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2025.03.03 2025.01.21|新規開業ノウハウ
フランチャイズによるコインランドリー経営!失敗しないためのポイント・事例・開業費用

本記事で、フランチャイズによるコインランドリー経営に失敗しないためのポイントや事例、開業費用をご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
コインランドリーのフランチャイズに加盟するメリット・デメリット

コインランドリーのフランチャイズ加盟を検討するために、メリット(ノウハウ・マニュアルの活用とブランド力による集客効果)と(加盟金・ロイヤリティの支払いと契約条件による制約や他店舗の悪影響)デメリットを確認しましょう。
メリット①ノウハウやマニュアルの活用
まずノウハウやマニュアルの活用が、コインランドリーのフランチャイズに加盟するメリットとして挙げられます。一般的なフランチャイズ契約では、本部の保有する店舗経営のノウハウやマニュアルを加盟店が共有できます。
店舗経営(接客やサービス、売上管理、集客など)のノウハウやマニュアルを活用することで、円滑なコインランドリー経営が可能です。ノウハウやマニュアルを共有する方法として、研修会や巡回指導などを行うフランチャイズ本部もあります。
メリット②ブランド力による集客効果
次にブランド力による集客効果も、コインランドリーのフランチャイズに加盟するメリットです。フランチャイズ本部のロゴやキャッチコピーが消費者に浸透しているほどブランド力が強いため、加盟店が集客しやすくなります。
フランチャイズチェーン全体のキャンペーンやイベントは、全国の加盟店が集客と売上を伸ばせるチャンスです。加盟するコインランドリーのフランチャイズを検討する際には、ブランド力やキャンペーン・イベントなどを調査しましょう。
デメリット①加盟金とロイヤリティの支払い
しかし加盟金とロイヤリティの支払いは、コインランドリーのフランチャイズに加盟するデメリットです。一般的なフランチャイズ契約においては、ノウハウやマニュアルなどを共有する対価として、本部に加盟金とロイヤリティを支払わなければなりません。
加盟金の有無やロイヤリティの仕組み(定額制と変動制)は、コインランドリーのフランチャイズによって異なります。フランチャイズ契約を検討する際には、加盟金とロイヤリティの支払いを踏まえて売上予測を立てなければなりません。
デメリット②契約条件による制約や他店舗の悪影響
そして契約条件による制約や他店舗の悪影響も、コインランドリーのフランチャイズに加盟するデメリットです。フランチャイズ本部ごとに、契約期間や経営方針、仕入先、サービスメニューなどの条件が定められています。
他店舗に顧客とのトラブルや営業上の事故などが発生してしまうと、自店舗が悪影響を受けるリスクがあります。ただし各店舗が営業努力を積み重ねて顧客からの信頼を得るほど、フランチャイズチェーン全体の高評価につながります。
フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイント

メリット・デメリットだけではなく、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイント(契約条件・本部と資金調達・売上管理、年収、サービス、店舗物件、資格・免許・届出・許可、採用・研修・店舗管理、集客活動)も確認しましょう。
契約条件・本部とのコミュニケーション
まず契約条件・本部とのコミュニケーションが、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントとして挙げられます。加盟後のトラブルを回避するために、契約条件に同意できるフランチャイズを選びましょう。
フランチャイズ加盟後に集客と売上を伸ばすためには、本部とのコミュニケーションが重要です。本部が企画するキャンペーン・イベントの開催方法や加盟店の経営状況などについて、加盟店と本部によるコミュニケーションが欠かせません。
資金調達・売上管理
次に資金調達・売上管理も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。開業前の初期投資(物件取得費や設備・機器・什器購入費など)や開業後の運転資金(賃料や人件費など)を調達しなければなりません。
無駄な経費を削減して利益率を高めるためには、売上目標の設定と正確な管理が重要です。コインランドリー経営にも活用できる売上を管理する方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
経営者の年収
それから経営者の年収も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。経営者の年収に関するデータはWeb上に掲載されていません(2025年1月時点)が、店舗の立地や規模、営業日数、店舗数などによって変動します。
例えばコインランドリー1店舗(月間売上150万円で利益率30%)を経営するなら、経営者の年収は540万円程度です。
- 月間売上150万×12ヵ月×1店舗×利益率30%=540万円
独自性の高いサービス
続いて独自性の高いサービスも、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。独自性の高いサービスを企画するために、マーケティング調査を行いましょう。
競合店との差別化を図るためには、高性能な洗濯・乾燥機はもちろん、オプションサービスやオリジナルサービスなども必要です。店舗経営において商品・サービスを企画・開発するプロセスをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
店舗物件の選定・デザイン・工事
また店舗物件の選定・デザイン・工事・管理も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。店舗物件はコインランドリー経営のコンセプトを実現させるための手段であり、立地は集客に影響を与えます。
店舗物件の購入・賃借を経営したら、外観や内装をデザインします。コンセプトに基づいて、外観や内装をデザイン・工事しましょう。コインランドリーの外観・内装に役立つ情報をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
資格・免許の取得と届出・許可の申請
さらに資格・免許の取得と届出・許可の申請も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。資格・免許・届出・許可ごとに申請条件が異なりますので、必ず最新情報を確認しましょう。
- クリーニング師の資格
- 防火管理者の資格(該当する店舗物件の場合)
- 税務や財務、労務などに関する資格やスキル
- 個人事業主の開業届または法人の設立届
- 営業許可の申請
- 社会保険や労働保険の加入(従業員を雇用する場合)
日本年金機構「事業所が健康保険・厚生年金保険の適用を受けようとするとき」
人材採用・研修と店舗管理体制
そして人材の採用・研修も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。長時間営業する場合や多店舗展開する場合などには、店舗営業を任せる従業員を採用しましょう。
従業員の採用日から店舗の開業日までには、店舗営業に関する研修を計画します。例えば無人店舗のコインランドリーを経営する場合には、設備・機器のメンテナンスやトラブルの対応などが必要です。
集客活動
なお集客活動も、フランチャイズに加盟してコインランドリー経営に失敗しないためのポイントです。フランチャイズに加盟する場合には本部のブランド力による集客効果を期待できますが、自店舗による集客活動が不要なわけではありません。
そこでターゲットとする顧客層に応じてオンライン(WebサイトやSNSなど)とオフライン(看板広告やポスティングなど)の方法を組み合わせて、集客活動を展開しましょう。店舗の集客に成功した事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
コインランドリーフランチャイズチェーンの事例
ポイントを押さえてコインランドリーのフランチャイズに加盟できるように、参考となる事例を調査しましょう。事例5点を取り上げて、各事例の特徴(カフェ併設と弁当屋併設、洗剤レス、布団洗い、大型水槽)をご紹介します。
カフェ併設のBaluko Laundry Place
まず「Baluko Laundry Place」は、カフェ併設のコインランドリーフランチャイズです。ガラス張りの開放的な内装空間で、パンやコーヒーなどのメニューが提供されています。洗濯をしに来店した顧客が、カフェでリラックスできます。
コインランドリーには、人間の肌や環境の負荷を考慮したオリジナル洗濯洗剤が導入されています。衛生に対するニーズに応えるために、抗ウイルス仕上げコースも提供しているコインランドリーフランチャイズの事例です。
参照元:PR TIMES「【100店舗達成】新しいランドリースタイルを提案するBaluko Laundry Place、全国で100店舗目を出店」
弁当屋併設のWash&Shine!

次に「Wash&Shine!」は、弁当屋併設のコインランドリーフランチャイズです。営業中の店舗を引き継いでフランチャイズに加盟でき、弁当屋とコインランドリーの営業に関する研修が提供されます。
消費者の生活に欠かせない食事と洗濯のサービスを提供することで、集客効果を期待できるコインランドリーフランチャイズの事例です。フランチャイズ加盟希望者へ向けて、説明会が開催されています。
参照元:ほっかほっか亭「『ほっかほっか亭+コインランドリー』加盟者募集開始!」
洗剤レスのwash+
それから「wash+」は、洗剤レスのコインランドリーフランチャイズです。合成洗剤ではなく、無色・無臭のアルカリイオン電解水を利用した洗濯サービスが提供されています。肌の弱い人のニーズに応える洗濯技術です。
都市型店舗はキャッシュレス決済に対応し、他業種の店舗併設が可能です(弁当屋やヘアサロンなど)。設備やアプリは多言語化されており、訪日外国人に対応しているコインランドリーフランチャイズの事例です。
参照元:PR TIMES「【東京23区先行】洗剤レスのコインランドリー『wash+』が都市型モデル『アーバンスタイル』のフランチャイズパートナーを募集開始」
布団が洗えるフトン巻きのジロー

続いて「フトン巻きのジロー」は、布団が洗えるコインランドリーフランチャイズです。布団や毛布、枕、カーペットなどに対応する洗濯機が設置されています。駐車場1台分のスペースで、商業施設やマンション、ホテルなどに設置が可能です。
完全キャッシュレスも可能で、店舗の防犯対策やコスト削減につながります。加盟店営業中のトラブルに対しては、本部がオンラインでサポートしているコインランドリーフランチャイズの事例です。
大型水槽が設置されたAQUARIUM LAUNDRY
そして「AQUARIUM LAUNDRY」は、大型水槽が設置されたコインランドリーフランチャイズです。洗濯を待っている顧客に癒しや楽しさを感じてもらうためで、遠方からの子連れ客などが利用しています。
大型店舗には洗濯機と水槽以外にレンタル収納スペースの設置も可能で、収益性向上を期待できます。大型水槽に合わせて、深海をイメージさせる黒を基調にした内装がデザインされたコインランドリーフランチャイズの事例です。
参照元:Aquarium Laundry「フランチャイズ募集」
コインランドリーのフランチャイズ加盟による開業費用

事例のようなコインランドリーのフランチャイズに加盟するためには、開業費用が必要です。そこでコインランドリーのフランチャイズ加盟による開業費用の相場と内訳、節約法をご紹介します。
相場
まずコインランドリーのフランチャイズ加盟による開業費用の相場は、坪単価60万~150万円程度です。例えば20坪の店舗物件なら、1,200万~3,000万円程度がかかります。ただし店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)、業態の種類(無人営業か有人営業)、フランチャイズ契約の加盟料などによって、開業費用は変動します。
内訳
次にコインランドリーのフランチャイズ加盟による開業費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、20坪で賃料月20万円の店舗物件にかかる開業費用を試算してあります。
資金の内訳 | 資金の目安 | 資金の試算 |
フランチャイズ契約料 (加盟金や保証金など) | 0~10%程度 | 0万~300万円程度 |
物件取得費 (敷金や礼金、 前賃料など) | 5%程度 (賃料の3~8か月分程度) | 60万~150万円程度 |
店舗デザイン・工事費 (外観や内装、 設備・機器・什器など) | 80%程度 (坪単価50万~100万円程度) | 1,000万~2,000万円程度 |
諸経費 (開業前の資格や 届出・許可、 採用・研修、集客など) | 5%程度 | 60万~150万円程度 |
運転資金 (開業後の光熱水費や 賃料、人件費など) | 5%程度 (賃料の3~8か月分程度) | 60万~150万円程度 |
合計 | 100% (坪単価60万~150万円程度) | 1,200万~3,000万円程度 |
上表のとおり、コインランドリーフランチャイズによる開業費用においては、店舗デザイン・工事費が大半を占めます。特に洗濯・乾燥機の種類や台数によって開業費用が増減しますので、ご注意ください。
節約法
そしてコインランドリーのフランチャイズ加盟による開業費用の節約法は、相見積もりや居抜き物件・中古品・リース品、補助金・助成金などです。相見積もりを取って、各業者の見積もりや施工実績、接客対応などを比較すれば、無駄な経費を削減しやすいです。
居抜き物件を契約して外観や内装、設備・機器・什器などを譲渡してもらったり、中古品・リース品などを活用したりすると、店舗デザイン・工事費を節約できます。ただし居抜き物件や中古品・リース品にはデメリットもありますので、次の記事も併せてご覧ください。
補助金・助成金の申請が通れば、基本的に返済義務のない資金を獲得できます。ただし補助金・助成金ごとに申請条件が定められていますので、必ず最新情報を確認しましょう。店舗開業・経営に活用できる補助金・助成金については、次の記事も併せてご覧ください。
コインランドリーフランチャイズ加盟を検討しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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