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2020.12.26 2023.08.23|新規開業ノウハウ
キャバクラ開業の流れと準備!開業の資金・資格・届出・許可・集客を紹介
本記事で、キャバクラ開業の流れと準備を解説します。開業の資金・資格・届出・許可・集客についてもご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。
目次
キャバクラ開業の基本情報
キャバクラの開業準備を始める前に、基本情報を確認することが必要です。
- 法的な位置付け
- 業態の特徴
- スナックやキャバクラとの違い
- 立地条件
基本情報を押さえることで、計画的に開業準備を行いましょう。
法的な位置づけ
まずキャバクラの法的な位置づけは、社交飲食店(風俗営業である接待飲食等営業の1号営業)です。風営法(風俗営業等のルールを定めて業務の適正化を図る法律)に定められています。
社交飲食店においては、接待や遊興、飲食を提供することができます。風俗営業の種類や届出・許可申請についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
業態の特徴
次に社交飲食店であるキャバクラ業態の特徴は、女性従業員による接待とゴージャスな内装です。綺麗なヘアメイクとドレスの女性従業員(キャバクラ嬢)が、顧客の隣に座り、お酒を作ったり、タバコに火を付けたりしながら、会話を盛り上げます。
また女性従業員だけではなく、キャバクラの内装も豪華にデザインされます。顧客にVIP感を与えて接待を楽しんでもらえるからです。具体的な内装デザインについては、後ほどご紹介します。
スナックやバーとの違い
またキャバクラとスナックやクラブとの違いは、営業時間や接客方法、料金設定などです。
スナックは、キャバクラと同じく社交飲食店に該当するため、午前0時以降までに閉店しなければなりません。キャバクラ嬢の代わりに、ママと呼ばれる店舗責任者と女性従業員が顧客を接待します。一般的にはスナックのほうが、キャバクラよりも料金が安いです。
一方のバーは、キャバクラやスナックなどの社交飲食店ではなく、深夜酒類提供飲食店に該当します。深夜(午前0時から午前6時)に営業することができますが、接待や遊興の提供が禁止です。一般的にはバーのほうが、接待を提供する社交飲食店よりも料金が安いです。
立地の条件
そしてキャバクラを開業できる立地の条件は、基本的に商業地か工業地です。風営法により制限されており、住宅地で風俗営業等の店舗を営業できません。
参照元:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(第22条)
仮に特定遊興飲食店営業の許可を取得せずに社交飲食店(キャバクラ)を営業すると、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金または併科を科せられます。用途地域を確認する方法について、後ほどご紹介します。
参照元:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(第49条の1と7、第52条の4、第54条の6)
キャバクラ開業の流れと準備
基本情報を押さえたうえで、キャバクラ開業の流れと準備も確認しましょう。キャバクラのコンセプトから用途地域、物件、内装と外装、届出・許可、資格・スキル、仕入先、集客活動、採用と研修までについてご紹介します。
コンセプトを設計する
まずキャバクラ開業の流れと準備として、コンセプトを設計しましょう。コンセプトを明確にすると、店舗の一貫した事業方針に基づいて、メインサービスや店舗デザインなどを決められます。
そしてキャバクラのコンセプトは、事業計画の立案にも必要です。事業の目的や目標などをまとめることで、融資の申請や従業員の研修などに活用できます。店舗のコンセプト事例や実現させるポイントなどをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
開業資金を調達する
次にキャバクラの開業資金を調達しましょう。開業資金には、初期投資(開業前の物件取得や設備・機器・什器など)と運転資金(開業後の賃料や水道光熱費など)が含まれます。
なお自己資金だけで調達できない場合には、出資や借入、融資、補助金・助成金などの方法を検討しましょう。開業資金を調達するポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
用途地域を確認する
次にコンセプトを設計したら、キャバクラ開業予定エリアの用途地域を確認しましょう。用途地域とは、「建築を許可される建築物の用途」が定められた地域です。開業予定エリア(市町村)の中で、キャバクラを開業できる商業地や工業地を特定しなければなりません。
用途地域の調べ方には、国土交通省が運営している「国土数値情報ダウンロードサイト」や各自治体の公式サイトなどがあります。各調べ方を紹介してますので、次の記事も併せてご覧ください。
適した物件を探す
さらにキャバクラを開業できる用途地域において、適した物件を探しましょう。店舗の物件は、コンセプトを実現させるための手段です。コンセプトに合わない物件を選んでしまうと、集客と売上に悪影響が出てしまいます。
そこでキャバクラのコンセプトに適した物件の希望条件(立地や賃料、面積など)を整理したうえで、物件探しを始めましょう。店舗物件の探し方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
内装と外装をデザインして工事を依頼する
それからキャバクラに適した物件の購入か賃借を契約できたら、内装と外装をデザインして工事を依頼します。店舗のデザインは、顧客満足度と従業員のモチベーションを上げて、競合店との差別化を図るために重要です。
そこでキャバクラの内装と外装をデザインする際には、以下の点に気をつけましょう。
- 競合店を調査する
- 豪華なエントランスを演出する
- おしゃれさと癒しを感じる客席を提供する
- 綺麗で清潔なトイレを設置する
- 照明の色と角度を工夫する
届出・許可を申請する
また実店舗の準備だけではなく、キャバクラの開業には届出・許可を申請することも必要です。キャバクラは社交飲食店に該当するため、特定遊興飲食店営業(1号営業)の許可を申請しなければなりません。
なお軽食やおつまみを提供する場合には、食品営業の許可申請も必要です。食品営業許可の申請と更新についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
必要な資格・スキルを取得する
届出・許可の申請に加えて、キャバクラ開業に必要な資格やスキルを習得してください。食品営業許可を申請するためには、食品衛生責任者の資格が必要ですので、次の記事を併せてご覧ください。
また店舗物件(防火建築物)の用途と面積、収容人数によって、防火管理者の資格も求められます。防火管理者の配置基準や資格の取り方をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
なお調理(調理師や栄養士など)やお酒(ソムリエやビアアドバイザーなど)などに関するスキルを取得すると、店内飲食の豊富さを売りにできます。飲食店の経営に役立つ資格やスキルをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
仕入先を選定する
そしてキャバクラ開業予定日の数か月前には、仕入先を選定しましょう。飲食物(お酒やおつまみなど)や消耗品(おしぼりや印刷用紙など)などの仕入れ値を抑えることで、店舗営業の利益率を高められます。
そこで卸売業者や業務用スーパー、オンラインショップなどを調査して、取り扱う商品の種類や値段を比較しましょう。複数の業者と取引しておくと、品切れや配達の遅れなどのトラブルに対応しやすいです。
集客活動を開始する
仕入先と同じくキャバクラ開業の数か月前には、集客活動を開始しましょう。集客と売上を伸ばすためには、ターゲットとする顧客層に店舗の情報を届けなくてはならないからです。
そこでターゲットを効果的に集められる集客活動を展開しましょう。後ほど具体的な方法をご紹介します。
従業員の採用と研修を計画する
なお仕入先選定や集客活動と並行して、従業員の採用と研修を計画してください。店舗の営業には、キャバクラ嬢として働く女性従業員だけではなく、ボーイと呼ばれる男性従業員も必要です。
そこで各職種に求める人物像を明確にしたうえで採用面接を実施し、店舗のコンセプトや接客のマナーなどを学ぶ研修の機会を設けましょう。顧客の満足度を高めるためには、サービスの向上が必要です。
キャバクラの開業資金
以上のキャバクラ開業の準備を進めるためには、開業資金が必要です。そこで資金計画を立てる前に、開業資金の相場と内訳を確認しましょう。経費の無駄を省けるように、節約法もご紹介します。
相場
まずキャバクラ開業資金の相場は、坪単価100万~150万円程度(初期投資と運転資金の合計)です。10坪の小規模なキャバクラでも、1,000万〜1,500万程度の資金が求められます。ただし物件の立地や規模、従業員数などに応じて、必要な開業資金額は変動します。
内訳
次にキャバクラ院開業資金の内訳について、下表にまとめました。スケルトン物件(10坪で賃料月10万円のスケルトン物件)に必要な開業資金を試算してありますので、参考情報としてご覧ください。
資金の内訳 | 各費用の目安 | 各費用の資産 (10坪で賃料月10万円 スケルトン物件) |
物件取得費 (礼金・敷金・前賃料など) | 合計の10%程度 賃料の6~12か月分程度 | 60万~120万程度 |
店舗工事費 (内装と外装デザイン・工事) | 合計の30%程度 坪単価30万~50万円程度 | 300万~500万円程度 |
設備・機器・什器費 | 合計の30%程度 | 300万~500万円程度 |
集客・採用費 | 合計の10%程度 | 100万~150万円程度 |
諸経費 (備品・資格・届出・許可など) | 合計の10%程度 | 100万~150万円程度 |
運転資金 (賃料・光熱水費などの固定費) | 合計の10%程度 賃料の6~12か月分程度 | 100万~150万円程度 |
合計 | 100% 坪単価100万~150万円程度 | 1,000万~1,500万円程度 |
上表のとおり初期投資(店舗物件と設備・機器・什器)が、キャバクラ開業資金の大半を占めます。ゴージャスな内装空間にこだわるほど開業資金が高くなりますので、ご注意ください。
なお開業直後には集客が伸びず、キャバクラ経営の赤字が続く恐れがあります。経営が軌道に乗るまでの運転資金を蓄えておきましょう。
節約法
そしてキャバクラ開業資金の節約法を検討しましょう。初期投資を抑えることで、店舗の工事費用や設備・機器・什器の購入費用を削減できます。利益を蓄えてから追加投資をできますので、開業前に必要な工事や設備・機器・什器を検討しましょう。
また以下の補助金や助成金を活用すると、基本的に返済義務のない資金を確保できます。ただし申請の条件や時期がありますので、ご注意ください。
- 小規模事業者持続化補助金(一般型)
- ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
- IT導入補助金
- 受動喫煙防止対策支援補助金(東京都)
- インバウンド対応力強化支援補助金(東京都)
キャバクラ開業前の集客活動における注意点
開業当初の赤字をなるべく減らせるように、キャバクラ開業前の集客活動を工夫しましょう。本記事では、ターゲットと法令遵守、オンラインとオフライン、看板、無料案内所に関する注意点を取り上げます。
ターゲットを絞る
まずキャバクラ開業前の集客活動における注意点として、ターゲットを絞りましょう。店舗のコンセプトに共感してくれる顧客層に効果的に情報を届けるためです。40代以下の若年層と50代以上の年配層とでは、求めるサービスが異なります。
またキャバクラに訪れる顧客層には、元々キャバクラが好きな人と付き合いで来店した人が含まれています。新規顧客からリピーターに変容してもらえるように、来店中に次回の集客を促す手段(ポイントカードや友だち紹介キャンペーンなど)が必要です。
法令を遵守する
次に法令を遵守する点も、キャバクラ開業前の集客活動における注意点です。キャバクラを含む風俗営業の店舗に対しては、客引き行為が禁止されています。自治体ごとに条例が定められているため、事前に確認しておきましょう。
参照元:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第22条
したがって法令を遵守した集客活動(道路使用許可を得たビラ配りや呼び込み行為など)を心がけなくてはなりません。ターゲットが利用しているメディア(SNSやポータルサイトなど)からも情報を発信しましょう。
オフラインとオンラインで展開する
そしてオンラインとオフラインで展開する点も、キャバクラ開業前の集客活動における注意点です。ビラ配りや雑誌広告などがオフライン集客に該当し、オフライン集客にはSNSやポータルサイトなどが挙げられます。
例えば開業するキャバクラのSNS公式アカウント(インスタやTik Tokなど)を開設して、在籍する女性従業員の動画や写真を投稿しましょう。SNSアカウントのQRコードが記載されたチラシを配布することで、オフライン集客と組わせられます。他にも店舗の集客事例を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。
効果的な看板を設置する
また効果的な看板を設置する点も、キャバクラ開業前の集客活動における注意点です。店舗に設置される看板の役割をご覧ください。
- 営業中だとアピールする
- メニューやキャンペーンを告知する
- 出入口へ誘導する
そして顧客の入店を誘えるように、看板に女性従業員や内装空間の写真や料金表などを掲載しましょう。キャバクラにも活用できる看板をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。
無料案内所を活用する
なおキャバクラ開業前の集客活動における注意点として、無料案内所を活用しましょう。無料案内所とは、キャバクラやガールズバーなどを紹介している施設です。紹介先の店舗が支払う広告料で運営されています。
無料案内所を活用することで、顧客からの信頼を得やすく、集客活動を代行してもらえます。ただし広告料が発生しますので、試験的に導入してから費用対効果を測定しましょう
集客できるキャバクラを開業しよう!
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監修者
-
IDEAL編集部
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