2018.08.27  2020.08.12|新規開業ノウハウ

ラーメン屋を開業してすぐに黒字経営にするための秘訣とは?

ラーメン屋を開業してすぐに黒字経営にするための秘訣とは?

数多くある飲食業の中でも、ラーメン屋を開業して成功するのは非常に難しいといわれています。それは、ラーメン1杯あたりの金額がそれほど大きくないことも原因のひとつといえるでしょう。

ラーメン屋として成功するためには、美味しいラーメンを提供しているだけではいけません。しっかりとした経営のビジョンを持つことが大切なのです。

この記事では、ラーメン屋を開業するにあたって押さえておかなければならない重要な経営のポイントを解説していきます。

シビアな利益計算がラーメン屋の黒字経営につながる

ラーメン屋は、比較的客単価が低いビジネスであるため、シビアな利益計算が求められます。具体的には、材料費や水道光熱費、人件費、販促費などを項目ごとに算出して、利益計算を行います。

ラーメン屋を経営していくうえで、節約できない費用もたくさんありますから、よりシビアな計算をすることが重要です。

ラーメン屋の経営者として黒字経営を目指し、自店を繁盛店に育てるためにも、利益計算を行うときにどんぶり勘定をすることだけは避けるべきといえるでしょう。

利益計算については、事業計画を立案する段階でしっかりと計算しておくことが大切です。

1円でも客単価を上げる工夫をしよう

ラーメン屋を黒字経営するためには、客単価を少しでも上げる努力をすることが大切です。一般的なラーメン屋で提供されているラーメンは、1杯あたりの金額があまり大きくはありません。

そのため、トッピングやセットメニューで客単価と利益率を上げることが重要です。客単価を上げたいのであれば、魅力的なトッピングを考えることがポイントといえるでしょう。


例えば、トッピングは単品で一律100円とします。これを、海苔・もやし・煮卵のトッピングセットで注文すると、250円でトッピングができるという魅力的な仕掛けを設けます。

このようなトッピングセットがあれば、顧客も「得をした」と感じることができ、ラーメン屋としても客単価を上げることにつながります。(※1)

ピークタイムの回転率を上げることを意識しよう

売上アップを図るためには、ピークタイムの回転率を上げることが重要です。

ラーメン屋のピークタイムは、

昼の11時30分から13時30分の2時間と、夜の18時から21時頃までの3時間で、合計すると1日のうちたったの5時間しかありません。この時間帯には、手間のかかるメニューは出さないように気をつけましょう。

また、ピークタイムには、店内に漫画を置かないなどの工夫をすることも必要です。店内に漫画を置いておくと、顧客も長居をしてしまうため、結果として回転率を下げてしまうおそれがあります。

ピークタイムの回転率をアップさせるよう意識して経営をしていると、売上アップにもつながるといえるでしょう。(※1)

むやみにメニューを増やさない

ラーメン屋に限らず飲食店経営では、集客アップを図るためについついメニューを増やしがちになってしまいます。

メニューが豊富であればあるほど、お客様に喜んでもらえると考える経営者もいますが、この考えは利益率を低下させる原因となってしまう可能性もあるのです。

メニューを増やしてしまうと、実際には手間が増えたり、食材のロスが出やすくなったりして、利益率を落とすことにもなり兼ねません。

そのため、メニューの構成を考えるときには、やみくもにメニューを増やさないことが重要です。むしろ、ラーメン屋ではメニューを絞り込み、シンプルなメニューで勝負するように心がけると良いでしょう。

ラーメン屋が安定した経営を続けるためには、リピーターを増やすことが欠かせません。それは、新規の顧客を獲得するのにかかる手間やコストは、既存客に再来店してもらうよりも何倍も必要といわれているからです。

リピーターを増やすためには、魅力的な仕掛けをしてみるのも効果的といえるでしょう。クーポンやスタンプカードなどの活用はリピーターを増やし安定経営のための仕掛けとなることから、導入してみることがおすすめです。

※1.【CASIO HANJO TOWN】ラーメン屋開業講座~儲かる秘密は「トッピングと回転率」にあり~

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監修者

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