2024.05.23  2024.04.15|店舗デザイン

店舗にインテリアをデザインする際のポイント!施工事例や工事費用も紹介

店舗にインテリアをデザインする際のポイント!施工事例や工事費用も紹介

本記事で、店舗にインテリアをデザインする際のポイントを解説します。施工事例や工事費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

店舗のインテリアデザインに関する基本情報

店舗のインテリアデザインに関する基本情報

店舗のインテリアをデザインする前に、基本情報を確認しましょう。基本情報を確認することで、店舗のインテリアをデザインしやすいからです。それでは店舗のインテリアの定義や内装との違い、テイストの種類、依頼できる業者をご紹介します。

定義

まず店舗のインテリアの定義は、店舗内に配置される装飾品や調度品などです。店舗の業種・業態や商品・サービスに必要なインテリアをデザインして、従業員の業務効率や顧客の満足度が上がれば、集客と売上の向上につながります。

店舗のインテリアとして利用される装飾品や調度品には、什器・家具やアート作品・オブジェ、雑貨・備品、照明器具・電化製品などがあります。店舗にデザインできるインテリアの種類と費用については、後ほどご紹介します。

内装との違い

次に店舗のインテリアと内装との違いは、工事の必要性や予算の大小です。店舗内の装飾品や調度品であるインテリアには、基本的に大がかりな工事は不要なため、予算が小さいです。ただし高価なアート作品や工事を伴う電化製品などもあります。

一方で店舗の内装には、基本的に工事が必要なため、予算が大きいです。具体的には、天井や壁、床、建具などが含まれます。店舗内装のデザイン・工事の流れをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

テイストの種類

それから店舗のインテリアデザインにおけるテイストの種類を確認しましょう。

  • シンプルテイスト
  • モダンテイスト
  • ナチュラルテイスト
  • ラグジュアリーテイスト
  • インダストリアルテイスト
  • ミニマルテイスト
  • レトロテイスト
  • カントリーテイスト
  • 北欧テイスト
  • リゾートテイスト

以上のようなテイストを表現するためには、店舗の内装材やインテリア(装飾品や調度品)の総合的なデザインが必要です。店舗のインテリアデザインにも活用できるテイスト事例をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

依頼できる業者

そして店舗のインテリアデザインを依頼できる業者は、設計事務所や工務店、インテリアデザイン専門業者、家具メーカー、電化製品メーカーなどです。業者の種類ごとに、得意分野や費用などが異なります。

そこで店舗のインテリアデザインを業者に依頼する際には、複数の業者に相談して、各業者の見積もりや実績、接客対応などを比較しましょう。失敗しない業者の選び方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗にデザインできるインテリアの種類と費用

店舗にデザインできるインテリアの種類と費用

基本情報だけではなく、店舗にデザインできるインテリアの種類と費用も確認しましょう。4点(什器・家具・備品とアート作品・オブジェ、雑貨・備品、照明器具・電化製品)に整理してご紹介します。

什器・家具

まず店舗にデザインできるインテリアの種類として、家具・什器が挙げられます。

  • 飲食店の食器棚やカウンター席、ソファ席など
  • 小売店の陳列棚や会計カウンター、従業員用ロッカーなど
  • サロン・クリニックの施術台やソファなど

什器・家具の費用は、種類やサイズ、取り入れ方(新品・中古品の購入やレンタル・リース、造作など)によって異なります。造作家具の作り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

アート作品・オブジェ

次にアート作品・オブジェも、店舗にデザインできるインテリアの種類です。

  • 絵画
  • 彫刻
  • オブジェ(石や流木、金属など)
  • トリックアート

アート作品・オブジェの費用は、種類やサイズ、取り入れ方(購入やサブスクリプション、制作依頼、自主制作など)によって異なります。店舗にも活用できるアートを取り入れる方法と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

参照元:IDEALオフィス「オフィスにアートを取り入れる方法と費用!効果や注意点、事例も紹介」

雑貨・備品・観葉植物

それから雑貨・備品も、店舗にデザインできるインテリアの種類です。

  • 雑貨(写真立てやキャンドル、ミラーなど)
  • 備品(ホワイトボードや花瓶、トレイなど)
  • 観葉植物やフェイクグリーン

雑貨・備品・観葉植物の費用は、種類やサイズ、取り入れ方(新品・中古品の購入やレンタルなど)などによって異なります。店舗にも活用できるグリーンの購入・レンタルの方法と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

参照元:IDEALオフィス「オフィスにグリーをデザインする効果とポイント!購入・レンタルの方法や事例」

照明器具・電化製品

そして照明器具・電化製品も、店舗にデザインできるインテリアの種類です。

  • 照明器具(ペンダントライトやシャンデリアなど)
  • 電化製品(空気清浄機や加湿器、エアコン、デジタルサイネージなど)

照明器具・電化製品の費用は、種類やサイズ、取り入れ方(新品・中古品の購入やレンタル・リースなど)などによって異なります。そして定期的にメンテナンス費用もかかるため、次の記事も併せてご覧ください。

店舗にインテリアをデザインする際のポイント

店舗にインテリアをデザインする際のポイント

インテリアの種類と費用を踏まえて、店舗にインテリアをデザインする際のポイントを押さえましょう。8点(コンセプトと業種・業態、動線、デザイン性・機能性、素材、配色、商品陳列、安全性)をご紹介します。

コンセプトの設計

まず店舗にインテリアをデザインする際のポイントとして、コンセプトの設計が挙げられます。店舗経営の基本方針であるコンセプトに基づくことで、統一感のあるインテリアをデザインしやすいです。

そして店舗のコンセプトは、競合店との差別化や開業資金の調達などにも必要です。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

業種・業態

次に業種・業態も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。業種・業態によって、適したインテリアのデザインが異なります。例えば飲食業のカフェにおいては、効率的な接客や快適な飲食体験、衛生的な空間などを実現できるようにインテリアをデザインしましょう。

またサロンにおいては、顧客のプライバシー保護や清潔感、非日常的な施術空間などに配慮しながら、インテリアをデザインしましょう。店舗の業種・業態を決める際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

動線設計

また動線設計も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。動線の設計は、顧客の満足度や従業員の業務効率などを左右します。店舗の商品・サービスを提供しやすいように、顧客や従業員の動線を設計しましょう。

そして動線設計に基づいて、インテリアの位置や高さ、数量などをデザインしなくてはなりません。店舗の動線を設計する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

デザイン性・機能性

それからデザイン性・機能性も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。インテリアの用途を踏まえて、デザイン性と機能性を検討しましょう。例えばデザイン性だけを重視して照明器具を選んでしまうと、照明の色味や照度などの機能性が用途に合いません。

また高機能の電化製品や什器などを導入しても、色味やサイズなどが店舗のコンセプトに合わなければ、インテリアのデザイン性を下げてしまいます。インテリアを選ぶ際には、デザイン性と機能性のバランスが重要です。

素材

続いて素材も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。インテリアの素材には、自然素材(木材や石材、紙材、皮革など)や人工素材(プラスチックや金属、人工皮革など)があります。

店舗のコンセプトや内装デザインのテイストに合わせて、インテリアの素材を選びましょう。店舗に施工される内装材の種類と特徴をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

配色

さらに配色も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。店舗デザインにおける配色には、顧客の心理や行動に影響を与える効果(色彩効果)を期待できます。顧客の満足度や購買意欲を高める配色を選びましょう。

そこで店舗デザインに活用できる配色のパターンを確認したうえで、内装材や設備・機器・什器も含めて配色を検討することが重要です。店舗を配色するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

商品陳列

そして商品陳列も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。特に小売店の店舗デザインにおいては、販売する商品(家具や雑貨、電化製品など)をインテリアとして活用できます。

そこで販売する商品をインテリアとして取り入れて、快適な暮らし方や商品の使い方をイメージさせるように陳列しましょう。小売店の商品陳列方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

安全性

なお安全性も、店舗にインテリアをデザインする際のポイントです。店舗経営においては、顧客はもちろん、従業員の安全と健康の確保も求められます。インテリアを配置する際には、安全性に注意しましょう。

そこで店舗内における事故や健康被害を防止するために、インテリアを含む店舗のデザインに対して、定期的な評価と改善が必要です。店舗経営における安全衛生管理の方法と注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗のインテリア事例

ポイントを押さえながらデザインできるように、店舗のインテリア事例を調査しましょう。本記事では5業種・業態(小売店と飲食店、サロン、医療施設、ペットショップ)の事例を取り上げて、各事例の特徴をご紹介します。

小売店のインテリア

小売店のインテリア

まずは「Toprak plants&flowers」は、花・観葉植物専門の小売店です。内装空間を効率的にレイアウトできるように、インテリアの什器(作業台やレジカウンター、収納棚など)はオリジナルで造作されました。

また販売する商品(花や観葉植物など)の使い方をイメージさせるように、花瓶や鉢などの中に陳列されています。白を基調にした内装空間に、木材の陳列棚や花・観葉植物が取り入れられているため、ナチュラルテイストのインテリアデザインです。

飲食店のインテリア

飲食店のインテリア

次に「Café くろすぽいんと」は、居酒屋料理をランチに提供している飲食店です。インテリアの一部(地元の野菜が陳列されたカウンターなど)と壁の漆喰は、DIYされました。地域交流の場となるように、テレビも設置されています。

ベージュを基調とした内装空間に、木目の床材や什器が配置されているため、明るく温かな雰囲気です。子連れや高齢層の顧客が来店しやすいように、バリアフリーの内装デザインです。

サロンのインテリア

サロンのインテリア

それから「美肌脱毛vilien池袋」は、美容脱毛を提供するサロンです。白を基調とした内装空間に、白色のインテリア(空調設備や木目の什器、観葉植物など)が配置。清潔感と温かさを感じさせるインテリアがデザインされています。

店舗の外観には、サロンのロゴを取り入れた看板が設置されています。多くの店舗が集まる池袋に立地するため、上質なイメージを感じてもらえるように、外観と内装の細部までこだわってデザインされたサロンです。

医療施設のインテリア

医療施設のインテリア

続いて「産前産後ケアセンターVitalité House」は、産前産後のケアを提供する医療施設です。衛生さや温かさ、明るさを感じてもらえるように、内装空間全体に大きな窓や木材、白色のインテリア(設備や什器など)が取り入れられています。

また施設内の壁面には、現代美術作家のアート作品が展示されており、おしゃれな雰囲気も与えています。産前産後に入居者同士で交流できるように、リビングダイニングもレイアウトされている医療施設です。

ペットショップのインテリア

ペットショップのインテリア

そして「Pet Base 双葉店」は、ショッピングセンター内にあるペットショップです。インテリアには、木製の什器(陳列棚やテーブル・チェア、会計カウンターなど)や布製でベージュのソファなどが配置されています。

ペットがリラックスして過ごせるように、内装空間にストレスを与えない色や素材が取り入れられています。商業施設内に立地するため、顧客の動線や近隣店舗との位置関係も配慮されてデザインされた店舗です。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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