2020.11.04 2020.11.02|店舗デザイン
様々な用途で使用されるコワーキングスペースの作り方
「コワーキングスペースはただ仕事ができるように設計すれば良いの?」という疑問にお答えする記事です。
結論から言いますと、客様がコワーキングスペースを通して『何を提供したいか』を形にすることを意識して設計しましょう。
コワーキングスペースの存在価値と、それを求める人々に答えられるような空間作りを心がけることで、自然に目指す形ができあがります。
コロナの影響で新しい働き方が求められる中、コワーキングスペースの利用者が高まっている理由をきちんと理解することが重要です。
そこで今回の記事では、
・コワーキングスペースの役割
・コワーキングスペースとして提供できるもの
についてお伝えしていきますね。
また、当記事の最後にIdealが施工を担当した事例をご紹介しております。
コワーキングスペースに適した空間作りについて知識を身に着けられた後に、事例をご覧いただけますと、より理解が深まります。
是非ご参考下さい。
目次
コワーキングスペースとは
コワーキングスペース(co-working space)とは、オープンな空間で人々が仕事や勉強をする場のことを指します。
場所が同じなだけで仕事の内容は人それぞれ違います。
カフェなどで仕事をするのと違って、より集中できる環境が特徴です。
「周りの人達も仕事をしているんだ」と、カフェにいるよりも感じられるからですね。
コワーキングスペースを利用する理由は3つ
コワーキングスペースの利用者が増えてきたのは、最近になってテレワークスタイルが一般化されてきたからです。
また、具体的に以下のような理由が挙げられます。
・家族がいて仕事に集中できない
・ひとりだとモチベーションが上がらない
・自宅だとネット環境が整って仕事にならない
「家だとサボってしまう」「どうしても集中できない」という人々のための作業場として、コワーキングスペースが使われるようになっていきています。
主な利用方法は”仕事”、”会議”
コワーキングスペースの利用方法は主に”仕事”と”会議”です。
この2つの要素に適した内装を作り上げることが、コワーキングスペースとしてプラスに働くためのポイントです。
・仕事に適した空間
・会議に適した空間
・その他必要な要素
についてそれぞれ詳しくお伝えしますね。
仕事に適している空間作り
1つ目のポイントは、仕事をする上で適した空間であるかどうか。
人それぞれ違いますが”仕事に適した空間”とは大きく分けて以下の要素を指します。
・個室があるか
・フリーアドレスか
・自分専用の固定席があるか
[フリーアドレス]
空いている席を自由に使用するスタイル
[自分専用の固定席]
オープンな空間の中でも固定の席を設けているスタイル
全てを満たしているコワーキングスペースもあれば固定席や個室を設けていない場合もあります。
固定席や個室を設けるのであれば、その分全体のスペースを確保しなければなりません。
会議に適した空間作り
2つ目のポイントは、会議に適した空間であるかどうか。
会議をするということは、
・周りの雑音が気にならないように配慮
・複数人が利用できるよう長机などがあるか
・ホワイトボードやプロジェクターなどのアイテムが揃っているか
などが求められることがあります。
会議やセミナーとして利用するのに不備なく設備を整えておきましょう。
ちょっとした休憩スペースも必要
休憩スペースを設けることも忘れないようにしましょう。
なぜならコワーキングスペースは『様々な業種の人との繋がりができる』という点も魅力の一つだからです。
人々との交流は、仕事を集中している時ではなくちょっとしたコーヒーブレイク中に訪れるもの。
コワーキングスペースは、作業がしやすいだけではありません。
新しい人々との出会いで良い刺激を貰える場としても利用されているのだと心得ましょう。
スペースを提供する以外にも充実したサービスを
コワーキングスペースを提供するべきは”作業できる場”だけではありません。
利用者のモチベーションが維持出来るよう、サービスを充実することも重要です。
具体的には以下の通りです。
[コワーキングスペースで充実したサービスとは]
・ネット環境
・フリードリンク
・設備が充実しているか
もう少し詳しくお伝えしますね。
ネット環境
1つ目は、ネット環境がきちんと整っているか。
具体的には、
・接続状態が良い
・セキュリティ対策している
といった点を抑えましょう。
数十分だけでネットの接続が切れてしまったり、安全性の低いネット環境では安心して仕事に打ち込めなくなります。
フリードリンク
2つ目は、フリードリンクサービスがあるか。
基本的にコワーキングスペースの多くはフリードリンクが備わっています。
自由な席で、好きなドリンクを飲みながら仕事をするスタイルは最早基本です。
ぜひ、フリードリンクスタイルを取り入れましょう。
スキャンやプリントアウトができるか
3つ目は、印刷やスキャンが出来るよう設備が備わっているか。
『痒いところに手が届く』ではありませんが『わざわざコンビニに行かずともその場で印刷が出来る』といった配慮がされていると、それだけで差別化できます。
プリンターなどの設備を整える分費用が高くなりますが、利用者にとってプラスになることは、その分経営にプラスに働きます。
ぜひ、充実したサービスあるコワーキングスペースを提供しましょう。
コワーキングスペースはサービスの充実さで勝負
コワーキングスペースを開業したいお客様へ、様々なニーズに応えられる空間の作り方について伝えしました。
コワーキングスペースを利用する人々の「これがあると助かる」「ここなら集中して仕事ができる」な、モチベーションが上がる空間を提供出来るようにしましょう。
これからどんどんニーズが高まるサービスの一つでもあるので、いかに他と差別化できるかがその後の経営を左右します。
ここで、Idealが施行を担当しました事例をご紹介します。
お見せした事例では、作業スペース、休憩スペース、会議スペースごとに色による心理的効果を利用した空間作りを意識しました。
Idealは、与えられた空間を存分に活かしつつ、お客様の提供したいものを丁寧に形にしていきます。
お客様の希望や理想を根本から理解した上で、必要な手続きを含め内装デザインから施行までを代行します。
コンセプトを汲み取ることはもちろん、急な提案や変更にもできるだけ臨機応変に対応することがIdealの強みです。
お客様の思い描くコワーキングスペースが出来上がるよう、悩みを一つ一つ丁寧に対応、解決させていただきます。
まずは一度、ご相談してみて下さい。
監修者
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IDEAL編集部
日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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