2025.02.10  2024.12.23|店舗デザイン

エステサロンの外観施工事例!デザインポイントや工事費用も紹介

エステサロンの外観施工事例!デザインポイントや工事費用も紹介

本記事で、エステサロンの外観施工事例をご紹介します。またエステサロンの外観デザインポイントや工事費用も解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

エステサロン外観デザイン・工事の基本情報

エステサロン外観デザイン・工事の基本情報

エステサロンの外観デザイン・工事を計画する前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、計画を進めやすいからです。それではエステサロンにおける外観の役割や要素、ファサードとの違い、デザイン・工事を依頼する業者の選び方をご紹介します。

役割

まずエステサロンにおける外観の役割を確認しましょう。

  • 店舗の業種・業態を知らせる(看板や装飾など)
  • 顧客の入店を促す(エントランスや照明など)
  • 競合との差別化を図る(屋根や装飾など)

エステサロンの新規顧客を獲得するためには、デザイン性・機能性の高い外観をデザインしなければなりません。店舗デザインにおける外装の役割を詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

要素

次にエステサロンにおける外観の要素は、屋根・外壁・看板・照明・エントランス・装飾などです。

  • 屋根・外壁 :雰囲気の表現・内装空間の保護
  • 看板    :店舗情報の発信
  • 照明    :外観の強調・安全性の確保
  • エントランス:出入口の確保
  • 装飾    :おしゃれさや季節感などの演出

以上の各要素の機能や役割を詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。エステサロンの外観デザインポイントについては、後ほどご紹介します。

ファサードとの違い

それからエステサロンにおける外観とファサードとの違いは、範囲と役割です。店舗の外観は屋根・外壁・看板・照明・エントランス・装飾などの要素で構成され、外観の範囲には店舗物件の四方(正面と背面、横二面)が含まれます。

一方でファサードは店舗物件正面の外観を示し、特に顧客からの注目が集まります。したがって集客数を伸ばすためには、ファサードのデザイン性や機能性が重要です。ファサードの語源や役割をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

業者の選び方

そしてエステサロンの外観デザイン・工事を依頼する業者の選び方は、相見積もりです。複数の業者から見積もりを取って、各業者の提案内容(デザイン・工事の内容や費用、期間)や施工実績、接客対応などを比較して、自店舗に適した業者を選びましょう。

エステサロンの外観デザイン・工事を依頼できる業者には、設計事務所や工務店、店舗専門のデザイン・工事業者などがあります。店舗の外観デザイン・工事にも活用できる業者に依頼した失敗例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

エステサロンの外観デザインポイント

エステサロンの外観デザインポイント

基本情報を踏まえて、エステサロンの外観デザインポイント(コンセプトの設計と店舗物件の立地、視認性の高い看板、ガラスのドア・窓、清潔感・非日常的な雰囲気、内装デザインとの統一感、照明・配色、外装材の機能性・メンテナンス性)も押さえましょう。

コンセプトの設計

まずコンセプトの設計が、エステサロンの外観デザインポイントとして挙げられます。店舗経営の基本方針であるコンセプトに基づいて外観をデザインすることで、ターゲットとする顧客層の注目を集めやすくなるからです。

外観デザインだけではなく、コンセプトは事業計画書の作成や競合店との差別化、内装デザインにも必要です。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗物件の立地

次に店舗物件の立地も、エステサロンの外観デザインポイントです。店舗物件の立地条件(地域性や交通の利便性、通行量、視認性、競合店数など)に合わせて、適した外観デザインは異なります。

例えば落ち着いた色合いの店舗が並ぶ路面に店舗物件が立地しているなら、目立つ色をアクセントに配置します。店舗を開業できる立地の種類(商業施設やテナントビル、路面、空中、ロードサイド、地下)をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

視認性の高い看板

それから視認性の高い看板も、エステサロンの外観デザインポイントです。店舗外観の看板には、営業中のアピールやメニュー・キャンペーンの告知、出入り口への誘導などの役割があります。店舗情報を発信しやすい看板をデザインしましょう。

おしゃれで視認性の高い看板をデザインするためには、施行場所やサイズ、フォント、色、装飾などを検討しなければなりません。エステサロンの外観にも活用できる看板デザイン事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

ガラスのドア・窓

続いてガラスのドア・窓も、エステサロンの外観デザインポイントです。ドアや窓にガラスを施工することで、店舗内の様子をアピールできます。ただし施術を受ける顧客のプライバシーや防犯性に配慮して、施工するガラスの種類や場所などを検討しましょう。

店舗のドア・窓に施工できるガラスには、フロートガラスや網入りガラス、強化ガラスなどがあります。エステサロンの外観にも施工できるガラスの種類・価格・場所をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

清潔感・非日常的な雰囲気

また清潔感・非日常的な雰囲気も、エステサロンの外観デザインポイントです。顧客の身体に触れる美容サービスを提供するエステサロンの外観と内装には、清潔感・非日常的な雰囲気を演出しましょう。

例えば清潔感をイメージさせる白・ベージュを基調に外観を配色したり、あえて店舗内の様子を見せ外観を内容にデザインして非日常的な雰囲気を演出したりします。エステサロンのコンセプトや顧客のニーズに基づいて、外観デザインを検討しましょう。

内装デザインとの統一感

さらに内装デザインとの統一感も、エステサロンの外観デザインポイントです。エステサロンのコンセプトに基づいて統一感を保つように外観・内装をデザインすることで、顧客の快適性や満足度の向上につながります。

例えば「美の追求」や「心身のリラクゼーション」をコンセプトにするエステサロンには、清潔感・非日常的な雰囲気の外観・内装が合います。エステサロン内装デザインのポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

照明・配色の効果

そして照明・配色の効果も、エステサロンの外観デザインポイントです。店舗外観の配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)を期待できます。エステサロンのブランドカラーを取り入れて、外観を配色しましょう。

エステサロンの外観に施工できる照明器具には、スポットライトやウォールライト、スタンドライト、バーライトなどがあります。店舗に施工できる照明の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

外装材の機能性・メンテナンス性

なお外装材の機能性・メンテナンス性も、エステサロンの外観デザインポイントです。外装材の種類によって機能性(断熱性・耐震性・防音性など)が異なりますので、店舗物件の周辺環境や気候に適した外装材を選びましょう。

店舗の外観に施工した外装材が経年劣化・破損した際には、メンテナンスが必要です。メンテナンスしやすい外装材を施工すれば、掃除や交換がしやすくなります。店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

エステサロンの外観施工事例

ポイントを押さえてエステサロンの外観をデザインできるように、参考となる施行事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(白とネイビー、コンテナ、戸建て住宅、ガラス張り)をご紹介します。

白を基調に配色された外観

白を基調に配色された外観

まず「lill total beauty salon」の外観は、白を基調に配色されています。清潔さが演出されているエステサロンの外観デザインです。ファサードの視認性が高くなるように、看板に店舗のロゴが入っています。

内装空間にも外観と似ている色が配置されており、外観・内装デザインの統一感が保たれています。施術中の顧客にリラックスしてもらいやすくなるように、自然素材(石や木なおd)が施工されている内装デザインです。

アクセントにネイビーが配色された外観

アクセントにネイビーが配色された外観

次に「Motto TOTAL BEAUTY SALON 新潟店」の外観は、アクセントにネイビーが配色されています。入居するビルの外壁には白が配色されていますが、ネイビーのファサード看板やエントランスドアなどが施工されたエステサロンの外観デザインです。

白を基調にした内装空間には、木目の内装材や什器が配置されています。温かさを感じさせる内装デザインです。施術室はカーテンで半個室に仕切られており、施術を受ける顧客のプライバシーに配慮されています。

参照元:

Gata Chira「新潟市中央区にエステサロン『Motto TOTAL BEAUTY SALON 新潟店』が1月7日にオープン!」

Motto「新潟店」

コンテナ型の外観

それから「KULAM」の外観は、コンテナ型です。黒色の海上コンテナにガラス窓が施工されているため、店外から店内の様子が見えます。開放的でスタイリッシュなエステサロンの外観デザインです。

白を基調にした内装空間には、木目の内装材や什器が配置されており、観葉植物で装飾されています。清潔でナチュラルなテイストの内装デザインです。個室の施術スペースが、レイアウトされています。

参照元:KULAM「KULAMについて」

戸建て住宅から改装されたサロンの外観

戸建て住宅から改装されたサロンの外観

続いて「SELF ESTE FERNA」は、戸建て住宅から改装されたエステサロンです。住宅の外観が活かされていますが、エステサロンのエントランスと看板が施工されています。住宅街の立地に溶け込んだエステサロンの外観デザインです。

24時間営業の半無人セルフエステサロンで、完全個室内に業務用エステマシンや防犯カメラなどが設置されています。入退室システムが導入されており、セキュリティ対策された内装デザインです。

参照元:やまがたぐらし「【庄内初のセルフエステ】話題の「SELF ESTE FERNA(フェルナ)」に潜入してきました!」

ガラス張りの外観

そして「glitter」の外観は、ガラス張りで仕上げられています。視認性の低い2階に立地していますが、ガラス張りの外観を通してエントランスの様子を見せるエステサロンの外観デザインです。

ガラス張りのエントランスに対して、完全個室の施術スペースは店外から見えない位置にレイアウトされています。施術を受ける顧客のプライバシーや快適性が配慮された内装デザインです。

参照元:定額制セルフエステ glitter「グリティア」

エステサロンの外観工事費用

エステサロンの外観工事費用

事例のようなエステサロンの外観を工事するためには、予算が必要です。そこでエステサロン外観工事費用の相場と内訳をご紹介します。無駄な経費を削減できるように、外観工事費用の節約法もご紹介します。

相場

まずエステサロン外観工事費用の相場は、坪単価5万~20万円程度です。例えば20坪の店舗物件の外観には、100万~400万円程度の工事費用がかかります。ただし店舗物件の立地や階数、外装材の種類(屋根・外壁・看板・照明・装飾など)、数量などによって、外観工事費用は変動します。

内訳

次にエステサロン外観工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪の店舗物件にかかる外観工事費用を試算してあります。

費用の内訳費用の目安費用の試算
諸経費
(デザイン・施工監理費など)
10%程度40万円程度
(20坪の店舗物件)
屋根工事30%程度
(㎥単価数千~数万円程度)
60㎡で90万円程度
外壁工事30%程度
(㎡単価数万円程度)
60㎡で90万円程度
看板工事10%程度
(1枚5万-50万円程度)
3枚で30万円程度
照明工事10%程度
(1個1万-5万円程度)
15個で30万円程度
装飾工事10%程度
(フェンスのm単価数万円程度)
20mで30万円程度
合計100%
(坪単価5万~20万円程度)
300万円程度

上表のとおり、エステサロン外観工事費用においては、屋根・外壁工事費用が高いです。ただし店舗物件の立地や階数によって屋根・外壁工事が不要なら、工事費用を削減できます。

節約法

そしてエステサロン外観工事費用の節約法は、居抜き物件や補助金・助成金などです。居抜き物件を選んで、前借主や所有者の施工した外装材を譲渡してもらえると、新規工事費用を節約できます。ただし居抜き物件にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。

補助金・助成金には基本的に返済義務がありませんが、申請条件が定められています。エステサロンの開業・経営にも活用できる補助金・助成金をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

エステサロンの外観デザイン・工事を計画しよう!

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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