2018.10.05 2020.08.12|新規開業ノウハウ
立ち飲み屋で開業!メリットや注意することは?

立ち飲み屋は狭いスペースでも営業することができるため、少ない資金でも開業が可能という点が大きなメリットとして知られています。
しかし、立ち飲み屋に関しては、開業した後に閉店するケースが多いという現実の問題があるのです。そのため、繁盛店に育てていきたいと考えているのであれば、注意点やポイントを押さえておくことが必要でしょう。
この記事では、立ち飲み屋のメリットや開業に必要な手続き、注意点などについて解説していきます。
立ち飲み屋のメリット
立ち飲み屋を開業するにあたって、狭いスペースで開業できる点は最大のメリットとして挙げられます。店舗自体がコンパクトな空間であるがゆえに、改装費や人件費などがあまりかからないのは、経営者にとっては魅力的といえるでしょう。
また、立ち飲み屋は、立った状態のままお酒やフードを楽しむことから、酔っ払いは少ないという点もメリットのひとつです。
立ち飲み屋にはマナーをきちんと守り、紳士的な振る舞いができる顧客も多いという特徴があります。したがって、ひとりでも、また女性客でも気軽に立ち寄ることができるのが立ち飲み屋の良さといえるでしょう。
開業に必要な手続きは?
立ち飲み屋の開業には、いくつか必要な手続きがあります。まず、店舗を構える地域の保健所に飲食店営業の申請を行い、許可を得なければ立ち飲み屋を開業することはできません。
飲食店営業の申請には、申請書や店舗の図面、水質検査証明書などの書類が必要です。
これらの書類のなかにはすぐに揃えることができないものも含まれるため、計画的に用意をしておくことが大切です。また、立ち飲み屋を開業するときにも、食品衛生責任者を置かなければなりません。
食品衛生責任者については、地域の保健所の講習を受講すれば取得できるため、忘れないように取得をしておきましょう。
立ち飲み屋で成功する秘訣は?
立ち飲み屋を成功させるためには、いくつかの秘訣があります。まず、外からも活気のある雰囲気が見えるように配慮することが大切です。
立ち飲み屋の店内を外から見たときに、ワイワイと賑やかな雰囲気が伝わってきたら、「ちょっと一杯飲んでいこうか」という気持ちになる顧客も多いでしょう。
気軽にふらっと立ち寄ることができる魅力的な店づくりをすると、リピーターの獲得にもつながります。次に、立ち飲み屋を開業する立地も成功するかどうかを左右する要素のひとつです。
物件を探すときには、駅から住宅地までの帰り道にある物件を意識して探してみると新規顧客の開拓の可能性もあります。
立ち飲み屋開業の注意点
立ち飲み屋は飲食店のなかでも比較的開業資金がかからないため、開店数が多い傾向にあります。そのため、緻密な事業計画に基づいて開業をすることが大切です。
立ち飲み屋の場合は、エリアによっては競合店が多いという特徴があるので、自店のコンセプトを明確にしておくことがポイントになります。
コンセプトを立案するときには、競合店を一つひとつ実際に利用してみるなどして調査してみると良いでしょう。
競合店の雰囲気だけでなく、メニューや接客サービスなどもチェックして、自店の良さをコンセプトに反映させることが望まれます。
楽しい雰囲気を大切にして成功しよう!
立ち飲み屋を開業する際には、注意点を踏まえたうえで計画性を持ってスムーズに開業準備を進めていくことが大切です。
開業にはさまざまな手続きが必要ですから、忘れないように行い、スムーズにオープンの日を迎えましょう。また、立ち飲み屋に関しては、気軽に立ち寄ることができる点も大きな魅力といえます。
そのために、内外装のデザインにも配慮することが求められるでしょう。
外から店内を見たときに、ワイワイと賑やかな雰囲気が伝わってくるような立ち飲み屋をつくると、女性客や一人客でも利用しやすいという特徴があります。
多くの人が心地良いと感じて、何度も利用したくなるような立ち飲み屋を目指しましょう。
監修者
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IDEAL編集部
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