2023.06.09|店舗デザイン

飲食店の外観をデザインするポイント!工事の事例や費用も紹介

飲食店の外観をデザインするポイント!工事の事例や費用も紹介

本記事で、飲食店の外観をデザインするポイントを解説します。飲食店外観工事の事例や費用もご紹介します。店舗の開業や移転、リニューアルなどをご検討中の方は、ぜひご覧ください。

飲食店の外観デザインとは?

飲食店の外観デザインとは?

飲食店の外観デザインとは、店舗物件の外装部分のデザインです。飲食店の顔として、集客や売上に影響を与えます。それでは飲食店に魅力的な外観をデザインするために、外観をデザインする目的や構成する要素を確認しましょう。

外観をデザインする目的

まず飲食店の外観をデザインする目的は、主に3点です。

  • 店舗のコンセプトを表現する
  • 店舗に良い印象を抱かせる
  • 店舗をブランディングする

飲食店の外観デザインによって、上記3点を達成できれば、集客や売上の向上を期待できます。店舗の外観をデザインする重要性を詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

外観を構成する要素

次に飲食店の外観を構成する要素は、主に5点です。

  • 外壁と屋根
  • エントランス
  • 看板
  • 照明
  • 装飾

各要素の役割やデザインポイントを押さえて、飲食店に魅力的な外観をデザインしましょう。店舗の外観を構成する要素について詳しく解説していますので、次の記事も併せてご覧ください。

飲食店の外観をデザインするポイント

飲食店の外観をデザインするポイント

飲食店外観デザインの目的や要素を踏まえ、デザインするポイントをご紹介します。本記事では、デザインポイント11点を取り上げました。ポイントを押さえて、飲食店に魅力的な外観をデザインしましょう。

市場調査をする

飲食店の外観をデザインするポイントとして、まず市場調査をする点が挙げられます。飲食店を開業する地域内において、出入りする顧客層や時間帯による人流の変化、競合店の外観などを調査してください。

調査した情報を分析することで、飲食店の外観を具体的にデザインできます。例えば通行や交通の流れに向けて看板を設置すると、通行人やドライバーの視界に入りやすいです。飲食店に設置できる看板の種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

コンセプトを表現する

次にコンセプトを表現する点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。外観デザインを通して、店舗のコンセプトを表現できれば、共感してくれるターゲット層を集客しやすくなります。

例えば高級レストランと大衆飲食店とでは、店舗の外観に適した素材や配色などが異なります。店舗のコンセプトを設計する流れと方法をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

おしゃれなファサードをデザインする

またおしゃれなファサードをデザインする点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。外観の中で特にファサードは目立つため、集客への影響が大きいです。おしゃれなファサードをデザインすることで、集客力を高めましょう。

飲食店のファサードをデザインする際には、視認性の高さや出入口の数と幅などを検討しましょう。他にも店舗のファサードをデザインするポイントをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

トレンドを取り入れる

次にトレンドを取り入れる点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。トレンドを取り入れることで、顧客のニーズに応えながらブランディングしやすくなります。

ただしトレンドを追いかけてばかりだと、競合店との差別化を図りにくく、独自のコンセプトを表現できない点にご注意ください。店舗デザインのトレンドをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

内装デザインと調和させる

また内装デザインと調和させる点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。外観と内装が調和することで、店舗デザインに統一感を出せます。入店してから退店するまで、顧客に飲食を楽しんでもらいましょう。

したがって高級素材を扱う飲食店なら、内装と外観に高級感を感じさせる素材や配色を選びます。飲食店の内装デザインを失敗しないコツもまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

店内の様子を見せる

それから飲食店の外観をデザインするポイントとして、店内の様子を見せましょう。窓やドアから店内の様子を見せることで、顧客が入店を判断しやすくなります。店内の顧客にとっては、窓やドアから景色を眺めながら飲食できます。

一方で飲食店のコンセプト(「大人の隠れ家」など)によって、窓やドアの大きさや数などをご検討ください。店舗にデザインできる窓の種類と工事費用をまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

照明や装飾を工夫する

また照明や装飾を工夫する点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。外観が照明に照らされていると、夜間でも視認性が高くなります。キャンペーンや季節に応じて装飾を選べば、集客効果を期待できます。

例えばアットホームな飲食店をコンセプトにするなら、外観には温かみを感じさせるオレンジ色の照明が合います。他にも店舗のおしゃれな照明デザインを紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

メニューやサービスを紹介する

加えてメニューやサービスを紹介する点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。外観を通して飲食店のメニューと値段を紹介できれば、顧客に入店の判断材料を提供できます。

またサービスの内容(キャッシュレス決済やテイクアウト、デリバリーの対応やペット同伴可など)を紹介することでも、幅広い顧客層の入店を誘うことができます。他にも飲食店が売上アップするためのアイデアをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

キャンペーンや割引を宣伝する

そしてキャンペーンや割引を宣伝する点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。限定メニューや来店特典などのキャンペーン効果を高めるために、外観デザインで宣伝しましょう。

また飲食店の外観でポイントアプリやクーポンサイトなどの割引を宣伝することでも、顧客の集客を期待できます。外観デザイン以外にも、店舗へ集客する方法を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

風除室を検討する

また風除室を検討する点も、飲食店の外観をデザインするポイントです。飲食店の出入口に風除室をレイアウトすると、雨風や虫などの侵入防止を期待できます。ただし店舗物件を賃借する場合には、所有者や管理者に風除室の工事許可を得てください。

風除室だけではなく、店舗におけるドアの役割や種類を把握したうえで、デザインしましょう。店舗のおしゃれなドア施工事例を紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

清潔な状態を保つ

なお飲食店の外観をデザインするポイントとして、清潔な状態を保ちましょう。外観は、飲食店の第一印象につながります。飲食店の看板や窓ガラスが汚れていると、通行人やドライバーに不衛生な印象を与える恐れがあります。

清潔な状態に保ちやすいように、外装の素材や配色を検討しましょう。開業後には、定期的な清掃やメンテナンスを計画することも必要です。

飲食店の外観施工事例

飲食店に理想的な外観をデザインできるように、施工事例を調査しましょう。本記事ではIDEALの施工事例を取り上げて、ご紹介したデザインポイントが活かされている部分をご紹介します。

コンセプトが表現された外観

コンセプトが表現された外観

「栗歩 -KURIHO- 浅草店」様は、全国展開している和栗モンブランの専門店です。「大正ロマン」のコンセプトが表現されるように、外観がデザイン。外壁やドアは木や石の自然素材で施工され、ドアは暖簾で装飾されています。

また店舗の主力商品をアピールできるように、写真がプリントされた看板や店舗の特徴が記された看板が設置。商品の魅力を分かりやすく伝えられるように、ファサードがデザインされています。

内装デザインと調和した外観

内装デザインと調和した外観

「GOOD TACO TOKYO」様は、タコス専門の飲食店です。競合店との差別化を図るために、スタイリッシュな内装がデザイン。内装デザインと調和するように、外観も施工されています。

白を基調とした外壁に、店名を示す看板が施工。店内の様子をアピールできるように、エントランスに大きなガラスのドアと窓がデザインされています。店内の窓際に座席がレイアウトされており、店外を眺めながら飲食できます。

店内の様子をアピールする外観

店内の様子をアピールする外観

「ミズノトリ」様は、和食と日本酒を提供する飲食店です。店内の様子をアピールできるように、外観の出入口に大きな窓がデザイン。内装と調和して温かみを出せるように、出入り口の引き戸には木材が施工され、オレンジ色の照明に照らされています。

また外壁のデザインはシンプルですが、清潔感のある白とグレーのツートンカラーで塗装。店名とロゴが立体的に装飾されているため、照明に照らされて陰影を生んでいます。

照明の工夫された外観

照明の工夫された外観

「炭火焼き魚すみさわ」様は、炭火焼き魚のお弁当を提供する飲食店です。路面店という立地を踏まえて、外観がデザイン。暖簾や看板が通行人の目に止まりやすいように、柔らかな色味のスタンドライトやウォールライトに照らされています。

また割烹料理店をコンセプトにデザインされた内装との統一感を出すために、出入り口には木材のドアが施工。内装と同じ和のテイストで、壁が配色されています。

看板でメニューを紹介する外観

看板でメニューを紹介する外観

「すし将」様は、寿司や割烹料理を提供する飲食店です。外観の4か所に、メニューを紹介する看板が設置。通行人やドライバーの流れに沿って、看板の位置や大きさが検討されています。

また店名の看板は一番大きくデザインされており、木材で施工されています。出前やテイクアウト、宴会に対応しているため、大小の看板によってサービスの特徴などが紹介されています。

飲食店の外観工事

飲食店の外観工事

デザインした飲食店の外観を実現させるためには、外観工事が必要です。飲食店外観工事の費用や業者選び、注意点についてご紹介します。開業予定日に間に合うように、予算内に工事を完了させましょう。

工事費用の相場と内訳

まず飲食店外観工事費用の相場は、坪単価2万~4万円程度です。ただし外観に施工する素材や大きさ、数量、工法などによって、工事費用は変動します。

また飲食店外観工事費用の内訳は、以下のとおりです。

  • 外壁:坪単価2万~3万円程度
  • 看板:1枚5-50万程度
  • 照明:1個1万-5万円程度
  • 装飾:フェンス2-10万円程度

そして次のような方法で、飲食店外観工事費用を節約できます。

  • 相見積もり
  • 外装材のグレードダウン
  • ワンストップで対応できる業者

以上の内容について詳しく紹介していますので、次の記事も併せてご覧ください。

工事業者の選び方

次に、飲食店外装工事業者の選び方をご紹介します。

  • 内装工事業者の施工実績を確認する
  • 施工事例の業種や業態を分析する
  • 複数業者から相見積もりを取る
  • 適正な見積もり金額を知る
  • 内装工事業者の接客対応を評価する

一口に工事業者といっても、設計事務所や工務店、内装専門業者などがあります。各業者のメリット・デメリットをまとめてありますので、次の記事も併せてご覧ください。

工事中の注意点

それから飲食店外観工事中の注意点もご紹介します。

  • 工事の進捗を管理する
  • 工事後に立ち合い検査する
  • 再工事を検討する

外観工事の進捗を管理できないと、飲食店の開業予定日に間に合わない恐れがあります。トラブル(天候不良や資材調達の遅れなど)を想定して、ゆとりをもたせて工期を組みましょう。

また工事後に立ち会い検査して、飲食店の外観の仕上がり具合を確認しましょう。希望条件に照らし合わせながら、看板のサイズや外壁塗装の色味などを確認してください。納得のいく仕上がり具合であれば、引き渡しされます。

ただし外観工事の仕上がり具合に納得できない場合には、再工事を検討しましょう。工事の契約条件によって、無償と有償の対応に分かれます。契約前に再工事の条件を確認しておくことが必要です。

飲食店に魅了的な外観をデザインしよう!

IDEALは、店舗全般のコンセプト設計から資金調達、物件探し、内外装のデザイン・工事、集客までのワンストップソリューションをご提供しております。

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監修者

IDEAL編集部

日本全国の美容室・カフェ・スポーツジム等の実績多数!
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