2023.10.27  2024.01.21|店舗デザイン

外装材の種類や価格!外装材の役割・工法・選ぶ際の注意点・工事する流れも紹介

外装材の種類や価格!外装材の役割・工法・選ぶ際の注意点・工事する流れも紹介

本記事で、外装材の種類と価格を解説します。外装材の役割・工法・選ぶ際の注意点・工事する流れもご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

外装材とは?基本情報

外装材とは?基本情報

本記事の最初に、外装材の基本情報を確認しましょう。基本情報を把握することで、店舗に適した外装材を選びやすいからです。それでは外装材の役割や施工場所、主な工法をご紹介します。

主な役割

まず外装材の主な役割をご確認ください。

  • 風雨や汚れから建築物の躯体(柱や梁などの骨組み)を守る
  • 躯体にかかる荷重を分散させて安定性を高める
  • 建築物の断熱性や遮音性、耐火性、耐震性などを向上させる
  • 外観デザインのテイストを左右する

なお外装材の種類には、躯体に施工される屋根や外壁などが含まれます。さまざまな素材や配色があるため、好みのデザインや機能性に合わせやすいです。後ほど外装材の種類と価格をご紹介します。

なお外装デザインにも活用できるテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

主な施工場所

次に外装材の主な施工場所は、屋根と外壁です。屋根は建築物の最上部に位置して、直接的に日光や雨雪にさらされるため、耐候性や耐久性が求められます。建築物の断熱性や遮音性にも影響します。

外壁は建築物の側面に位置して、建築物の外観デザインだけではなく、耐火性や耐震性にも影響します。屋根と外壁以外にも、看板や照明、装飾なども、店舗の外観を構成する要素ですので、次の記事も併せてご覧ください。

主な工法

そして外装材の主な工法として、直貼り工法や外壁通気工法などが挙げられます。希望条件(施工場所や機能性、予算など)によって、適した外装材の工法が異なります。

直貼り工法は、外壁材を躯体へ直接貼り付けます。施工が簡単でコストが安い点がメリットですが、湿気や熱の影響で外壁材が変形したり剥がれたりしやすい点はデメリットです。

一方で、外壁通気工法は外壁材と躯体の間に空気層が設けられます。空気層から湿気や熱を逃がすことで、外壁材の変形や剥離の防止や断熱性と遮音性の向上を期待できます。

外装材の種類と価格

外装材の種類と価格

基本情報を押さえたうえで、外装材の種類と価格もご確認ください。種類ごとの特徴や価格相場を把握しておくと、外装材を選ぶ際の基準になります。それでは屋根材と外壁材に分けてご紹介します。

屋根材①屋根瓦

まず屋根瓦が、外装材の種類として挙げられます。粘土を焼いたり、乾燥させたりして製造されて、屋根に重ねて敷かれる外装材です。価格は7,000〜8,000円程度/㎡(本体価格と工賃)ですが、素材やサイズなどによって異なります。

屋根瓦は、耐久性や耐候性が高く、重厚感や伝統的な雰囲気を演出できます。ただし施工にスキルが必要なため、他の外装材よりも費用がかかります。また躯体に負担がかかりやすいため、定期的なメンテナンスも必要です。

屋根材②スレート屋根材

次にスレート屋根材も、外装材の種類です。金属やアスファルトなどの素材から製造され、平らな板状の外装材です。価格は5,000〜6,000円程度/㎡(本体価格と工賃)ですが、素材やサイズなどによって異なります。

スレート屋根は、他の外装材よりも軽量なため、施工が容易で、躯体にあまり負担をかけない点がメリットです。また色彩や質感のバリエーションが豊富で、デザイン性に優れています。さらに耐用年数が数十年の素材もあり、長期間の使用が可能です。

外壁材①サイディング

またサイディングも、外装材の種類です。木材やセメントや金属、樹脂などの素材から製造され、平らな板状の外装材です。サイディングの素材ごとに特徴と価格をまとめましたので、下表をご覧ください。

サイディングの
素材
特徴価格
(本体価格と工賃)
木材・杉や桧などから加工される
・自然な雰囲気や温かみがある
・断熱性が高く省エネ性がある
・防腐処理や塗装などが必要である
2万円前後/㎡
セメント・焼いたり乾燥させたりして製造される
・耐火性や耐久性に優れている
・重量があるため費用がかかる
1万円前後/㎡
金属・鉄やアルミニウムなどから加工される
・軽量で耐腐食性に優れている
・遮音性や防火性に劣る
7000円前後/㎡
樹脂・塩化ビニルやポリカーボネートなどから成形される
・色彩や質感のバリエーションが豊富である
・施工が容易である。
・耐候性や耐久性に劣る
7000円前後/㎡

外壁材②塗り壁

そして塗り壁も、外装材の種類です。珪藻土や土、モルタルなどの天然素材が、何層にも塗り固められます。形状や色彩の自由度が高く、独自のデザインを表現できます。また断熱性や調湿性に優れた外壁材です。

塗り壁の素材ごとに特徴と価格をまとめましたので、下表をご覧ください。

塗り壁の
種類
特徴価格
(本体価格と工賃)
珪藻土・微生物の化石からできた天然素材
・調湿性や消臭性に優れている
5,000円〜1万円程度/㎡
・粘土や砂利などを混ぜた天然素材
・断熱性や脱臭性、防火性に優れている
2万〜3万円程度程度/㎡
モルタル・セメントや砂などを混ぜた人工素材
・耐火性や耐久性に優れている
6,000円〜1万円程度/㎡

なおモルタル造形の特徴やデザインなどについて詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外壁材③タイル

それからタイルも、外装材の種類です。粘土や石材などが細かく砕かれて、高温で焼き固められてから、外壁に貼り付けられます。価格は1万〜5万円程度/㎡(本体価格と工賃)ですが、素材やサイズなどによって異なります。

タイルは、焼き上げる温度によって磁器質や陶器質、せっ器質などに分類されます。耐久性や耐候性が高く、長期間にわたり使用でき、色や形、質感などのバリエーションが豊富で、デザイン性に優れています。

しかし衝撃や振動などによる剥離やひび割れの恐れがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

外壁材④木材

さらに木材も、外装材の種類です。アメリカ杉やヒノキ、ハードウッドなどから加工され、タイルと同様に外壁に貼り付けられます。価格は7,000円〜1万5,000円程度/㎡(本体価格と工賃)ですが、素材やサイズなどによって異なります。

アメリカ杉は、費用を抑えて施工できる素材です。ヒノキには費用がかかりやすいものの、高級感の演出が可能です。ハードウッドにも費用がかかりやすいですが、丈夫なため長期間にわたり腐食しづらい点が特徴です。

ただし木材のデメリットは、紫外線や雨風などの影響を受けやすく、防火性に劣る点です。そのため定期的なメンテナンスが求められます。なお外観デザインにも活用できる木材を施工する効果と注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外壁材⑤ALCパネル

なおALCパネルも、外装材の種類です。ALCは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略語で、セメントや石灰などに発泡剤が加えられた外壁材です。価格は7,000〜1万5,000円程度/㎡(本体価格と工賃)ですが、素材やサイズなどによって異なります。

ALCパネルは気泡が多いため水を吸い込みやすく、下地が水に濡れると劣化が早まって、メンテナンスが必要です。パネル1枚ごとのサイズが小さいため、接合部分が多くなるほどデザイン性に劣ります。デザイン性を担保するために目地補修が増えるほど、工事費用が高いです。

しかしALCパネルは、耐火性や防音性、耐熱性などに優れた外壁材です。また軽量なため、建築物への負担を減らせます。

外装材を工事する流れ

外装材を工事する流れ

本記事の最後に、外装材を工事する流れを解説します。店舗の屋根と外壁を同時に工事する場合を想定して、業者選定から屋根工事、外壁工事、完了検査までの流れをご紹介します。

業者選定

まず外装工事を依頼する業者を選定しましょう。工事業者を選定する際には、業者の公式Webサイトや外装工事の口コミサイトなどを閲覧すると、各業者の評判や施工実績や保証内容などの情報を得られます。

また相見積もりを取ることで、各業者の提案する工事の価格や内容を比較できます。各業者に同じ条件(工事の内容や予算など)を提示することで、各業者の見積もりを比較しやすいです。なお外装工事にも活用できる業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

屋根工事

次に業者へ依頼すると、屋根工事が開始されます。屋根工事は、養生から洗浄、補修、塗装の流れで進められます。塗装が乾くと養生が取り除かれて、施工の状態に問題がなければ完了です。

ただし屋根材によって工程が異なるため、施工内容にも違いがみられます。例えば瓦屋根であれば、古い瓦や古い防水シートを撤去して、新たに桟木(さんぎ)を設置したうえに瓦が貼り付けられます。

外壁工事

そして屋根工事の完了後に、外壁工事が開始されます。外壁工事は、足場設置から高圧洗浄、乾燥、下地処理、養生、塗装や施工へと進められます。施工面積によっては、高圧洗浄や乾燥に数日程度がかかります。

また下地処理や養生の各工程にも、数日の期間が必要です。店舗の規模によっては、外壁材の施工や塗装の完了までに数週間がかかる場合もあるため、ゆとりをもって工期を組みましょう。

完了検査

屋根と外壁の工事が済んだら、完了検査を受けます。依頼主(施工主)の立ち合いの下で、契約した工事の仕上がり具合を確認しましょう。不備が見つかれば、契約条件に基づいて再工事を依頼します。

なお店舗の内装や外装の工事を依頼する際には、請負契約書の作成が必要です。契約前に、外装工事の保証や保険などの条件を確認しておきましょう。請負契約書のひな形や注意点などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外装材を選ぶ際の注意点

外装材を選ぶ際の注意点

外装材の種類と価格を踏まえたうえで、選ぶ際の注意点を確認しましょう。自店舗に適した外装材を選べるように、4点(コンセプトと気候や周辺環境、費用と期間、メンテナンス)に整理してご紹介します。

店舗経営のコンセプトに合せる

まず店舗経営のコンセプトに合わせる点が、外装材を選ぶ際の注意点です。外装材は、店舗のブランディングに影響します。店舗経営のコンセプトに合わせて、外装材の素材や色彩、質感などを決定してください。

例えばエコな商品・サービスを提供する店舗では、自然素材の外装材(木材や土など)がおすすめです。一方でモダンやスタイリッシュな内装デザインの店舗には、人工素材の外装材(金属やガラスなど)が合います。

なお店舗のコンセプトを設計する方法についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

気候や周辺環境から選ぶ

次に気候や周辺環境から選ぶ点も、外装材を選ぶ際の注意点です。気候や周辺環境によって、外装材が劣化したり損傷したりする恐れがあります。耐候性や耐久性のある素材を選ぶことで、外装材の寿命や安全性を高められます。

例えば雨風や日差しの強い気候なら、耐久性が高いタイルや金属などの外装材がおすすめです。防火地域なら、耐火性が高い瓦やモルタルなどの外装材が適しています。景観形成地区なら、配色や素材への配慮が必要なため、周辺環境に合う素材(レンガや瓦、木材など)を取り入れましょう。

工事の費用と期間を計算する

また工事の費用と期間を計算する点も、外装材を選ぶ際の注意点です。工事の費用と期間は、外装材の種類や範囲などによって異なります。工事の単価と面積に基づいて、工事費用を計算してください。

なお外装工事の内訳(材料費や人件費、運搬費など)を確認することで、正確な工事費用を計算できます。そして工事の面積だけではなく、難易度(建築物の傾斜や高さ、外装材の素材など)によって工事の期間は変動します。

メンテナンスの頻度とコストを考慮する

そしてメンテナンスの頻度とコストを考慮する点も、外装材を選ぶ際の注意点です。メンテナンスの頻度とコストは、外装材の素材や気候などによって異なります。例えば耐久性や耐候性が高いタイルや金属などの外装材は、メンテナンスの頻度が低いため、費用がかかりにくいです。

一方で、耐久性や耐候性が低い木材や樹脂などの外装材は、メンテナンスの頻度が高いため、費用もかかります。店舗メンテナンスの重点箇所と方法についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗に適した外装材を施工しよう!

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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