「和食店の内装デザインのコツは…
2022.08.19 2022.08.15|店舗デザイン
店舗のおしゃれな内装デザイン！目的や条件、施工事例もご紹介！
本記事で、店舗のおしゃれな内装について解説します。おしゃれな内装デザインの目的や条件、種類、方法、施工事例、工事の費用と進め方をご紹介します。
「店舗の内装をおしゃれにしたい！」「おしゃれな内装デザインの条件は？」などとお悩みではありませんか？店舗の開業や移転、リニューアルなどを検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
店舗の内装をおしゃれにする目的
店舗の内装をおしゃれにする目的は多岐にわたります。店舗の内装をデザインする目的を明確にすることで、デザインの効果を引き出しやすくなります。内装デザインの主な目的を3点に整理しましたので、確認していきましょう。
宣伝広告活動に活かすため
まずは宣伝広告活動に活かすために、店舗内装をおしゃれにデザインしましょう。近年はSNSを利用する顧客が存在することから、おしゃれな内装なら口コミとともに投稿してもらえることがあります。SNSの拡散力によって集客できると、集客費を抑えながら売上げ向上につながるのです。
検索エンジンだけでなくSNS上で店舗を検索するユーザーもいますので、SNS上の投稿を閲覧した顧客に来店してもらえる可能性があります。来店をきっかけにリピーターになってもらえれば、売り上げを安定させることが可能です。
従業員のモチベーションを高めるため
またおしゃれな内装デザインは、従業員のモチベーションを高めるためにも重要です。おしゃれな内装の店舗で働くことで、店舗に魅力を感じたり、意欲的に接客したりしやすくなります。
従業員から店舗に対しての帰属意識や貢献意識を高められると、離職率の低下につながります。従業員の定着率を向上すると頻繁に人材採用する必要がなくなり、採用コスト削減が可能です。
店舗をブランディングするため
さらに店舗をブランディングするために、店舗のおしゃれな内装デザインを活用できます。店舗のコンセプトを忠実に内装デザインに反映させながらおしゃれに仕上げると、顧客に店舗の魅力的なイメージを発信することが可能です。
コンセプトを明確にすることだけではなく、オリジナリティを出すことや付加価値を高めることなども店舗のブランディング方法です。競合店舗と差別化を図る内装デザインによって、ブランディング力を高めましょう。
おしゃれな店舗内装の条件
店舗の内装をおしゃれにデザインする目的を達成できるように、おしゃれな店舗内装の条件を確認しましょう。店舗の業種や業態を問わない5つの条件を取り上げましたので、ご覧ください。
商品・サービスのコンセプトを表現している
1つ目の条件は、商品・サービスのコンセプトを表現していることです。商品・サービスの魅力を引き出す統一感のある内装空間はおしゃれさを感じさせます。
一方でコンセプトが反映されていない内装空間は、顧客へ違和感を与えます。違和感を感じさせる内装に集客効果を期待できないため、売上げにも悪影響が出てしまうのです。内装業者にデザインを依頼する場合には、商品・サービスのコンセプトを分かりやすく伝えてください。
効率のよい動線が設計されている
2つ目の条件は、効率のよい動線が設計されていることです。従業員と顧客の動線が効率よくデザインされている内装空間なら、顧客にストレスを与えることなく商品やサービスを提供できます。
充実した購買体験をしてもらえると、顧客から店舗に対しておしゃれな印象を抱いてもらいやすくなります。効率的な動線設計には、回転率や売上げの向上なども期待できます。
SNS映えするようにデザインされている
3つ目の条件は、SNS映えするようにデザインされていることです。SNS映えすることで、顧客に「おしゃれ」「SNSに投稿したい」と感じてもらいやすくなります。商品・サービスとの統一感や写真撮影しやすい照明などをデザインしましょう。
総務省情報通信政策研究所の調査報告によると、10代や20代を中心にソーシャルメディアを閲覧・投稿する割合が高まっています。顧客のニーズや生活行動を踏まえて、店舗内装をデザインすることが重要です。
参考：「令和２年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 ＜概要＞」｜総務省情報通信政策研究所（P6）
ターゲットや立地とマッチしている
4つ目の条件は、ターゲットや立地とマッチしていることです。コンセプトに基づいたおしゃれな内装をデザインできても、ターゲットや立地が不適切だと、集客や売上を見込めない場合があります。
例えば平日ランチタイムにビジネスパーソンが集まるエリアに、ファミリー層向けや若者向けの店舗内装をデザインすると、相性が悪いです。ターゲットの集まる立地を選定して、ターゲットに好まれる内装デザインが必要です。
外装との調和が取れている
5つ目の条件は、外装との調和が取れていることです。外装との調和が取れていると、店舗全体の統一感を出すことができます。外装を見て入店した顧客の期待を裏切らずに、内装もおしゃれだと感じてもらいやすくなります。
内装と外装の調和を取るためには、同じコンセプトに基づいて外装（外壁やドア、看板、窓など）と内装（壁や床、天井など）のカラーと素材を選ぶことです。単に同じ色と素材を選ぶだけではなく、内装と外装の対比やグラデーションなども検討しましょう。
おしゃれな店舗内装デザインの種類と方法
おしゃれな店舗内装デザインにはさまざまな種類がありますので、商品・サービスのコンセプトに応じて選びましょう。例えば自然素材を活かして明るい雰囲気を演出する「ナチュラル」や倉庫や工場のような無骨な雰囲気を演出する「インダストリアル」などが挙げられます。
またデザイン方法として、コンセプトに基づいて内装の素材や色、照明、動線、安全性、耐震性、耐久性などをご検討ください。内装デザインの種類と方法について下の記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。
店舗のおしゃれな内装デザインの施工事例
店舗のおしゃれな内装デザインの種類や方法を踏まえて、施工事例を確認しましょう。施工事例を確認しておくと内装デザインがイメージしやすくなり、内装業者に依頼する際に役立ちます。以下でIDEALの施工事例をいくつかご紹介します。
可愛らしい内装の美容室
「inno.Tokyo（イノ ドット トーキョー）」様は、丁寧なカウンセリングで顧客に似合わうヘアスタイルを提供するヘアサロンです。落ち着きと可愛らしさのある内装空間を目指して、ジェンダーレスなグレーと柔らかなピンクを組み合わせてデザインされました。
また内装空間に開放感を出せるように、床材の一部が切り抜かれてドット柄パターンがデザインされたり、入口正面の壁にミラーが貼られたりする工夫が施されています。
癒しを提供するヘッドスパサロン
「ヘッドコンシェルジュ 麻布十番店」様は、国家資格を持つスペシャリストが癒しを提供するヘッドスパ専門店です。「ビルの雰囲気に合う木とブラックのサロン」というリクエストに基づいて、内装がデザインされました。
上記のリクエストどおりに、受付カウンターや待合スペースには、ブラウンの木材が取り入られています。また施術室の壁と天井、床がブラックに統一されたうえで、アクセントとしてブラウンの施術台が設置されています。
自然と入店を促す不動産
「小田急不動産 鶴川店」様は、「不動産をつなぐ場から人や土地のストーリーをつなぐ場へ」というコンセプトに基づいて、内装をデザインされました。入り口の壁（物件情報掲載用）は、自然と入店を促せるようにRの形にデザインされています。
また入口上部の店舗サインは、店舗の外を歩く顧客の目に留まる角度を検証したうえで、真正面ではなく少し角度をつけて施工にされました。内装デザインによって宣伝広告活動を展開している事例です。
イタリアからの輸入食品販売店
「Fior di Maso 横浜店」様は、イタリアの厳選されたチーズやサラミなどの輸入・販売をされている小売店です。内装の暖かな雰囲気を演出できるように、木材が使用されています。
また本場イタリアの貯蔵庫をイメージして、ドアや天井などにレンガ造りがデザインされています。顧客に楽しんで過ごしてもらえるように、貯蔵庫が見える位置にイートインスペースがレイアウトされました。
レクリエーションも楽しめるビジネススクール
「ENTRE PLACE Academy」様は、社会人向けのビジネススクールです。従業員の平均年齢が20代という会社であるため、従来の概念にとらわれない自由な発想に基づいて内装空間がデザインされました。
コミュニケーションスペースにはレクリエーションを楽しめるようにダーツが施工されて、ミーティング用テーブルとしても使用できる卓球台が配置されています。また執務スペースは実用性を意識して、70名の勉強会を開催できるようにデザインされています。
豪華で美しい審美歯科医院
「YASUOKA DENTAL OFFICE UMEDA」様は、人生を好転させる歯科医療を提供できるように、安全性・審美性に優れた歯科医院を目指されています。「歯に痛みが出たら通う場所」という固定概念を払拭できるような歯科医院の実現を目指して、内装空間がデザインされました。
内外装が、同じコンセプト（一流サービスを連想させる豪華で美しい空間）に基づいてデザインされており、ベースカラーとしてブラックやホワイトが配色されています。またロゴをモチーフにしたインテリアや間接照明が施工されています。
動物にも快適なペットショップ
「Pet Base 平塚」様は、ドン・キホーテひらつか店内に店舗を構えるペットショップです。動物にも快適なペットショップを目指して、内装空間がデザインされています。例えばペットケージは、動物愛護法に基づいた大きさで、内装デザインと調和が取れるように造作されました。
また従業員の使いやすさや掃除のしやすさなどの機能面も工夫されています。例えば掃除のしやすい内装材として、黒の柱にアンティーク調のメラミン化粧板が施工されています。
クールでスタイリッシュなフィットネスジム
「チキンジム 川崎ドンキ店」様は、独自メソッドで高い会員継続率を誇る全国展開中のパーソナルジムです。顧客のトレーニングに集中できるように、エントランスやトレーニングエリアにクールでスタイリッシュな内装材が施工されています。
またロゴの鮮やかなグリーンが映えるように、内装のベールカラーとしてグレーが配色されています。なお分かりやすさと遊び心が取り入れられており、更衣とシャワールームには男女のピクトグラムがプリントされています。
ライブキッチンを楽しめるうなぎ屋
「うなぎ四代目菊川 横浜ベイクォーター店」様は、創業90年を超えるうなぎ卸問屋が運営するうなぎ屋です。うなぎの鮮度を保つために焼き置きなどを一切せずに、注文に併せてうなぎを捌いてから焼く方法が取れられています。
こだわりの焼き方を顧客に楽しんでもらえるように、ライブキッチンがレイアウトされました。各顧客のニーズに応じてゆっくりと過ごしてもらえるように、フロアにはカウンター席やテーブル席、個室がレイアウトされています。
おしゃれな内装の店舗を開業するための物件探し
おしゃれな内装の店舗を開業するために、物件探しが重要です。集客に直結しますので、特に立地選びに気をつけてください。ターゲットがよく出入りするエリアや賃料の高すぎないエリアを選びましょう。
立地と物件を選ぶポイントは、市場調査をして競合や顧客層を分析すること、Web検索や不動産屋に相談して物件情報を集めることなどがあります。またエリアの用途地域や物件の種類(居抜きかスケルトン)にもご注意ください。
なお物件探しを始める前には、コンセプト設計から希望条件の整理、物件取得費用の調達までの手順も必要です。店舗物件の探し方について下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
おしゃれな店舗の内装工事の進め方と費用
店舗の内装工事を成功させるためには、信頼できる業者へ工事を依頼する必要があります。複数の業者をピックアップして相見積もりを取り、工事の内容や費用を比較検討してください。
また店舗内装工事の費用相場は、坪単価30万〜50万円程度です。ただし業種や業態、物件の種類や規模などによって費用が上下します。各業者の見積もり内容を検討して、余分な作業を減らして適切な工事を計画しましょう。
見積もりを修正したうえで、施工実績の豊富な業者や細かな条件にまで対応できる業者、接客が丁寧な業者を選びましょう。店舗内装工事の費用について下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
店舗に集客できるおしゃれな内装を実現しよう！
店舗の内装をデザインする際は、コンセプトや目的を明確にして内装の条件や種類を選んでください。物件探しや内装工事のポイントを押さえて、店舗に集客できるおしゃれな内装を実現させましょう。
IDEALは店舗のおしゃれな内装のデザイン・工事はもちろん、コンセプト設計や物件探し、資金調達、集客なども含めたワンストップソリューションとしてご提供しております。
店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の際には、ぜひご相談ください。
監修者
-
IDEAL編集部
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