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2024.05.08 2024.05.27|新規開業ノウハウ
メンズエステサロンの開業資金はいくら?開業に失敗する原因と対策・開業届・事例も紹介
本記事で、メンズエステサロンの開業資金を解説します。また開業に失敗する原因と対策・開業届・事例もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
メンズエステサロンの開業に失敗する原因とは?
メンズエステサロンの開業準備を始める前に、開業に失敗する原因を確認しましょう。失敗しないように対策するためです。本記事では、主な原因4点(立地と集客方法、サービスの質、クレーム対応)をご紹介します。
集客しづらい立地
まず集客しづらい立地が、メンズエステサロンの開業に失敗する原因として挙げられます。店舗物件の賃料の安さを優先して、ターゲットとする顧客層の出入りが少ないエリアを選んでしまうと、集客がしづらいです。
またターゲットとする顧客層が出入りするエリアを選んでも、周囲からの視認性が低い店舗物件やアクセスしづらい店舗物件では、集客率を上げづらいです。そこでメンズエステサロンの集客しやすい立地について、後ほどご紹介します。
ターゲットに合わない集客方法
次にターゲットに合わない集客方法も、メンズエステサロンの開業に失敗する原因です。インターネット上で集客活動を展開しなければ、集客率を上げられません。なぜなら現代社会においては、消費者の多くがインターネット上で店舗の情報収集をしているからです。
参照元:PR TIMES「【お店選びで参考にする情報、第1位はマップサービス】「位置情報」や「検索順位」よりも「口コミの数や信憑性/最新情報」が重要視されている傾向」
またインターネット上での集客活動を展開しても、ターゲットとする顧客層へ情報が届いていなければ、集客率を上げられません。そこでターゲットに合わせた集客方法について、後ほどご紹介します。
サービスの質の低さ
またサービスの質の低さも、メンズエステサロンの開業に失敗する原因です。メインサービスである施術の質が低ければ、顧客の満足度を高められないため、リピートにつながりません。
そこで従業員のスキルを高めて、サービスの質を上げるためには、資格・免許の取得や人材の採用・研修などが必要です。メンズエステサロンの資格・免許や採用・研修などについて、後ほどご紹介します。
不適切なクレーム対応
そして不適切なクレーム対応も、メンズエステサロンの開業に失敗する原因です。サービスに対するクレームを受けたときに、適切な対応ができなければ、店舗に対する信頼や信用を失ってしまいます。
たった1人の顧客から信頼や信用を失っただけでも、悪評が広まってしまう恐れがあります。そこでメンズエステサロンのクレーム対応マニュアルや人材の採用・研修などについて、後ほどご紹介します。
メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策
メンズエステサロンの開業に失敗しないように、対策を講じましょう。本記事では、8点(コンセプト・事業計画書と開業資金、店舗物件、届出・許可、資格・免許、クレーム対応マニュアル、採用・研修、集客活動)をご紹介します。
コンセプト設計と事業計画書作成
まずコンセプト設計と事業計画書作成が、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策として挙げられます。店舗経営の基本方針であるコンセプトを設計することで、一貫した方針に基づいた経営判断が可能です。
また事業計画書は、開業資金の調達や経営戦略の説明、店舗経営の評価・改善などに必要です。メンズエステサロンの開業にも活用できる事業計画書の書き方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
開業資金の調達
次に開業資金の調達も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。開業に失敗しないための対策を進めるためには、資金が必要です。自己資金だけで不足する場合には、開業資金の調達方法を検討しましょう。
開業資金の調達方法には、出資や借入、融資、補助金・助成金などがあります。メンズエステサロンの開業にも活用できる開業資金を調達するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
店舗物件の選定とデザイン・工事
また店舗物件の選定とデザイン・工事も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。設計したコンセプトや希望条件(立地や賃料、間取りなど)に基づいて、店舗物件を選定しましょう。
そして店舗物件の購入や賃借を契約できたら、デザイン・工事を開始しましょう。メンズエステサロンの内装デザイン・工事のポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
届出・許可の申請
それから届出・許可の申請も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。
- 税務に関する手続き(個人事業の開業届または法人の設立届など)
- 防火管理者選任届・防火対象設備使用開始届(該当する物件の場合)
- 社会保険や労働保険の加入手続き(従業員を雇用する場合)
- 美容所・理容所の開設届(美容・理容の施術を提供する場合)
参照元:
日本年金機構「事業所が健康保険・厚生年金保険の適用を受けようとするとき」
なおメンズエステサロンの業態や物件、サービス、従業員数などに応じて、必要な届出・許可は異なります。そして届出・許可ごとに申請の方法や時期が異なりますので、計画的に準備を進めましょう。
資格・免許の取得
さらに資格・免許の取得も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。
- 日本エステティック協会の認定エステティシャン
- 日本エステティック業協会の認定エステティシャン
- CIDESCO-NIPPONのビューティー・セラピー・ディプロマ
提供するエステの施術によって、適した資格・免許が異なります。メンズエステサロンの開業にも活用できる資格・免許についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
クレーム対応マニュアルの作成
続いてクレーム対応マニュアルの作成も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。クレームを受けないように経営努力を続けることが前提ですが、クレームを受けた際には一貫した方針で対応しなければなりません。
そこで接客を担当する従業員間で、クレーム対応マニュアルを共有させましょう。メンズエステサロンの開業にも活用できるクレーム対応マニュアルをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
人材の採用・研修
そして採用・研修も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。求人広告の掲載から書類選考、面接試験、合否の通知、雇用契約までには、数週間から数か月がかかります。
そして採用後から開業前には、接客や施術、店舗営業などに関する研修も必要です。メンズエステサロンの開業にも活用できる人材採用のコツや研修の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
集客活動
なお集客活動も、メンズエステサロンの開業に失敗しないための対策です。店舗の集客活動には、オンライン集客(SNSやWebサイト、MEOなど)とオフライン集客(看板広告やポスティングなど)の方法があります。
ターゲットする顧客層がアクセスしている媒体を特定したうえで、オンライン集客とオフライン集客を組み合わせましょう。メンズエステサロンの開業にも活用できる集客に成功した事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンズエステサロンの開業事例
失敗しないための対策として、メンズエステサロンの開業事例を参考にしましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(完全個室と幅広いサービス、定額制、内面へのアプローチ、パーソナルジム)をご紹介します。
完全個室のメンズエステサロン
まず「KENTA KOJIMA」は、完全個室のメンズエステサロンです。「エステで人生を変える」をコンセプトに、ホテルのスイートルームのようにラグジュアリーな空間で施術が提供されています。
また顧客の緊張をほぐしながら、要望に応えるサービスを提供できるように、施術前のカウンセリングを大切にしているメンズエステサロンです。商業施設(東京ガーデンテラス紀尾井町)まで徒歩5分の好立地にあります。
幅広いサービスを提供するメンズエステサロン
次に「メンズエステcrew新宿店」は、幅広いサービスを提供するメンズエステサロンです。脱毛やリンパマッサージ、ハイパーナイフ、光フェイシャルなどの施術が提供されています。カウンセリングは無料で、都度払いに対応しています。
内装空間はシルバーを基調にデザインされており、スタイリッシュなテイストです。施術用の個室がレイアウトされているため、施術中のプライバシーが保護されています。
参照元:CREW「初めての方へ」
定額制でセルフのメンズエステサロン
それから「じぶんdeエステ」は、定額制でセルフのメンズエステサロンです。完全個室がレイアウトされており、業務用の施術マシンを定額で利用できます。各店舗が駅に近い立地にあるため、通いやすいです。
数種類のマシンが提供されており、顔や全身の施術に対応しています。自宅での施術に活用できるように、別料金にてマシンのレンタルや購入も可能です。ダイエット法のレクチャーも提供されています。
外見と内面にアプローチするメンズエステサロン
さらに「IMPROVE」は、外見と内面にアプローチするメンズエステサロンです。「Mind(哲学・考え方・経験値)」「Looks(美容・体型・ファッション)」「Technique(マナー・振る舞い・会話)」を高めるメソッドが提供されています。
例えば美容については、スキンケアやヘアスタイル、ボディメイキング、デンタルケア、ネイル、アイブロウ、オフヘアなどのプログラムが提供されています。
参照元:IMPROVE「男性の魅力を最大化するメンズトータルアップサロン」
パーソナルジムを提供するメンズエステサロン
そして「ダンディハウス」は、パーソナルジムを提供するメンズエステサロンです。独自理論による体質改善プログラム(無酸素運動・有酸素運動・栄養学・エステティック)が提供されています。
そして高水準のサービスを提供できるように、日本スパ・ウエルネス協会の認証やISO9001認証の取得、特許を取得したエステ機器の開発などを行っているメンズエステサロンです。
参照元:ダンディハウス「メンズダイエットなら科学的なアプローチを行うパーソナルジム」
メンズエステサロンの開業資金
事例のようなメンズエステサロンを開業するためには、資金が必要です。そこでメンズエステサロンの開業資金の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、開業資金の節約法も確認しましょう。
相場
まずメンズエステサロンの開業資金の相場は、坪単価20万~50万円程度です。例えば20坪で賃料月20万円の店舗物件なら、400万~1,000万円程度の開業資金がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、設備・機器・什器の台数などによって、開業資金は変動します。
内訳
次にメンズエステサロンの開業資金の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪で賃料月20万円の店舗物件にかかる開業資金を試算してあります。
資金の内訳 | 資金の目安 | 資金の試算 |
物件取得費 (敷金・礼金・前賃料など) | 全体の10%程度 (賃料の2~5ヶ月分程度) | 40万~100万円程度 (20坪で賃料月20万円の 店舗物件) |
店舗デザイン・工事 (内装や外観、設備・ 機器・什器など) | 全体の60%程度 (坪単価10万~30万円程度) | 240万~600万円程度 |
諸経費 (開業前のメニュー開発、 資格・届出・許可、採用・ 研修・集客など) | 全体の20%程度 | 80万~200万円程度 |
運転資金 (開業後の賃料や 水道光熱費、人件費など) | 全体の10%程度 (賃料の2~5ヶ月分程度) | 40万~100万円程度 |
合計 | 100% (坪単価20万~50万円程度) | 400万~1,000万円程度 |
上表のとおり、メンズエステサロンの開業資金においては、店舗デザイン・工事費が大半を占めます。つまり店舗の内装や外観、設備・機器・什器などにこだわるほど、開業資金が増加するわけです。
節約法
そしてメンズエステサロンの開業資金の節約法には、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などがあります。相見積もりを取って、複数の業者の見積もり(工事の費用や期間など)を比較すれば、無駄な経費の削減が可能です。
居抜き物件を契約して、店舗の内装や外観、設備・機器・什器などを引き継げると、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金の種類によって、申請の条件や方法、時期などが異なりますので、次の記事も併せてご覧ください。
メンズエステサロンの開業準備を始めよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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