2023.10.13  2023.09.27|店舗デザイン

フォトスタジオの内装デザイン!特徴・ポイント・施工事例・工事費用を紹介

フォトスタジオの内装デザイン!特徴・ポイント・施工事例・工事費用を紹介

本記事で、フォトスタジオの内装デザインを解説します。内装デザインの特徴・ポイント・施工事例・工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴とは?

集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴とは?

内装工事を計画する前に、集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴を確認しましょう。本記事では、4点の特徴(ターゲットや幅広い撮影、独自性、照明や採光)をご紹介します。

ターゲットが明確である

まずターゲットが明確である点が、集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴として挙げられます。ターゲットとする顧客層(「子どもか大人か?」「女性か男性か?」など)を明確にすることで、内装空間に必要な設備・機器・什器を決めやすいです。

例えば子どもをターゲットとするフォトスタジオなら、七五三や入学式、卒業式、誕生日などの撮影に対応できる内装空間が必要です。成人女性をターゲットにするなら、成人式や結婚前、妊娠中などに撮影できる設備・機器・什器を揃えましょう。

幅広い撮影に対応できる

次に幅広い撮影に対応できる点も、集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴です。特定の顧客層をターゲットにしていても、様々なシチュエーションの撮影に対するニーズがあります。

例えばスタジオのテイストには、アンティークやフレンチ、カジュアル、ポップ、ナチュラル、近未来、和モダンなどがあります。また撮影メニューに応じて、カジュアルからフォーマル、コスプレなどのレンタル衣装も提供しましょう。

競合店にない独自性が出ている

また競合店にない独自性が出ている点も、集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴です。例えば撮影の合間に利用できる休憩室やキッズスペースをレイアウトして、ソファやコーヒーサーバー、おもちゃを配置することで、顧客に快適に過ごしてもらえます。

また展示スペースをレイアウトして、撮影した写真を入れ込んだフォトブックやオリジナルグッズなどのサンプルを紹介すれば、顧客からの追加注文を期待できます。顧客のニーズに応える内装空間をデザインしましょう。

照明や採光が工夫されている

そして、照明や採光が工夫されている点も、集客できるフォトスタジオの内装デザインの特徴です。照明や採光を工夫することで、撮影スタジオに様々な雰囲気(柔らかさや洗練さ、豪華さなど)を演出できます。

光の範囲や色味、強さを調整できる照明器具や自然光を取り入れる窓をデザインすることで、撮影に対する顧客のニーズに応えやすいです。店舗のおしゃれな照明をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

フォトスタジオの内装をデザインする流れとポイント

フォトスタジオの内装をデザインする流れとポイント

集客できる内装デザインの特徴を踏まえたうえで、フォトスタジオの内装をデザインする流れとポイントを押さえましょう。ポイント8点(コンセプト、業者、物件、動線、レイアウト、空調設備、設計図、工事依頼)を取り上げます。

コンセプトを明確にする

まず明確なコンセプトを設計する作業から、フォトスタジオの内装をデザインする流れが始まります。明確なコンセプトを設計することで、競合店との差別化を図り、独自性のある内装をデザインしやすいです。

そこでターゲットとする顧客層のニーズを調査したうえで、フォトスタジオの明確なコンセプトを設計しましょう。コンセプトを設計する方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

業者に相談する

次にコンセプトを設計したうえで、フォトスタジオの内装デザインについて業者に相談しましょう。内装のデザインから工事までの失敗を防ぐためには、次の点に気をつけながら業者を選びましょう。

  • 施工実績数
  • 施工事例の業種や業態
  • 相見積もり
  • 適正な見積もり金額
  • 接客対応

以上の点について調査するためには、各業者のWebサイトや口コミサイトなどを閲覧しましょう。失敗しない内装工事業者の選び方などをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

物件を契約する

次に業者との相談を進めながら、フォトスタジオを開業する物件を契約しましょう。コンセプトを実現させて、利益率と集客数を増やすために、物件選びは重要です。

そこでターゲットとする顧客層が出入りしている立地を絞り、サービスを提供しやすい規模や間取りの物件を選びましょう。店舗物件の探し方について詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

動線を設計する

そしてフォトスタジオを開業する物件を契約できたら、動線を設計しましょう。店舗の動線設計は、顧客の満足度や従業員の作業効率、集客・売上に影響を与え、内装空間をレイアウトするために必要です。

またフォトスタジオ内の動線を設計する際には、プライバシーや避難経路、視覚などに注意しなければなりません。店舗の動線を設計する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

空調・換気設備を取り入れる

またフォトスタジオ内の動線設計に基づいて、空調・換気設備を取り入れましょう。空調・換気設備を取り入れて、店舗内の温度管理や空気清浄を図ることで、顧客満足度の向上につながります。

空調設備をデザインする際には、店舗の間取りや熱負荷、機能性、デザイン性、メンテナンス性などに注意しましょう。店舗に空調設備をデザインする際のポイントを詳しくまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

設計図を作成する

以上の検討事項(コンセプトや動線、空調・換気設備など)を反映させて、フォトスタジオの設計図を作成しましょう。希望条件を反映させた設計図を作成することで、正確に内装工事の内容を工事業者に伝えられます

なお店舗設計図には、平面図や断面図、立面図、展開図、天井伏図、家具図・建具図などがあります。店舗設計図の種類をまとめてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装工事を依頼する

いよいよ設計図を作成したら、フォトスタジオの内装工事を依頼しましょう。契約前には見積もりを取り、内装工事の内容や期間、費用について検討が必要です。納得できる見積もり内容に調整できたら、契約を結びます。

なお店舗の内装工事には、軽鉄やボード、壁紙、塗装、左官、床仕上げ、建具、什器などの工程が含まれています。内装工事の種類や流れについてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

フォトスタジオの内装施工事例

フォトスタジオに理想的な内装をデザインするために、参考となる施工事例を調査しましょう。本記事では、施工事例5点を取り上げて、各フォトスタジオの内装デザインの特徴をご紹介します。

幅広い撮影メニューに対応できる内装

幅広い撮影メニューに対応できる内装

「Oimachi Photo Studio」様は、東京都品川区東大井で営業しているフォトスタジオです。幅広い撮影メニューに対応できる内装がデザインされており、七五三から入学・卒業、成人式、マタニティ、商品、プロモーション、モデル、ポスターなどの写真撮影が可能です。

なおフォトスタジオ全体は白を基調に配色されており、エントランスには写真商品のサンプルが展示されています。幅広い顧客層のニーズに応えた内装デザインです。

参照元:Oimachi Photo Studio「撮影プラン」

自然光が取り入れられた内装

「L’ÉCLAT PHOTOSTUDIO」様は、愛知県名古屋市昭和区で営業しているフォトスタジオです。撮影スタジオの内装に大きな窓がデザインされており、自然光が取り入れられています。

またスタジオやメイク室、衣装室は、白を基調に配色されており、内装全体に統一感が演出されています。一方で受付スペースには木目が取り入れられ、温かみを感じさせるデザインです。人間の被写体だけではなく、ペットの写真撮影も可能です。

参照元:Facebook「L’éclat photostudio」

独自コンセプトの内装

独自コンセプトの内装

「Studio Be Photo & Movie Studio」様は、東京都板橋区で営業しているフォトスタジオです。6フロアにスタジオがレイアウトされており、各フロアに独自コンセプトの内装がデザインされています。

例えばBスタジオには、ゴシック調の洋室や江戸時代の和室、中国王朝の部屋などがレイアウトされています。ミュージックビデオやコスプレ写真などの撮影が可能です。

参照元:Studio Be(スタジオビー)「スタジオ紹介」

ウェディングフォトに特化された内装

ウェディングフォトに特化された内装

「SHIENA studio」様は、神奈川県横浜市青葉区で営業しているフォトスタジオです。ウエディングフォトに特化された内装がデザインされており、前撮りや結婚式当日の写真・動画撮影などが可能です。

LDKの住宅空間がレイアウトされており、間仕切りが極力ないことで、開放感が演出されています。新郎新婦の緊張をほぐして、自然な表情を撮影できるように配慮された内装デザインです。

参照元:SHIENA studio「Studio」

カフェの併設されたスタジオの内装

カフェの併設されたスタジオの内装

「STUDIO ZEFF」様は、神奈川県鎌倉市で営業しているフォトスタジオです。カフェの併設されたスタジオの内装は、打ちっぱなしコンクリートのままに仕上げられています。什器や装飾物を配置することで、様々なシチュエーションの撮影が可能です。

併設されたカフェには、カウンター席がレイアウトされています。撮影中の休憩場所としてだけではなく、撮影場所としての利用も可能です。ウェディングや記念日、妊娠中、家族などの写真を撮影できます。

参照元:STUDIO ZEFF「STUDIO」

フォトスタジオの内装工事費用

フォトスタジオの内装工事費用

フォトスタジオの内装工事を依頼するためには、工事に必要な予算を確保しなくてはなりません。そこで内装工事費用の相場と内訳をご紹介します。また経費の無駄も省けるように、節約法も取り上げます。

相場

まずフォトスタジオ内装工事費用の相場は、坪単価15万〜35万程度です。20坪のスケルトン物件なら、300万〜700万円程度かかります。ただし物件の立地や規模、施工する内装や設備・機器・什器のグレードなどによって、内装工事費用は変動します。

内訳

次にフォトスタジオ内装工事費用の内訳について、下表にまとめました。参考情報として、スケルトン物件20坪分の内装にかかる工事費用を試算してあります。

費用の内訳費用の割合費用の試算
20坪のスケルトン物件
デザイン全体の10%程度30万〜70万円程度
諸経費
(施工監理や仮設・解体など)
全体の10%程度30万〜70万円程度
内装
(天井・壁・床・建具など)
全体の50%程度150万〜350万円程度
設備・機器・什器
(電気・ガス・水道・空調・
換気・照明など)
全体の30%程度90万〜210万円程度
合計100%
坪単価15万〜35万円程度
300万〜700万円程度

上記のとおり、フォトスタジオ内装工事費用において、内装にかかる費用が大半を占めます。ただし設備・機器・什器にこだわるほど、工事費用が増額される点にはご注意ください。

節約法

そしてフォトスタジオ内装工事費用の節約法として、相見積もりと補助金や助成金、居抜き物件などがあります。相見積もりを取ることで、各業者の提案する工事の内容や費用、期間などを比べることができます。必要な工事を厳選して、安く依頼できる業者を選びましょう。

また補助金や助成金を活用することで、返済義務のない資金を確保できます。例えば「小規模事業者持続化補助金」などがあります。

参照元:全国商工会連合会「小規模事業者持続化補助金(一般型)」

店舗の開業・経営に活用できる補助金・助成金の種類をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

そして居抜き物件を活用して、前借主や所有者の施工した内装や設備・機器・什器を譲渡してもらえると、スケルトン物件よりも工事費用を節約できます。居抜き物件のメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

フォトスタジオに適した内装をデザインしよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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