEALの施工実績の中から、アパレルショップに活用できる販売店の内装施工事例をいくつかご紹介します。
ブランドイメージを表現した内装
CPG GOLF Tokyo store様の内装は、ハイエンドでスタイリッシュというブランドイメージを表現してデザインされています。商品を引き立てるように、シルバーとブラックの内装空間にオレンジの光が取り入れられています。
商品を引き立てるシンプルな内装
株式会社 互 興様のアパレルブランドショールームは、商品に応じてレイアウトを自由に変更できるようにデザインされています。商品の色合いが目立つように、内装空間がシンプルで落ち着きのある色使いで仕上げられています。
ナチュラルでアンティークな内装
IN NATURAL 小田原店様の内装は、「ナチュラルでオーセンティックな雰囲気」をコンセプトにデザインされています。古材を使用して、アンティーク感を出すためにグレイッシュカラーが配色されています。
都市と自然が共存する内装
PLUS YU様の内装は、オレゴン州ポートランドをモチーフにデザインされています。木材の質感にこだわり、海外で使用されていた建材が再利用されています。近代的なApple製品を取り扱いながらも、都市と自然が共存する内装が演出されています。
顧客の動線を工夫した内装
日本堂様の内装は明るく開放感が出るようにデザインされており、商品がより際立つように壁や天井に白が配色されています。また顧客が店内をぐるりと回れる動線を確保するために、商品棚の間隔が広く取られています。
アパレルショップの内装工事費用
デザインしたアパレルショップの内装工事を依頼する際は、費用の目安や内訳などが気になりますよね。正確に予算を立てることができるように、内装工事費用の相場と内訳をご確認ください。
内装工事費用の相場
アパレルショップの内装工事費用の相場は、1坪10万〜60万円程度です。つまり20坪の物件を内装工事するなら、200万〜1,200万円程度かかります。工事費用の相場を把握したうえで、さまざまな要因が重なって見積額が出されることを頭に入れておきましょう。
相場に開きがある理由は、施工する規模や設備、什器、内装材のグレードなどによって工事費用が変動するからです。アパレルショップには商品陳列棚や会計場所、試着室、バックヤードなどのスペースが必要になるため、予算内に工事できるように検討してください。
また物件の立地や種類(スケルトンか居抜き)などによっても、工事費用に変化が生じます。さらに内装業者によって工賃が異なりますので、工事費用に開きが生じるのです。内装業者の選び方について、下の記事をご覧ください。
内装工事費用の内訳
アパレルショップ内装工事費用の内訳をご紹介します。上記の20坪の物件を事例として工事費用を試算して、下表にまとめました。
アパレルショップ内装工事費用の内訳 | 費用に含まれる内容 | 20坪の物件の試算(居抜きまたはスケルトン) |
デザイン費 | 内装工事費の10-15%程度または坪単価1-5万円程度 | 20万〜150万円程度 |
仮設工事費 | 足場や養生シートの設置 | 20万〜100万円程度 |
設備工事費 | 電気・水道・ガス・空調設備などの施工 | 50万〜250万円程度 |
造作工事費 | 天井や間仕切り、壁、床などの施工 | 50万〜450万円程度 |
造作家具工事 | 陳列棚や会計カウンターなどの造作と施工 | 30万~150万円程度 |
その他 | 外装の看板や照明などの施工 | 20万〜100万円程度 |
合計 | 200万〜1,200万円程度 |
賃貸する物件の状態に応じて、施工する設備や什器が異なります。スケルトン物件であれば、設備工事から必要となります。居抜き物件なら残されている設備・什器の分だけ、設備・備品の購入費や工賃を省くことができます。
アパレルショップには飲食店やサロンのように特別な設備・什器(厨房設備や防音設備など)が必要ないため、工事費用が低くなる傾向にあります。ただし陳列棚やカウンターなどの造作にこだわると工事費用が高くなりますので、ご注意ください。
なお居抜き物件を工事する場合でも、既存の壁や建具などを撤去・改修するなら工事費用が発生します。内装工事について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
アパレルショップ内装工事費用の節約方法
アパレルショップ内装工事費用の相場と内訳をご紹介しましたが、予算内に収めるための節約方法をご覧ください。内装工事の専門家である業者と相談をしながら、無駄を省いて納得のいく工事を成功させましょう。
居抜き物件を活用する
アパレルショップ内装工事費用をできるだけ節約するためには、居抜き物件の活用を検討してください。居抜き物件には前借主の施工した設備・什器が残されているため、工事費用を節約できるからです。
工事内容が少なくなるだけ工事期間を短くできれば、アパレルショップの開業や移転までの賃料負担も減らせます。居抜き物件について下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
打ちっぱなしコンクリートにする
打ちっぱなしコンクリートとは、躯体のコンクリートをあえて見せて仕上げられた内装(天井や壁、床)の状態です。スケルトン物件を工事するなら、打ちっぱなしのコンクリートにすることで費用を抑えつつスタイリッシュに仕上げられます。下の記事に詳しくまとめてありますので、併せてご覧ください。
内装材や設備のグレードを検討する
バックヤードや空調設備などの顧客の目に触れない箇所に対しては、内装材や設備のグレードを検討してください。魅力的に仕上げる箇所とのメリハリを付けることで、工事費用全体の節約を図れます。
可能な範囲でDIYする
可能な範囲でDIYすると、工事費用を抑えられます。ただしデザイン性や機能性を担保するためには、内装工事の専門的な知識やスキルを提供できる内装業者に依頼するほうが確かです。難易度の高い工事を内装業者に頼むことで、無理のない範囲でDIYを検討してください。
相見積もりを取る
複数の業者から相見積もりを取ることで、適正な費用で工事してくれる業者を選定できます。各業者に同じ条件を提示して、工事内容と費用を比較してください。また思わぬトラブルを回避するために、「相見積もりする」と各業者に伝えることを忘れてはなりません。
売上を伸ばせるアパレルショップの内装を演出しよう
アパレルショップの売上を伸ばすためには、内装の役割を理解してデザインすることが重要です。物件の種類によって適した内装が異なる点に注意しながら、予算内に費用を抑えたうえで内装工事を業者へ依頼しましょう。
IDEALはアパレルショップを含めた店舗のコンセプト設計から部兼探し、内装デザイン・工事、資金調達、集客までをワンストップソリューションとしてご提供しています。
店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討の際は、ぜひIDEALにお問合せください。
監修者
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IDEAL編集部
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