2024.04.05  2024.03.06|新規開業ノウハウ

重飲食店とは?軽飲食店とは?違いや開業する際の注意点を紹介

重飲食店とは?軽飲食店とは?違いや開業する際の注意点を紹介

本記事で「重飲食店とは?」「軽飲食店とは?」という疑問にお答えするために、重飲食店と軽飲食店の違いや開業する際の注意点を解説します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

重飲食店とは?基本情報を紹介

重飲食店とは?基本情報を紹介

重飲食店とは、どういった店舗なのでしょうか?そこで重飲食店の基本情報(業態や必要な設備・機器・什器、物件の条件、開業に必要な資格・免許・届出・許可)をご紹介します。基本情報を把握したうえで、開業を検討しましょう。

定義

まず重飲食店の定義は、本格的な厨房設備・機器・什器を使用してメニューを提供する飲食店です。食材の仕込みから調理、片付けまでの工程において、電気・ガス・水道を使用して、煙や臭いが発生します。

業態

次に重飲食店の業態をご確認ください。

  • レストラン(和食・洋食・中華など)
  • 居酒屋
  • めん処(ラーメン・うどん・蕎麦など)
  • 丼ぶり屋(牛丼・かつ丼・カレーなど)
  • 焼肉店
  • たこ焼き
  • ハンバーガー屋 など

ただし上記の業態であっても調理済みの食品を仕入れている飲食店(例:セントラルキッチンのあるラーメン屋)は、軽飲食店に分類される場合があります。飲食店の各業態についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

参照元:IDEALショップ「飲食店」

必要な設備・機器・什器

また重飲食店に必要な設備・機器・什器は、業態によって異なります

  • ガスコンロやオーブン、ディープフライヤーなどの厨房設備
  • 冷凍・冷蔵庫やミキサーなどの厨房機器
  • 調理台や収納棚などの厨房什器
  • 排気・換気設備

ただし業態に関わらず、煙や臭いの発生する重飲食店には排気・換気設備が必要です。排気ダクトに関する注意点や機械換気設備の種類と費用などををまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

物件の条件

それから重飲食店を開業する物件の条件は、電気・ガス・水道の容量や厨房の間取り、換気・排気設備の性能などです。一度に調理する量や厨房設備・機器・什器の台数を計算しましょう。

なお軽飲食店のみ可とされている店舗物件がありますので、ご注意ください。店舗物件への負担を減らして、メンテナンス費用を削減するために、所有者が制限を設けています。もちろん交渉次第では、重飲食店の開業を許可される場合もあります。

開業に必要な資格・免許・届出・許可

そして重飲食店の開業に必要な資格・免許・届出・許可を確認しましょう。

  • 食品衛生責任者の資格
  • 防火管理者の資格(条件を満たす場合)
  • 調理に関する資格やスキル
  • お酒の提供に関する資格やスキル
  • 個人事業主の開業届または法人の設立届
  • 税務書類の提出
  • 防火管理者選任届(条件を満たす場合)
  • 防火対象設備使用開始届・火を使用する設備等の設置届
  • 飲食店営業許可の申請
  • 菓子製造業許可の申請(必要な場合)
  • 深夜における酒類提供飲食店営業開始届出(必要な場合)
  • 社会保険の加入手続き(条件を満たす場合)
  • 労働保険の加入手続き(条件を満たす場合)

飲食店の開業に必要な資格・免許・届出・許可についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

軽飲食店とは?基本情報を紹介

軽飲食店とは?基本情報を紹介

重飲食店と同様に、軽飲食店とは、どういった店舗なのでしょうか?そこで軽飲食店の基本情報(業態や必要な設備・機器・什器、物件の条件、開業に必要な資格・免許・届出・許可)もご紹介します。

定義

まず軽飲食店の定義は、簡易的な厨房設備・機器・什器を用いてメニューを提供する飲食店です。食材の仕込みから調理、片付けまでの工程において、電気・ガス・水道を使用しますが、煙や臭いがあまり発生しません。

業態

次に軽飲食店の業態をご確認ください。

  • カフェや喫茶店
  • サンドイッチ屋
  • バーやキャバクラ など

ただし上記の業態であっても、本格的な厨房設備・機器・什器を使用してメニューを提供する飲食店(例:ダイニングバー)は、重飲食店に分類される場合があります。飲食店の各業態についてまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

参照元:

IDEALショップ「カフェ・喫茶店」

IDEALショップ「クラブ・バー」

必要な設備・機器・什器

また軽飲食店に必要な設備・機器・什器は、業態によって異なります

  • 換気扇などの設備
  • 電子レンジや冷凍冷蔵庫、製氷機などの厨房機器
  • 調理台や収納棚などの什器

ガスの火を使用しない軽飲食店であっても、ウィルス・汚染物質の除去や二酸化炭素濃度の軽減、結露・カビの防止のために、換気設備が必要です。機械換気設備の種類と費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

物件の条件

それから軽飲食店を開業する物件の条件は、ガス栓の有無や厨房の間取り、換気扇の場所などです。調理するメニューや使用する厨房設備・機器・什器の台数などに対応できる物件を選びましょう。

なおサービス内容や営業時間などに制限が設けられている店舗物件がありますので、ご注意ください。テナントビルや商業施設によっては、バーやスナック、クラブなどの開業を認められない場合があります。

開業に必要な資格・免許・届出・許可

そして軽飲食店の開業に必要な資格・免許・届出・許可も確認しましょう。

  • 食品衛生責任者の資格
  • 防火管理者の資格(条件を満たす場合)
  • 調理やコーヒー製造に関する資格やスキル
  • お酒の提供に関する資格やスキル
  • 個人事業主の開業届または法人の設立届
  • 税務書類の提出
  • 防火管理者選任届(条件を満たす場合)
  • 防火対象設備使用開始届・火を使用する設備等の設置届
  • 飲食店営業許可の申請
  • 深夜における酒類提供飲食店営業開始届出(必要な場合)
  • 特定遊興飲食店営業許可の申請(必要な場合)
  • 社会保険の加入手続き(条件を満たす場合)
  • 労働保険の加入手続き(条件を満たす場合)

カフェやバーの開業に必要な資格・免許・届出・許可をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

重飲食店と軽飲食店の違い

重飲食店と軽飲食店の違い

基本情報を押さえたうえで、重飲食店と軽飲食店の違いを確認しましょう。5点(店舗物件数と電気・ガス・水道使用量、必要な設備・機器・什器、メニュー・サービス、開業費用・運転資金)に整理して比較します。

入居できる店舗物件の数

まず重飲食店と軽飲食店の違いには、入居できる店舗物件の数があります。軽飲食店の入居できる物件数は、重飲食店の入居できる物件数より多いと推測されます。火や油を使用する重飲食店からは、煙や臭いが発生するからです。

ただし飲食店の物件数に関して調査した客観的なデータは、Web上に掲載されていません(2024年3月時点)。また重飲食店の入居が認められる物件でも、バーやキャバクラなどの営業が認められるとは限りません。

電気・ガス・水道の使用量

次に電気・ガス・水道の使用量も、重飲食店と軽飲食店の違いです。一般的には、重飲食店では仕込みや調理の量が多いため、軽飲食店よりも電気・ガス・水道の使用量が多いと推測されます。

ただし飲食店の電気・ガス・水道の使用量を調査した客観的なデータは、Web上に掲載されていません(2024年3月時点)。以下の調査結果によると、飲食店の8割以上が電気代の削減を希望しています。

参照元:PR TIMES「飲食店に対し、水道光熱費の削減に関する調査を実施。86.2%の飲食店が電気代の削減に「興味あり」と回答」

必要な設備・機器・什器

また必要な設備・機器・什器も、重飲食店と軽飲食店の違いです。一般的には、重飲食店に必要な設備・機器・什器は、軽飲食店よりもサイズが大型で、台数が多いと推測されます。仕込みや調理をする食材の量や工程が多いからです。

ただし重飲食店と軽飲食店において、同じ設備・機器・什器(ガスコンロ・冷凍冷蔵庫・調理台など)も使用されます。また軽飲食店の業態に特有の設備・機器・什器(カフェのコーヒーマシンや発酵機など)もあります。

メニューとサービス

それからメニューとサービスも、重飲食店と軽飲食店の違いです。一般的には、重飲食店のメニューとサービスは、軽飲食店よりも豊富です。厨房設備・機器・什器の種類や台数を増やすほど、幅広いメニューやサービスに対応できます。

ただし軽飲食店においても、集客や売上を伸ばすためには、魅力あるメニューやサービスが必要です。競合店との差別化を図るために、独自性のあるコンセプトを設計しましょう。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

開業費用や運転資金

そして開業費用や運転資金も、重飲食店と軽飲食店の違いです。一般的には、重飲食店の開業費用や運転資金は、軽飲食店よりも高いと推測されます。軽飲食店よりも厨房設備・機器・什器の台数が多く、光熱水道費が高くなるからです。

特に店舗物件を賃借する場合には、毎月の賃料を支払わなければなりません。重飲食店はもちろん、軽飲食店においても、店舗物件の立地や規模、種類(居抜きかスケルトン)などによって賃料が変動しますので、ご注意ください。

重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点

重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点

重飲食店と軽飲食店の違いだけではなく、開業する際の注意点も確認しましょう。6点(開業資金と店舗物件、デザイン・工事、メニュー開発、設備・機器・什器、メンテナンス)を取り上げます。

開業資金の調達

まず開業資金の調達が、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点として挙げられます。重飲食店だけではなく軽飲食店にも、開業前の初期投資や開業後の運転資金が必要です。したがって開業資金ゼロでの開業は基本的にできません。

ただし居抜き物件の活用や内装・設備の中古品などにより、開業資金の削減が可能です。飲食店開業資金の無駄をゼロに近づける方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗物件の探し方

次に店舗物件の探し方も、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点です。店舗物件は、重飲食店や軽飲食店のコンセプトを実現させる手段であり、立地と集客に影響します。毎月の賃料は、運転資金の大きな割合を占めます。

そこで重飲食店や軽飲食店のコンセプトを設計して、希望条件を整理したうえで、店舗物件探しを開始しましょう。店舗物件探しのコツをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装と外観のデザイン・工事

また内装と外観のデザイン・工事も、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点です。重飲食店や軽飲食店の内装デザインによって、顧客の満足度が変わるため、集客と売上に影響します。

重飲食店や軽飲食店の外観は、集客やブランディングにとって重要です。店舗の外観は、外壁と屋根、エントランス、看板、照明、装飾などから構成されています。飲食店の外観をデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

メニューの開発

それからメニューの開発も、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点です。集客と売上を伸ばすためには、競合店との差別化を図るメニューが求められます。ただし原価率が増えるほど、利益率が低下していきます。

そこで各メニューの原価率を正確に計算したうえで、メニュー全体の原価率を調整しましょう。原価率を踏まえた飲食店のメニュー開発について解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

設備・機器・什器の手配

さらに設備・機器・什器の手配も、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点です。先ほど紹介した設備・機器・什器以外にも、飲食店の各業態に特有の設備・機器・什器があります。

  • ラーメン屋の茹で麺気
  • ピザ屋のピザ窯
  • カフェのエスプレッソマシン
  • バーの製氷機 など

そこで重飲食店や軽飲食店のメニューに必要な設備・機器・什器を手配しましょう。厨房設備・機器・什器を導入する際の注意点をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店舗のメンテナンス

そして店舗のメンテナンスも、重飲食店や軽飲食店を開業する際の注意点です。重飲食店はもちろん、軽飲食店においても、店舗のメンテナンスが必要です。

  • 内装や外装の劣化と破損の修繕
  • 設備・機器・什器の保守点検
  • 業務効率の向上
  • 安全の管理

内装や設備・機器・什器に破損や危険が生じて、営業の中断や風評の被害などを招かないように、店舗のメンテナンスを計画的に進めましょう。店舗メンテナンスの重点箇所と方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

重飲食店・軽飲食店の開業準備を開始しよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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