2021.01.17  2021.01.19|新規開業ノウハウ

デリバリー専門店の開業方法

デリバリー専門店の開業方法

「デリバリー専門店を開業したい。どんなことを知っておけば良い?」という疑問にお答えする記事です。

当記事では
・デリバリー専門店に必要な知識
・デリバリー専門店に求められる資格と許可
・デリバリー専門店に必要な物

をお伝えしていきます。

需要の高さから「テイクアウトやデリバリーできるお店を持ちたい」と考えるお客様が増えてきています。
その中でも、物件や資金調達以外の予備知識があった方が、よりスムーズな開店準備に臨めます。

デリバリー専門店の開業にあたって知っておくべきことを当記事でお伝えしていきます。

デリバリー専門店の開業に必要な知識は?

デリバリー専門店の開業に必要な知識は?

デリバリー専門店を開業するのに、知っておくべきことは以下の通りです。

①デリバリー方法を選べる
②デリバリーに適したメニューを決める

順に詳しくお伝えしていきます。

デリバリー専門店開業のための予備知識①デリバリー方法選定

1つ目はデリバリーの方法を決めておくことです。
デリバリー方法は、主に以下の3つに分けられます。

1:注文と配達を自分たちで行う
2:デリバリー代行サービスを利用する
3:注文から配達まですべての作業を委託する

それぞれのメリット、デメリットをお伝えしますね。

[1:注文と配達を自分たちで行う]
メリット:配達手数料が抑えられる
デメリット:人件費がかかる

手数料が抑えられる点は魅力ですが、一方で人件費が大きくかかってしまうのがデメリットです。
注文~配達までを一括して行うということは、配達用のバイクや、その他備品にプラスして人件費がかかってしまうということになります。


[2:デリバリー代行サービスを利用する]
メリット:注文と調理に集中できる。配達手数料が抑えられる。
デメリット:注文をさばききれなくなる可能性がある

デリバリーを代行する分、注文に重きを置いてしまうと、配達が追いつかなくなることがあります。
配達の遅延が生じ、顧客を待たせてしまう…なんてことも。
時間帯ごとの注文数を想定した上で、人員の確保を進めることが求められます。


[3:注文から配達まですべての作業を委託する]
メリット:売上アップのチャンスが増える
デメリット:デリバリーに対するクレーム対応も必要になる。手数料がかかる。

注文~配達までを委託するということは、運営会社が定めている利用手数料や配達手数料を支払うということです。
また、お客様のお店で配達員や注文を受けるスタッフへきちんとした教育ができない点がデメリットに感じる場合もあります。

デリバリー専門店開業のための予備知識②デリバリーに適したメニューを決める

デリバリー専門店開業のための予備知識②デリバリーに適したメニューを決める

2つ目は、デリバリーに適したメニューを決めておくことです。

デリバリー専門店のメニュー選びで重要なのは、
・看板メニューを作ること
・期間限定メニューを作ること
・短時間で調理が可能なメニューにすること

が挙げられます。
デリバリーでも安定した売り上げを出すには、上記の3つの要素が重要です。

看板メニューがあれば常連客への売り上げに繋がります。
同時に、新規顧客に対し、気メニューをアピールすることで「こんなお店があるんだ」と認知されるようになります。

また、期間限定メニューをアピールすれば、購買欲求を高めることにも繋がります。

デリバリー専門店の開業に必要な資格はあるのか?

デリバリー専門店の開業に必要な資格はあるのか?

デリバリー専門店の開業で必要な資格と許可は以下が挙げられます。

①食品衛生責任者
②飲食店営業許可証
③メニューによって必要な許可

それぞれ詳しくお伝えします。

開業に必要な資格①食品衛生責任者

1つ目は『食品衛生責任者』です。

店内の飲食がない、デリバリー専門店だとしても『飲食店営業許可』を得なければ開業できません。
『飲食店営業許可』を得るためには『食品衛生責任者』の資格を取得しなければなりません。

デリバリー専門店含め「食品衛生責任者を最低一人お店にいなければ開業できない」と理解しておきましょう。
『食品衛生責任者』の資格は、各都道府県で行われる講習を受けることで取得できます。

開業に必要な資格②飲食店営業許可証

開業に必要な資格②飲食店営業許可証

2つ目は、飲食店営業許可証です。

お店のエリアを管轄する保健所から『飲食店営業許可証』を取得できなければ、開業できません。
デリバリー専門店だったとしても、です。

飲食店営業許可を取得するには、保健所の立ち入り調査をクリアしなければなりません。
保健所の立ち入り調査とは「厨房設備など一定の基準を満たしているかどうか」の調査です。

営業許可が下りる基準は各都道府県の自治体によって異なります。
お店のエリアを管轄する保健所と確認し、必要な設備を整えておきましょう。

開業に必要な資格③メニューによって必要な許可

3つ目は、メニューによって取得するべき許可がある、ということをお伝えします。

具体的には、以下のようなメニューと許可が挙げられます。

◇菓子製造業営業許可証…パンやケーキ、たいやきなどを販売、デリバリーする場合
◇食肉製品製造の許可…牛丼や、ハンバーガーなど、お肉を調理して販売、デリバリーする場合
◇喫茶店営業許可証…アルコール類以外のドリンク(コーヒーや紅茶など)を販売、デリバリーする場合

デリバリー専門店で必要な営業許可や資格は、お店のエリアや販売するメニューによって変わります。
何が必要で、どんな資格が求められるかを正確に把握するには、管轄の保健所に確認するのが一番の近道です。

資格以外に必要な物

資格以外に必要な物

デリバリー専門店を開業するのに、資格や許可証があるだけでは運営は成り立ちません。

必要なのは、運営を成り立つための仕組み化、オペレーションをスムーズにするためのシステムです。

具体的に言うと、
・注文を受ける方法(電話なのか、WEBサイト経由なのか)
・電話ならどうやってお店を知ってもらう?(→チラシなのか広告なのか)
・WEBサイト経由ならWEBサイトを作らないといけない
・サイトを通しての注文ルートはどのようにして作る?

など、細かく決めなくてはいけないことがたくさんあります。

これらをデリバリー代行サービスにお願いするのも一つの手段です。
手数料や利用料がかかってしまいますが、開業時の負担が減ることに繋がります。

「なるべく手数料や利用料を抑えたいから自分たちで配達をするよ」と考えるお客様もいらっしゃいます。
ですが、開店準備に加えて、配達員やバイクの確保、それに伴う人件費の確保…といった手間がかかるのは負担になります。

自分たちで配達をするのは、ある程、経営上余裕が出てきた段階でも良いでしょう。

デリバリー専門店でも資格と許可証は必要です

デリバリー専門店でも資格と許可証は必要です

デリバリー専門店を開業したいお客様へ、知っておいた方が良い予備知識をお伝えしていきました。

デリバリー専門店を開業するのであれば、お店の運営方法を
①自分たちで注文~配達をするのか
②デリバリーだけを代行してもらうのか
③注文~配達までを代行してもらうのか

を決めておきましょう。
オススメは②のデリバリー代行サービスを利用することです。
開業時における人件費を抑えられるからです。

また、店内で飲食が伴わないからといって、許可や資格が免除される…ということはありません。
「どんな資格がいる?」
「どんな許可証がいる?」

これらの疑問は、お店のエリアを管轄する保健所と確認することで解決できます。

「デリバリー専門店に必要なことはだいたい分かった。でもお店作りが不安だな…」

そんなお客様の助けになるのが”Ideal”です。

デリバリー専門店を含む飲食店の開業に強いIdealであれば、
・内装デザインの設計、施工
・開業における必要な手続き
・WEBサイト設計

を代行することが可能です。
お客様が理想とする飲食店が出来上がるよう、一つ一つ丁寧に対応致します。

まずは一度、ご相談してみてはいかがでしょうか。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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