2024.10.08 2024.08.31|新規開業ノウハウ
東京の飲食店開業に活用できる補助金・助成金！メリット・デメリットやエリアと資金
本記事で、東京の飲食店開業に活用できる補助金・助成金をご紹介します。また東京で飲食店を開業するメリット・デメリットやエリアと資金もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
東京で飲食店を開業するメリット・デメリット
開業エリアを検討する前に、東京で飲食店を開業するメリット・デメリットを確認しましょう。メリット2点（潜在顧客の幅広さと多さ、物的・人的資源の豊富さ）とデメリット2点（コストの高さと競合店の多さ）をご紹介します。
メリット①潜在顧客の幅広さと多さ
まず潜在顧客の幅広さと多さが、東京で飲食店を開業するメリットとして挙げられます。人口1400万人の東京都においては、各地で再開発が進められているため、潜在顧客は幅広くて多いです。
参照元：
東京都「『東京都の人口（推計）』の概要（令和6年5月1日現在）」
潜在顧客には日本人の居住者や旅行者だけではなく、外国人観光客も含まれます。東京都には、一年間に数億人の日本人や2,000万人近い外国人が訪れています。コロナ禍の2020～2022年を除いて、旅行者は増加傾向です。
メリット②物的・人的資源の豊富さ
次に物的・人的資源の豊富さも、東京で飲食店を開業するメリットです。日本の首都である東京都には、先端技術や優秀な人材が集まります。交通機関が発達しており、利便性が高いです。
したがって豊富な物的・人的資源を活用しながら、幅広いエリアの潜在顧客をターゲットとして、競合店との差別化を図る飲食店を開業できます。東京で飲食店を開業する際の人気エリアについては、後ほどご紹介します。
デメリット①コストの高さ
しかしコストの高さは、東京で飲食店を開業するデメリットです。東京都の地価は全国のなかで一番高いため、地方で飲食店を開業するよりも店舗物件の購入や賃借にコストがかかります。
参照元：東京経済オンライン「トップは1坪1.8億円『全国地価ランキング505』」
地価だけではなく、東京都の物価や最低賃金も全国のなかで一番高いため、地方で飲食店を開業するよりも材料費や人件費などのコストもかかります。飲食店経営の利益率を高めるためには、コスト削減や販売価格の値上げなどが必要です。
参照元：
デメリット②競合店の多さ
そして競合店の多さも、東京で飲食店を開業するデメリットです。全国的にみて東京都の飲食店数は多い（人口1000人当たり4.75件）ため、地方で開業するよりも競合度合いが強くなります。
参照元：LIMO「『人口1000人当たりの飲食店数』が1番多い都道府県はどこ？ 全体の約8割が不正解だった」
したがって集客と売上を伸ばすために、飲食店を開業する立地や物件の間取りを検討しましょう。競合店との差別化を図るために、明確なコンセプトを設計して、独自性のある商品・サービスを企画・開発しなければなりません。
東京で飲食店を開業する際の人気エリア
メリット・デメリットを踏まえたうえで、東京で飲食店を開業する際の人気エリア（千代田区・港区・中央区・新宿区・渋谷区・豊島区・目黒区・台東区・文京区・品川区・世田谷区・北区・練馬区・大田区・墨田区・江東区）を調査しましょう。
千代田区
まず千代田区が、東京で飲食店を開業する際の人気エリアとして挙げられます。港区・中央区と都心を形成しています。最寄り駅は、東京駅や秋葉原駅、有楽町駅、御茶ノ水駅、日比谷駅などです。
港区
次に港区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。千代田区・中央区と都心を形成しています。最寄り駅は、品川駅や新橋駅、表参道駅、六本木駅、麻布十番駅、赤坂駅、汐留駅などです。
中央区
また中央区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。千代田区・港区と都心を形成しています。最寄り駅は、銀座駅や人形町駅、月島駅、築地駅、日本橋駅、勝どき駅などです。
新宿区
それから新宿区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。渋谷区・豊島区と副都心を形成しています。最寄り駅は、新宿駅や高田馬場駅、新大久保駅、新宿三丁目駅、早稲田駅などです。
渋谷区
続いて渋谷区が、東京で飲食店を開業する際の人気エリアとして挙げられます。新宿区・豊島区と副都心を形成しています。最寄り駅は、渋谷駅や恵比寿駅、代々木駅、原宿駅、代官山駅などです。
豊島区
また豊島区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。新宿区・渋谷区と副都心を形成しています。最寄り駅は、池袋駅や大塚駅、巣鴨駅などです。
目黒区
それから目黒区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。都心（千代田区・港区・中央区）から近い距離にあります。最寄り駅は、自由が丘駅や学芸大学駅、中目黒駅などです。
台東区
続いて台東区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。観光地（浅草寺や上野動物園など）があるため、観光客の獲得を期待できます。最寄り駅は、浅草駅や上野駅、御徒町駅などです。
文京区
また足立区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。大学や研究機関が多いため、学生やビジネスパーソンの獲得を期待できます。最寄り駅は、飯田橋駅や江戸川橋駅、御茶ノ水駅、後楽園駅、水道橋駅などです。
品川区
そして中川区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。都心（千代田区・港区・中央区）から近い距離にあります。最寄り駅は、品川駅や五反田駅、戸越銀座駅、武蔵小山駅、大井競馬場前駅などです。
世田谷区
また世田谷区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。閑静な住宅街として知られています。最寄り駅は、上野駅や駒沢大学駅、三軒茶屋駅、下北沢駅、成城学園前駅、二子玉川駅などです。
北区
それから北区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。都心から離れているため賃料が安いですが、飲み屋街や商店街があります。最寄り駅は、王子駅や赤羽駅、十条駅、西ヶ原駅などです。
練馬区
また練馬区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。商業施設や大学・専門学校などがあるため、集客を期待できます。最寄り駅は、大泉学園駅や桜台駅、地下鉄赤塚駅、練馬駅などです。
大田区
また大田区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。羽田空港があるため、観光客やビジネスパーソンの獲得を期待できます。最寄り駅は、蒲田駅や田園調布駅、馬込駅、多摩川駅、などです。
墨田区
さらに墨田区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。東京スカイツリーがあるため、観光客の獲得を期待できます。最寄り駅は、錦糸町駅や両国駅、とうきょうスカイツリー駅などです。
江東区
そして江東区も、東京で飲食店を開業する際の人気エリアです。お台場や豊洲市場などがあるため、観光客の獲得を期待できます。最寄り駅は、豊洲駅や亀戸駅、新木場駅、東京テレポート駅などです。
東京で飲食店を開業するための資金
東京の人気エリアで飲食店を開業するためには、資金が必要です。そこで東京で飲食店を開業するための資金の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、開業資金の節約法も確認しましょう。
相場
まず東京で飲食店を開業するための資金の相場は、坪単価30万～80万円程度です。例えば20坪で賃料月40万円の店舗物件なら、600万～1,600万円程度かかります。ただし店舗物件の立地や規模、従業員数などによって、開業資金は変動します。
内訳
次に東京で飲食店を開業するための資金の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪で賃料月40万円程度の店舗物件にかかる開業資金を試算してあります。
| 開業資金の内訳 | 各費用の目安 | 各費用の試算 |
| 物件取得費 （敷金や礼金、 前賃料など） | 15％程度 （賃料の2〜6ヶ月程度） | 90万〜240万円程度 （賃料月40万円で 20坪のスケルトン物件） |
| 店舗デザイン・工事費 （内装や外観、 設備・機器・什器など） | 50％程度 （坪単価15万〜50万円程度） | 300万〜1,000万円程度 |
| 諸経費 （開業前の資格や 届出・許可、 採用・研修、集客など） | 20％程度 | 120万〜160万円程度 |
| 運転資金 （開業後の光熱水費や 賃料、人件費など） | 15％程度 （賃料の2〜6ヶ月程度） | 90万〜240万円程度 |
| 合計 | 100％ （坪単価30万〜80万円） | 600万円〜1,600万円程度 |
上表のとおり、東京で飲食店を開業するための資金においては、店舗デザイン・工事費が大半を占めます。つまり内装や外観、設備・機器・什器などにこだわるほど、開業資金が増額するわけです。
節約法
そして東京で飲食店を開業するための資金の節約法は、相見積もりや居抜き物件、補助金・助成金などです。相見積もりを取って、各業者の見積もり（工事の内容や費用、期間など）を比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して、外観や内装、設備・機器・什器などを譲渡してもらえれば、店舗デザイン・工事費を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、ご注意ください。
補助金・助成金には基本的に返済義務がありませんが、申請条件が定められています。飲食店が申請できる補助金や助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。次に東京の東京の飲食店開業に活用できる補助金・助成金・融資制度をご紹介します。
東京の飲食店開業に活用できる補助金・助成金・融資制度
東京で飲食店を開業するための資金が不足する際には、補助金・助成金・融資制度を活用できます。ただし補助金・助成金・融資制度ごとに申請条件が異なりますので、必ず最新情報を確認してください。
経済産業省「IT導入補助金」
まずIT導入補助金は、経済産業省が運営する補助金です。小規模事業者や中小企業などを対象にして、業務効率化やDX推進を図るITツール導入費用（ソフトウェアやクラウドサービスなど）が補助されます。
経済産業省「事業承継・引継ぎ補助金」
次に事業承継・引継ぎ補助金も、経済産業省が運営する補助金です。中小企業を対象にして、事業継承を契機とした新事業や事業再編・事業統合に伴う経営資源の引継ぎなどの費用が補助されます。
東京都中小企業振興公社「創業助成金」
それから創業助成金は、東京都中小企業振興公社が運営する助成金です。個人事業主や中小企業などを対象にして、創業費用（物件取得費や集客活動日、人件費など）が助成されます。
東京都中小企業振興公社「商店街起業・承継支援事業」
また商店街起業・承継支援事業も、東京都中小企業振興公社が運営する助成金です。個人や法人を対象にして、商店街における起業・事業継承にかかる費用（店舗工事費や設備・備品購入費など）が助成されます。
東京都中小企業振興公社「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」
続いて若手・女性リーダー応援プログラム助成事業も、東京都中小企業振興公社が運営する助成金です。若手・女性の個人を対象にして、開業費用（店舗工事費や設備・備品購入費など）が助成されます。
東京都中小企業振興公社「飲食事業者向け経営基盤強化支援事業」
また飲食事業者向け経営基盤強化支援事業も、東京都中小企業振興公社が運営する助成金です。中小規模の飲食店を対象にして、経営基盤強化費用（専門家派遣や厨房機器改修など）が助成されます。
参照元：東京都中小企業振興公社「飲食事業者向け経営基盤強化支援事業」
東京都「購入・寄付を通じたクラウドファンディングによるＨＴＴ・ＤＸ等プロジェクト支援事業」
さらに購入・寄付を通じたクラウドファンディングによるＨＴＴ・ＤＸ等プロジェクト支援事業は、東京都が運営する助成金です。個人事業主や法人などを対象にして、クラウドファンディングの手数料が助成されます。
参照元：購入・寄付を通じたクラウドファンディングによるHTT・DX等プロジェクト支援「クラウドファンディング活用助成金の概要」
東京都「株式を活用したクラウドファンディングによるベンチャー企業支援事業」
また株式を活用したクラウドファンディングによるベンチャー企業支援事業も、東京都が運営する助成金です。株式会社を対象にして、株式投資型クラウドファンディングの手数料が助成されます。
参照元：株式を活用したクラウドファンディングによるベンチャー企業支援「株式投資型クラウドファンディング助成金について」
東京都「中小企業制度融資」
さらに中小企業制度融資は、東京都が運営する融資制度です。中小企業（卸売業や小売業、飲食業、サービス業、医療業など）を対象にして、信用保証協会の保証を得たうえで融資が受けやすくなります。
参照元：東京都産業労働局「お申込み条件」
東京都「女性・若者・シニア創業サポート2.0」
また女性・若者・シニア創業サポート2.0も、東京都が運営する融資制度です。東京都が運営する融資制度です。東京都在住の女性・若者・シニアを対象にして、 地域の需要や雇用を支える事業に対して融資を受けられます。
日本政策金融公庫「新規開業資金」
なお新規開業資金は、日本政策公庫が運営する融資制度です。東京都が運営する融資制度です。開業から7年以内の個人を対象にして、新規開業の設備投資や運転資金に対して融資されます。
参照元：日本政策金融公庫「新規開業資金」
東京都の飲食店開業を検討しよう！
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監修者
-
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